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【記事丸わかり】
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【海外の評価】ポルシェ 356A(Porsche 356A):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
ポルシェ356A(1955年-1959年):Wikipedia
ポルシェ356Aは、1950年代から60年代初頭にかけて製造された、ポルシェ初の量産車356の2代目モデルです。
美しいデザインと優れたパフォーマンスで、自動車愛好家の間で絶大な人気を誇っています。
この車は、ポルシェの名声を確立し、その後のモデルの基礎を築いたと言えるモデルです。
この記事では、海外メディアのレビューによって356Aの魅力と特性について詳しく解説します。
※「海外メディア試乗レビュー」と銘打っていますが、70年近い昔の車なので、当然、発売時の車両がそのまま残っていることはなく、何かしら補修、改造などの手が入った車両に対するレビューである点はご了承ください。
※なお、リサーチの結果は、英語、ドイツ語、フランス語のサイトは少なく、スペイン語のサイトが多かったです。意外でした。
1956 Porsche 356A Coupe – One Take
TheSmokingTireのレビューから。英語の動画です。
ポイント | 詳細 |
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ハンドルの感触 | ステアリングには遊びがあるが、それに慣れれば運転は楽しい。 |
乗り心地 | 乗り心地は非常に滑らかで、快適。 |
走行感覚 | ライトウェイトでグリップがあり、スムーズに走行できる。 |
ブレーキの感触 | ブレーキは信頼できる。フェルディナント・ポルシェの原則に従い、車は加速するよりも早く停止できる。 |
ギアシフト | ギアシフトは長いが、ギアを見つけやすい。初めてスティックを運転する人にとっても扱いやすい。 |
パワー | 85馬力とされているが、軽量な車体とのバランスが良い。 |
高速道路での運転 | 高速道路では85マイル(約137km)でクルージング可能。 |
燃費 | 燃費は良好で、1ガロンあたり約28マイル(約45km)走行可能。 |
デザイン | 356Aのボディスタイルは新しい911との類似性が見られる。 |
旅行 | ロードトリップに適しており、長距離の運転も可能。 |
乗車感 | 運転体験は非常に報われるもので、正直で満足感がある。 |
Porsche 356A
https://www.erclassics.es/historia/Porsche/356a/のレビューから。スペイン語のサイトです。専門店の動画です。
項目 | 内容 |
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モデル | Porsche 356A |
特徴 | 2ドアの軽量スポーツカー。リアエンジンとリアドライブを採用している。ハードトップクーペとコンバーチブルのバリエーションがある。 |
モデル改訂 | 1955年末に多数の小規模だが重要な変更を伴う356Aが導入された。工場内部の指定は「タイプ1」であり、これがエンスージアストの間での「T1」のニックネームの由来となった。1957年初頭には、356Aの2回目の改訂が行われ、「タイプ2」(またはT2)と呼ばれた。 |
エンジン | 356Aのプッシュロッド式4気筒エンジンは後にPorsche 912に再導入され、1965年から1969年まで新型911が高すぎるとの顧客からの苦情に対応するために提供された。 |
購入 | ER Classicsでは、お客様に適したPorscheを見つけることが最優先事項である。夢の車探しはオンラインで始まることが多い。ER Classicsは、各車両についての写真レポート、360度画像、ビデオ、一般的な車両情報を提供することで、車両のイメージを提供する努力をしている。 |
販売 | ER Classicsでは、Porsche 356Aを購入することはもちろん、現在のクラシックカーを売却または交換するオプションも提供している。 |
メンテナンス | すべての車両にはメンテナンスが必要であり、時には何かを修理する必要がある。クラシックカーも例外ではない。クラシックカーを最高の状態に保つためには、良いガレージが重要である。 |
Prueba del Porsche 356 Speedster 1600A: ¡de cine!
https://www.topgear.es/noticias/garaje/prueba-porsche-356-speedster-1600a-cine-988401のレビューから。スペイン語のサイトです。356Aでなく356のレビューです。
項目 | 内容 |
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車両の外観 | ポルシェ 356 Speedster 1600Aは、流れるような形状とシンプルなデザインが特徴。’Guards Red’という色が特に印象的。 |
ハンドルの感触 | ハンドルは大きく見えるが、操作感は軽い。Nardi製の木製ハンドルで、価格は約3,000ユーロ。 |
運転の感覚 | 運転は楽しく、特にエンジン音や風の感触が印象的。アクセルとブレーキペダルが非常に近いため、注意が必要。 |
シートの感触 | 70年前のバケットシートが装備されており、座り心地は思ったよりも快適。1時間半以上の運転でも体は疲れなかった。 |
走行性能 | 加速は素早く、全体の軽さが貢献している。エンジンは四気筒のボクサーエンジンで、1,582 cc、60馬力。車重は760 kg。 |
運転の感想 | ハワイのKona島での運転は楽しく、エンジン音が特に魅力的。カーブの多い道でも車はよく反応し、機敏に動く。 |
総評 | ポルシェ 356 Speedster 1600Aは、外観、運転感覚、そして歴史的な価値から、非常に魅力的な車両と言える。 |
ポルシェ356Aは、つまり、どういう車?
356Aの概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
生産期間 | 1955年 – 1959年 |
ボディタイプ | クーペ、ロードスター、スピードスター |
エンジン | 1.3L、1.5L、1.6Lフラット4 |
トランスミッション | 4速マニュアル |
ホイールベース | 2,100 mm |
全長 | 3,970 mm |
全幅 | 1,670 mm |
全高 | 1,320 mm |
重量 | 850 kg (クーペ)、880 kg (カブリオレ) |
※ダイハツムーヴの車両重量は820~890kgです。つまり、ムーヴくらいの重さの車だったということです。ヒェ~!
※356Aには数多くの派生モデルがあるので、上記スペックと多少異なるモデルも存在すると思います。基本は上記の通りです。
特徴:
- ポルシェ356Aは、356シリーズの中で初めて大幅な改良が施されたモデルで、より洗練されたデザインと機能性を持っています。
- つまり、ポルシェのスポーツカーである356シリーズの2代目モデルということ。
- ボディは全体的に丸みを帯びており、流線型のデザインが特徴的です。
- エンジンはリアに配置され、後輪を駆動します(RR)。優れたトラクションとハンドリング性能を実現しています。
- エンジンは空冷式のフラット4(水平対向4気筒)で、1.3Lから1.6Lの範囲で提供されていました。軽量なボディに対して十分なパワーを提供します。
- トランスミッションは4速マニュアルで、ドライバーに直接的な運転感覚を提供します。
- 1959年に356Bに引き継がれました。
ポルシェ 356Aのライバル車とその特徴
356Aとほぼ同時期に活躍したライバル車は下記の通りです。
ライバル車 | 特徴 |
---|---|
メルセデス-ベンツ 300SL | 画期的なガルウィングドアと、それに匹敵する走行性能で高級感を演出。 |
ジャガー XK120 | 当時世界最速を記録し、その流麗なボディラインが評価された名車。 |
オースティン-ヒーレー スプライト | 小さなボディに強力なパフォーマンスを秘め、価格も手頃で手に入れやすい。 |
アルファロメオ・ジュリア・スプリント・クーペ | 美しいイタリアンデザインと、緻密なハンドリング性能が評価される。 |
フェラーリ 250GT | 豪華な内装と力強いエンジンパフォーマンスが、高級スポーツカーとしての地位を確立。 |
シボレー・コルヴェット(C1) | アメリカンスポーツカーのパイオニアで、大胆なデザインと強力な加速性能が魅力。 |
2023年の今、ポルシェ356Aを入手する方法
ポルシェ356Aの中古車を購入したい場合、以下の方法が考えられます。
- 中古車ディーラー: 「ポルシェ専門店」でネット検索して最寄りの業者に問い合わせる。ただし、「356Aありますか?」と問い合わせると、ほとんどのケースで「古すぎるよ~」と返ってくると思います。
- オンライン中古車市場: 2023年7月15日時点で、カーセンサーには356Aは1台、356は17台登録されています。その他、グーネットやMOTAなども当たってみてください。
- オークション: 個人でも取引可能なオークションとしては、ヤフオクがあります。メルカリもこれに近いですね。たまにとんでもない金額で出品されていることがありますよ。楽しいですね。
- 所有者から直接: オーナーズクラブやカーショー、オンラインフォーラムを通じて、所有者から直接購入することも可能です。
ポルシェ356Aは、名前は有名ですが、流通量は極小の超希少車です。「クラシックカー」の範疇を超えて、もやは人類の「産業遺産」「機械遺産」「工業遺産」と呼ぶべき存在でしょう。
いずれにしても、見つけるのに時間がかかるかもしれません。
車の状態、修復の有無、オリジナルの部品がどれだけ残っているかなどを見極めるために、ポルシェに詳しいお知り合いに手伝ってもらい、一緒に車をチェックすることをお勧めします。
また、価格が適正かどうかを判断するために、いくつかのソースから情報を収集してください。
もっとも、「適正」な価格は存在しないと思いますが笑。
ポルシェ 356Aはどんな人におすすめか?この車が似合う人物像は?
ポルシェ356Aがおすすめの人物像と、その理由を以下にまとめます。
おすすめの人物像 | 理由 |
---|---|
クラシックカー愛好家 | ポルシェの歴史の一部として、356Aは初期のスポーツカーコレクションに適しています。 |
デザイン愛好家 | 50年代の洗練されたデザインは、美学に敏感な人々に魅力的です。 |
ドライブ好き | ポルシェの洗練された古き良きハンドリングとパフォーマンスを体験できます。 |
投資家 | クラシックポルシェは価値が上昇する傾向があり、投資の一環として購入することも可能です。 |
ポルシェのブランドファン | ブランドの歴史と経験を深く理解したいファンには、356Aが理想的です。 |
クラフトマンシップを尊重する人 | 手作業で組み立てられた車として、クラフトマンシップを評価する人に向いています。 |
レトロライフスタイル愛好家 | ヴィンテージスタイルが生活の一部となっている人には、レトロな雰囲気の356Aがマッチします。 |
レーシングスポーツの歴史に興味がある人 | ポルシェのモータースポーツへの初期の貢献を体験することができます。 |
ユニークな所有物を求める人 | 珍しく、目立つ車を所有したい人には、稀少性の高い356Aが適しています。 |
お金はあるが使い途がない人 | 有り余るお金を生きているうちに使いたいが、何に使えばいいのかわからない人が、「とりあえずポルシェでも買っとけ」と思い買うケース。 |
まとめ
ポルシェ356Aは、卓越したエンジニアリングと洗練されたデザインにより、自動車の歴史に名を刻んでいます。
この車の影響は、現代のポルシェのモデルにも見ることができ、その価値は時間と共に増しています。
当記事では、356Aの魅力と特性を詳しく解説しました。美しいデザイン、優れたパフォーマンス、歴史的な重要性について詳しく説明しました。
ポルシェ356Aは、自動車愛好家やコレクターにとって、今もなお重要な存在となっています。
この記事が、読者の皆様がポルシェ356Aの魅力をより深く理解する一助となれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。