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【記事丸わかり】
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BMW X4大解剖レビュー・インプレ:不人気・後悔・でかいを検証!
BMW X4:Wikipedia
BMW X4は多くの話題を呼び起こしているモデルの一つです。この記事では、BMW X4の真の価値を探るため、スペックや価格、ネガティブな評価からポジティブな評価まで、多角的に分析します。
とりわけ、「不人気」「後悔」「でかい」といった要素に焦点を当てて、一般的なレビューサイトの評価点も取り上げます。さらに、この車が向いているタイプの人物や、競合する車種についても触れていきます。
BMW X4に興味を持っている方、購入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしていただきたいと思います。
どんなクルマ?
BMW X4は、BMWが提唱するスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)の1つです。X3をベースに開発され、X6をひと回り小さくしたSUVとして人気があります。
BMW X4のエクステリアは、ダイナミックでありながらクーペの流麗さも兼ね備えた精悍なデザインが魅力。
BMW X4のサイズは、メルセデスベンツGLCクーペとアウディQ5スポーツバックとほぼ同じ大きさになります。
全長×全福×全高 | |
BMW X4 | 4765㎜×1920㎜×1620㎜ |
ベンツGLCクーペ | 4740㎜×1890㎜×1605㎜ |
アウディQ5スポーツバック | 4695㎜×1900㎜×1660㎜ |
スペック
BMW X4 xDrive20d M Sportの主要諸元です。
項目 | 内容 |
---|---|
新車価格 | 852万円 |
駆動方式 | 4WD |
燃料 | ディーゼル |
排気量 | 1,995cc |
トランスミッション | 8AT |
最高出力 | 140kW(190PS)/4000rpm |
最高トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1750rpm |
過給機 | ターボチャージャー |
燃費(WLTCモード) | 14.5km/L |
乗車定員 | 5名 |
荷室容量 | 525L(リアシート立) |
1,430L(リアシート倒) | |
全長 | 4,765mm |
全幅 | 1,920mm |
全高 | 1,620mm |
最小回転半径 | 5.7m |
価格
BMW X4の価格帯です。
852~990 万円
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「BMW X4大解剖レビュー・インプレ:不人気・後悔・でかいを検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、BMW X4に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 車幅が1920mmと広く、狭い駐車場に入れづらい。
- iDriveが旧型の7.0で最新版ではない。
- 回転半径が大きく、狭い路地やクランクでの操作が少し難しい。
- アドブルーが必要で、給油時に注意が必要。
- シフトダウン時にディーゼルエンジンが大きな音を発する。
- 一部メーカーオプションがコロナの影響で省かれた。
- フロントマスクがX3と全く同じで、独自性に欠ける。
- リヤシートは座面が短く、お尻下りの傾斜が大きい。
- Mスポーツゆえリヤシートの乗り心地が固い。
- 音楽の移植がI-drive7になってからできなくなった。
- DVDドライブがなくなった。
- 壁に合わせての駐車時が少し難しい。
- 街中での燃費は11KMとやや低い。
- 後席が狭いと感じる。
- 高額なオプションが多く、価格が高くなりがち。
- 視界が狭いという指摘がある。
- 燃費が良くない場合がある。
- カーゴスペースが限られている。
- ユーザーインターフェースが複雑で使いづらいとの声も。
- タイヤやブレーキの消耗が早いと感じる人もいる。
- 一部の地域でのディーラーサポートが不十分。
- リアの視界が悪い。
- パーキングアシストが遅くて使えない。
- 車線警告のステアリングサポートが怖い場面がある。
- ガレージが狭いと警告が頻繁に出る。
- 車幅が1920mmあり、狭い道でのすれ違いが気になる。
- Android Autoが使えない。
- Alexa連携でAmazon Musicの操作が不便。
- デジタルキー(Android)が使えない。
- ラジエターが目立つが掃除が難しい。
- 燃費が良くない。
- 車幅が1920mmあり、狭い駐車場は避ける必要がある。
- フロントバンパーの形状がしゃくれている
- アフターパーツが少ないため、リップを付ける選択肢が限られる
- Aピラーの死角が大きい
- 半導体不足によるレスオプション
- ハーマンのスピーカーが選べなかった
- 車高に由来する腰高感が不快
- 足回りは固めで突起感がある
- ワイヤレス携帯充電とヘッドアップディスプレイが付いていない
- 細かい部分の仕上げが雑。ドアの内側の塗装やシートの縫製から糸が飛び出している。
- 高速域からはブレーキの効きが悪い。
- サイズ感が日本の道路に合っていない場面もある。
- 価格が高く、日本人の所得や金銭感覚に合わないと感じる。
- レスオプションのHUDがある。
- サポートグリップがない。
- リアワイパーがない。
- 駐車場では1920サイズが気になる、特にトナラー。
- 動きがリニアでダラっと乗りたい時は疲れる。
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
BMW X4に関するレビューからは、以下のような評価が一般的に見られます。
- サイズと操作性:車幅が1920mmあり、回転半径が大きいため、狭い駐車場や路地での運転が難しいと評されています。また、サイズ感が日本の道路環境に合っていないという意見もあります。
- テクノロジーとUI:iDriveが旧型であり、ユーザーインターフェースが複雑であるといった意見がある。さらに、Android Autoやデジタルキーが使えない点も指摘されています。
- 快適性:リヤシートの座面が短く、乗り心地が固いと感じられています。また、高速域でのブレーキの効きや、音楽の移植ができない点も問題視されています。
- 経済性:燃費が低く、アドブルーが必要な点が注意が必要とされています。また、高額なオプションが多いため、価格が高くなりがちと評されています。
- オプションと装備:一部のメーカーオプションがコロナの影響で省かれており、アフターパーツの選択肢も限られているといった意見があります。
- デザイン:フロントマスクがX3と同じで独自性に欠ける、フロントバンパーの形状が特定の好みに合わないといった意見がある。
- その他:一部の地域でのディーラーサポートが不十分との声や、細かい部分の仕上げが雑であるといった意見も見られます。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はBMW X4に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、BMW X4に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- おしゃれなデザインで女性にも好評。
- キドニーグリルのデザインが好み。
- シートがふかふかで乗り心地が良い。
- iPhoneのデジタルキーが使えて便利。
- ディーゼルエンジンの燃費が良く、経済的。
- xDrive(四駆)で雪道や滑りやすい場所でも安心。
- 自動運転アシスタントが渋滞時に重宝する。
- 燃費がガソリンよりも良く、高速道路での瞬間燃費も優れている。
- 家族からも乗り心地が良いと好評。
- 斜め後方からのデザインが美しい。
- ヘキサゴンタイプのフル液晶メーターで先進的。
- サンルーフの装備で満足。
- エンジン音が静か。
- ATのシフトスケジュールが燃費重視で改善された。
- 価格がX3と比較して割安。
- 本革標準で上質。
- F25の頃よりエンジンが静か。
- 20インチのタイヤでも乗り心地はまろやか。
- 乗り心地が非常に良い。
- エンジンパワーが高く、性能が優れている。
- スポーツモードとノーマルモードでの運転体験が豊富。
- 内装が高級感があり、質感が高い。
- ハンドリングが優れている。
- 高度な安全装備と運転支援システム。
- スタイリングが美しいと高評価。
- 高い品質感と堅牢な作り。
- オーディオシステムが優れている。
- デザインと内装は非の打ち所がない。
- ノーマルの状態で美しい。
- エアロやホイール交換が不要で、価格も割安に感じる。
- 走行性能が楽しい。
- 同一車種とのすれ違いが少なく、差別化ができている。
- サイドプロフィールとリアデザインが美しい。
- LCIでさらにデザインが引き締まった。
- BMWの直列6気筒エンジンが力強く、滑らか。
- 乗り心地が良く、家族からも高評価。
- Mアダプティブサスペンションにより快適な乗り心地。
- 21インチランフラットでも不満が出ない。
- 車高が適切で、子供の乗せ降ろしが容易。
- エレガントなスタイルと快適性と走行性能のバランスが良い
- カーボンブラックの色が美しい
- 車幅感覚が掴みやすく、狭い路地でも運転しやすい
- 奥さんと嗜好が一致した
- クーペスタイルのSUVとして新しい波に乗れる
- 内装が前期の同じグレードより良くなっている
- 燃費が良い
- サイドビューとリアビューのデザインが気に入っている
- 2Lディーゼルエンジンがスムーズに吹き上がる
- 外装と内装のデザインがカッコ良く、高級感とスポーティーさが絶妙に組み合わさっている。
- 剛性感が高く、足腰が強い。
- 機敏な操舵感、SUVでもロードインフォメーションがよく伝わる。
- DCTではないのでギクシャクしない。
- 取り回しに苦労しないギリギリのサイズ。
- ブレーキは踏み始めからじわっと効く。
- 車好き、運転好きには一度は体験してほしいブランド。
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
BMW X4に対するレビューから見えるポイントはいくつかあります。
- デザインと品質:多くのレビュアーはBMW X4の外装と内装のデザインを高く評価しています。美しいとされるシルエット、高級感ある内装、そして品質の高さが評価されています。
- 乗り心地と快適性:シートの快適性や乗り心地が良いといった意見が多く、家族からも好評であると報告されています。
- 性能と燃費:エンジンの性能が高く、燃費も良いと評されています。ディーゼルエンジンの選択肢によって、経済性も確保されているようです。
- 高度な機能:自動運転アシスタントやデジタルキー、安全装備といった高度な機能が充実していると感じられています。
- 価格と価値:価格面でも他のモデルと比較して割安といわれており、その価格で提供される機能や品質が高く評価されています。
- 多様な運転体験:スポーツモードとノーマルモードでの運転体験が豊富であり、運転が楽しいとされています。
- サイズと取り回し:車のサイズが取り回しやすいとも評されており、狭い場所でも運転しやすいとされています。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はBMW X4に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、BMW X4に関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところBMW X4のことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- 初めてのSUVであり、乗り心地はセダンよりも柔らかい。
- Mスポーツの硬いセダンよりも腰への負担が少ない。
- ディーゼルエンジンの音はほとんど気にならないレベル。
- ファミリーカー、パーソナルカー、奥様の専用車としても最良のSUVの一台。
- X3と比べてデザインがセクシー。
- 燃費と価格も妥当。
- エンジンと走行性能は高評価だが、リヤシートの乗り心地と一部の機能削減が改善点。
- オプションによっては価格が高くなりがち。
- 一部の人々には後席の狭さや視界の制限が気になるかもしれない。
- 乗り心地と性能、安全装備は非常に評価が高い。
- 総じて高級SUVとしての要件をしっかりと満たしている。
- 家庭持ちでスポーツ走行が好きな人に最適な車。
- ファミリーを乗せる時も1人で乗る時も楽しい走りができる。
- BMWの直6エンジンは特に評価が高く、音も楽しい。
- 乗り心地とデザインのバランスが良い。
- 小さい不満点はあるが、それを上回る魅力が多く存在する。
- BMWの中堅クラスは高品質で、運転が非常に楽しい。
- 価格とサイズが日本市場に完全には合っていない。
- 国産車と比較すると、価格が高いがその差を正当化するほどのバリューがあるかは疑問。
- ドイツ車の特長を楽しむならば良い選択であるが、日常使用を考えると躊躇する点も多い。
- 半導体不足によるオプションの制限が痛い
- 車高や足回りの硬さは好みが分かれるポイント
- 全体としては購入を後悔していないが、いくつかの改善点が望まれる
- 一部の不満点は次期モデルでの改善を望む
- 既存のBMWユーザーからは前のモデルよりも進化しているとの評価が多い
- 独特のスタイリングと機能性のバランスは高く評価できる
「不人気」「後悔」「でかい」を重点的に分析
この記事のテーマは「BMW X4大解剖レビュー・インプレ:不人気・後悔・でかいを検証!」というものです。
テーマの重点項目である「不人気」「後悔」「でかい」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
不人気 | BMW X4の日本市場での販売台数は不明です。参考として、2022年1月~12月のランキングでは、1位がBMWミニ(19,207台)、9位がBMW3シリーズ(5,117台)で、ベスト10内に2車種が入っています。しかし、XシリーズまたはX4の数値は不明です。 BMWブランド内のモデル別人気順位というのがネットにありました。それによると、次の順番で売れているようです。(BMWファン)
この情報が正しければ、残念ながらX4が「不人気」というネット上の噂は正しいようです。でも、X4が好きなら、どうでもいいことですよね。むしろ、希少なモデルとしてかえって購買意欲が湧くはずです。この後でご案内するように、価格コムの評価は4.80点でほぼ満点です。オーナーさんの満足度は高いですよ。 |
後悔 |
これだけの価格の車を購入するのですから、ある程度のリサーチや試乗を行って買うのが普通です。けれども、所有して生活を送ることで初めて気づかされる事柄もあると思います。その最たるものは、何とかなるだろうと思っていたサイズ問題でしょう。家の駐車場、よく行くレストランやスーパーの駐車場、ドライブの先々での取り回し。このような場面場面で、「いや、わかってはいたけれど、やはりX4はでかいな」と身に染みて思い知ることになり、そういう人の中には購入したことを後悔する人が出てくるかもしれません。と言いつつ、レビューを見ると、ほとんどのオーナーさんがサイズに関しては適応していらっしゃることがわかります。でかい車には、逆に、でかい車でなければ味わえない操縦感覚があるのだと思います。オーナーの皆さんは後悔などしていないのです。 |
でかい |
レビューサイトの平均評価点のご案内
BMW X4が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はクルマ選びにはあまり参考になりません。
「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年11月1日時点
上記平均評価点の分析結果
BMW X4が取得している「平均評価点」は、みんカラで4.38点、価格コムで4.80点と、いずれも高評価を受けています。この数値から、BMW X4は多くのユーザーから高く評価されていることが明白です。
みんカラ
みんカラはカーライフに特化した情報交換プラットフォームです。ユーザーはめいめい自分の車ついてのレビューや日記を投稿することができます。一般的に、みんカラの利用者層は車に対する深い知識や情熱を持つ人々が多いとされています。4.38点という点数は、このような厳しい目を持つ車愛好者たちにも平均点を上回る高い評価を受けていると言えそうです。
価格コム
価格コムは商品全般の価格比較サイトであり、レビューもその一部です。一般消費者が多く利用しており、多くの商品カテゴリに渡って情報が提供されています。4.80点というきわめて高い評価は、一般消費者からもBMW X4が強く支持されている証拠です。
ライバル車とその特徴
BMW X4のライバル車とその特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
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アウディ Q5 |
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メルセデス GLC |
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ポルシェ マカン |
⇒⇒レビュー記事 |
レンジローバー イヴォーク |
⇒⇒レビュー記事 |
ボルボ XC60 | |
ジャガー F-PACE |
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どんな人におすすめ?
BMW X4がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
デザイン重視のドライバー | BMW X4はスポーツ性と高級感を兼ね備えたデザインが魅力。見た目にこだわる人にはぴったり。大きくて立派でかっこいい。 |
家族持ち | バックシートの広さや収納スペースが充実しているため、家族との移動に便利。 |
アウトドア派 | 高度な駆動力とオフロード性能を持つため、アウトドア活動にも適している。 |
ビジネスパーソン | 高級感のある内装と静かな車内環境は、ビジネスシーンでの使用にも適している。 |
どこでも見かけるBMWが嫌な人 | BMWにもいろいろあり、できるだけ人と被らないモデルということになると、X4はうってつけのクルマ。 |
BMW X4に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないBMWの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないBMWの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
BMW X3 |
⇒⇒レビュー記事 |
BMW X5 |
⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
BMW X6 |
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まとめ
「BMW X4大解剖レビュー・インプレ:不人気・後悔・でかいを検証!」のテーマで解説してきました。
この記事を通じて、BMW X4について多角的な視点での分析を試みました。スペックや価格はもちろん、否定的なレビューとその解析、肯定的なレビューとその解析を行いました。
そして、「不人気」「後悔」「でかい」といった特定の要素に焦点を当て、有名なレビューサイトでの平均評価点を取り上げることで、BMW X4の真の価値を見てきました。
ライバル車とその特徴、さらにはこの車が最も適している人物像まで探りました。参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。