損保ジャパンのドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)について、「たった一人の口コミ・評判・レビュー」です。
当ブログの管理人であるミスター乱視が、競合する他社との比較をまじえながら、損保ジャパンのドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)を徹底分析し、みなさんの判断材料となるよう、まさに丸裸にしています。
たった一人の口コミ・評判・レビューですが、100のステマよりはるかにみなさんのお役に立つことができると自負しています。
たった一人の口コミ・評判・レビュー
あくまでも一般論ですが、みなさんが「〇〇 口コミ」とか「〇〇 評判」などでネット検索した場合、ヒットするページのほとんどはステマです。
でも、このページはステマじゃありません。
「ステマやっている人が自分でステマと言うわけないのだから、そんなの信用できるもんか!」
とツッコミが入りそうですが、まあ、それはこのページをご覧になればおのずとわかることです。
みなさんの判断材料となるよう、損保ジャパンのドライブレコーダー特約を徹底的に丸裸にしています。
総合評価
現在、ドライブレコーダー特約を採用しているのは損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイの4社のみです。
この4社のサービス内容は、基本的に横並び状態で、ほぼ95%が同じと言っていい状況です。
つまり、以下の点は4社共通です。
- 専用ドライブレコーダは貸与(貸し出し)という扱いになる
- 専用ドライブレコーダーは前1カメラであり、車の前方のみを広角カメラで撮影する機種である
- 専用ドライブレコーダーは走行中の映像を常時記録し続けると共に、一定の衝撃を伴う事故が発生した場合は、常時記録とは別に、事故前後10数秒の画像を別ファイルとして保存する
- 一定の衝撃を伴う事故発生時には、事故発生が(ドライバーの操作なしに)自動的に保険会社に発信され、また、常時記録とは別ファイルで保存された事故前後10数秒の画像も(ドライバーの操作なしに)自動送信される
- 事故の自動発信を受けたオペレーターはドライブレコーダーを通してドライバーと通話し、事故の初期対応のアドバイスを行ったり、救急車やレッカーの手配をしたり警察への通報をサポートしたりする
- また専用ドライブレコーダーは、運転中のドライバーに音声アラートで危険を伝える(「前方のクルマとの車間が詰まっています」)
- 専用ドライブレコーダーに内蔵されるGPS・加速度センサー・カメラの働きを利用して、ドライバーの運転操作を常に監視し、定期的に運転診断レポートを作成する⇒⇒これを閲覧することでドライバーは自分の運転傾向(運転のクセ)を自覚し、その後の安全運転に役立てられる
上記が4社に共通している部分です。
では、他の3社にはなくて損保ジャパンにだけあるサービスはというと、それは事故が発生した際に警備会社ALSOKのガードマンに事故現場に駆けつけてもらえるサービスがあって、これは損保ジャパンだけのものです。
現場に駆けつけたALSOKのガードマンは、事故の初期対応、救急車の手配、警察への連絡などを代わりにやってくれたりアドバイスしてくれたりしますので、この点は大きな安心材料だと思います。
いっぽうで、損保ジャパンのやや弱点と言えるのが、運転中にリアルタイムで音声アラートが発せられる機能です。
損保ジャパンの場合は、前方の車との車間が詰まった場合にアラートが出ますが、これ以外のアラートは特にありません。
しかし、東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイの場合は、車間アラート以外に数多くの項目で音声アラートが出ます。
たとえば、
- 「まもなく事故多発地点に差し掛かります」(東京海上・三井住友・あいおい)
- 「車線を逸脱しています」(東京海上・三井住友・あいおい)
- 「高速道路を逆送していませんか?」(三井住友・あいおい)
- 「(あらかじめ設定した)指定区域外を走行しています」(三井住友・あいおい)
など、多くの項目がアラートの対象になっているのですが、損保ジャパンはこの点がやや手薄です。
あおり運転への対応は?
ドライブレコーダー特約が登場した当初は、4社共に「あおり運転」への対応はまったくありませんでした。
しかし、その後の「あおり運転」への関心の高まりを受けて、4社はそれぞれの対応策を打ち出しています。
4社の対応は以下のとおりです。
あおり運転への対応 | |
損保ジャパン |
|
東京海上日動 |
|
三井住友海上 |
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あいおいニッセイ |
|
率直に言って、損保ジャパンの対応策は、かなり残念な内容だと思います。
家族などに映像や位置情報が送信された場合、それを受信した家族にも生活がありますから、即座に対応できるとは限りません。
ここは東京海上のようにプロと連絡が取れる方式の方が実際の役に立つと思います。
ただし、損保ジャパンも東京海上も、ドライブレコーダーのカメラが前1カメラである点は変わりないので、あおり運転の車が前方にきたときの映像しか記録できず、「証拠映像」としての有効性はあまり高くありません。
その点は、三井住友海上とあいおいニッセイの前後2カメラの方が有効性が高いと思います。※前後2カメラでも車内・車の横の映像は撮影できず、理想を言えば、360度撮影できるカメラが望ましいのは言うまでもありません
けれども、三井住友海上とあいおいニッセイには東京海上日動のような警備会社と連絡が取れるサービスはありません。
結局、4社の対応は「帯に短し襷に長し」という感想がぬぐえません。
やはり、理想を言えば、カメラは360度撮影できるものにして、これに東京海上方式である警備会社と連絡が取れるサービスをプラスする、というやり方にすれば「あおり運転」への対策としてはベストではないでしょうか。
損保ジャパンの現状のサービス内容は、この点でけっこう残念な内容です。
結局、損保ジャパンのドラレコ特約は買いか?
ドライブレコーダー特約を採用している4社を比較すると、それぞれ長所と短所はあるものの、すでにご案内しているように、サービス内容のほぼ95%は「同じ」です。
基本的なサービス内容に大きな違いはありません。
ただし、こればかりは人によって受け止め方が違っていて、たとえば、前の項目で取り上げた他社との違いに関して、「まあ、これくらいの違いなら」と受け止める方もいるでしょうし、「これはかなり重要な違いだ」と感じる方もいるでしょう。
それと、そうしたサービス内容の違いを考える前に、もっと根本的な問題も念のために記しておきます。
それは「契約の仕方」についてです。
これはあんがい誤解している方が多いのです。
あなたが損保ジャパンのドライブレコーダー特約が気に入ったとして、これに加入しようとする場合、ドライブレコーダー特約だけ単体で加入することはできません。
損保ジャパンのドライブレコーダー特約に加入したかったら、ベースとなる自動車保険(対人賠償・対物賠償・人身傷害など)も損保ジャパンに加入しなければなりません。
ですから、たとえば現在ソニー損保の自動車保険に加入している人が、ソニー損保の自動車保険はそのままに、ドライブレコーダー特約だけ損保ジャパンに加入する、といった契約はできないということです。
ベースとなる自動車保険とドライブレコーダー特約は同じ保険会社でなければなりません。
4社のドライブレコーダー特約を徹底比較
いずれにしても、わたしのとらえ方では4社のドライブレコーダー特約のサービス内容はその95%が「同じ」であると思いますが、しかし、これについても人によって受け止め方は異なるかもしれません。
そこで、下記に4社のドライブレコーダー特約を徹底比較したページをご案内します。
さらにもっと詳細な内容を知りたい方は、ぜひ下記のページを参考になさってください。
4社のドライブレコーダー特約を個別に詳細解説
また、4社のドライブレコーダー特約を個別に詳細解説しているページもあります。
こちらも参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。