プジョーSUV3008大解剖：「最悪」「ダサい」「故障しやすい」を重点的に検証！

プジョーSUV3008（2017年～）：Wikipedia

皆様、こんにちは。本日は、多くの注目を集めるプジョーSUV3008について、その全貌を解き明かす旅に出かけましょう。この車は、そのデザインや性能、そして評価において、多くの意見が交錯しています。

本記事では、このSUVの特徴やスペック、価格、ユーザーレビューに至るまで、詳細にわたって掘り下げていきます。プジョーSUV3008と同サイズの他車種との比較も行い、より深い理解を目指します。また、ネガティブな意見とポジティブな意見、両方の視点から分析を行い、このSUVの真価を探求します。

さらに、競合車種との比較や、この車が最適なターゲット層などにも言及し、プジョーSUV3008に関するあらゆる疑問に答えていきます。

どんなクルマ？

プジョーSUV3008は、コンパクトカーが得意なプジョーが送り出すクロスオーバーSUVです。街中での軽快な走りが特徴で、流行りのクロスオーバーが欲しいけど、日常で軽快な走りができるモデルがいいという方にオススメのモデルです。

プジョーSUV3008とほぼ同じサイズのクルマ

プジョーSUV3008のサイズは、全長4450mm×全幅1840mm×全高1630mmです。この車と同じくらいのサイズのクロスオーバーSUVを集めてみました。

車種	全長	全幅	全高
プジョー SUV3008	4450mm	1840mm	1630mm
トヨタ RAV4	4600mm	1855mm	1680mm
日産エクストレイル	4690mm	1820mm	1720mm
マツダ CX-5	4545mm	1840mm	1660mm
スバルフォレスター	4625mm	1815mm	1715mm
レクサス NX	4690mm	1865mm	1645mm

スペック

Peugeot SUV 3008 「Allure（アリュール）」のスペックです。

新車価格	481万円
駆動方式	FF
型式	5BA-P845G06
燃料	ハイオク
動力分類	エンジン
燃料タンク容量	52L
排気量	1,598cc
トランスミッション	8AT
乗車定員	5名
ドア数	5ドア
シート列数	2列
燃費（WLTCモード）	15.6km/L
最小回転半径	5.6m
エンジン・モーター
最高出力(kW[PS]/rpm)	133[180]/5500
最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm)	250[25.5]/1650
過給機	ターボチャージャー
寸法・重量
全長	4,450mm
全幅	1,840mm
全高	1,630mm
ホイールベース	2,675mm
最低地上高（未積載時）	175mm
車両重量	1,480kg
荷室
荷室容量（リアシート立）	520L
荷室容量（リアシート倒）	1,482L

価格

プジョーSUV3008の価格帯です

481～710 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「プジョーSUV3008大解剖：「最悪」「ダサい」「故障しやすい」を重点的に検証！」です。

検証するには材料が必要です。

まず、プジョーSUV3008に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

ミラースクリーンの使い勝手がイマイチ
エアコン操作が暑い中で難しいことがある
静粛性がマツダ車に比べて劣る可能性
アドバンスドグリップコントロールは良いが、4WDには劣る
燃費が期待値より若干低い
ディーゼルモデルの価格が高いと感じる
アイドリングストップの感触が不快
ブレーキパッドが硬く、停止時の感覚が急
エンジン音が若干気になる
エンジン停止時のニュートラル感
電動パーキングブレーキにブレーキホールドがない
設定変更後もデフォルト設定に戻ること
オーディオが自動的にラジオになること
乗り心地がドイツ車風で堅い

クルーズコントロールが0kmスタートではない。
画面が時々フランス語になる。
スマホの無接点充電がうまく機能しない。
ホイールの選択肢が少ない。
純正カーナビが高価であまり使えない。
価格が高い。
ドアが自動で開閉しない。
ゴルフクラブが横に積めない。
ロードノイズが気になる。
ハンドルスイッチでオーディオがミュートにできない。
アイドリングストップの切り替えがモニターでのみ可能。

サンルーフ装着車では車内天井が低く、背の高い人には不快感を与えることがある。
アイドリングストップからの再始動時にギクシャクすることがある。
エンジン音やロードノイズが若干大きいと感じることがある。
バックカメラにナンバープレートが映り込むことがあり、視界を妨げる可能性がある。
内装の質感が価格に見合っていないと感じることがある。

ブレーキタッチにちょっと癖がある
タイヤのせいで乗り心地が硬いと感じる
グローブボックスが狭い
電装系のマイナートラブルが発生しやすい
数回ブラックアウトの経験あり

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

プジョーSUV3008のレビューに関する分析をまとめます。

操作性と快適性の課題

ミラースクリーンやエアコン操作が難しく、操作性に問題があるといった意見が見られます。
静粛性がマツダ車に比べて劣るとの指摘があります。
アイドリングストップの感触が不快と感じるユーザーもいます。

性能と機能面の評価

アドバンスドグリップコントロールが評価されていますが、4WDには劣るとの声もあります。
エンジン音やブレーキのタッチに関して、一部のユーザーからは不満の声が聞かれます。

コストと価値に関する見解

燃費が期待値より低いとの指摘があります。
ディーゼルモデルの価格が高いと感じるユーザーがいます。

デザインと実用性の問題点

サンルーフ装着車では天井が低く、背の高い人には不快感を与える可能性があります。
内装の質感が価格に見合っていないと感じる意見があります。
バックカメラにナンバープレートが映り込むことで視界が妨げられることがあるといった意見もあります。

電子機能と安定性の問題

画面が時々フランス語になる、スマホの無接点充電がうまく機能しないといった電装系の問題が指摘されています。
電装系のマイナートラブルやブラックアウトの経験があるとの報告もあります。

以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はプジョーSUV3008に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、プジョーSUV3008に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

デザインがユニークで、遠くからでも識別しやすい。
小径ハンドルとi-Cockpitによる包まれ感が魅力的。
トルクフルで反応の良いエンジン性能。
都市部での運転が快適で、小回りが利く。
燃費が良く、特にディーゼルモデルでは優れた燃料効率。
価格に見合った質感と機能を備えている。
足回りが快適で、段差や縁石をスムーズに乗り越える。

外観とアマゾナイトグレーの色が魅力的
インテリアが洗練されていて囲まれ感が良い
エンジン性能が実用域で速くパワフル
長距離走行にはディーゼルモデルがお勧め
走行性能が良い、雪道でも登坂可能
乗り心地が最高、シトロエン並みかそれ以上
ガソリン車の価格が納得できる
デザインが特徴的でスポーティ
コックピットのデザインがガンダムのようで面白い
高級感あるレザーシート
ボディ剛性とサスペンションのバランスが良い
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が有用
GT BlueHDiグレードでパワフルな走り
車内が静かで快適
乗り心地がBMWよりもグレードアップ
インテリアデザインが美しい
2Lクリーンディーゼルでコストパフォーマンスが高い
街乗りでの燃費が良い

ステアリングが小径で取り回しが良い。
ランバーサポート機能がある。
インテリアとエクステリアがモダンで人間味がある。
マッサージ機能付きのレザーシートと開閉するサンルーフ。
視界が良く、大きな車体でも良く曲がる。
ステアリングが軽く、操作がしやすい。
加速が良く、内部空間が広い。
運転が楽しい。
アンビエントライトがオシャレ。
レッドナッパシートとウッドデコレーションが特徴的。

内外装のデザインが個性的でセンスが良い
トルクがあり静かなディーゼル車で乗り心地がマイルド
街中で目立つ外観が所有欲を満たす
ブレーキフィールの改善を望むものの、エンジンパワーには満足
ミドルサイズSUVとして推奨される
ACC(アダプティブクルーズコントロール)が改善された
車線維持機能が優秀
車内が以前より静かになった
デザインと走り、乗り味が良い
ディーゼルで経済的

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

プジョーSUV3008のレビューに基づく分析をまとめます。

デザインと外観: プジョーSUV3008は独特で魅力的なデザインを持ち、特にアマゾナイトグレーの色が好評です。車体のデザインがスポーティで、街中でも目立つことが指摘されています。

インテリアと快適性: インテリアは洗練されており、高級感のあるレザーシートやウッドデコレーションが特徴的です。マッサージ機能やランバーサポート機能を備えたシートは乗り心地を向上させています。また、アンビエントライトやサンルーフなどの装備も好評です。

エンジンと走行性能: エンジン性能は反応が良くパワフルと評されています。特にディーゼルモデルはトルクがあり、燃費効率も良いとされています。長距離走行に適しており、雪道での登坂能力も評価されています。

運転しやすさ: 小径なステアリングや操作の軽さにより、取り回しが良いという意見があります。視界の良さや車線維持機能など、運転支援機能も高く評価されています。

コストパフォーマンスと経済性: ガソリン車とディーゼル車の両方で、価格に見合った質感と機能が提供されているという意見があります。特にディーゼルモデルは経済的であると評されています。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、プジョーSUV3008に関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところプジョーSUV3008のことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

ユニークなデザインと実用性を兼ね備えたSUV。
市街地での運転に適したサイズと機能。
良好な燃費と快適な乗り心地。
一部のディテールに改善の余地あり。
全体的には満足度が高い車種。

デザイン、走行性能、乗り心地に高い満足感
小さな問題点はあるものの、総合的には購入して良かった
特に見た目と走行性能に惹かれた人には満足度が高い
1200km走行後も問題なく、日本車と同等の信頼性

3008はさらに進化し、期待以上の仕上がり
オシャレで魅力的だが、電装系のトラブルには注意が必要
乗り味は良好だが、マイナートラブルに対処する覚悟が求められる
総じてミドルサイズSUVとして魅力的な一台であり、所有する喜びを感じられる車

「最悪」「ダサい」「故障しやすい」を重点的に分析

この記事のテーマは「プジョーSUV3008大解剖：「最悪」「ダサい」「故障しやすい」を重点的に検証！」というものです。

テーマの重点項目である「最悪」「ダサい」「故障しやすい」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

「最悪」「ダサい」

オーナーのレビューからは、当然のことながら、「最悪」とか「ダサい」といった声はありません。これらの悪口は外野席の声です。と言いつつ、ネットで探してもほぼそんな悪口は見当たりません。

レビューの中で、これはちょっと深刻かもしれないと感じたのは、オプションでサンルーフを取り付けた人の声です。サンルーフ付きの試乗車がなく、思い切って取り付けたものの、納車されて乗りこんだら天井がガクンと低い位置に降りてきていて、高身長のオーナーさんが普通に運転姿勢を取ると頭が天井に当たってしまう、というものです。

ディーラーの担当者は、椅子を倒して運転して、と言ったそうです。そんな、かわいそうです。

「故障しやすい」

3008で発生したトラブルとしては、エンジンコントロールユニット、リアシート取り付けボルト、バッテリーケーブルなどの不具合（リコールを含む）があります。

新車・認定中古車で購入した場合は、保証があるので無償修理できます。これらの多くは保証期間内に修理しておけば、その後は安定すると思います。

その他、3008に特に頻発するトラブルというものは報告されていないようです。

レビューの中では、電装系の不具合が複数件指摘されています。ただ、これは3008に限った話ではなく、これまで「大解剖シリーズ」で取り扱ってきた車種のほとんどで、多かれ少なれ、電装系のトラブルは頻発しています。

おそらく、電装系のトラブルとは今後も根気強く付き合っていかなければならないと思います。なぜなら、今の装置の不具合に対処して完成度を高めても、すぐに「新しい機能」が追加され、その新しい機能が未熟なために不具合を起こします。

アップデートに次ぐアップデートによってこれからの自動車のインターフェースは成り立っていくはずなので、「完成品」が生まれる日は来ないでしょう。

だから、我々ユーザーも一定の「耐性」を持つ必要があると思います。

ただ、不具合は不可避だとしても、「操作のしやすさ」は最重要課題としてメーカーには取り組んでいただきたいと思います。「走る・曲がる・止まる」さえよければいいという考えは通用しなくなると思います。ユーザーが内部情報と外部情報に即時かつ容易にコネクトできる性能は、今後は車の基本性能の1つになるからです。

レビューサイトの平均評価点のご案内

プジョーSUV3008が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：4.35点（5点満点）
価格コム：4.39点（5点満点）

※2023年11月15日時点

いずれのサイトも高評価です！

ライバル車とその特徴

プジョーSUV3008のライバル車とその特徴をまとめました。

車種	特徴
トヨタ RAV4	293～450 万円 RAV4は、2019年4月10日に日本でフルモデルチェンジされました。5代目になります。ハリアーと比べるとデザインは無骨で力強く、Adventureというアウトドア志向のグレードも用意されています。 ⇒⇒レビュー記事
日産エクストレイル	351～532 万円 2022年7月に発売され、今回4回目のフルモデルチェンジとなった新型エクストレイル。2013年に3代目が登場してから、なんと9年も経過しています。待ちに待った新型です。 ⇒⇒レビュー記事
マツダ CX-5	290～422 万円ミドルサイズのスポーツ多目的車（SUV）です。2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンと、2.2Lのクリーンディーゼルターボがあります。 ⇒⇒レビュー記事
スバルフォレスター	306～374 万円ミドルクラスのクロスオーバーSUVです。スタイリッシュボクシースタイルのボディで、シンメトリカルAWD機構による安定した走破性、低重心の核となる水平対向エンジンによるぶれの少なさが特徴です。 ⇒⇒レビュー記事
レクサス NX	455～753 万円レクサス初のコンパクトSUVです。レクサスらしい高級感ある内外装が特徴で、トヨタハリアーの兄弟車にあたります。 ⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ？

プジョーSUV3008がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物	理由
デザインを重視する人	スタイリッシュな外観と洗練された内装
技術的な特徴を求める人	先進的な安全装備と快適な乗り心地
ファミリー	広い室内空間と実用性
長距離運転をする人	快適な座席と優れた運転支援システム
フランス車の乗り味が好きな人	日本車ともドイツ車とも違う独特の乗り味を求める人の選択肢となる

プジョーSUV3008に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないプジョーの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないプジョーの他の車種をまとめました。

車名	特徴
プジョー2008	362～576 万円 2008のサイズは、全長4305mm×全幅1770mm×全高1550mmです。まさに3008より一回り小ぶりなサイズです。サイズで迷っている方は一度試乗してみてください。 ⇒⇒レビュー記事
プジョー5008	580～622 万円 5008のサイズは、全長1640mm×全幅1840mm×全高1650mmです。こちらは3008より一回り大きなサイズ感です。気になる方は試乗してみてください。 ⇒⇒レビュー記事

車名

特徴

プジョー2008