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【記事丸わかり】
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【プチ調査】新型ハスラーは買って後悔するダサい車?生産中止?不人気色や欠点を検証!ターボいらない派の声
2代目ハスラー(Wikipedia)
新型ハスラーは発売から3年経ち、ユーザーからのクチコミも増えて実態が分かりやすくなってきました。そこで、こちらの記事では、2020年にフルモデルチェンジした新型ハスラーについて、リアルユーザーが感じる欠点を検証します!
- 買って後悔するクルマなの?
- ダサい声はあるの?
- 不人気色や欠点が気になる
- ターボいらない派はどんな人?
このような疑問を解消します。買って後悔しないためにも、欠点を把握しておくことは大切です。
購入を考えている方は、ぜひ、こちらの記事を参考にしてくださいね。
新型ハスラーに欠点はあるの?
「遊べる軽」のコンセプトで人気を集める新型ハスラーですが、買って後悔したという声はあるのでしょうか?リアルユーザーのクチコミをもとに、新型ハスラーに乗って分かった欠点を検証します。
【調査対象サイト】
欠点①突き上げ感がある
- 段差での突き上げが大きい
- 後ろのサスペンションの突き上げ感が結構強い
- ギャップに対して思ったより”ドンッ”という大きな突き上げ感
- マンホールなどでの突き上げが結構強い
- 後部座席での乗り心地は最悪です。突き上げるような縦揺れが激しく、車酔いになりやすい
車の突き上げ感について、クチコミが多い印象です。中には車酔いするといった声も。
車両重量の軽い軽自動車は、車の上下動が起こりやすく突き上げを強く感じやすいのが欠点でもあります。今まで普通車に乗っていた方は、乗り心地の悪さを感じてしまう場合もあるでしょう。
全車に「マイルドハイブリッド」を採用
スズキの新型ハスラーには、全車にマイルドハイブリッドを採用しています。
『マイルドハイブリッド』とは?
マイルドハイブリッドとは、内燃機関と発電機(電動機)を組み合わせたハイブリッドの車の中で、電動機の出力が控えめな形式のこと。
乗り心地の向上も開発陣の大きな狙いとなっている新型ハスラーには、この「マイルドハイブリッド」が全車に搭載されています。モーターを併用することで、発進とそれに続く中間加速が力強くなります。
そのため、初代のハスラーよりも、はるかに実用域での動力性能が向上していると言えます。突き上げ感については、軽自動車の欠点ともいえる部分ではありますが、気になる方は特に後部座席の乗り心地に注意して試乗してみてください。
欠点②信号が見えにくい
みんカラでは、「信号機が見えにくい」のクチコミが67件ありました。
- フロントガラスが立っているので、近い信号機が見にくい
- 赤信号の先頭の場合、少し手前で止まらないと、視界が悪く信号が見えにくい
「信号が見えにくい」現象は、新型ハスラーに限らず最近の軽SUV車に多い傾向です。今まで筆者が執筆してきた記事でも、同様の内容を取り上げています。
「信号が見えにくい」現象は、上記の車種のように、特に室内空間の広い車に起こりやすい傾向です。このような軽自動車は、運転席から遠い位置にフロントウインドウが直立するように立っているため、真上にある信号機が見えづらくなります。
この現象は、車の設計に問題があるわけではありません。駐車位置を停止線より手前にすることで、改善できます。それが無理な場合は、身を乗り出して信号を覗き見てください。
欠点③エンジン音が気になる
エンジン音についても、いくつか不満点がありました。
- 「軽自動車であることで100キロを超えるとエンジン音、ロードノイズともにうるさい」
- 「坂道になった時、NAだと3000から4000回転くらい回すことになり、エンジン音が大きかった。ターボでは、2000回転ほどで、静かだったので、ターボを注文しました」
こちらも軽自動車あるあるですが、エンジンを踏み込み回転数が上がると、エンジン音やロードノイズを拾いやすいことも軽自動車の弱点のひとつ。
新型ハスラーは自然吸気のNAエンジンとターボエンジンの2種類のパワーユニットが設定されています。
自然呼気のNAエンジンの場合、坂道で加速するとエンジン音がうるさいと感じることも。気になる方はターボエンジンを選ぶなど、ターボありなしの選択も視野に入れて試乗しましょう。
なお、「ターボいる派、ターボいらない派」それぞれのクチコミは、記事の後半で紹介しています。
欠点④ラゲッジスペースが狭い
- 構造上、仕方ないのは分かっていますが、ラゲッジスペースが狭い
- ラゲッジスペースの幅があと30㎜くらいあると、スーパーのマイカゴを横に並べて置けるのに、ってところが不満
- 軽自動車だから仕方ないが、ラゲッジスペースが狭くてリアシートを倒さないと載らない
ラゲッジスペースが狭いことも不満点としてあげられています。何を積むか、どのような使い方をするかによっても異なりますが、買って後悔しないためにもラゲッジスペースの広さを確認しておきましょう。
新型ハスラーの室内サイズ
新型ハスラーのボディサイズは、
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mmと、軽自動車の規格の上限に近いサイズです。
室内サイズは、
室内長2,215mm×室内幅1,330mm×室内高1,270mm
という数値で、これは旧型のハスラーより、
- 室内長…+55mm
- 室内幅…+35mm
- 室内高…+20mm
というようにそれぞれサイズアップしています。
また、後席のヒップポイントも先代より5mm高くなり、後部座席からの見晴らしも良くなっています。
スキーや釣りなど長尺物を乗せたい場合は、後席と助手席を前倒しすれば、160㎝ほどの長さの積載も可能です。
欠点⑤タイヤのサイズが他の軽自動車と違う
タイヤ交換の時期は、走行距離3〜4万キロ、タイヤの製造年から4〜5年程度が目安です。多くの軽自動車のタイヤサイズは14インチが多い中、新型ハスラーでは、『165/60R15』の15インチのタイヤが標準装備されています。
そのため、
- タイヤ外径が大きいので、タイヤの互換性や価格面のデメリットがある
- タイヤサイズが中途半端
- 165/60R15のスタッドレスは高い
- タイヤサイズがあまり他の車種で使わないサイズなので割高
このような不満の声が出ています。15インチのタイヤは生産本数が少ないため、割高になることも事前に理解しておきましょう。
ダサい車?不人気色は?
ここまでは、新型ハスラーの欠点について解説しました。オーナーさんたちが気付いた欠点や弱点の数々も、これらを事前に理解しておけば買って後悔する車ではありません。
しかし、新型ハスラーを調べていると、
「ダサい」「不人気色」といった関連キーワードも出てきます。こちらの章では、
- ダサいという声はあるの?
- 新型ハスラーの不人気色
について解説します。
ダサいという声
SNSで「新型ハスラー ダサい」と調べると、ほんの一部でデザインに対する「ダサい」クチコミがありました。車のエクステリアについては、シンプルなデザインであっても個性的なものであっても必ず賛否両論の意見が飛び交います。
そのような「ダサい」声は、新型ハスラーに一度も乗ったことがない人が発している言葉です。ですから、「ダサい」キーワードがあってもそこまで気にする必要はありません。
しかし、色の組み合わせによっては人気色・不人気色と意見が分かれているようです。もちろん自分の気に入った色で選ぶのが一番ですが、人気色を選んでおけば、リセールが高くなります。
高く売りたいと考えている方は、不人気色の傾向を把握しておきましょう!
定番の白は不人気
新型ハスラーは、
- モノトーンが5色
- ツートンカラーが6色
の11色展開です。
定番カラーである白色(ピュアホワイトパール)は普通車では人気がありますが、新型ハスラーでは不人気色と言われています。白色が不人気色の理由は、以下の通りです。
- 地味な色
- 商用車っぽい
- ポップなデザインなのに白だともったいない
- 無難なカラーを選んだと思われる
「ピュアホワイトパール」は、パールの輝きがとても美しく高級感があります。そのため、派手な色が苦手な人や落ち着いた車を選びたい人には向いていますよ。
黒も不人気色
新型ハスラーは、丸目ヘッドライトのポップで可愛らしいデザインが特徴的です。しかし、黒色はハスラーのイメージと合わないため、不人気色と言われています。
今流行りのオラオラ系SUV車なら黒色が人気色ですが、新型ハスラーの可愛いキャラクターに合わせるなら、よりカラフルなカラーリングが人気です。
「ターボいらない派」「ターボいる派」の声
新型ハスラーの購入を考えた時に、ターボいる・いらないは結構悩むポイントですよね。ターボは後付けできないので買って後悔しないためにも、リアルユーザーの声を知っておくと購入の際に役立ちます。
こちらの章では、「ターボいらない派」「ターボいる派」の声を紹介します。
「ターボいらない派」
- 単純に街乗りで走るだけならターボいらない
- ちょっと出掛けた時に使うので4WDとターボはいらないですね
- ターボなしハイブリッドGの2WDに乗っているけど、加速はそこまで悪くない
- 坂道もぐいぐい登っていくからノンターボでも充分!
「ターボいる派」
- 「2WD・Xターボにしました。趣味が風景・野鳥撮影で多少荒れた場所に入るため地上高のあるもので維持費がかからないクルマが欲しかったためこれを選びました。」
- 「Gターボ2WD所有しています。前がターボなしのタントだったので走りが凄く快適です。4人乗ってもグイグイ坂登るのでターボは快適ですよ。後付けできないのでターボをオススメします。」
ターボいらない派とターボいる派両方の声を集めました。ターボいらない派は、実用面を重視した使い方が多い印象で、
- 乗り降りのしやすさ
- 荷物がたくさん積めるか
- 運転のしやすさ
といった面を重視しているようです。一方で、
- ストレスなく加速したい
- 普通車と変わらない走りを楽しみたい
- 家族みんなで乗る機会が多い
- アウトドアや長距離ドライブが好き
このような人はターボがおすすめです。
2WDのターボありとなしの価格はおよそ10万円近くの差があるので、慎重に検討しましょう!
新型ハスラーの生産中止情報・再開・リコールはある?
2020年1月末頃から、ハスラーの一部モデルの生産中止の報道がありました。(参照:日本経済新聞)
- 生産中止のモデル:新型ハスラーNAモデル
生産中止の理由は、「NAエンジンを搭載したモデルで、走行中に特定の条件で異音が発生する不具合が判明したため」
としています。しかし、安全性には問題ないとスズキ自動車はアナウンスしています。
新型ハスラーのNAモデルに搭載しているエンジンは「R06D」型で、その他の車種にも搭載されています。生産中止となっていた「新型ハスラー」と「ワゴンR」は、2020年2月19日に生産を再開しています。
「ピストンの摩擦を低減するコーティングの生産工程に不適切な箇所があったため、管理方法を見直した。」とのこと。
リコール情報については、2022年7月21日、新型ハスラーを含めた3車種6万3000台について『CVT不具合で走行不能となる恐れがある』としてリコールを届け出ています。
ただし、「生産中止になるクルマ=買って後悔する車」ではありません。リコールや生産中止の情報はありますが、リコールは欠陥車ということではなく、不具合情報を事前にキャッチして安全性能をアップデートしていく仕組みです。
リコールに該当する車は、早めに改善措置を受けましょう。
まとめ
「新型ハスラーは買って後悔するダサい車?生産中止?不人気色や欠点を検証!ターボいらない派の声」というテーマに沿って解説しました。生産中止やリコールなどの情報もありますが、買って後悔する車ではありません。
むしろ、スズキ自動車が生産中止やリコール対応するのは、重大事故を事前に防ぐために必要なこと。ターボやカラーリングなど、選ぶ楽しみもある車です。
こちらで紹介した欠点や弱点を参考にして、試乗体験に出掛けてみてください!あなたにぴったりの新型ハスラーが見つかりますように。
ご覧いただきありがとうございます。
【2023年6月23日追記】ハスラーはなぜ愛され続ける?(くるまのニュース)
人気の理由 | 1. 軽自動車でありながらライトSUVという、一般的な軽自動車とは異なるキャラクター 2. 室内の広さと日常の実用性を重視したデザイン 3. その他の軽自動車に比べて地上高が高く、荒れた路面や雪道などでも走行可能 4. 独特で可愛らしいデザイン |
販売状況 | 2023年5月の販売台数は5145台、全国軽自動車協会連合会の新車販売確報によりベスト7位にランクイン |
ユーザーの意見 | 1. 丸い目のようなライトと白いツートンカラーのルーフなどデザインがレトロでカッコよく、甘すぎない塩梅の可愛さ 2. 見ていて笑顔になる 3. 軽自動車にありがちな生活臭がしない 4. 小さいのに丈夫そうに見える |