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【記事丸わかり】
⇒⇒BMW X1:五味やすたかさんのレビュー動画です。 |
BMW X1が不人気な理由・それでも選ぶべきメリットとは?
BMW X1(3代目・2023年~):BMW
BMW X1は、BMWのSUVラインナップの中でも最もコンパクトなモデルです。
最新型は3代目となり、2023年2月に日本デビューしています。
2009年に初代が発売されて以降、これまで世界市場での累計販売台数が190万台を突破する人気車種に成長しています。
しかし、日本市場では他のモデルに比べると人気はやや低めです。
本記事では、日本市場においてBMW X1が不人気な理由とそれでも選ぶべきメリットを解説します。
BMW X1が不人気な理由
BMW X1が不人気と言われる理由を探っていきましょう!
①価格が高い
BMW X1は、価格帯が高いこともあり日本市場ではあまり人気がありません。
同タイプの国産SUV車と比較してもかなり高額です。
【新車価格比較】
BMW X1…556万~668万円
トヨタ「RAV4」…293.8万円~
ホンダ「ヴェゼル」…227.9万円~
国内メーカーでは人気SUV車が200万円台で購入できる一方で、BMW X1はその倍以上の価格です。
走行性能やデザインは優れていても、手が届かない人が多い点も不人気と言われる理由です。
②燃費が悪い
BMW X1は、国産SUV車に比べて、燃費が低いことも不人気の理由のひとつ。
【燃費比較】
車種 | カタログ燃費(ガソリン車) |
BMW X1 | 12.9km/L |
トヨタ「RAV4」 | 15.8km/L |
ホンダ「ヴェゼル」 | 17.0km/L |
BMW X1は排気量が大きく車体重量も重いため、国産車に比べて燃費が悪くなる傾向です。
上記車種の中でも重量の軽いホンダ「ヴェゼル」は1,270kg、それに対してBMW X1の車両重量は1,640kgと重くなります。
しかし、車体の重さにより走行時の安定性とボディの剛性が向上し、快適なドライブを実現できるといったメリットもあります。
ぎっしり身の詰まった濃密な走行感覚はBMWならではのもの、と高く評価されている部分です。※ここがお札の数の違いでしょうか…
③室内空間が狭い
オーナーの口コミでは、室内が狭いといった声も見受けられています。
特に先代のX1は、走りを重視するユーザーからの支持が高かった一方で、室内空間の狭さが問題視されていました。
そのため、使い勝手を求める層からは受け入れられず、不人気の車種となってしまったと考えられます。
しかし、2023年にフルモデルチェンジした新型のX1は、先代に比べて
- 全長:+45mm
- 全幅:+25mm
- 全高:+30mm
- ホイールベース:+20mm
このように、室内空間が大きく拡大されています。
狭いことが不評だった前モデルからの乗り換えを検討している方にもおすすめの車種と言えるでしょう。
BMW X1を選ぶべきメリットとは?
BMW X1を選ぶメリットについて見ていきましょう!
日本の環境にマッチしたサイズ感
高い評価として多かった意見が、BMW X1のサイズ感についてです。
- サイズ感が最高でした!狭い道や駐車場でも抵抗を感じず、ストレスフリーです。
- 都内などの狭い道もほどよいサイズ感で、困ることはありません。
新型X1は、全長4500×全幅1835×全高1625mmのボディサイズ、最小回転半径は5.4mとなります。
一方、マツダのCX-8は、全幅が1845mmで最小回転半径は5.8mです(こちらは3列シートですが)。
このように、X1はコンパクトで取りまわしの良いサイズ感が特徴です。
そのため、運転に慣れていない方でも安心です。
こだわりの走行性能
X1の魅力は、その卓越した走行性能です。
実際の口コミでも、
「初のBMWですが、エントリークラスのX1でも他車にはない運転感覚が味わえる」と高く評価されています。
新型X1(ガソリン車)では、直列4気筒2Lガソリンターボが搭載されており、最高出力は204ps/30.6kgmという高い走行性能を発揮しています。
このため、X1は加速力やパフォーマンスの面で他の日本車にはない魅力を持っています。
迫力のある加速を体感したい方にとっては、とても魅力的な車種と言えるでしょう。
ユーザーの口コミをご紹介
みんカラからユーザーの口コミをいくつかご紹介します。
車幅は少し大きくなりましたが、取り回しやすさは相変わらずで、車内も荷室も広く更に走りはBMWらしさ全開です。
Mスポでも突き上げの少ないフラットで軽快な乗り心地(アダプティブサスの恩恵?)。
電動FシートのメモリーSWが旧式タイプ(カタログ写真と違った)。ステアリングSWの質がショボい。
専用アプリで走行履歴や燃費、鍵やウインドーの閉め忘れも確認できて便利。
EV車としての魅力
2023年2月に登場した新型BMW X1は、ガソリンエンジン搭載車とEVの「iX1」の2種類がラインナップされています。
iX1の価格は668万円とガソリン車より112万円高いですが、環境への配慮を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢です。
特にiX1は一度の充電で465kmの走行が可能であり、選ぶべきメリットのある車と言えるでしょう。
まとめ
BMW X1が不人気な理由・それでも選ぶべきメリットとは?というテーマに基づき解説しました。
BMW X1は、不人気とされる理由がありますが、それでも選ぶべきメリットも存在するクルマです。
新型の登場により、室内空間も拡大され、最新のデザインやパワートレインが導入されています。
これにより、快適さや走行性能が向上し、より魅力的な選択肢となっています。
ぜひ、車選びの際にはBMW X1のメリットも参考にしてくださいね。ご覧いただきありがとうございます。
【グレードと価格】
BMW X1の各グレードとその価格です。
グレード | 価格 |
---|---|
xDrive20i M Sport | ¥5,860,000 |
xDrive20i xLine | ¥5,860,000 |
xDrive20d M Sport | ¥6,060,000 |
xDrive20d xLine | ¥6,060,000 |
※2023年6月現在
【Xシリーズの諸元比較表】
ベースグレード同士の比較です。
項目 | X1 xDrive20i M Sport | X2 sDrive18i M Sport X | X3 xDrive20d |
---|---|---|---|
新車価格 | 586万円 | 518万円 | 790万円 |
駆動方式 | 4WD | FF | 4WD |
燃料 | ハイオク | ハイオク | ディーゼル |
動力分類 | エンジン | エンジン | エンジン |
排気量 | 1,998 cc | 1,498 cc | 1,995 cc |
トランスミッション | 7DCT | 7DCT | 8AT |
乗車定員 | 5 名 | 5 名 | 5 名 |
燃費(WLTCモード) | 12.9 km/L | 13.8 km/L | 14.5 km/L |
ハンドル位置 | 右 | 右 | 右 |
最小回転半径 | 5.4 m | 5.1 m | 5.7 m |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) | 150[204]/5000 | 103[140]/4600 | 140[190]/4000 |
最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 300[30.6]/1450 | 220[22.4]/1480 | 400[40.8]/1750 |
過給機 | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー |
全長 | 4,500 mm | 4,375 mm | 4,720 mm |
全幅 | 1,835 mm | 1,825 mm | 1,890 mm |
全高 | 1,625 mm | 1,535 mm | 1,675 mm |
車両重量 | 1,640 kg | 1,500 kg | 1,880 kg |
前輪サイズ | 225/55R18 | 225/45R19 | 245/50R19 |
後輪サイズ | 225/55R18 | 225/45R19 | 245/50R19 |
※2023年6月時点