役割
マニュアルミッション車のクラッチには、ワイヤーを使用した機械式、電子制御式、そして油圧式の3つの方式があります。
クラッチレリーズフォークは油圧式クラッチに使用されているパーツです。
油圧式クラッチの場合、クラッチペダルを踏むと、マスターシリンダー⇒レリーズシリンダー⇒レリーズフォーク⇒ベアリング⇒スプリング⇒クラッチ板の順番にクラッチフルードが伝わって、最終的にクラッチが切れます。
クラッチが切れている間に、ギアを入れ、またクラッチをつなぎます。
上記のパーツの中で、レリーズフォークはクラッチを切り離す際に作動するパーツです。つまり、運転席のクラッチペダルを踏み込んだ際に動くパーツです。
異音・折れ
クラッチペダルを踏み込んだ時に、いつもよりペダルが重く感じられたり、ミッション周辺で異音がしたりしたら、レリーズフォークが折れている可能性があります。
交換時期
普通に使用している限り、クラッチレリーズフォークが破損することはめったにありません。
いまでもAE86などが無交換のままのクラッチレリーズフォークで元気に走っています。
しかし、何かの拍子に折れてしまうこともあり、そうなったら交換するしかありません。
AE86のような名車で、かつ人気の高い車なら、今でもレリーズフォークを見つけることは可能だと思いますが、それほど有名でない車の場合は、代替品で間に合わせるしかないかもしれません。
交換費用
油圧式のクラッチを採用している車種は旧車などに多く、もしもレリーズフォークが折れたりしても、部品を見つけること自体が一苦労だと思います。
値段は、4,000円とか5,000円程度で手に入る場合もあれば、10,000円とか15,000円することもあります(ボッタクリ?)。
交換作業は、慣れた人ならDIYでも比較的短時間でできるようです。※私のような不器用者にはとてもできませんが
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。