車のハンドルの曲がり|修理費用はどのくらい?
一般的に、ハンドルのセンターが12時の位置にない場合、つまり曲がりが生じている場合は、タイロッドというパーツの長さ調整をすることで解決します。
タイロッドの調整費用は、一箇所につき2,500円~3,000円ほどです。ディーラーは高め、修理工場は安めです。
曲がりの原因により対応は異なる
ハンドルに曲がりが生じる場合、ドライバーの責任によって生じた場合とそうでない場合があります。
たとえば、縁石やキャッツアイなどにタイヤをこすりつけたり、乗り上げたり、ぶつけたりした場合、トー角が狂うことがあります。
トー角とは、車を真上から見下ろした場合に、左右のタイヤが進行方向に向かって「八」の字になっているか「逆八」の字になっているか、その角度のことです。
一般的な乗用車の場合はわずかに内股気味になっています。つまり「八」の字です。これをトーインと呼びますが、この角度が狂うと、その狂いがタイヤ⇒⇒タイロッド⇒⇒ラックピニオン⇒⇒ハンドルという順番で伝わっていき、最終的にハンドルの位置に影響を及ぼすのです。
こうしたケースでは、ディーラーや修理工場に修理を依頼すれば、左右のタイロッドの長さ調整をすることでハンドルのセンター出しをしてくれます。
この場合の修理費用は、ドライバーの運転が原因なので、有償です。
ハンドルの曲がりは、その他下記のような原因で生じることがあります。
- タイヤ交換や車高調の取り付けの際にちゃんとしたアライメント調整がなされていなかった
- 社外ハンドルに交換した際にしっかりハンドルの中心を出して取り付けされていなかった
- 車検でサイドスリップ調整した際に仕上げでハンドルセンター出しを怠った
上記①②③が原因の場合、これは工場やショップのミスなので、クレームを入れれば無料で修理してくれます。追加の修理費用はかかりません。
ただし、直後のクレームでなければ受け付けてくれないこともあります。日にちが経過してからのクレームでは因果関係がわからなくなるからです。
下記の記事も参考になさってください。
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