【早わかり】車のバッテリー上がりはしばらく待つと直る?自然回復する?

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【早わかり】車のバッテリー上がりは自然回復する?しばらく待つと直る?

エンジンをかけようとしたら、セルモーターはガガガと回るけれどエンジン点火にまでは至らない。あるいは、セルモーターが回らずカチカチという音がするだけ。

こういう症状が起こったら、これはほぼ100%バッテリー上がりだと思います。

では、このようにバッテリー上がりになったら、もう2度と自然回復しないのでしょうか?しばらく待つとまた復活してエンジンがかかることがあるのでしょうか?

その答えは、自然回復してエンジンがかかることもあれば、自然回復しないで2度とエンジンがかからない場合もある、という2通りになります。

ネットで調べると、一度バッテリー上がりになったら、それは自然回復しない、と書いてあるサイトがほとんどですが、まあ、原則論としてはそうだと思います。

でも、ファクトではないと思います。

実際、よく経験することとして、何度かエンジンスタートを試みてダメだったけれど、5分くらいしてからもう一度トライしたらエンジンがかかった、ということがあります。

そして、そうやってエンジンがかかれば、その車でまたしばらく走ることができます。しばらく走れば、オルタネーターが電気を発電して弱っていたバッテリーに充電します。すると、いったん「バッテリー上がり」の状態だったバッテリーが息を吹き返し、当面のあいだ何のトラブルもなく車が使えることになります。

これは「自然回復」ではないでしょうか。

その一方で、もしもいったん「バッテリー上がり」になったバッテリーが、すでに5年とか6年使用していて寿命が近づいているケースでは、上記のようにいったんエンジンがかかり、しばらく車を走らせてオルタネーターから充電されたとしても、またそのうちに同じように「バッテリー上がり」を起こす可能性は大です。

こうしたケースでは、「自然回復」はしないというべきかもしれません。

「バッテリー上がり」になる原因

車のバッテリー上がりに関して、もう一度整理したいと思います。

「バッテリー上がり」を起こす原因としては、以下のようなものが考えられます。

  1. 駐車中に長時間スモールランプ等をつけっぱなしにした
  2. 寿命が来た:一般的には2年~4年がバッテリーの寿命と言われています※やや短めに記載しています
  3. 短距離の走行が多い:オルタネーターからバッテリーに充電する電気の量が絶対的に少なすぎるケース
  4. アイドリング状態でエアコン、カーオーディオ、室内灯などを長時間使用し続けた場合
  5. 冬場の氷点下で電圧が低下している:温暖な気候下では十分な電圧であっても氷点下ではバッテリーの能力が低下する

上記のようなケースでは、キーを回してもエンジンがかからない、いわゆる「バッテリー上がり」の状態になりやすくなります。

「バッテリー上がり」になった場合の対処法

バッテリー上がりになった場合の対処法としては、下記のような方法が考えられます。

  1. 近所や友人に応援車を提供してもらい、充電作業をする:応援車と自分の車を正面同士突き合せる形にし、それぞれのバッテリーをケーブルでつなぎます。応援車のエンジンをかけてアイドリングよりちょっと高めのエンジン回転のまま5分から10分ほど充電し続けます。これをジャンピングと呼びます。ほとんどのケースで、これでエンジンはかかります。
  2. JAFを呼ぶ:JAFの会員なら無料です。非会員は13,130円かかります。JAFの場合、スタッフさんがジャンピングを行い、それでもダメなら予備のバッテリーと交換します。それでもダメなら最寄りの修理工場等にレッカー搬送し、そこで新品のバッテリーと交換します。JAF会員でも新品のバッテリー費用は自腹ですが、その他は無料です。
  3. 自動車保険のロードサービスを呼ぶ:ほぼすべての自動車保険(任意保険)にロードサービスは自動付帯しています。原則無料です。一部会社でレッカー搬送が150キロを超える場合などに追加料金が発生するところがありますが、ほとんどは無料です。ロードサービスでもまずジャンピングを行います。それでダメなら最寄りの修理工場等にレッカー搬送し、新品のバッテリーと交換します。バッテリー費用は自腹ですが、その他は無料です。自動車保険のロードサービスを使っても翌年度の等級には影響を与えず(ノーカウント事故扱い)、保険料も上がりません。積極的に使うべきサービスです。

そもそもオルタネーター(発電機)が故障している場合もある

車のバッテリーが上がってしまう原因には、ここまでお話ししてきたようにバッテリーそのものが原因であるケースが最も多いのですが、ごくまれにオルタネーター(発電装置)の故障が原因のケースもあります。

オルタネーターは昔はダイナモと呼ばれていましたが、ダイナモは直流でオルタネーターは交流であり、現在はほぼすべての車がオルタネーターを使用しています。

オルタネーターは発電装置です。

エンジンの回転をベルトを介してオルタネーターに伝達し、オルタネーター内部のローターを回転させることで電気を発電します。

オルタネーターで発電された電気はバッテリーに蓄電されます。

つまり、こういうことです。

セルモーターを回してエンジンをかける⇒⇒エンジンの回転を利用してオルタネーターが電気を発電する⇒⇒発電された電気がバッテリーに蓄電される⇒⇒蓄電されたバッテリーの電気でセルモーターを回転させる⇒⇒セルモーターを回してエンジンをかける

こうした循環の中の一つにオルタネーターがあるということです。

オルタネーターはそうめったに故障する部品ではありませんが、昔の車なら10万キロ前後で、いまの車なら20万キロ以降に故障する可能性があります。

もちろん、使い方次第でかなり短期間で壊れてしまうケースも稀にあります。

オルタネーターの交換費用は50,000円~120,000円が相場です。

リビルト品だと新品の半額程度で入手できます。

バッテリー充電方法

車が「バッテリー上がり」になった場合の対処法ですが、まずは救援に駆けつけてくれた車のケーブルと接続して緊急的な充電を行うジャンピングがあります。

そして、ジャンピングでいったん復活したら、30分ほどそのへんを走行して自分の車のオルタネーターからバッテリーに蓄電しておく必要があります。

しかし、ただ充電のためにだけ車を意味もなく走らせるのもどうかというケースもあるでしょう。

そういう時は、市販のバッテリー充電器を使う方法もあります。

アマゾンなどで「バッテリー充電器」で検索すると、安いものでは2,000円代から販売されています。

家庭用100Vのコンセントにつないで数時間充電すれば、弱ったバッテリーにも十分な電力が蓄電されます。

なにも実際にバッテリー上がりになってから使うのでなく、冬季の初めに「予防的に」バッテリーに電気を蓄えておくという使い方もあります。

そもそもバッテリーの「寿命」は?

一般的に、バッテリーの寿命は2年~4年あるいは3年~5年というように言われています。

しかし、これは「トラブルなく快適に使用できる期間は」という条件を付けた場合の話です。

わたし自身の経験や他の方の経験談を交えてお話しするなら、ある程度手を掛けてもかまわないということであれば、バッテリーは5年でも10年でも使用できるケースがほとんどです。

「手を掛ける」というのは、ときどきジャンピングをしたり、市販のバッテリー充電器で夜中に充電したり、といった手間を掛けることです。

こうした手間を惜しまないのであれば、バッテリーはかなり長い期間使用できます。

また、ある程度の経験を積んでくると、「バッテリー上がり」を未然に防止する方法も身についてくるので、常に予防的な行動をとるようになって、実際にバッテリーでトラブルを経験するケースはかなり稀になってきます。

  • 短時間の走行をしない
  • 必要のない場面でヘッドライトやスモールライトの点けっぱなしをしない
  • 意味もなくフォグランプを使用しない
  • 車内で電力消費の多い製品の使用を控えめにする※カーオーディオやカーナビやフットライト等
  • セルモーターがもたつくような回り方をしたら、予防的にバッテリー充電器で充電しておく

数々の痛い経験を基にこういったことが「身についている」人であれば、バッテリーを長く使えると思います。

まとめ

車のバッテリーにしてもスマホやデジカメのリチウムイオン電池にしても、短期間なら「自然回復」することはあり得ます。

数分間放置してまたトライすると、今度はちゃんとできたりする経験はみなさんにもおありだと思います。

車のバッテリーの場合、そのバッテリーがまだ新しいものであれば、いったん「バッテリー上がり」になっても、ジャンピングで電圧が回復すれば、また元通り元気になります。

しかし、交換時期が近づいているバッテリーは、いったん回復したように見えても、すぐにまた「バッテリー上がり」を起こしてしまうので、思い切って新品に交換すべきです。

下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。

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