【大解剖】デミオ ディーゼルにはどんな欠点がありますか?

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【記事丸わかり】

  1. 狭い荷室:リアシート使用時に荷室スペースが限られ、実用性に欠ける。
  2. ゴルフバッグ収納不可:リアシート使用中にゴルフバッグを積むスペースが不足。
  3. シートアレンジ時の段差:リアシートをラゲッジルームとして使用すると、シートと荷室間に段差が生じる。
  4. 加速性能の弱さ:特に走り出し時の加速感が弱く、パワー不足を感じる。
  5. デザインによる視界不良:スタイリッシュなデザインが逆に後方視界を制限することがある。
  6. ススと微粒子の発生:ディーゼルエンジン特有のススや有害な微粒子が排出される。
  7. DPF(ディーゼル微粒子フィルター)の再生必要性:定期的に高温でススを燃焼させて除去する必要がある。
  8. DPF再生時のエンジン回転数上昇:DPF再生のためにはエンジンを一定期間高回転で運転する必要がある。
  9. エンジンオイル交換が頻繁に必要:ディーゼルエンジンはススや微粒子による汚染を防ぐために頻繁なオイル交換が必要。
  10. 寒冷地での軽油凍結リスク:寒冷地では軽油が凍結しやすいが、対策済みの軽油を使用することでトラブルは少ない。

⇒⇒同じクラスじゃ敵ナシの加速!?DJデミオ(ディーゼルターボ)の低速トルクがスゴすぎた

【大解剖】デミオ ディーゼルにはどんな欠点がありますか?

マツダ・デミオ(2014年9月26日発売~2019年7月改良と同時に車名をMAZDA2に):Wikipedia

本記事では、マツダの人気車種「デミオディーゼル」の詳細な解析を行います。タイトルの「【大解剖】デミオ ディーゼルにはどんな欠点がありますか?」に沿って、デミオディーゼル特有の欠点に焦点を当て、その実用性や性能面での課題を深掘りします。

燃費や低速トルクなどのメリットに触れつつ、主にディーゼルエンジンの特性に起因するデメリットや使用上の注意点について詳細に説明します。

デミオディーゼルの購入を検討している方に、実際の使用シーンを想定した具体的な情報を提供します。

デミオディーゼルにはどんな欠点がある?

デミオディーゼルのメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。

デミオのメリット・デメリット

メリット

  1. 燃費の良さ: ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて燃費が良い傾向があります。年間の走行距離が少なくても、長期的に見ると燃料コストの削減が期待できます。
  2. 低速トルクの強さ: ディーゼルエンジンは低速域でのトルクが強く、街中での運転が快適です。加速時のレスポンスが良いため、運転が楽しいと感じる方も多いです。
  3. 燃料費: 軽油はガソリンより安価であることが多いです。
  4. 災害時の利点: ガソリンに比べディーゼル燃料は供給が安定している場合があります。
  5. アドブルー不要:マツダのディーゼルエンジンは低圧縮比が特徴で、アドブルーが不要という利点があります。
  6. エンジンの耐久性: ディーゼルエンジンは一般的にガソリンエンジンよりも耐久性が高いとされています。
アドブルーとは?

アドブルーとは、ディーゼルエンジン車の排出ガス浄化システムである尿素SCRシステムにおいて、還元剤として用いられる高品位尿素水です。

マツダのクリーンディーゼルは、システムが異なるので、このアドブルーが不要です。

デメリット

  1. 荷室が狭い:リアシートを座席として使用すると、荷室のスペースが限られる。
  2. ゴルフバッグが積み込めない:リアシートを座席として使う場合、ゴルフバッグを積むスペースが不足。
  3. シートアレンジで段差が生じる:リアシートをラゲッジルームとして活用すると、荷室とシート間に段差が出ることがある。
  4. 加速が弱い:トルクは太いが、走り出し時に限定すると、やや加速感が弱いという評価が多い。
  5. デザイン重視で後方の視界が悪い:スタイリッシュなデザインが後方の視界を制限することがある。

ディーゼルエンジン特有の「欠点」

ディーゼルエンジンには特有の性質があり、下記のような注意点があります。これらは「欠点」ではなく、あくまでもディーゼルの特性なのですが、ディーゼルエンジンの扱いに慣れていない人にとっては「欠点」と感じられる要素かもしれません。

  1. ススや微粒子の発生: ディーゼルエンジンは、何も処置しない場合は、ススや有害な微粒子を排出します。デミオのクリーンディーゼルエンジンはこれを減少させる技術を採用していますが、完全に排除することはできません。
  2. DPF(ディーゼル微粒子フィルター)再生の必要性: ススや微粒子をフィルターで捕捉し、定期的に高温で燃焼させて除去する必要があります。これを「DPF再生」と呼びます。
  3. DPF再生の問題点: DPF再生には高温が必要であり、エンジンを一定期間高回転で運転する必要があります。これは特に短距離運転の多い利用者にとって不便です。
  4. エンジンオイルの定期交換: ディーゼルエンジンでは、ススや微粒子による汚染を防ぐために、ガソリンエンジンと同等かそれ以上の頻度でエンジンオイルの交換が必須です。これはコストとメンテナンスの手間を増加させます。
  5. 中古車の購入時のリスク: 中古のデミオディーゼルを購入する際、前所有者が適切なメンテナンスを行っていたかどうかが不明で、隠れた問題を抱えている可能性があります。
  6. 警告灯の点灯時の対処: マツダディーゼルでは、DPF再生が必要な場合、警告灯が点灯します。適切な対処を怠ると、エンジンの故障や修理費用の増加につながるリスクがあります。
  7. 燃費の変動: DPF再生時はエンジンの回転数が上がり、燃費が悪化する可能性があります。これはディーゼルエンジンの燃費効率の利点を一部相殺します。
  8. 冬季の対策: 寒冷地では軽油が凍結しやすいため、対策が必要です。ただし、寒冷地では「凍りにくい軽油」が販売されているため、寒冷地に住んでいるディーゼル車ユーザーにはあまりトラブルは起こりませんが。
  9. 車両価格の高さ: デミオディーゼルはガソリンモデルに比べて価格が高めです。燃費の良さで長期的にはコストが回収できる可能性はありますが、初期投資が大きいです。中古車の場合も、ガソリンよりディーゼルの方が相場は高めです。
  10. アイドリング音: ディーゼルエンジン特有のアイドリング時の音が気になる場合があります。これはディーゼル車ならではの特性です。

これらの点を考慮すると、デミオディーゼルは加速性能や燃費の面で魅力的ですが、DPF再生の必要性やメンテナンスの面倒さ、中古車購入時のリスクなど、特定の使用条件や状況においては問題が生じるケースも考えられます。

購入前には、販売店の担当者や車に詳しい知人などから話を聞き、慎重に検討していただきたいと思います。逆に言うと、メンテナンスに自信がある人にとっては、デミオディーゼル、大いに買いだと思います。

マツダディーゼル関連の記事紹介

当ブログには、マツダのクリーンディーゼルに関する記事が2つあります。下記の2記事を参考になさってください。

マツダ・ディーゼル・やめたほうがいい

マツダディーゼルやめたほうがいい?はい、チョイ乗りならやめたほうがいいです!

2022年10月7日

【記事の内容】

  1. マツダのラインナップとディーゼルエンジンの選択肢:2021年11月時点で、マツダのほぼ全車種にディーゼルエンジンが用意されています(ロードスターとMX-30を除く)。これは日本でマツダが唯一提供している特徴です。
  2. ディーゼルエンジンの誤解:多くのユーザーが、ディーゼルエンジンの「燃費の良さ」「高トルク」「環境への優しさ」のみに注目し、その他の特性を理解せずに購入しています。
  3. ディーゼル車の適切な使用法:ディーゼルエンジン車は短距離や頻繁な短時間の使用には適していません。これらの使用法はDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の問題を引き起こす可能性があります。
  4. DPFの機能と課題:DPFはディーゼルエンジンから排出されるススを捕集し、一定量蓄積された後に燃焼させます。しかし、短距離運転ではこのプロセスがうまく機能せず、問題が生じることがあります。
  5. ディーゼル車の適切な購入者:近所の買い物や子供の送迎など短距離運転が主な用途であれば、ガソリン車の選択が推奨されます。ディーゼル車は中・長距離運転に適しています。
  6. 情報リテラシーの重要性:ディーラーやユーザー双方に、ディーゼルエンジンの性質を理解し、適切な車種を選択するための情報リテラシーが求められます。

要するに、マツダのディーゼル車は、使用法を正しく理解し、適切な条件下で使用される場合には有効な選択肢ですが、短距離運転(チョイ乗り)が主な用途のユーザーには不向きであるということです。

マツダディーゼルの煤除去費用と長持ちさせるコツ!

2023年7月7日

【記事の内容】

マツダディーゼル車の特徴

  1. SKYACTIV-Dエンジン: 低圧縮比を実現し、優れた走行性能、燃費性能、環境性能を提供。
  2. DPF装備: 全てのディーゼル車にディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)が標準装備。

ディーゼル車の煤の問題

  1. 煤の発生: 燃焼過程で微小な黒い粒子が発生。
  2. 煤が蓄積した場合のリスク: エンジン性能の低下、故障、大気汚染、健康被害。

煤除去費用(DPFを適切に作動させなかったケース)

  1. 費用の目安: 一般的に5万〜10万円。
  2. 除去方法: エンジン内清掃、インジェクタークリーニング、DPFクリーニング。

長持ちさせるコツ

  1. オイル交換: シビアコンディションでは6ヶ月(または5,000km)、ノーマルコンディションでは12ヶ月(または10,000km)ごと。※ガソリン車とほぼ同じ頻度
  2. 長距離運転: 定期的な長距離運転がなされればDPFの自動クリーニングにより車は快適・快調を保つ。

これらのポイントに注意して、マツダディーゼル車の性能と寿命を最大限に活かしましょう。

まとめ

「【大解剖】デミオ ディーゼルにはどんな欠点がありますか?」のテーマで解説してきました。

この記事を通じて、マツダのデミオディーゼルに関するさまざまな「欠点」や注意点について詳しく検討しました。荷室の狭さ、発進加速の弱さ、デザインによる視界の問題、DPF再生の必要性、メンテナンスの手間など、デミオディーゼルが持つ特有の課題を具体的に解説しました。

これらの情報は、デミオディーゼルを購入する前に知っておくべき重要なポイントです。最終的な購入決定にあたっては、これらのデメリットを総合的に考慮し、自身の使用条件やニーズに最適な選択をすることが重要です。

繰り返しますが、この記事で取り上げたマツダディーゼルに関する特有の注意点は、あくまでも取り扱い上の注意点であって、決して「欠点」ではありません。

マツダのクリーンディーゼルエンジンに関する正しい認識があれば、この技術がハイブリッドシステムに匹敵する魅力ある技術であることは明白であり、そのへんのクルマとは一線を画す充実したカーライフが送れる技術です。

知らずにやり過ごすのはあまりにモッタイナイもの、それがデミオに積まれたクリーンディーゼルエンジンです。

ご覧いただきありがとうございました。

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Mr.乱視
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