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目次
ミニコンバーチブルのデメリットはやはり幌?交換費用はどのくらい?
MINI CONVERTIBLE(MINI公式)
ミニコンバーチブルはどんなクルマ?
ミニコンバーチブルは、ミニのオープントップカーです。幌のルーフを開けて外の世界とつながる楽しさを味わえます。デザインや性能も魅力的です。
現行モデル(2016年モデル)のミニコンバーチブルの主なスペックは以下の通りです。<2023年2月現在>
- 416万~539万の価格帯
- グレードは4種類
- ベースグレードのみ1.5L 、他は2.0L
- 全てFF(前輪駆動)
- 最上位グレード・ジョンクーパーワークスのみ8AT、他7DCT
- 最小回転半径は全グレード5.3m
- ベースグレードのサイズは3865mm×1725mm×1415mm、他の3グレードは3880mm×1725mm×1415mm
(最高出力・最大トルク・車両重量)
ベースグレード | S | S RESOLUTE EDITION | JOHN COOPER WORKS | |
最高出力【kw(PS)】 | 100[136] | 141[192] | 141[192] | 170[231] |
最大トルク【Nm(kgfm)】 | 220[22.4] | 280[28.6] | 280[28.6] | 320[32.6] |
車両重量 | 1,330kg | 1,370kg | 1,370kg | 1,400kg |
【追記】2023年2月15日、ミニコンバーチブル(MINI Convertible)に、EV版の「クーパーSE」を設定し、欧州で999台を限定販売するとの発表あり。(Response)
口コミ調査
ミニコンバーチブルの主にオーナーさんのコメントを拾い集めました。(みんカラ)
いい口コミ(メリット)
- この真冬でも天井を開けて走ってもあんまり寒くない。
- フロントガラスが立ち気味なので、解放感半端ない!
- 以前のミニと比較して、ボディー剛性の向上が著しく乗り心地の良さに驚きました。
- 4シーターコンパクトのオープンカー、こんな車他にはありません。もう普通の車には戻れないですね。
- 足回りからカタカタ、あとATのギア比。燃費よくない。手の掛かるところも気に入っています。
サスペンションは比較的柔らかめでビュンビュン飛ばす車ではない、という感想が複数ありました。車の性格に合っているのではないでしょうか。
フロントガラスが立ち気味で解放感が・・・という口コミがありますが、ここは大事な点かも。つまり遮るものがそれだけ少なくなるので、車外と一続きになる感じがより大きいということだと思います。
ルーフを全面ガラストップにしたり、タルガトップのオープンカーなども、それなりに開放感はありますが、ミニコンバーチブルのようなフルオープンに比べると、中途半端な感じがあります。タルガトップでさえそう感じるはずです。
上も横も後ろも、スカッとあけっぴろげの感覚は文字通りのフルオープンでないと味わえない解放感です。
悪い口コミ(デメリット)
- 後席の背もたれ角度は酷すぎる。
- トランクの開き方に癖があるので荷物の出し入れに慣れが必要。
- 荷物が積めないとか、後席が狭いとかありますけど、それを承知で買ったので・・・。
- 不満な点は(フルオープン時の)後方視界。その一点のみ。※(補記)フルオープン時は畳まれた幌が後席後方にやや盛り上がった状態になる
その他の不満点として、「言ってもしょうがないけれど」という言葉を添えつつ、値段が高い、という声がいくつかありました。
ただ、4シーターのフルオープンというと、ミニの他にはBMW2シリーズカブリオレ、メルセデスベンツCクラスカブリオレなど、選択肢はわずかです。
それに、デザインの傾向から言って、ミニカブリオレに興味がある人が2シリーズやCクラスに興味があるとは思えません。そうした車が目の前を走っていても、それこそ「視野にも入らない」でしょう。
目の網膜には映っていてもそれが脳に届かない。なぜなら興味ないから、というわけです。
結局、ミニカブリオレ1択です。マツダロードスターは2シーターです。それゆえ、ミニ1択です。※以前はゴルフがありましたが。中古なら買えます。いい車ですよ。
ともかく、そういうわけですから、ミニコンバーチブルの悪口など言っている場合ではなく、いいも悪いも含めて愛するしかないと思います。また、実際のところ、それに応える車であるのは間違いないでしょう。
デメリットは幌?
みんカラから集めたオーナーさんの口コミは、まだ車両が新しいからだと思いますが、幌そのものに関するコメントはほとんど見当たりませんでした。
けれど、車両が古くなってくると、他の部位同様に、常に雨風に晒されている幌の部分が劣化することは避けられません。
雨漏りもするでしょうし、開閉がうまくいかなくなったり、破れやほつれが出たりもするでしょう。
これを「デメリット」と呼ぶなら、確かにデメリットに違いないです。お金かかりますから。
けれど、補修したり新しい幌に交換したりして、その後さらにミニコンバーチブルに乗り続けるというのは、車への愛着がますます深くなっていく「きっかけ」でもあり、一種の「通過儀礼」でもあると思います。
修理費用はいくら?
ミニコンバーチブルに開閉の不具合や雨漏りなどが発生した場合、ソフトトップを取り外して必要な部品を交換します。
部品代と作業工賃を合わせて、修理費用は50,000円~150,000円といったところだと思います。
雨漏り防止のゴムパーツの交換だけでも、パーツ代は比較的安価ですが、工賃がかかります。開閉の不具合を直すためにモーターや骨組み部分の補修となると、けっこうな額になるはず。
言うまでもなく、保証期間内のトラブルであれば、無償修理してもらえます。
交換費用(全交換費用)はいくら?
ミニコンバーチブルの幌交換(全交換)の費用はネットには見当たりませんでした。マツダロードスターの場合はたくさん情報があって、まとめると、部品代と工賃合わせて15万~25万です。20万前後が一番多い感じです。
ミニコンバーチブルは、4シーターで幌の面積が大きく、幌も輸入するので(純正品の場合)、部品代と工賃を合わせた金額はロードスターよりさらに高額になることが予想されます。
20万~40万と見ておけばいいのでは。値段は、幌が純正品か社外品かによっても異なりますし、正規ディーラーでやるかその他のショップに依頼するかによっても変わってきます。
事前に見積もり依頼して確認してください。
まとめ
ミニコンバーチブルは4シーターのフルオープンモデルで、非常に希少価値の高いクルマです。マツダロードスターのように、1人または2人でドライブを楽しむのではなく、友達3,4人でにぎやかに出かけたいというユーザーにとって、最高の選択になると思います。
友達と出かけるケースだけではありません。ファミリーカーとして使える車です。駐車スペースあるいはお金の関係で一家に車1台という制約がある場合でも、ミニコンバーチブルなら家族を乗せて出かけられます。
乗り心地も他の一部モデルのようにハードではなく、買って後悔することはないはずです。
コンバーチブルであるゆえに、布製の幌は弱点と言えば弱点になるでしょう。けれども、保証期間内のトラブルなら無償修理できます。
大きな修理や幌の全交換となると、まとまった金額が必要になりますが、ここだけはコンバーチブルに乗る以上、一定の覚悟は必要だと思います。
特に、長く乗る場合や中古で購入した場合などは、「その時」のためにお金を貯めておいて欲しいと思います。
それ以外は、心配無用です。
すばらしいオープンエアドライビングを満喫していただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
【2023年6月29日追記】次世代クロスオーバーEV「MINI CONCEPT ACEMAN」提案…グッドウッド2023出展へ(速報)
カテゴリ | 詳細 |
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車名 | MINI CONCEPT ACEMAN |
リリース情報 | 2023年7月、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展 |
セグメント | プレミアム小型車 |
形式 | クロスオーバーEV |
ボディサイズ | 全長4050mm、全幅1990mm、全高1590mm |
新デザイン言語 | 内外装に最新のLEDテクノロジー |
フロントグリル | 八角形、イルミネーテッドサラウンド |
ヘッドライト | マトリクスLEDユニット、独自の輪郭 |
テールライト | 縦長、マトリクスLEDユニット |
内装特徴 | 新設計のトグルスイッチ、ダッシュボードに地図やイメージを投影可能 |
インターフェース | 丸型有機ELディスプレイ「セントラルインターフェース」、デジタルとアナログの組み合わせの操作体系 |