【1分解説】フォグランプはヘッドライトのロービームと同時点灯すべき

フォグランプ・ロービーム

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【記事丸わかり】

  1. フォグランプは、ヘッドライトのロービームと同時に点灯することが義務付けられています。フォグランプ単独の使用は法的に認められていません。
  2. 悪天候時にヘッドライトだけでは視界が十分に確保できないため、フォグランプを補助的に使用することが推奨されます。
  3. ハイビームは視界を悪化させるため、ロービームにすることで視界を確保しやすくなります。
  4. フォグランプの照射角は広く、ヘッドライトよりも広範囲を照らすことができ、乱反射を防ぐために上下の照射角は絞られています。
  5. 悪天候時以外のリヤフォグランプ点灯は、後続車の視界を妨げるため、使用を避けるべきです。

フォグランプの取り扱いと注意点

  • 取り付け高さ:フロントフォグランプは地上から25cm~80cm、リアフォグランプは地上から25cm~100cmの間に取り付ける必要があります。
  • 消し忘れ防止:フォグランプのスイッチと表示灯で状態を確認し、消し忘れを防ぐことが重要です。
  • 悪天候時の使用:フォグランプは雨や霧、雪などの悪天候時に使用し、それ以外の時には使用しないようにしましょう。

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フォグランプはヘッドライトのロービームと同時点灯すべき

(フロントフォグランプに関する説明です)

濃霧や大雨や大雪といった悪天候時は、ヘッドライトだけでは前方視界は十分でなく、補助的にフォグランプの使用がおすすめです。

もともとフォグランプはヘッドライトと同時点灯することが義務付けられていて、フォグランプ単独の使用は法的にNGです。ですから、同時点灯するのですが、その際、ヘッドライトはロービーム(下向き)にすべきです。

悪天候に見舞われた経験のある方はご存じでしょうが、ヘッドライトを点灯しても視界はあまり改善されません。照射した光が前方の水分に乱反射して見えずらくなるのです。

特に、ハイビームは視界を余計悪くします。ロービームにすることでかろうじて視界を確保でき、何とか運転することができるようになります。

その際に、もしもフォグランプを装備していたら、フォグランプを補助的に点灯すると視界はさらに改善されます。

つまり、

ヘッドライトのロービーム + フォグランプ

のコンビネーションです。

これには理由があります。

ヘッドライトは左右の照射角がおおよそ70度程度ですが、フォグランプの照射角は100度以上あるのが普通で、これによりヘッドライトより広い角度を照らして視界を確保します。一方で、フォグランプの上下の照射角はヘッドライトより絞ってあって前方の霧や水蒸気に直接光が当たらないようにすることで光の乱反射を防いでいます。

ヘッドライトのロービームとフォグランプの組み合わせで悪天候時の視界が確保しやすくなるのにはこうした理由があります。

悪天候時以外はリヤフォグランプ点灯はNG行為!!!

(リヤフォグランプに関する説明です)

フォグランプがついている車のすべてにリヤフォグランプがついているわけではありませんが、ついている場合は、常にONになっているのかOFFになっているのか、スイッチと表示灯で確認してください。

悪天候時にリヤフォグランプは確かに威力を発揮します。前方を走る車がリヤフォグを点けていてくれたおかげで追突を免れた経験をお持ちの方も多いと思います。

ところが、これが通常の天候時のこととなると、話はまったく変わってしまいます。普通の夜道で前を走る車がたぶん消し忘れでリヤフォグランプをつけっぱなしにしていると、後続車のドライバーはもう眩しくて仕方ありません。

リヤフォグランプの光量はストップランプと同等と言われていますが、さらに指向性が強いので、後続車のドライバーはひどく視界を妨げられるのです。

クラクションやパッシングをしたくても煽っていると勘違いされたくないのでつい思いとどまってしまいます。でも、眩しい。

その結果、リヤフォグランプのつけっぱなしによるトラブルはけっこう発生しています。報道されないだけです。

リヤフォグランプに関するトヨタの「取扱書」の記述

トヨタのホームページにはリヤフォグランプの「取扱書」が記載されています。

まず、リヤフォグランプの役割として、

「雨や霧などの悪天候下で後続車両に自車の存在を知らせることができます。」

とあります。

その次に、操作の仕方が記載されていて、最後に次の注意書きがあります。

「雨や霧、雪などで視界が悪いときに後続車に自分の車の存在を知らせるために使用します。視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。必要なとき以外は使用しないでください。

他社の「取扱書」にもほぼ同様の記述があります。

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