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ハリアーのマイナーチェンジ|周期・2021年・2022年は?
※トップ画像はWikipedia様より
トヨタのハリアーは2020年6月17日に4代目としてフルモデルチェンジされ日本国内での販売が開始されました。
当初の月間販売目標は3,100台でしたが、実際の受注は45,000台(15倍強)となり、大幅な納期の遅れが発生しています。
この記事を書いている2021年9月14日現在、まだマイナーチェンジは実施されていませが、2013年~2020年にかけて販売された先代モデル(3代目)の場合は1年周期でマイナーチェンジが行われているので、現行型に関しても同様の周期でのマイナーチェンジが予想されます。
※3代目の場合、より厳密に言うなら、1年周期よりさらに細かくて、2015年と2017年と2019年には年2回のマイナーチェンジがありました(特別仕様車・限定車を含む)。
今後のマイナーチェンジ予想
トヨタのハリアーに限りませんが、車のマイナーチェンジは下記のような様々な要因で行われるのが普通です。
- ユーザーからの要望を取り入れる形で行われるマイナーチェンジ
- 他の車種で展開しているエンジンや装備品を転用する形でのマイナーチェンジ
- 不具合や弱点を改善するためのマイナーチェンジ※正式に公表しないで内々で行われることもあります
- 下降してきた販売台数のテコ入れをするためのフェイスリフトを含めた大幅なマイナーチェンジ※特別仕様車や限定車などはこのカテゴリーに入ります
1台の新型車を開発するには莫大な資金が投入されていますから、最低限これを回収し、さらに利益を上積みしていくために、自動車メーカーはあの手この手で私たちの購買意欲を刺激し続ける必要があります。
また、やはり巨額の広告費用も回収しなければなりません。※ハリアーのテレビCM何回見ました?1度も見ていない人はこの世に存在しないのでは、と思えるほどの頻度で流されています。
2020年にフルモデルチェンジしたハリアーですが、私たち自動車ユーザーをその気にさせる魅力的なマイナーチェンジが今後も周期的に行われるであろうことは確実です。
ハリアーのマイナーチェンジについてもう一度整理すると、
- ほぼ確実に1年周期で行われる
- 特別仕様車や限定車など実質的なマイナーチェンジも不定期に行われる
ということになると思います。
マツダの「年次改良」との比較
マイナーチェンジに関してはマツダの「年次改良」が有名です。
なぜ有名かと言うと、マツダの場合は安全装備にしても新エンジンの投入にしても、実質的にフルモデルチェンジに近いようなものをどんどん投入してくるので、マツダの車を検討している人はまさに「買い時」を決められなくなってしまい、そうした声が拡散して「マツダの年次改良」として有名になっているわけです。
マツダのように手元にある新技術や新装備をタイムラグを作らずに惜しげもなく投入するやり方は、一般論としては良心的で素晴らしいことだと思います。
でも、個々の購入者の立場に立つと、「ディーゼルがないのでガソリン車にしたけれど、わたしが買ってまだ間もないのにディーゼルエンジンが投入されるなんて、そんなの聞いてないよ」というケースもでてきますから、ちょっと微妙です。
トヨタはマツダとは違って、直前の購入者が地団太踏んで悔しがるようなマイナーチェンジは行わないメーカーではないかと私は思っていますが、でも、最近はわからないです。
各種安全運転補助装置やディスプレイオーディオなど、最近の車は電装品の比重が高くなっていて、たとえばディスプレイオーディオなどは、メーカー側からするとちょっとした小改良にすぎないものでも、ユーザーの側からすると、「それがあるとないとでは大違いだ」というものがあります。
ですから、今後トヨタのハリアーに1年周期でマイナーチェンジが行われたり、不定期に特別仕様車とか限定車が販売されたりした場合、その直前に購入したオーナーさんが「ひどい、ひどすぎる」と泣いて悔しがるマイナーチェンジが行われる可能性は、残念ながら、かなり高いと思います。
でも、これは仕方がないと思います。メーカーは責められません。
今店頭にあるハリアーが「欲しい」と思ったら、それが買い時だと思いますよ。
ただ、今後のマイナーチェンジやその内容について、不確かではあるけれど、ある程度の情報は仕入れておいたほうがいいかもしれません。
走りのいいハリアーが欲しい人なら、高性能ターボエンジンが投入されるかもしれない予測があったら、その時まで待ちたいと思うのが普通でしょう。
そういう意味で、次の項目では今後予想されるハリアーのマイナーチェンジの内容についてご案内したいと思います。
もちろん、あくまでも「予想」ですから、それが確実に投入されるか、いつ投入されるか、そこまではわかりません。
今後のハリアーのマイナーチェンジで予想される変更内容
- 2020年モデルではナビ画面が全画面表示とならないが、これが全画面表示できるように改良されるかもしれない
- パノラミックビューモニターがすべてのグレードで選択可能になるかもしれない※2020年モデルではZグレードのみ選択可能
- ヤリスクロスにはある駐車支援システム「アドバンストパーク」をハリアーにも投入する可能性は大でしょう
- PHVモデルが投入されるかも。しかしRAV4ではすぐに売り切れ御免になったので、どうなるか・・・
- 1代目から3代目まで採用されたフロントグリルの「鷹マーク」が4代目ではトヨタエンブレムに変更されたが、これが復活するかもしれない。※厳密には「鷹」ではなくチュウヒ(宙飛)と呼ばれるタカ目タカ科チュウヒ属の鳥。チュウヒの英語名がharrierです。
- 現行ハリアーには「速い」のがない。ターボエンジンが投入される可能性大。噂では次期アルファードに2.4リッターターボが搭載される予想があるので、これが投入されるかもしれない。「速い」のを求めるユーザーは一定数必ずいる。
- 現行ハリアーのリアウインカーはテールランプの位置から数十センチ下のバンパー上部にある。このリアウインカーは、信号待ちでハリアーが前に停まっている際、すぐ後ろに付けたドライバーからは死角になって見えません。車間距離を大きめに取れば見えますが、多くの交差点の実際の車の停止間隔ならまず見えない位置にウインカーがあります。これはあまりいいことではないと思います。次回マイナーチェンジでは変更になるかもしれません。というか2021年とか2022年の早い時期に変更になって欲しいです。※数本のyoutubeを見ましたが、そのなかには、確かに停止中は死角で見えないけれどハリアーが動き出せば見えるのでそれでいいじゃないか、という意見がありましたが、事前に予測できないのは明白なマイナス点だと思います。プロのモータージャーナリストも素人も車にタダで乗らせてもらって批評するので思わずよいしょコメントになりやすいのは構造的にやむを得ないところがありますが、そこをうまく語るのが腕の見せ所だと思うのですが。腕次第で視聴回数も増えるでしょうに。※なお誤解のないように付記しますが、ハリアーを悪く言っているのではありません。ウインカーの件も一つのトライなのだと思います。私の自宅の1件隣のH君はハリアーからカムリに乗り替え、またハリアーに乗っています。やはりいいんです。間違いなくいい車なんです。ただ、私たちユーザーは感じたことに正直であるべきだと思うだけです。
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