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【記事丸わかり】
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ヴォクシーとシエンタどっちがいい?運転しやすさや価格差を子育て目線で比較
ヴォクシーとシエンタ(Wikipedia)
車があると行動範囲がぐっと広がりますよね。家族が増えるタイミングで、新しい車の購入を考えている子育て中のパパやママさんもいるでしょう。
ミニバンの中でも「ヴォクシー」と「シエンタ」は、ファミリー層から人気があります。そこで、「ヴォクシーとシエンタどっちがいい?」と悩んでいる人のために、子育て目線で両車を比較します。
子育て経験のある筆者が、ここぞというポイントをご紹介しますので、ぜひ、参考にしてくださいね。
ヴォクシーとシエンタを子育て目線で比較
子育て世代の方が新車購入を考える時、
- 価格差
- 運転しやすさ
- 燃費
- 乗る人数
- 車内空間
- 乗り降りのしやすさ
- 荷物の積み込みやすさ
- 自動スライド機能があるか
このような点がポイントになります。では、順番に解説します。
価格差の比較
【新型ヴォクシーの価格】
- ガソリン車…309万~358.8万円
- ハイブリッド車は344万~396万円
【新型シエンタの価格】
- ガソリン車…195万〜256万円
- ハイブリッド車…が238万〜291万円
【両車の価格差】
- ガソリン車・ハイブリッド車…100万円~
ヴォクシーはシエンタよりもひとまわり大きいサイズになるので、300万を超える価格帯です。両車の価格差はおよそ100万円。
価格を抑えて購入したい人は、シエンタのガソリン車が向いています。
運転しやすさ
マイカーの場合、パパだけではなくママさんが運転する場合もあるでしょう。「運転しやすさ」も、子育て世代がクルマ選びをする時に重要なポイントです。
【ボディサイズ・最小回転半径比較】
ヴォクシー | シエンタ | |
全長 | 4,695mm | 4,260m |
全幅 | 1,730mm | 1,695m |
全高 | 1,895~1,925mm | 1,695~1,715m |
最小回転半径 | 5.5m | 5.2m |
ヴォクシーとシエンタのボディサイズを比較すると、下記のサイズだけヴォクシーが大きくなります
- 全長:435mm
- 全幅:35mm
- 全高:210mm
最小回転半径は、ヴォクシーの車体の方が大きい分0.3mシエンタを上回っています。
(※最小回転半径は、車が最大ハンドル角で徐行した時に描く軌道の半径のこと。)
そのため、車庫入れやUターンが苦手、運転に慣れていないママさんは、小回りの利く運転しやすいシエンタがおすすめ。しかし、取り回しがいいからといって、運転のしやすさにつながるわけではありません。
車高の高いヴォクシーは、より広い範囲を見渡せるので視認性がよく車幅感覚を掴みやすいクルマです。
運転しやすさについては、ヴォクシー、シエンタどっちにも高評価がありました。
【ヴォクシー】
運転席からの視界が開けており、死角が少ないので運転しやすさ抜群です。サイズも大きすぎないので取り回しが楽だと思います。(みんカラ)
【シエンタ】
運転のしやすさを感じています。妻も運転しやすく、サイズの可愛い車です。(みんカラ)
燃費比較
購入後、維持費の中で家計の負担になるのが燃費です。また、近年ではガソリン価格も高騰しているため、燃費もしっかり比較しましょう。
【燃費比較】
ヴォクシー | シエンタ | |
ガソリン車 | 15.0km/L(2WD) | 17.0km/L(2WD) 14.0km/L(4WD) |
ハイブリッド車 | 23.0km/L(2WD) | 22.8km/L |
※カタログ燃費:WLTCモード
あくまでカタログ燃費になりますが、ガソリン車はヴォクシーの方が燃費は劣りますが、ハイブリッド車はほぼ互角です。大きさの違いほど燃費に差はないようです。
維持費については、燃費のみならず自動車税、車検代、メンテナンス料、駐車場代、自動車保険代と思っているより結構かかるので、事前に把握しておきましょう。
乗る人数
運転のしやすさだけではなく、乗る人数やお子さまの年齢もファミリーカーを選ぶときの重要ポイント。
- ヴォクシー…7人乗り・8人乗り(3列シート)
- シエンタ…5人乗り(2列シート)・7人乗り(3列シート)
どっちがいいか悩む方は、人数を基準にして選ぶといいですよ。少人数であればシエンタ、家族が多い子育て世代はヴォクシーが向いています。
室内サイズ比較
長い距離を移動する場合や、チャイルドシートを乗せるご家庭は、車内の広さも選ぶ基準のひとつ。
【室内サイズ比較】
ヴォクシー | シエンタ(7人乗り) | |
室内長 | 2,805mm | 2,545m |
室内幅 | 1,470mm | 1,530m |
室内高 | 1,405mm | 1,300mm |
ボディサイズの大きいヴォクシーは、もちろん室内サイズも申し分ない広さを確保しています。ヴォクシー、シエンタそれぞれに使い勝手のよい仕様です。
7人乗りのヴォクシーの場合、セカンドシートをそのままスライドできる「ストレート超ロングスライドシート」を採用しています。最大745mmのスライドが可能で、広々とした足元空間を確保できます。
一方、シエンタもセカンドシートの広さが魅力です。前後座席のスペースが1,000mmと前モデルから80mm広くなり、買い物かごを足元に置けるほどの広さです。
子どもの着替えセットやおむつ、除菌グッズなど荷物が多くなる子育て世代の方は、使いやすい室内かどうかもよくチェックしてくださいね!
乗り降りのしやすさ
小さなお子さまがいるご家庭では、乗り降りのしやすさも大切なポイントです。両車の最低地上高を比較します。
(※最低地上高とは、前輪と後輪の中心軸の間で、車体の最も低い部分の高さのこと)
【最低地上高比較】
ヴォクシー・シエンタ共に同じ数値です。
- 2WD…140mm
- 4WD…125mm
ミニバンの中には、アルファードのようにドアの開口部分が大きく最低地上高が160~170mmとフロアの高いクルマもあります。
床の高い車は、小さなお子さんには乗り降りしにくいので、ヴォクシーやシエンタが向いていますよ。
荷物の積み込みやすさ
子育て中は、ちょっとしたお出かけでも荷物が多くなりがちです。荷室の広さを比較しましょう。
【荷室幅・容量比較】
ヴォクシー | シエンタ | |
荷室幅 | 1,100mm | 1,265mm |
容量 |
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上の数値だけではよくわかりませんね。どっちが正解という訳ではないので、以下のクチコミも参考にしてください!
【ヴォクシーのクチコミ】
- ベビーカーを縦置きできるのと自転車を縦置きできるのはとても良いです。
- 子供ができてチャイルドシートが付けやすくベビーカー等の荷物が沢山載せられる。
- ラゲッジボックスの床下収納にA型ベビーカーがすっぽり入る。
【シエンタのクチコミ】
- 積載に関してはA型・B型ベビーカーが立て置きできるのはもちろん、畳まずに積むこともできるので非常に便利です。
- 雨の日にバックドアを開けても濡れることなく、ベビーカー・荷物の出し入れが可能です。
ラゲッジスペースは、写真やカタログで確認していても、実際に見てみると、「意外に小さかった」と感じる場合もあるので、試乗の際によく確認しましょう。
自動スライド機能があるか
お子さんを抱っこしていて両手が使えない、このような時もありますよね。ヴォクシー、シエンタそれぞれにハンズフリー機能を搭載した「デュアルパワースライドドア」が搭載されています。
- ヴォクシー:全車にメーカーパッケージオプション
- シエンタ:Zに標準装備・Gにメーカーオプション
どっちの車種にも搭載されていますが、グレードごとにオプションの場合もあるので、事前に確認しておきましょう!
まとめ
ヴォクシーとシエンタどっちがいい?と悩んでいる子育て世代の方に、ファミリーカーを選ぶポイントを解説しました。運転しやすさや価格差は判断基準になりますが、車内サイズ、乗り降りのしやすさなど、さまざまなポイントがあります。
どっちか決められないという方は、お子さまを連れてディーラーに足を運んでもいいでしょう。出産前の方は無理のない程度に、車内の見学をしておくと安心です。
ぜひ、この記事を参考にして車選びをしてくださいね!ご覧いただきありがとうございます。