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【記事丸わかり】 ※ミラージュは2023年3月販売終了しています。
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【プチ調査】三菱ミラージュは「ひどい」「うるさい」の声が。でも「かっこいい」の声
画像:三菱自動車
「軽自動車じゃちょっとな~」
「普通車で燃費がいいクルマに乗りたいな」
と、三菱ミラージュを候補に入れている方もいますよね。実際のところどうなの?とネットで検索すると、検索窓には『ひどい』『うるさい』の文字が…。
そこで、実際にミラージュに乗っているリアルな声を調査すると、「ひどい」と言われる6つの理由が浮かび上がってきました。この記事では、
- 「ひどい」と言われる6つの理由
- 「かっこいい」声はあるの?
- 購入者はどんな乗り方をしているの?
- おすすめの人は?
という疑問を解消します。
購入に迷っている方は、ぜひリアルな「声」をのぞいてみてくださいね!
現行のミラージュについて
ミラージュは三菱自動車が手掛けるコンパクトカー。1978年に初代誕生後、現在は6代目です。
ミラージュは5世代に渡って、5ドアハッチバックや4ドアセダンなどさまざまな形で販売され、三菱のコンパクトカーの中心的存在になりました。2000年に一旦販売終了となり、一度は24年間の歴史に終止符を打ち、長い中断を経て2012年8月に再登場したのが現行の6代目ミラージュです。
2020年4月には8年ぶりのマイナーチェンジを行い、ダイナミックな顔に変身しています。
さらに、2021年4月15日には、ブラックをアクセントカラーにした特別仕様車「BLACK Edition(ブラックエディション)」が発売されました。
BLACK Edition(画像:三菱自動車)
ミラージュの特徴
画像:三菱自動車
ミラージュは、「誰もが運転しやすいパワフルな車」として、ボディサイズは全長3795mm×全幅1665mm×全高1505mmと、よりコンパクトな作りが特徴です。車体は900㎏と軽量に仕上げ、「コンパクト」「低燃費」「低価格」を実現しています。
グレードは2種類。
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ミラージュのパワートレインは、1.2L直列3気筒エンジンとCVTの組み合わせの1種類、駆動方式は2WDのみ、とシンプルな設計になっています。
ひどいと言われる6つの理由をクチコミ調査!
画像:三菱自動車
低燃費でサクサク動ける「ミラージュ」、普段使いに良さそうな印象を受けますよね。しかし、ネットでは「ひどい」「うるさい」といったネガティブな意見も目にします。
この章では、以下のクチコミサイトから体験談の声を洗い出し、「ひどい」と言われる6つの理由を調査しました。
~【対象クチコミサイト】~
ひどいと言われる理由①エンジンに対する「うるさい」「ひどい」の声
画像:webCG
エンジンに対する「うるさい」「ひどい」声
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ミラージュは、1.2L直列3気筒を採用しています。3気筒エンジンとは軽自動車によく使用されるエンジン形式で、最近では排気量の少ないコンパクトカーにも採用されています。
しかし、4気筒エンジンと比べるとスムーズさが劣り振動も大きく、うるさいと感じる場合もあるでしょう。そのためこのような「ひどい」「うるさい」といった声が出ていると考えられます。
近年ではエンジンから発生した振動を抑える技術の進化により、現行の3気筒搭載車では不快になる振動はほとんど感じられなくなっています。しかし、ミラージュは設計年度が古いのでやや気になるかもしれません。
ただし、ミラージュは3気筒エンジンの採用により重量が軽くなり、低燃費というメリットも。
3気筒エンジンは人気車であるトヨタ「ヤリス」、日産の「ノート」や「セレナ」にも搭載されています。気になる方は試乗して、「音」と「振動」を実際に確認しておくといいですよ。
ひどいと言われる理由②デザインがシンプルすぎる
画像:三菱自動車
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ミラージュの外観について、
「シンプル過ぎる」「凡庸」「個性がない」
このような言葉が目立ちました。中には「無印良品的」なデザインという声も。
エクステリア(外観)に関しては、必ずどの車種にも賛否両論は存在します。個人の主観による意見が多いので、そこまでクチコミに左右される必要はありません。
特に、最近のコンパクトカーやミニSUV車は、「かっこよさ」を売りにした個性的なデザインが多いですよね。「凡庸」という言葉からも分かるように、ミラージュは実用性を求めたシンプルな作りが特徴です。
かっこよさを求めるより「運転のしやすさ」で選ぶ人にはぴったりの車種と言えるでしょう。
- フロントはメリハリのある顔つきでかっこいい
- 変に凝ったラインもなく、本当にシンプルなので飽きない
このような声もあり、ミラージュは「シンプル」だからこそ長く乗り続けられる魅力があります。
ひどいと言われる理由③安全装備が不満
画像:三菱自動車
安全装備に対する不満の声もありました。
「安全装備や快適装備の面では最新の軽やコンパクトカーに遠く及びません」
「交差点での運転者の判断および行動時に危険とも思えるタイミングで止まったりするので、気持ちよく頼ることはできません」
ミラージュは、2020年4月のマイナーチェンジ時に、安全性能が強化され複数の先進安全技術が追加されています。
ミラージュの安全機能
①車線逸脱警報システム(LDW) ②オートマチックハイビーム(AHB) ③誤発進抑制機能(前進時) ④衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM) |
現行型のミラージュは、政府が認定する「サポカー」の中でも最上級の区分である「サポカーSワイド」に該当します。
また、「ブラックエディション」や「グレートG」には、高速道路で一定速度を維持する「クローズコントロール」機能が標準装備されています。
安全装備が他社に比べて頼りないという声もありますが、サポカーに認定される安全性の高いクルマです。
ひどいと言われる理由④運転のしづらさ
画像:三菱自動車
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インテリアに関してや、運転のしづらさを訴える声もいくつか出ていますね。内装が安っぽい、プラスチッキーだという意見もありましたが、ミラージュはシンプルなデザインで価格を抑えた車体です。質感の良さをどこまで求めるのかにもよるところ。
長時間運転や、大人数で高速移動するといった使い方には向いていない車種と言えるでしょう。
ひどいと言われる理由⑤時代を感じさせる
画像:三菱自動車
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チープ、昭和、90年代と「古い」印象を持つ人も。シンプルにするほど安っぽく古いと感じる人もいますが、ミラージュは実用性がある乗りやすい車です。
余計な装飾がなくシンプルで使いやすいというクチコミもありました。
「今流行りのコンパクトカーには色んな機能が付いてボタンもいっぱいありますが、ミラージュは最低限の装備なので、ボタン類も少ないですが、逆にスッキリしていて悪くありません。」 「シンプルだけど装備充実でリーズナブルな新車を求めたい方には本当にオススメできる車種です。」 「シンプルで余計な装飾などもなく視界が良いです」 |
まさに「シンプルイズベスト」の考え方ですよね!実用性を求める方には、ミラージュがおすすめです。※お値段も軽自動車と変わりません(149万~)
ひどいと言われる理由⑥タイが生産拠点である
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6代目として発売されたミラージュは、2012年からタイ工場で生産されています。海外製のミラージュを逆輸入していることに、批判の声が集まっているようですね。
※日産マーチも2010年から生産拠点をタイに移し、日本へ逆輸入してきましたね。
タイで生産されている理由は?
ミラージュがなぜタイで生産されることになったかというと、当時の益子修社長は「円高が厳しく、消費地に近いところで生産してコストダウンする必要が高まっている」と述べています。
つまり、タイでの生産は円高の影響を受けずに輸送コストを抑えられると考えたからです。
また、価格や維持費の低いミラージュは、後進国でも扱いやすく需要が高いことも理由にあげられます。新興国向けと日本のユーザー向けに、価格を最低限に抑えた商品の販売に力を入れているのです。
かっこいい声はあるの?
ブラックエディション(画像:三菱自動車)
「ひどい」「うるさい」といった否定的な意見は、あくまでも一部のユーザーによるクチコミであり、以下のように「かっこいい」という声も見受けられました。
「軽よりも少し走ってそれなりに積めてそれなりにかっこいいコンパクトカーに一人で乗りたい自分にはベストマッチでした」(みんカラ)
「外観は想像したよりもかっこいいです。ホイールがかっこよすぎ。」(みんカラ)
「見た目がかっこいい。小さくて運転がしやすい」(みんカラ)
SNSでの評判もよく、ツイッターではこのような声も!
周りからの評価も高く、多くのファンがいることが分かります!
どんな人が乗っている?
画像:三菱自動車
ミラージュを購入した人は、どのような場面で車を使う人が多いのか実際のクチコミから調査しました。
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運転しやすく、街乗りするにはいい車という意見が多いですね。
ミラージュがおすすめの人は?
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アウトドア好き、荷物をたくさん載せたいなど趣味が多い人には物足りないかもしれません。車に求めるメリットは人により異なりますが、低燃費で扱いやすく、誰でも運転しやすいミラージュは使い勝手のよいクルマです。
シンプルな車なので免許取りたての初心者さんにもおすすめですよ。
ミラージュは海外での評価が高い!
ミラージュは日本をはじめ、タイや欧州、米国など世界70カ国で販売され、累計世界販売台数は約73万台を誇る、三菱自動車の中でも世界戦略車のひとつとなっています。
2020年モデルのミラージュは、最も燃費性能に優れたガソリンエンジン車として、第9回ビンセントリック・ベストCPOバリュー賞に輝いています。(※ビンセントリック社は米国に本社を置く自動車データの分析を手掛ける会社)
さらに、三菱自動車のフィリピン法人では、コンパクトセダン仕様の「新型ミラージュG4」が2021年8月に発表されました。このように海外の評価も高く、今後の新型ミラージュにも期待が寄せられています。
まとめ
三菱ミラージュは「ひどい」「うるさい」の声を調査し、「ひどい」と言われる6つの理由を解説しました。
「ひどい」と言われる理由は以下の通りです。
①エンジンに対する「うるさい」「ひどい」の声 ②デザインがシンプルすぎる ③安全装備が不満 ④運転のしづらさ ⑤時代を感じさせる ⑥タイが生産拠点である |
ひどい声はあるものの、一方で「かっこいい」の声も聞かれ、ミラージュの飾り気のないシンプルさ、実用的な操作性、低燃費など総合的な評価は高く、街乗り中心で維持費を抑えたい人にはぴったりの車です。
近年ではかっこいい「ブラックエディション」の特別仕様車の登場で、さらに注目を集めています。
フィリピン仕様の「ミラージュG4」は、狭い日本の道路にも適した一台として、日本導入も期待されています。グローバル戦略車のミラージュ、今後の展開も気になるところですね!
ご覧いただきありがとうございます。