【記事丸わかり】
⇒⇒竹岡圭の三菱eKクロススペース試乗記 |
EKクロススペースの売れ行きは?買ってみた感想
ekクロススペース:Wikipedia
登場からわずか3年で生産終了となったEKクロススペース。
その売れ行きは一体どうだったのでしょうか?
また、生産終了発表後に買ってみたオーナーの口コミや、中古車市場の動向についても解説します。
EKクロススペースが生産終了になった理由
売れ行きの低迷が生産終了につながっているのでは?と考える人もいるでしょう。
こちらの章では、EKクロススペースの当時の売れ行きと、生産終了の背景について詳しく解説します。
売れ行きが悪かった?
EKクロススペース(2020年3月~2023年4月)は、発売当初から好調な売れ行きを記録しています。
2020年3月の受注台数は約5,000台。
さらに、2020年6月には9431台を販売し、軽自動車の販売ランキングで3位にランクインするなど注目を集める存在でした。
このように一定の人気があったEKクロススペースは、販売不振で生産終了になったわけではありません。
次章では、生産終了の背景を解説します。
デリカミニの存在
三菱自動車では、当初SUVスーパーハイトワゴンとして、
- EKスペース
- EKクロススペース
- デリカミニ
の3種を展開する計画でした。
しかし、EKクロススペースの生産終了により、後継車としてデリカミニが位置づけられることになりました。
デリカミニはEKクロススペースをベースにしており、両車のキャラクターやコンセプトが重なり、ブランド内で競合が生じる可能性があったため、生産終了に至ったと考えられます。
EKクロススペースは今がチャンス
生産終了を発表した今こそ、EKクロススペースを手に入れる絶好の機会と言えます。
EKクロススペースの中古市場の動向
EKクロススペースの中古車相場を見ていきましょう。
中古車市場 | 登録台数 | 平均価格 | 価格帯 |
カーセンサー | 403台 | 157.9万円 | 89.5万円~239万円 |
グーネット | 405台 | 158.1万円 | 89.5~239万円 |
※2023年5月24日現在
生産終了となったモデルは、相場価格が下がりやすい傾向にあります。
そのため、中古市場では平均価格が150万円台と手頃な価格帯です。
※ekクロススペースの新車価格:165~220 万円
このため、生産終了発表後の今こそ買いどきであると言えるでしょう。
未使用車購入のチャンスも
現在、EKクロススペースの未使用車が多く市場に出回っています。
中古市場では、陸運局に車両登録されたものの、実際には使われていない「登録済み未使用車」も存在しています。
これらの車はほぼ新車と同じような状態で中古車価格で購入できるため、非常に魅力的な選択肢となっています。
【割り込みコメント】管理人のミスター乱視です。私が乗っているワゴンRも走行距離15キロの「登録済み未使用車」でした。安かった~。
カージャーナリストから高い評価
EKクロススペースは、カージャーナリストが選ぶ「2022年度の軽自動車おすすめ新車部門」で2位に輝いた車です。(参照URL)
特にスーパーハイト系の中でも、操縦性や安全性が高く評価されています。
選択肢も多い
EKクロススペースは、「M」「G」「T」の3つの基本グレードで構成されており、細かく分けると「G」に3種類、「T」に2種類のモデルがあります。
さらに、各グレードには2WDと4WDが用意されているため、合計12種類の選択肢があります。
このように個々のニーズに合わせた選択肢が多いことも、中古車市場で狙う価値があるクルマと言えるでしょう。
EKクロススペースを買ってみた感想
みんカラと価格コムで、生産終了発表後に購入したオーナーの口コミが掲載されていました。
「生産終了でデリカミニに生まれ変わり、EKクロススペースは狙い目の車種だと思います。内装もほとんど一緒なのでとても満足しています。」
「EKクロススペースは生産終了となりましたが、今回購入したEKクロススペースは、希少車としていつの日か脚光を浴びる車となると信じて大事に乗り続けたいと思います。」
まとめ
EKクロススペースの生産終了は、売れ行きの不振ではなくデリカミニとの競合が主な要因です。
しかし、中古市場ではほぼ新品と変わらない登録済み未使用車も見受けられており、今が購入のチャンスと言えるでしょう。
実際のところ、ekクロススペースとデリカミニの中身はほとんど同じです。車名と目つきが変わっただけです。
ハイトワゴンが欲しいけれど、SUVテイストはいらないという人は、実はけっこういると思います。
手頃な価格で状態の良いekクロススペースを手に入れたいという方は、中古車市場も候補にしてみてくださいね。ご覧いただきありがとうございます。