日産サクラを自宅で充電(普通充電):充電設備費用はいくら?急速充電は?

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



こちらの記事も読まれています

【記事丸わかり】

  • 日産サクラは電気自動車であり、バッテリーの残量が少なくなると外部の充電器や充電設備から電気を供給する必要があります。
  • 自宅充電には専用の充電設備が必要で、充電器(充電設備)は100Vまたは200Vの専用回路で設置する必要があります。
  • 自宅に設置する充電器の費用は、コンセントタイプで約6万円前後、壁掛けのボックスタイプだと約15万円前後が一般的です。
  • 充電ケーブルは別途購入する必要があり、15m、200V用で74,800円、3m、200V用で67,000円、7.5m、100V用で58,960円です。
  • 急速充電は自宅以外で利用することが一般的で、30kW以上の出力で80%まで充電するのに約40分かかります。
  • 日産の「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)」には、急速充電の無料回数や月額料金が異なる4つのプランがあります。
  • ZESP3のプレミアムプランでは、急速充電の無料回数が10回、20回、40回の3つの選択肢があり、普通充電は回数無制限で無料です。
  • 充電スポットは全国に広がっており、高速道路のサービスエリア、日産ディーラー、コンビニエンスストア、道の駅などに設置されています。
  • 充電時間は、普通充電(2.9kW)で満充電まで約8時間、急速充電(30kW)で80%まで約40分かかります。
  • V2H(ビークル・トゥ・ホーム)に対応しており、一般家庭の約1日分の電力をまかなうことが可能です(自宅にV2H機器の設置が必要)。

⇒⇒家庭用充電コンセント設置‼通電はスマホから【日産サクラ】普通充電一部始終!

日産サクラを自宅で充電(普通充電):充電設備費用はいくら?急速充電は?

日産SAKURA (Wikipedia

Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

【2023年7月25日追記】サクラ5万台突破!

2023年7月25日、日産自動車は2022年6月に発売した軽の電気自動車「サクラ」の受注累計が、受注開始から5万台を突破したと発表した。2023年5月にサクラとeKクロスEVの合算で生産累計台数は5万台に達していたが、今回、サクラだけで受注累計が5万台を突破した。

【2023年6月1日追記】2022年6月に発売された日産サクラは2022年度に3万3097台を販売。姉妹車三菱eKクロスEVも同期間に7657台を販売。そして丸1年経ち、2台合計で50,000台を超えました!(Carview

 

自宅充電には充電設備が必要

日産の軽自動車サクラは電気自動車です。ハイブリッドではなく電源は100%バッテリーからの供給です。

 

バッテリーの残量が少なくなったら、外部の充電器や充電設備から電気の供給を受けなければなりません。

※回生ブレーキを使用することでバッテリーに蓄電することができますが、電気の量としてはわずかなものに過ぎず、回生ブレーキだけでバッテリーを満充電にすることはできません。外部電源が必要です。

 

日産サクラを購入した場合、必ずしも自宅に充電器(充電設備)がなくてもサクラに乗り続けることはできます。

 

日産のディーラーをはじめ、自宅周辺の充電施設、遠乗りした時は各地に点在する充電スポットに立ち寄れば、そこで40分くらいかけて急速充電することができます。

 

ですが、自宅に充電器(充電設備)があれば、スマホの充電をする感覚で、家で簡単にサクラに充電できます。

 

そのためには、自宅に充電器(充電設備)が必要です。

 

充電設備の費用

自宅に充電器(充電設備)を備え付ける場合、そうした設備は専用の回路で設置する必要があります

 

充電器(充電設備)が100Vであっても200Vであっても、他の配線から独立した専用の回路が必要です。日産では次のように記載しています。

日産推奨の電源回路ガイドラインに基づいた工事を行ってください。ガイドラインに基づいた電源回路を使わない場合、配線の異常過熱、ブレーカーによる電気回路の遮断、他の電気機器への悪影響が発生する場合があります。

日産自動車

 

詳しいことは日産のディラー担当者にご相談ください。

 

自宅に設置する充電器(充電設備)は、最もリーズナブルなコンセントタイプで約6万円前後(工事費等込み)。壁掛けのボックスタイプだと、15万円前後が主流となっています。(乗りものニュース

 

サクラは充電ケーブルが別途必要

日産サクラを自宅で充電するには、自宅に充電器の設置が必要ですが、その充電器とサクラを接続するための充電ケーブルの購入が別途必要です。(※充電ケーブルはサクラとアリアには付属していません。リーフには付属しています。)

・15m、200V用:74,800円(消費税込本体価格)

・3m、200V用:67,000円(消費税込本体価格)

・7.5m、100V用:58,960円(消費税込本体価格)

 

少しでも充電時間を早くするには200Vがおすすめです。100V用にメリットがあるとすれば、どこか知らない土地で電欠になった際に、普通のコンセントから電気を分けてもらえる点でしょう。

 

急速充電について

自宅以外でサクラに充電する場合は急速充電設備がある充電スポットが必要です。サクラの場合、30kW以上の出力で80%まで充電するのに約40分です。

 

日産には新車・中古車を問わず誰でも入会できる「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)」があり、4つのプランから選択できます。

  • プレミアム10(月額4400円):急速充電の無料充電が10回(100分相当)
  • プレミアム20(月額6600円):急速充電の無料充電が20回(200分相当)
  • プレミアム40(月額11000円):急速充電の無料充電が40回(400分相当)

※上記いずれのプランも、3年定期契約にすると、それぞれ月1,650円割引になります。

※無料回数を超えた分の急速充電の料金は、プレミアム10が10分385円、プレミアム20が10分330円、プレミアム40が10分275円。

※普通充電も可能。普通充電の場合は回数無制限で無料です。

 

なお、その都度支払いをする「シンプル」というコースもあり、これは月額550円です。内容は、急速充電10分550円、普通充電1分1.65円です。

 

全国に広がる充電スポット網

日産アリアは、多くのユーザーが近距離での使用を前提に購入しているEV車です。しかし、ある程度の計画性があれば、遠距離でも快適に走れる車でもあります。

 

オーナーレビューの中にも、高速走行の安定性・静粛性がよく、動力性能にも全く不安がないサクラは、時間にゆとりがあればロングドライブはむしろ得意種目である、という声が複数あります。

 

そんな外出先での充電には急速充電が便利です。高速道路のサービスエリア、日産ディーラー、コンビニエンスストア、道の駅など、日本全国にはEV車用充電スタンドが増えています。

 

ロングドライブでの休憩タイム、アウトレットでのショッピングの合間などを利用して手軽に充電することができます。

 

2022年6月時点のゼンリン調べによると、全国には急速充電器約8.400基、普通充電器約21,100基があります。

 

ナビを利用すれば、ルート上の最寄りの充電スポットを教えてくれますから、悪天候時とか年末年始等を避ければ、問題なくドライブが楽しめると思います。

 

充電時間

日産サクラの充電時間は下記の通りです。充電時間は充電器のワット数で異なります。あくまでも目安としてお考え下さい。

  • 普通充電:2.9kWの場合、満充電までかかる時間は約8時間
  • 急速充電:30kWhまで対応。約40分で80%まで充電

 

サクラは「V2H(ビークル・トゥ・ホーム)」に対応。一般的な家庭の約1日分の電力をまかなうことが可能。※自宅にV2H機器の設置が必要

 

まとめ

「日産サクラを自宅で充電(普通充電):充電設備費用はいくら?急速充電は?」のテーマで解説してきました。

 

日産サクラの駆動用バッテリーの総電力量は20kWhです。EV車としては少ない容量です。ただし、容量が少ないゆえに、ユーザーはある種の「割り切り」をもってこの車を購入していると思います。

  • 「通勤がメインだから」
  • 「お買い物車なので」
  • 「子供の送迎に」

 

というように、限られた一定の範囲内で使用することを前提にお金を払っている車のはず。

 

だから、一充電走行距離がカタログ値180キロ、実際はこの7掛け(×0.7)の126キロ程度であっても、ほとんど不満は出ていないようです。

(※)⇒⇒価格コムやみんカラのサクラユーザーの声

 

なかには、「あと100キロ走ってくれたらいいのに」という声もあることはあります。ですが、そういう人は、実際にあと100キロ走る車だったら、その時は、また「あともう100キロ走ってくれたら」と言い出すのは100%確実です。

 

2022年、日本の自動車市場には一夜にしてEV激戦区が誕生しました。その主役たちの一充電走行距離(WLTCモード値)を下にご紹介します。

  • フォルクスワーゲン・ID.4(Lite):435km
  • BYD・ATTO3:485km
  • 日産・アリア:470km
  • ヒョンデ・アイオニック5:618km
  • ホンダ・ホンダe:274 km
  • トヨタ・bZ4x(Z):559km
  • スバル・ソルテラ(ET-SS):567km

 

このように、ホンダe以外はすべて400km~600km走る車たちです。けれども、実際はこの7掛け程度が実走行距離になるはずで、こうした車のオーナーたちも、きっと「あともう100キロ走ってくれたら」と思っているはずです(笑)。

 

なぜなら、これらの車は「なまじ」ちょっとだけ距離を走るものだから、日産サクラのオーナーのような「割り切り」の度合いが低いからです。

 

さらに、値段もサクラの2~3倍くらいするので、余計に不満を感じやすいところがあるはず。

 

そこへいくと、日産サクラの場合は、最初から20kWhの容量しかないのですから、強烈な「割り切り」「切り捨て」を抱いたまま購入するしかない車であり、逆に、後から不満が出にくい心理状態にあるはずです。

 

「値段は安いけれど長距離走れる電気自動車」はまだ当分のあいだ市場に現れそうにありません。

 

だからこそ、サクラのような車があっていいと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

【女性目線で】彼氏に乗って欲しくない車ランキング:意外な車がランクイン

2023年12月13日

買ってはいけない軽自動車の見分け方:用途別おすすめ軽自動車をご紹介

2023年12月15日

20代女子に人気のかっこいい普通車ランキング:ジャンル別おすすめ

2023年12月16日

買ってはいけない外車ランキング:初心者におすすめの外車をご紹介!

2023年12月18日

50代女性が乗ってかっこいい車:おしゃれな人気車種をご紹介!

2023年12月22日

買ってはいけない中古車ランキング:絶対に避けるべき10の注意点

2023年12月12日

こちらの記事も読まれています

CEV補助金(2023年度)の概要<経済産業省2/14公表資料から>

2023年2月22日

CEV補助金はいつ振り込まれる?保有義務期間(処分制限期間)とは?

2023年2月21日

CEV補助金:売却等で返納しないとどうなる?また申請できる?差し押さえされる?

2023年2月21日