【4分記事】スロットルポジションセンサーとは|仕組み|調整・故障の症状・点検

スロットルポジションセンサー・故障・点検・とは・症状・仕組み・役割

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スロットルポジションセンサーとは:仕組み

まずスロットルとは絞り弁(スロットルバルブ)のことです。車のエンジンに空気を取り入れる際、空気取得口とインテークマニホールドのあいだに絞り弁(スロットルバルブ)があります。

絞り弁(スロットルバルブ)は空気の流れる量を調節する役割を果たしています。

スロットルポジションセンサーとは、絞り弁の開閉状態を監視する装置で、電子式燃料噴射装置の補助的パーツです。

スロットルポジションセンサーは絞り弁(スロットルバルブ)の開閉角度を検知し、これをECUに伝えます。すると、ECUはこの情報とエンジン回転数やアクセル開度などを総合的に判断して、インジェクターの燃料噴射量を制御しています。

たとえば、スロットルポジションセンターが絞り弁が全閉状態であることをECUに伝えた場合、そしてその時エンジン回転数が相当な高さにあるとECUが検知した場合、この2つの情報を総合的に判断した結果、ECUは「いま、エンジンブレーキを使用している」と判断します。

すると、燃料を供給する必要がないので、ECUは燃料噴射装置に燃料を送らないという指令を出します。

その他、省エネ運転のためのきめ細かい制御パターンは無数にあって、現在の車には欠かせない重要なセンサーです。

故障の症状と調整

エンジン回転が安定せず、特にアイドリング状態が不安定な場合、まずはスロットルポジションセンサーが疑われます。

スロットルポジションセンサーを調整する場合、エンジン停止状態で行います。

たとえば、実際にはスロットルバルブが全閉であるのにスロットルポジションセンサーがスロットル全閉を検出しない場合、エンジンはアイドリング制御に入ることができず、その結果、アイドリングが一定しません。

その逆に、スロットルバルブがわずかに開いているのに、センサーはスロットルバルブ全閉と判断すると、ECUはアイドリング回転数まで引き下げようとするため、方向違いの状態にあるエンジンは回転がぎくしゃくすることになります。

スロットルポジションセンサーの調整とは、こういった症状をなくすことが目的です。

点検

アイドリング回転が安定せず、なおかつインパネのエンジン警告灯が点灯している場合、不調の原因は数えきれないほどあるため、その時点ではどこが原因なのか特定できません。

しかし、コンピュータ制御の現在の車は診断装置ですぐに故障箇所を特定できます。

エンジン警告灯が点灯したら、ディーラーに車を乗り入れて診断装置にかけてもらってください。

即座に故障箇所が特定されます。

そこでスロットルポジションセンサーが特定されたら、上記のような調整を行うか、あるいは部品ごと交換します。

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