こちらの記事も読まれています
目次
【記事丸わかり】
|
エクリプスクロスPHEVは燃費悪い?航続距離は?満タンで何キロ走る?
エクリプスクロスPHEVは、三菱自動車が販売するプラグインハイブリッド車です。本記事では、「エクリプスクロスPHEVの燃費性能」について解説します。
- 燃費悪い?
- 航続距離は?
- 満タンで何キロ走る?
このような疑問を解消します。リアルユーザーの実燃費も調査したので、参考にしてくださいね。
「エクリプスクロスPHEV」の特徴
PHEVとは、プラグインハイブリッドEVシステムの略であり、プラグイン式の充電機能を備えた車種を指します。PHEVは、電気自動車(EV)とガソリン車のハイブリッド車を合わせた仕様で、以下の3つのモードから最適な走行モードを自動で選択します。
- EVモード
- シリーズモード
- パラレルモード
3つの走行モード
①EVモード
EVモードは、バッテリーに蓄えた電力を使用し、駆動用電池による動力モーターのみで走行します。走行中のガソリン消費やCO2排出量はゼロで、静かでクリーンな走行が可能です。
②シリーズモード
シリーズモードは、エンジンがバッテリーへの給電のためだけに動き、発電した電力でモーターを駆動して走行します。つまり、バッテリーに蓄えられている電力だけでは不足する際にこのモードに切り替わります。
③パラレルモード
パラレルモードでは、高速走行時は効率の良いエンジンの駆動力を主体に走行し、余剰出力分を発電に回して電池パックに充電、加速時にはモーターでアシストします。
航続距離は?
まず、エクリプスクロスPHEVは、バッテリー駆動のみ(EVモード)で何キロ走れるのでしょうか?
- 駆動用リチウムイオンバッテリーの容量:13.8kWh
- 満充電時でのEV航続距離:57.3km(WLTCモード)
という数値になります。
つぎに、ガソリンタンク(43ℓ)に満タンの状態で何キロ走行できるのでしょう?
- WLTCモード燃費:16.4km/L
- 航続距離:705.2km(43ℓ×16.4km)
という数値になります。
エクリプスクロスPHEVは、ガソリンエンジンを搭載していますが、バッテリーだけで最大57.3キロメートルの走行が可能で、ガソリンエンジンを含めたトータルの航続距離は705.2kmということになります。
※ただし、バッテリーの充電状況や運転条件によっては、航続距離が短くなる場合があります。
エクリプスクロスPHEVの燃費の詳細
エクリプスクロスPHEVの公式データによると、WLTCモードでのカタログ燃費の詳細は以下の通りです。
WLTCモード | 16.4km/L |
市街地モード | 15.7km/L |
郊外モード | 16.8km/L |
高速道路モード | 16.5km/L |
※ハイブリッド 4WD 2400cc
市街地モードも郊外モードも高速道路モードもあまり差がないのが特徴です。やはり、EVモードだけで57.3km走行できる効果は大きいですね。
リアルユーザーの実燃費
燃費は、実際の運転状況によって大きく異なります。リアルユーザーの口コミから、実燃費情報を集めました。
- 「通勤や買い物等はバッテリーで済むので、複合燃費は22km/Lくらいになります。暖房を付けるとエンジンがかかるのでかなり燃費悪いです」
- 「ガソリンオンリーだと13~16km/Lくらいです。家充電で深夜料金が本領発揮です。私の電気契約ではガソリンの約半分のコストです。非常に安く走れます。」
- 「ガソリンは満タンにすると空になるのに3ヶ月以上かかるので、10L程度を毎月入れるようにしていますが、雪山行く季節はガソリン主体になりそうです。」
- 「納車された日に、満充電で300km(高速道8割)走行して給油した総合燃費は16.5km/Lでした。1.9tの車重とフルタイム4WD(+スタッドレスタイヤ)を考えたら優秀だと思います。」
実燃費に関しても、「重量のあるSUVにしては相当いい燃費!」と高い評価が見受けられています。
使用状況によりますが、たとえば、来る日も来る日も日々の買い物に30kmしか使用しない場合なら、理論上は、タンクのガソリンは1か月経っても3ヶ月経っても半年経っても全く減らないことになります。
実際は、上記口コミにあるように、冷暖房を付けるとエンジンが始動したりしますから、ある程度はガソリンを消費しますが、それでも、短距離だけの使用なら家で充電する電気料金しかかからない、というケースも有り得ます。
2023年になって電気料金が上がっていますが、それを含めて計算しても、EVモードの比率が多いと維持費はかなり安くなるかもしれません。
充電場所の確保が大切
- 充電場所によってはコストがかかる
- 高速道路で急速充電するとかなり高くつく
という口コミが一部でありました。エリアによっては、急速充電器は高額な充電費用がかかる場合があります。
また、充電器の数が限られていたり、待ち時間が長かったりと、一部の地域では充電環境が整備されていない場所もあるので注意が必要です。
PHEV車を購入する前に、自宅や職場以外にも、長距離移動中に利用できる充電場所を確保しておきましょう!
※とはいえ、EV車と違い、遠距離走行時であっても必ず急速充電を利用しなければならないわけではない、というところがPHEVの強みです。
まとめ
「エクリプスクロスPHEVは燃費悪い?航続距離は?満タンで何キロ走る?」というテーマについて解説しました。
エクスプリスクロスPHEVのEV航続距離は、最大で57.3kmです。充電状態や運転条件によっても燃費に影響が出やすいので、あくまでも目安として参考にしてください。
いずれにしても、PHEV(プラグインハイブリッド)は、現時点で最強のパワートレーンです。ガソリン車とEV車のいいとこ取りであり、怖いものなしです。
【割り込みコメント】管理人ミスター乱視です。富士五湖周辺でエクリプスクロスPHEVを頻繁に見かけます。この車、カッコいいです。存在感ありますね。
ご覧いただきありがとうございます。