目次
- 1 プジョー2008大解剖:レビュー・評価:「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に検証!
- 2 どんなクルマ?
- 3 否定的・ネガティブなレビューをご紹介
- 4 上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
- 5 肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
- 6 上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
- 7 総合的・全般的なレビューをご紹介
- 8 「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に分析
- 9 レビューサイトの平均評価点のご案内
- 10 ライバル車とその特徴
- 11 どんな人におすすめ?
- 12 プジョー2008に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないプジョーの他の車種があるとしたら、それは何?
- 13 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒tvk「クルマでいこう!」公式 プジョー 2008 2024/1/28放送 |
プジョー2008大解剖:レビュー・評価:「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に検証!
プジョー2008(2020年9月~):PEUGEOT
プジョー2008は、スタイリッシュなデザインと実用性で多くのドライバーから注目されています。この記事では、プジョー2008の魅力と、いくつかの懸念点を深堀りします。
スペックから価格、ライバル車種との比較、実際のユーザーレビューまで、多角的に検証しました。プジョー2008があなたにとって最適な選択肢かどうか、この記事を通じて探ってみましょう。
どんなクルマ?
プジョー2008は、BセグメントのコンパクトSUVです。コンパクトハッチバックの「208」をベースに開発され、SUV的なタフさとコンパクトカーの合理性を兼ね備えています。
プジョー2008とほぼ同じサイズのクルマ
プジョー2008のサイズは、全長4305mm×全幅1770mm×全高1580mmです。この車と同じくらいのサイズの車は下記の通りです。2008のおおよそのサイズ感がわかると思います。
車名 | 特徴 |
---|---|
ルノー キャプチャー | フランス車らしいデザインと走り |
フォルクスワーゲン T-Cross | バランスの良い性能と実用性が魅力 |
シトロエン C3 Aircross | 個性的なデザインと快適な乗り心地 |
フィアット 500X | イタリア車らしいデザインと走り |
スペック
プジョー2008「GT」のスペックです。
項目 | 情報 |
---|---|
新車価格 | 419万円 |
駆動方式 | FF |
燃料 | ハイオク |
燃料タンク容量 | 44L |
排気量 | 1,199cc |
トランスミッション | 8AT |
乗車定員 | 5名 |
燃費(WLTCモード) | 17.1km/L |
最小回転半径 | 5.4m |
最高出力 | 96[130]/5500 kW[PS]/rpm |
最高トルク | 230[23.5]/1750 N・m[kgf・m]/rpm |
全長 | 4,305mm |
全幅 | 1,770mm |
全高 | 1,580mm |
ホイールベース | 2,610mm |
車両重量 | 1,270kg |
荷室容量(リアシート立) | 434L |
荷室容量(リアシート倒) | 1,467L |
価格
プジョー2008の価格帯です。
419~576 万円
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「プジョー2008大解剖:レビュー・評価:「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、プジョー2008に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- エンジンの低速時にもっさりとした感じがする
- 中央のパネル操作が面倒
- ハードプラスチックの使用が多い
- 高速道路以外の燃費がやや悪い
- 夏場のエアコン使用時の燃費が低下
- メンテナンスコストが国産車より高い
- インフォテイメントシステムの使い勝手がいまいち
- 後方視界が狭い
- シートのランバーサポートが弱く、長時間の運転で腰に負担がかかる
- シートのサイドサポートが広く、安定感が不足
- アイドリングストップの物理スイッチがなく、操作が面倒
- 発進時や坂道でエンジンがもっさりする感じがある
- 後部座席にエアコンの吹き出し口がない
- ブラインドスポットモニター機能が弱く警報が出にくい
- 音楽やナビゲーションシステムの操作が直感的でないことがある
- USB音楽のランダム再生機能が使いにくい
- ブレーキホールド機能がない
- ハンドルやメーター周りは慣れが必要
- フランス車のミッショントラブルに対する悪名がある
- エンジン性能に特別な感動がない
- 低速時のギクシャク感がある
- ストップ&スタートの振動が大きめ
- レーンキープアシストが不安を招くことがある
- シートのサイドサポートが不足していると感じることがある
- Android Autoの接続が時々悪い
- ACCの設定に慣れが必要
- エンジン始動時と低速ギア変速時のカクつき
- 初速が遅く、信号スタート時に横の車に先行されることがある
- 長時間の運転で子供が気持ち悪くなることがある
- エアコンの調整がモニタでしかできない
- インテリアに多用されているピアノブラックが指紋とほこりで目立つ
- シートヒーター周りのダイヤル式操作が面倒
- ステアリングの材質がサラサラしすぎて不快
- エンブレがほとんど利かない
- ハイブリッドでないため、燃費が期待ほど良くない
- 価格が安くはなく、リセールバリューにも期待できない
- ブラインドスポットモニタが時々有効にならない
- エアコン設定が勝手に全開になることがある
- エンジンON時に「キー見つからず」と表示されることがある
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
プジョー2008のレビューを分析すると、以下のような点が挙げられます。
エンジンと運転性能: エンジンの反応が低速時に不十分で、特に発進時や坂道でのもっさり感が指摘されています。また、低速時のギクシャク感やストップ&スタートの振動も問題とされています。
燃費とエアコン: 高速道路以外での燃費が悪く、特に夏場のエアコン使用時に燃費が低下するという意見があります。ハイブリッドではないため燃費に関して期待に応えることが難しいようです。
内装と快適性: シートの快適性に関してランバーサポートやサイドサポートが不足しているとの意見があり、長時間の運転には適さないとされています。また、インテリアの素材にハードプラスチックが多用されていること、ピアノブラック素材が指紋やほこりを目立たせることも指摘されています。
操作性と機能: 中央のパネル操作が面倒で、インフォテイメントシステムの使い勝手が良くないとされています。さらに、エアコンや音楽システムなどの操作が直感的でないとの意見もあります。
安全性と視界: 後方視界が狭く、ブラインドスポットモニター機能が十分でないといった意見があることから、安全性に関する懸念が示されています。
メンテナンスと価格: メンテナンスコストが国産車より高く、車両価格が安くなくリセールバリューにも期待できないと評されています。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はプジョー2008に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、プジョー2008に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- エクステリアのデザインがユニークで魅力的
- i-Cockpitと3D計器パネルが先進的
- エンジン性能はトルクとパワーで不足なし
- 高速走行時の安定感と滑らかな加速
- 静かなエンジン音と高い室内静粛性
- 段差の吸収が良く、高速カーブでも安定
- レーンキープアシスト、ACCなどの安全装備
- 総合的なデザインと機能の充実
- 市街地での軽快な走り
- エクステリアのデザインが目を引く
- コンパクトで狭い道でも運転しやすい
- インテリアの質感が高く、豪華
- Focalのスピーカーの音質に満足
- エンジンがキビキビとして走行性能が良い
- 静粛性が高く、快適な乗り心地
- 車体の剛性感が高く、ねじれ感がない
- 燃費が良く、高速道路では特に伸びる
- 走行性能が良く、坂道やワインディングでも力強い加速
- プロキシミティスマートキーなどの機能が便利
- デザインが魅力的で一目惚れした
- i-Cockpitは賛否両論あるが個性的で良い
- エンジンは静かで振動も少ない
- 低速域のハンドルの取り回しが軽くて快適
- ロードの情報が入ってくるが乗り心地が良い
- 都市部での燃費はそれなりだが郊外や高速では良い
- 同価格帯の日本車に比べてデザイン性が高い
- トラブルは少なく安心して乗れる
- エクステリアがスタイリッシュで、多くの人に受け入れられるデザイン
- インテリアがおしゃれで、ピアノの鍵盤のようなスイッチやアンビエントライトが魅力的
- 1200ccにもかかわらず十分なエンジン性能を持つ
- 低速時のハンドルが軽く、駐車が容易
- 高速でのACCとレーンキーピングアシストの性能が良い
- スピードが出るととても静かで快適
- 平均燃費が16km/lで、エコ運転を心がければリッター20kmも可能
- 高速道路での燃費が非常に良い
- 価格に見合った装備と満足度
- 冬のシートヒーターが効果的
- サイズがマンションの立体駐車場に適している
- 運転が楽しく、気持ちよく走ることができる
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
プジョー2008のレビューから以下のような分析ができます。
エクステリアとインテリアのデザイン
- ユニークで目を引くデザインが多くのレビューで評価されています。
- スタイリッシュで受け入れやすい外見が強調されており、インテリアに関しては質感の高さとおしゃれなデザインが特徴とされています。
エンジン性能と走行感
- トルクとパワーに不足がなく、キビキビとした走行性能が評価されています。
- 高速走行時の安定感と滑らかな加速、静かなエンジン音が好評です。
- 低速時のハンドルの軽さと取り回しの良さが強調されています。
快適性と乗り心地
- 高い室内静粛性と段差の吸収性が良いことが挙げられています。
- 運転の快適性に貢献する静粛性や剛性感の高さが評価されています。
燃費とエコ運転
- 燃費が良く、特に高速道路での燃費の良さが強調されています。
- エコ運転を心がけることでリッター20kmも可能という意見もあります。
安全装備と機能
- レーンキープアシストやACCなどの安全装備が充実していることが評価されています。
- 便利な機能、例えばプロキシミティスマートキーなどが好評です。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はプジョー2008に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、プジョー2008に関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところプジョー2008のことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- デザインや乗り心地、装備の充実で高い評価。日本車や他の輸入車と比較しても遜色なし
- 使い勝手や燃費を重視する人には不向きかもしれないが、デザインとパフォーマンスを求めるユーザーには満足のいく選択肢
- オプションの価格設定も比較的手頃で、輸入車としては良いコストパフォーマンス
- 乗っていて楽しい車であり、所有する喜びも感じられる
- ユニークなデザインと高い走行性能を持ち、都市部での運転に適している
- シートの快適性や一部の機能に改善の余地があるが、全体的には高い完成度
- コストパフォーマンスが良く、国産SUVとの比較でも競争力がある
- プジョー2008はデザイン性が高く、ユニークな内装を持つ。小径ハンドルやi-Cockpitのような独特の設計は慣れが必要
- 初の外車として選ぶ人も多く、自分もその一人だが、所有する喜びが感じられる
- 快適な乗り心地と高速走行時の性能が評価できるが、燃費やリセールバリューについては賛否両論
「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に分析
この記事のテーマは「プジョー2008大解剖:レビュー・評価:「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に検証!」というものです。
テーマの重点項目である「故障は多い?」「欠点教えて」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
「故障は多い?」 |
少なくとも、現行2008のオーナーレビューでは、深刻な「故障」に関する報告はほとんどありません。 もっとも、細々したマイナートラブルが発生する頻度は日本車より高いかもしれません。 したがって、2008を購入する場合は、年式の古い格安の車両は避けたほうがいいと思います。しっかりと保証が付いた新車または認定中古車をお選びください。 保証が切れてからも、それまで定期点検をマメに行っていれば、しばらくは安心して乗り続けることができます。 そのうちに、なんとなく大きなトラブルが発生しそうな予感・予兆を感じ始めたら、乗り換えを検討してください。 この時乗り換えた車が、中古車市場で格安の2008として流通しているのです。 |
「欠点教えて」 |
フランス車特有のミッショントラブルやエンジン始動時のカクつき、低速時のもたつき感、狭い後方視界、不安定なレーンキープアシスト、操作性の低いインフォテイメントシステム、燃費の低下、高いメンテナンスコスト・・・といったものが弱点・欠点・マイナス点・改善点として指摘されています。 もっとも、これらの多くは「慣れ」で解消できるものであり、あえて「欠点」と呼ぶほどのものではないかもしれません。 ーーーーーーーーーーーーーー 一方で、2014年に販売開始された初代の初期型に対しては、「最悪」とか「ダサい」などかなり厳しい言葉が残されています。 最も手厳しい言葉が投げかけられているのは、トランスミッションに対してです。 初期型には、ETG5(Efficient Tronic Gearbox 5)という名称の2ペダル式5段MTのトランスミッションが付いていました。 このETG5にはオートマチックモードもあるので、必ずしもマニュアル操作しなくても安楽な運転が可能です。 ただし、その作動に難点があって、要するに、ギクシャクするわけです。 特に1速から2速への変速の際に、車がちょっとだけ空走状態になり、その結果、ドライバーの首がカックンと前後に揺さぶられるのです。 ただし、マイナーチェンジによって、このトランスミッションは2016年モデルからアイシン製6速ATに変更されました。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
プジョー2008が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
※2023年月日時点
ご覧のように非常に高い満足度が数字となって示されています。
ライバル車とその特徴
プジョー2008のライバル車とその特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
ルノー キャプチャー | フランス車らしいデザインと走り ⇒⇒レビュー記事 |
フォルクスワーゲン T-Cross | バランスの良い性能と実用性が魅力 ⇒⇒レビュー記事 |
シトロエン C3 Aircross | 個性的なデザインと快適な乗り心地 ⇒⇒レビュー記事 |
フィアット 500X | イタリア車らしいデザインと走り ⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
プジョー2008がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
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都市部に住む人 | プジョー2008はコンパクトな設計で、都市部の狭い道や駐車場でも扱いやすい。 |
ファミリーユーザー | 広い室内空間と快適な乗り心地が、家族での長距離ドライブや日常の移動に適している。 |
テクノロジー愛好家 | 先進的な安全機能やインフォテインメントシステムを搭載しており、最新の技術を楽しみたい人にぴったり。i-Cockpitが秀逸。 |
キレがよくて元気が出るデザインが好きな人 | ヨーロッパのライバル車の中で圧倒的にキレがよくて元気になるデザインのクルマ。内外装共に。 |
プジョー2008に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないプジョーの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないプジョーの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
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プジョー208 | プジョー208は、2020年度の日本カーオブザイヤーで、「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。 ⇒⇒レビュー記事 |
プジョー308 | スタイリッシュなデザインとフランス車らしい優れた取り回し、そして“ネコ足”と評されるしなやかなサスペンションで人気です。 |
プジョー3008 | コンパクトカーが得意なプジョーが送り出すクロスオーバーSUVです。サイズは、全長4450mm×全幅1840mm×全高1630mmです。2008より一回りちょっと大きなサイズ感のクルマです。 ⇒⇒レビュー記事 |
プジョーリフター | ミニバン、SUV、ワゴンの魅力をクロスオーバーさせたトールワゴンです。2023年1月に発売されたリフター ロングは、リフターをベースに全長を355mm延長したモデルで、定員は5人から7人に増えています。 ⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
「プジョー2008大解剖:レビュー・評価:「故障は多い?」「欠点教えて」を重点的に検証!」のテーマで解説してきました。
本記事では、プジョー2008の詳細なレビューを行いました。スペック、価格、ユーザーの声など、様々な角度からこの車を見てきました。
この記事が、あなたのカーライフにおける選択の一助となれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。