【記事丸わかり】
⇒⇒無料で処分★意外な廃バッテリーの処分方法について |
目次
廃バッテリーの無料引き取り回収はオートバックスで可?イエローハット、ホームセンター、ドンキホーテは?
車のバッテリー交換は、所有者にとってはやっかい事の1つだと思います。
新しいのに交換したのはいいけれど、古いバッテリーの処分はどうすればいいのでしょうか?
普通のゴミとして捨てることはできませんし、適切な処分方法がわからない場合も多いでしょう。
このページでは、たとえばオートバックスでは廃バッテリーを無料で回収・引き取りしてくれるのか、また、他のカー用品店はどうなのか、ガソリンスタンドやホームセンターはどうなのか、正確な情報源に当たって調べてみました。
参考になさってください。
無料で回収・引き取りしてくれるようだが、必ずとは言えない
ネットで10以上のサイトを調べたところ、オートバックスをはじめとしたカー用品店や、ホームセンター、ガソリンスタンドなどでは、無料で回収・引き取りをしてくれるという口コミが複数ありました。
一方で、「新しいバッテリーを買えば無料で回収引き取りしてくれるけれど、ただ廃バッテリーを持って行った場合には、その店によって対応は違う」という声もありました。
オートバックスの公式見解
たとえば、オートバックスのホームページには次の記述があります。
STEP10 古いバッテリーを処分する:バッテリーには鉛や希硫酸が含まれており、家庭ごみとしては処分できません。お住まいの地方自治体のルールに従って処分します。自治体で扱っていない場合はディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどに有料で引き取ってもらうことになります。
(オートバックス)
※オートバックスは自分のところが「カー用品店」なのに、何だか他人事のように記述していて、笑ってしまいます。
このように、公式には有償で回収・引き取りを行うとアナウンスしています。
ですが、実態としては、多くの口コミ報告があるように、無料回収に応じているケースが多いようです。
事前に問い合わせするのがベスト
2023年6月の現状では、廃バッテリーは一定の資源価値を持っていて、たとえば、カー用品店などが顧客から廃バッテリーを回収した場合、それを専門業者に売却することができるようです。
したがって、ホームページでは「有料」と記載していますが、実際には、多くのケースで無料で回収引き取りを行っているのだと思います。
しかし、お店としては、ただ廃バッテリーのみを受け取ってそれでおしまいでは、商売としてうまみがなさすぎます。
出来れば、新しいバッテリーを購入するか、バッテリー以外の品を購入して欲しいのは当然のこと。
建前としては「有料」だけれど、太っ腹なところを見せて、信頼してもらって、「帰りに何か買ってね」と言うところなのではないでしょうか。
いずれにしても、最寄りのオートバックスで廃バッテリーを無料で回収引き取りしてもらいたい場合は、事前に問い合わせたほうが間違いないと思います。
同じオートバックスでも、店舗によって対応が異なる場合があるので、そういう意味でも、事前に問い合わせたほうがいいと思います。
他のカー用品店、ホームセンター、ガソリンスタンドなどはどうなの?
他の店舗はどうなのでしょう。
イエローハット:オートバックスと同じ
イエローハットのホームページには次の記載があります。
廃バッテリーは鉛蓄電池再資源化協会が運用しているリサイクルスキームで適正にリサイクルしています。
(イエローハット)
そして、ホームページのどこにも「無料回収」とは記載していません。
つまり、ここもオートバックスと同じで、公式に無料引き取りとは表明していないけれど、実態としては、顧客サービスとして無料回収している、ということなのでしょう。
ジェームス:「無料引き取り」と明記
ジェームスのホームページには下記のようにあります
尚、現在使用しているバッテリーは無料でお引取りいたします。
(ジェームス)
ただし、無料引き取りは、新しいバッテリーを購入して交換作業を依頼した場合の話です。
タイヤ館:「交換工賃(廃バッテリー処分料込)550円」
全てのタイヤ館が同じ対応かどうかは不明ですが、タイヤ館福島のホームページには次の記載が見られます。
交換工賃(廃バッテリー処分料込)550円
(タイヤ館 福島)
ホームセンター・コーナン:新しいの買ったら無料で引き取り
コーナンでは下記の記述があります。
お買上げ1点につき同等品1点無料で引き取ります!
(コーナン)
ガソリンスタンド・エネオス:記載なし
廃バッテリーに関する記載は見当たりません。
出光やコスモ石油にも記載はありませんでした。
ドンキホーテ:記載なし
ドンキホーテにも車の廃バッテリーに関しての記載はありません。
いずれにしても「ほぼ無料」
カー用品店にしても、ホームセンターにしても、ガソリンスタンドにしても、廃バッテリーは多くが無料で回収引き取りを行っていて、仮に有料であっても500円程度ではないか、と言うのが結論です。
有償であっても驚くほどの金額にはならないので、そういう意味では、事前の問い合わせなく飛び込みで持ち込んでも問題なさそうですね。
ただし、「新しいバッテリーを買わなくても無料で回収します」と明記しているところはないので、引き取って当たり前だという態度で行くと、あえなく却下されることもあるかもしれません。
低姿勢で行きましょう。
自治体の対応は?
ほとんどの自治体では、車の廃バッテリーの収集・回収・引き取りは行っていないようです。※乾電池やモバイルバッテリー等は収集するところもある
たとえば、東京都杉並区のホームページには次の記載があります。
Q:車のバッテリーはどのように捨てたらいいですか。
A:区では回収できません。購入店にご相談いただくか、メーカーによる自主回収をしている場合がありますので、下記の全国自動車電装品整備商工組合加盟店に電話でご相談ください。
愛知県名古屋市のホームページの記載は下記の通りです。
なお、自動車用バッテリーなどの鉛蓄電池は(収集の)対象外になりますのでご注意ください。
(鉛蓄電池は販売店等へご相談ください)
全ての自治体を調べてはいませんが、恐らく、全国のほとんどの自治体が上記と同様の対応だと思います。
「無料」とあるのは業者さんです。
グーグル検索で、「大阪 廃バッテリー回収」「福岡 廃バッテリー回収」などのワードで検索すると、
「車用バッテリー廃棄・処分の費用が無料」
というタイトルのページが1位に来ています。
ですが、ここは民間業者さんです。
バッテリー回収.comというところで、宅配便の送料元払いで送ってくれれば無料で引き取りますよ、という業者さんです。
自治体では、有償でも無償でも車の廃バッテリーは引き取りませんので、ご注意ください。
まとめ
「廃バッテリーの無料引き取り回収はオートバックスで可?イエローハット、ホームセンター、ドンキホーテは?」のテーマで解説しました。
私が調べた限りで言うと、「無料引き取り」と明記しているのは、カー用品店のジェームスとホームセンターのコーナンのみでした。
ただし、いずれも新しいバッテリーを購入した場合、という条件付きです。
公式なアナウンスとして、何も買わずに廃バッテリーのみを持ち込んでも無料で回収引き取りしますよ、と明言しているところは1つもありませんでした。
したがって、繰り返しますが、無料で引き取って当たり前だという態度で持っていくと、反発を食らうかもしれませんので、ご注意ください。
私がもしもカー用品店の店員だったら、そういう態度の客にはイラっとするに違いなく、何か意地悪をしたくなるかもしれません(ウソです)。
ご覧いただきありがとうございました。