新車のハンドルなのにセンターがずれているってなぜ?
納車されたばかりのピッカピカの新車であっても、ハンドルのセンターが中心からずれていることはあります。
製造工程の最終段階で、ハンドルの取り付けに問題があったか、あるいは、足回りに不具合があって、各種アライメント調整に神経が集中するあまり、最終チェックの際にハンドルのセンター出しがおろそかになったのかもしれません。
いずれにしても、納車された車のハンドルのセンターがずれていたら、すぐにディーラーに連絡して調整してもらってください。当然、無料で直してくれます。
自分が神経質すぎるのか?・・・などと考える必要はない
ハンドルを時計に例えた場合、センターが12時の位置にあるはずのものが、11時とか1時の位置にあれば、これは躊躇なくディーラーにクレームを入れるところです。
けれども、ほんのちょっとずれているような場合はどうでしょう?
ハンドルにはある程度の「あそび」があるので、ほんのちょっとずれているように感じることは避けられないと思います。
ただし、様々な道路環境で車を走らせていて、
「いや、これは気のせいじゃない。神経質になりすぎているのではなくて、確かに右側(左側)に少しずれている。」
と感じるのであれば、ディーラーに出向いてメカニックの人に確認してもらうべきです。
ハンドルのセンター出しは重要な要素です。ここに違和感を抱いたまま車に乗り続けるべきではありません。
地震後の液状化などで床が傾き、ビー玉が転がっていく映像をテレビでご覧になったことがあると思います。こうした家に住んでいると、そのうちに心身の不調が発生することが数多く報告されています。
車も同じです。
ごくまれに、何万人に一人、あるいは数十万人に一人といった割合で、ウルトラスーパークレーマーと呼ぶべき人もいるかもしれません。誰がどう見てもセンターが出ているのに、いや、これはダメだ、気になるから直せ、と主張する人が世の中にはいるかもしれません。
ネットでは、主にメカニック関連の方から、ハンドルに少々のずれが発生するのはごく普通のことで、あまり神経質になりすぎないように・・・といった書き込みがあったりしますが、確かに、上記のようなウルトラスーパークレーマーに対してはそう言いたくなるでしょうが、しかし、わたしたち一般のドライバーが「あれ、このハンドル、ちょっとおかしいな」と感じる違和感には、ちゃんと応じるべきでしょう。
ハンドルのセンターがずれている場合、ハンドルの取り付け位置を調整したり、左右のタイロッドを調整したりすることで、センターのずれは解消します。
違和感を感じたら、できるだけ早めにディーラーに出向いてください。ある程度時間がたってからだと、納車時にセンターがずれていたのか、縁石にタイヤをこすったり、キャッツアイに変な角度でタイヤを当てたりしたことでずれたのか、区別がつかなくなってしまいます。
下記の記事も参考になさってください。
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