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【記事丸わかり】
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自動車学校の適性検査・結果がひどいと落ちることはあるの?
自動車学校で最初に受ける適性検査、その結果がよくないと、
「落ちることはあるの?」
「運転に向かないのでは?」
と心配になる生徒さんもいるかと思います。
本記事ではそのような生徒さんのために、適性検査の目的や受ける時に気を付けるポイントを解説します。
自動車学校の適性検査とは?
自動車教習所へ入校した時に、最初に運転適性検査を受けます。この運転適性検査は、適性診断とも呼ばれ、個々の性格や運転行動をチェックし、安全運転に適しているかを判断する検査です。
適性検査の種類
適性検査には、「警視庁方式K型」と「OD式安全テスト」の2種類があります。それぞれの特徴を解説します。
「警視庁方式K型」
「警視庁方式K型」は、1970年代から主に公安委員会指定の教習所で実施されている検査です。
検査内容は、運転時の動作の正確さや判断力、衝動性などを測定する6項目のマークシート式テストと、検査員が読み上げた問題に対し「はい」「いいえ」の2択で回答する心理分析テストで、合計7項目によって運転適性を検査します。
「OD式安全テスト」
1967年から採用されている「OD式安全テスト」は、全国の自動車教習所で広く採用されている適性検査です。
- 運転機能
- 健康度および成熟度
- 性格特性
- 運転マナー
これらの4項目について、「はい」「いいえ」の2択で回答するマークシート方式。検査には約30分程度の時間を要します。
適性検査の目的
運転適性検査の目的は、運転の適正度を客観的に測ることです。この検査により、
- 運転操作の速さ・正確さ
- 運転傾向や癖
- 個人の性格・運転行動
など、自分では気付きにくい要素を把握できます。教習生本人が自身の性格や特徴を客観的に理解することで、効果的な教習を受けることが可能です。
適性検査の結果がひどいと落ちることがあるの?
自動車学校の適性検査は、優劣の結果によって落とされることはまずありません。適正検査は、あくまでも自分自身の運転傾向や性格を知るための手段です。
検査の結果が悪くても、落ち込む必要はありません。その結果を受けて、自分の運転に改善点や課題があることを認識することが大切です。
教習所では、指導員のアドバイスをしっかり受け入れ、学科や実技教習を進めることで安全運転に近づけます。検査結果を受けて冷静に自己分析し、改善に向けた努力を重ねましょう!
適性検査を受ける時に気を付けるポイント
適性検査を受ける時は、以下の点を意識しましょう。
落ち着いて取り組もう
適性検査はそこまで難しい内容ではありませんが、制限時間が設けられています。回答の順番や誤答の訂正方法についての説明をしっかり聞き、ひとつひとつ丁寧に取り組んでください。
問題には正直に回答する
「こう答えれば印象がいいかな?」など、自分の考え方に反する回答をするのはおすすめしません。正しい診断を受けるためには、自分に対して正直に回答することが大切です。
問題を見た時に、自分が最初に感じたことを回答するようにしましょう。
検査結果が出たら問題点を把握しよう
適性診断の検査結果が出たら、しっかりと問題点を把握しておくことが大切です。
「警視庁方式K型」の結果で分かるタイプ
- 状況判断が遅い人
- 動作は速いが正確さに欠けている人
- 神経質な傾向がある人
- 気分の起伏が激しい人
- 攻撃的な傾向がある人
- 自己中心傾向がある人
「OD式安全テスト」の結果で分かるタイプ
- 安全運転タイプ
- もらい事故タイプ
- 重大事故の傾向があるタイプ
- 事故違反多発タイプ
以上のような基準が用意されています。テストの結果が出たら、自分自身の問題点をしっかりと把握しておきましょう。
まとめ
「自動車学校の適性検査結果がひどいと落ちることはあるの?」というテーマに基づき解説しました。適性検査の結果は、いい結果、悪い結果だからといって教習内容が変わったり、運転免許が取れなくなったりすることはありません。
適性検査は、今の自分の運転傾向や性格を客観的に知るためのものです。検査結果から課題や改善点を見つけて、より安全な運転スキルを身につけましょう!
ご覧いただきありがとうございます。