プレマシー大解剖：「欠点ある？」を重点的に検証！

マツダプレマシー（3代目：2010年7月1日発売～2018年2月販売終了）：Wikipedia

プレマシーは現代の自動車市場で注目されている一台です。本記事では、この車の魅力と問題点に焦点を当てて、深く掘り下げてみます。

スペックや価格、ユーザーのレビューを通して、その実力を検証します。肯定的な意見から否定的な意見まで、幅広い視点からプレマシーを評価し、最終的には、どんな人に適しているかを考察します。

また、ライバル車との比較を通して、プレマシーの立ち位置を明らかにします。この記事が、プレマシーを検討している方々にとって有益な情報源となることを願います。

どんなクルマ？

プレマシーは、セダンに匹敵する操縦安定性と快適な乗り心地を備えたスタイリッシュなミニバンです。言ってみれば、セダンとステーションワゴンとハッチバックとミニバンを足して4で割ったようなクルマです。

走る楽しさをそのままに、7人まで乗車可能なボディサイズで、通勤から買い物、ロングドライブまで使用できます。

プレマシーは、全高が1615～1650mmと比較的低いのが特徴で、背の高いミニバンと比べて乗用車的な走り味となっています。全高の低い車から乗り替えても違和感を覚えにくいという利点があります。

プレマシーは、そこそこ広いミニバンですが、小回りも効き、狭い道の多い住宅街での取り回しも安心です。適度なパワー、アクセルワーク、ブレーキングも素直でダイレクトです。カーブなどのドライビングも気持ちがいいです。

プレマシーは2018年に販売終了になりましたが、これは「SUV」という時代の荒らしに見舞われたためです。車自体に問題があったからではなく、むしろ、今でも通用する素晴らしい車です。

「中古車の醍醐味」を味わえるクルマ

「中古車の醍醐味」というものがあって、様々な要因で廃版となったものの、実は知る人ぞ知るという類の優秀車で、こうしたクルマを「えっ」という価格で手に入れられるケースがあります。

マツダプレマシーとか、ホンダグレイスとか、同じくホンダジェイドとか、ユーザーの評価は異様なほど高いにもかかわらず、カタログ落ちしていった隠れた名車たちです。

プレマシーの価格コムの平均評価点は4.63点（5点満点）です。グレイスは4.59点、ジェイドも4.59点です。

この記事に辿り着いたあなたは、だから、お目が高い方です！！

マツダプレマシーは、中古車として、まさに＜狙い目のクルマ＞ですから。

スペック

プレマシー「20C-SKYACTIV」のスペックです。

新車価格	200万円
駆動方式	FF
燃料	レギュラー
燃料タンク容量	60L
排気量	1,997cc
トランスミッション	6AT
乗車定員	7名
燃費（JC08モード）	16.2km/L
最小回転半径	5.3m
最高出力	111[151]/6000 kW[PS]/rpm
最高トルク	190[19.4]/4100 N・m[kgf・m]/rpm
全長	4,585mm
全幅	1,750mm
全高	1,615mm
ホイールベース	2,750mm
最低地上高（未積載時）	135mm
車両重量	1,490kg
荷室容量（リアシート立）	112L

価格

マツダプレマシーの新車時の価格帯です。

179～241 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは『プレマシー大解剖：「欠点ある？」を重点的に検証！』です。

検証するには材料が必要です。

まず、プレマシーに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。

エクステリアデザインに新鮮さが足りない
インテリアが安っぽく感じる
エンジン性能が期待ほどトルキーでない
i-stop、横滑り防止、サイドエアバッグが不要と感じる人には、他の装備もEグレードとほぼ変わらない
インテリアデザインは良いが、プラスチック感が強く、特に足元が擦り傷に弱い
ドリンクホルダーやコインホルダーの位置が不便
居住空間は限定的で、3列目シートはほとんど使用しない
荷室は便利だが、年に数回しか使わない
車重のため、加速が鈍く、燃費に影響
燃費は街乗りで6km/L前後と期待に達しない
シートがチープな印象

インテリアがプラスチック感が強く、質感に欠ける
荷室が狭い、特に7人乗りの場合
ロードノイズが少し気になる
シフトダウンのタイミングが不満足
市街地走行の燃費が良くない
アイストップ車のバッテリーが重い
一部のオプションが不必要と感じる
ブランド力が低く、販売促進のセンスが悪いと感じる

インテリアにプラスチック素材が多く、安っぽい印象を与える。
運転席と助手席のカップホルダーの位置が低く、使いづらい。
3列目のシートは足元が狭く、乗り心地がいまいち。
加速時にi-DMによく叱られる。
低速時の路面の悪い道では突き上げ感がある。
燃費がもう少し良くてもよいという期待。
エアコンONの状態での燃費がイマイチ。
シートの硬さに対する不満が家族から出る。
トランクスペースが狭く、大きな荷物を積むのに不便。
一部の速度域でフワフワするハンドリングを感じる。
交差点での発進時にi-stopに慣れず焦ることがある。
車幅が広く、狭い道では運転しにくい。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、プレマシーに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。

オーソドックスなインパネデザインが好み
SKYACTIVドライブのダイレクト感が良い
ハンドリングが素晴らしく、リアの追従感が良い
乗り心地が予想以上に良く、価格に見合わない快適さ
標準装備のエコタイヤでのロードノイズが気にならないレベル
燃費が改善され、街中でも良好な数値を記録
コストパフォーマンスが非常に良い
運転が楽しく、利便性が高いと感じる
流線的なサイドラインやフロントマスクが個性的で魅力的
エンジン性能に不満はなく、街乗りや高速でも問題なし
乗り心地が固すぎず、柔らかすぎず良好

個性的で飽きのこない外観デザイン
シートの腰位置サポートが良い
運転が楽である
スムーズな加速と安定したエンジン性能
高速道路での燃費が良い
全体的に価格が手頃
マツダ車の品質に満足している

スタイリッシュでスポーティな外観デザイン。
高速道路での安定感があり、運転しやすい。
加速力が良く、スムーズな走りを楽しめる。
乗り心地が良く、長距離ドライブでも疲れにくい。
価格と装備のコストパフォーマンスが高い。
ミニバンながらも良好な燃費を実現。
オートライトやオートワイパーの機能が便利。
バックカメラが駐車時に大変役立つ。
プラスチック素材でも手ごろな価格であれば満足。
エンジンと6速ATのマッチングが良い。※一部グレード
ハンドリングが良く、コーナリングがスムーズ。
使い勝手の良い荷台スペース。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、プレマシーに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところプレマシーのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

エクステリアデザインやインテリアの質感は価格相応である
走行性能と乗り心地に関しては高評価で、特にハンドリングの良さが評価できる
コストパフォーマンスが良く、価格に見合った性能と快適さを提供している
特定の機能や装備が不要と感じることもあるが、全体的には満足度が高い

ミニバンとしての機能性と走行性能のバランスが良い。
一部不満もあるが、全体的には使い勝手が良く、ファミリーカーとしての役割を十分に果たしている。
運転の楽しさや安定感は高く評価できる点だ。
一部のマイナス点はあるものの、総じてプレマシーは信頼性が高く、長く愛用できる車であり、実際長く乗っている。

「欠点ある？」を重点的に分析

この記事のテーマは『プレマシー大解剖：「欠点ある？」を重点的に検証！』というものです。

テーマの重点項目である「欠点ある？」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

様々なレビューで言及されている「欠点」を整理しました。これらはレビュアーによって個人差があり、全てのオーナーが同様な感想を持っているとは限りません。

ですが、これからプレマシーの購入を考えている人にとって、「着眼点」、「着目点」、「チェックポイント」として意味を持つと思います。参考になさってください。

欠点ある？
エクステリアデザイン	新鮮さに欠けるとの意見あり
インテリアデザイン	プラスチック感が強く、安っぽく感じる人も
エンジン性能	トルク感が期待を満たさないとの指摘あり
必要ない装備	i-stop、横滑り防止、サイドエアバッグなどが不要と感じる人も存在
インテリアの耐久性	特に足元の擦り傷に弱いとの意見
収納スペース	ドリンクホルダー、コインホルダーの位置が不便との指摘
居住空間	限定的で、3列目シートの使用が少ないとの意見
荷室	便利だが、使用頻度が低いとの指摘
性能	重いため加速が鈍く、燃費に影響との意見
燃費	街乗りでの燃費が期待に達しないとの指摘
シート	チープな印象を受けるとの意見。硬いという声も。
荷室の広さ	狭いと感じる、特に7人乗りの場合
ロードノイズ	少し気になるとの意見
シフトダウンのタイミング	不満足だとの指摘
市街地走行の燃費	良くないとの意見
バッテリーの重さ	アイストップ車のバッテリーが重いとの指摘
オプションの必要性	一部のオプションが不必要と感じるとの意見
ブランド力	低いと感じる、販売促進のセンスが悪いとの意見

以上のような評価が一定数見られます。ぜひ参考になさってください。

レビューサイトの平均評価点のご案内

プレマシーが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：4.35点（5点満点）
価格コム：4.63点（5点満点）

※2023年12月29日時点

ライバル車とその特徴

プレマシーのライバル車とその特徴をまとめました。

車名	特徴
ストリーム	クルマのデザインに重点を置いたミニバン
ジェイド	3列シートの背の低いミニバンとして売り出した車
ヴォクシー	家族向けの多機能性と広い室内空間を提供
ウィッシュ	スポーティな走行性能とスタイリッシュな外観
ラフェスタ	コンパクトながらも実用的な内装設計

どんな人におすすめ？

プレマシーがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物	理由
ファミリー	広い室内空間と多様なシートアレンジが可能で、家族の利用に適している。
長距離ドライバー	走行性能が高く、安定感があり、長距離運転に適している。
アウトドア派	広い荷室と実用的な内装が、アウトドア活動に役立つ。気兼ねなく使えるところがいい。