ルノー新型ルーテシア大解剖：「欠点ある？」「故障多い？」を重点的に検証！

ルノールーテシア（2020年11月～）：Renault

「新型ルーテシア、その真価を探る。」ルノーの新型ルーテシアについて、多くの自動車愛好家や潜在的な購入者が抱く疑問や関心を徹底的に検証します。

本記事では、ルーテシアのスペック、価格、そして他の同サイズ車種との比較に焦点を当てます。さらに、ユーザーからの肯定的、否定的なレビューを収集し、それぞれの意見を分析。ルーテシアが直面する問題点、故障の傾向、そして長所にも光を当てます。

また、ライバル車の特徴や、他のルノー車の魅力についても触れます。この多角的な分析を通じて、ルノー新型ルーテシアの全貌を明らかにします。

どんなクルマ？

現行モデルは2020年に発売された5代目で、フランスの最新のデザインとテクノロジーを融合させたクルマです。

エクステリアは、ルノーのアイコンであるCシェイプのデイタイムランプとLEDヘッドライトを採用した、スポーティで洗練されたデザインを特徴としています。

インテリアは、ドライバーが運転に集中しやすい「スマートコクピット」を採用し、質感の高い素材と先進的な装備を備えています。

ルノー新型ルーテシアとほぼ同じサイズのクルマ

ルーテシアのサイズは、全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mmです。この車と同じくらいのサイズのクルマは下記の通りです。ルーテシアのおおよそのサイズ感がつかめると思います。

車名	特徴
プジョー 208	個性的なデザイン、軽快な走り、充実した先進安全装備
フォルクスワーゲンポロ	実用性と質感のバランスが取れたクルマ
シトロエン C3	個性的なデザインと快適な乗り心地が特徴

スペック

ルーテシア「インテンス」のスペックです。

新車価格	299万円
駆動方式	FF
型式	3BA-BJAH5H
燃料	ハイオク
燃料タンク容量	42L
排気量	1,333cc
トランスミッション	7DCT
乗車定員	5名
燃費（WLTCモード）	17.0km/L
最高出力	96kW(131PS)/5000rpm
最高トルク	240N・m(24.5kgf・m)/1600rpm
全長	4,075mm
全幅	1,725mm
全高	1,470mm
ホイールベース	2,585mm
車両重量	1,200kg
荷室容量（リアシート立）	391L
荷室容量（リアシート倒）	1,069L

価格

ルノールーテシアの価格帯です。

299～384 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「ルノー新型ルーテシア大解剖：「欠点ある？」「故障多い？」を重点的に検証！」です。

検証するには材料が必要です。

まず、ルノー新型ルーテシアに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

リアドアとリアハッチの操作性がデザインのために犠牲になっている。
スイッチ類が同じ形で、操作に戸惑うことがある。
白のソフトパッドが最初は明るすぎると感じる。
シートのホールド感が不足しているかもしれない。
低速域での扁平タイヤとエコタイヤによる路面のザラザラ感と突き上げ感。
オートブレーキホールドがヘン。アイドリングストップからの発進時にタイムラグを引き起こす。
ルームミラーが暗くて見にくい。
フロントナンバープレートの位置が低く、ぶつけやすい。

後方視界が悪い
経年劣化による外装の黒色樹脂素材の白化が心配
リアハッチのドアスイッチと開口部の配置が慣れにくい
スイッチ類が多く、最初は操作が複雑に感じる
上り坂でのパワー不足、アクセルと出力の差に慣れが必要
オートブレーキホールド使用時の発進の際の不具合
ロードノイズが大きい
シートが身体にフィットしないことで長距離運転時に疲労感
燃費が期待よりも低い
燃料タンクの容量が小さいため、給油の頻度が高い

エクステリアデザインに目新しさがない
インテリアのシフト回りが野暮ったい
高回転域でのエンジン性能に期待できない
始動時とキックダウン時のデュアルクラッチの違和感
Aピラーが太いため視界に影響がある
エンジン音とロードノイズがやや大きい
エアコンの風量が少なく感じる

収納が少なめ（国産車比）
ディスプレイオーディオのUSBが認識しなくなった＆点灯しないトラブル
17インチ・コンチネンタルはややオーバースペック
エンジンの振動と路面振動からのごつごつ感
ハンドルセンターとシートセンターがズレている
エアコン効きが悪い
後部座席の狭さ
室内の収納が不十分
360度カメラの供給停止

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

ルノー新型ルーテシアのレビュー分析をまとめます。

デザインと機能性のバランスの課題

リアドアとリアハッチの操作性がデザインのために犠牲になっているとの意見があります。これは、デザイン重視の結果、実用性が犠牲になっている可能性を示唆しています。

操作性と使い勝手

スイッチ類が同形で操作に戸惑うこと、スイッチ類が多く複雑に感じるといった意見が見受けられます。これは、ユーザーインターフェースの直感性や使いやすさに課題があることを示しています。

快適性とドライビングエクスペリエンス

シートのホールド感不足、低速域での扁平タイヤによる不快感、オートブレーキホールドの発進時タイムラグ、ルームミラーの視認性の問題などが挙げられています。これらは、乗り心地や運転の快適性に影響を及ぼしているようです。

性能と効率性の問題

上り坂でのパワー不足、エンジン音とロードノイズの大きさ、エアコンの風量不足、燃費の低さ、燃料タンクの容量に関する意見があります。これらは、車の性能や効率性に関する潜在的な課題を指摘しています。

インテリアと収納スペース

インテリアのシフト回りのデザイン、収納の少なさ、ディスプレイオーディオの問題などが指摘されています。これは、インテリアデザインや機能性に改善の余地があることを示しています。

以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はルノー新型ルーテシアに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、ルノー新型ルーテシアに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

ブルー・セラドンの色が透明感と硬質感を持ち、美しい。
センターコンソールがドライバー側にオフセットしていて、運転席がタイトなコックピット感を持つ。
トルク感がこのクラスで圧倒的。
直進安定性とコーナリングが素晴らしい。
適度に締まった足回りで快適な乗り心地。
シートが体を包み込んでくれて長時間座っても疲れにくい。
街乗りでも12～13km/Lの燃費。
ADASが標準装備で価格がリーズナブル。
ペダル配置が自然で疲れにくい。
ブレーキが効きやすい。
MySenseモードがスムーズで静か。
Sportモードで加速力が大きい。
ステアリングの操作が快適。
サスペンションが良く動いて快適な乗り心地。
デザインが今風でシャープ。

外装デザインがスポーティで魅力的
ドアの閉扉時のサウンドが心地良い
インテリアがスマートで洗練されている
デジタルメーターパネルがカスタマイズ可能
スマホナビの表示が可能
乗り心地が良好、サスペンションが快適
静かでスムーズなエンジン性能
トルクが低速から出る
7速EDC変速機がスムーズで扱いやすい
コンパクトカーながら品格があり、バランスが取れている

運転しやすい
燃費が良い（夏でも21km/Lを下回らない）
適度に希少性がある
国産の3気筒ハイブリッドより静か
POPなカラーリングとエクステリアデザイン
内装がおしゃれ
たっぷりとしたトルク
純正の革巻きステアリングの感触が良い
高速道路での直進安定性が良い
E-TECH技術に対する敬意
高速巡行の燃費性能が満足
内装のLEDが今風で良い
Apple CarPlayの利用による快適なドライブ

コンサバティブだが美しいフォルム
インテリアにはソフトパットが多く使用され高級感がある
必要十分なエンジン性能とトルクフルな走り
乗り心地は固めだが不快感はなく、安心感がある
湿式デュアルクラッチの改善により快適な走行
ドアミラーの視認性が良い
独自のE-Techハイブリッドシステムによる効率的な走り
燃費が良い
価格が機能内容に対して適正
運転が楽しくなるようなハンドリングと走行性能

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

ルノー新型ルーテシアのレビュー内容を分析した結果、以下のようなポイントが挙げられます。

デザインとスタイル

外装デザインはスポーティで魅力的、現代的なシャープさを持つ。
インテリアはスマートで洗練されており、高級感があるソフトパッドが多用されている。

運転とハンドリング

運転席はドライバーにフォーカスしたコックピット感を提供。
直進安定性とコーナリングの素晴らしさ、運転が楽しくなるハンドリング。
ペダル配置が自然で疲れにくく、ブレーキが効きやすい。

エンジンと性能

トルクが圧倒的で低速からでも出力がある。
エンジンは静かでスムーズ、必要十分な性能を提供。
E-TECH技術や湿式デュアルクラッチの改善により効率的で快適な走行。

快適性と機能

シートは体を包み込み、長時間座っても疲れにくい。
サスペンションは良好で乗り心地が快適。
ADASの標準装備やApple CarPlayの利用で快適なドライブ体験。

燃費と環境性能

燃費が良く、都市部での走行でも12～13km/L、高速巡行では更に向上。
国産3気筒ハイブリッドに比べて静かで、環境にも優しい。

価格と価値

価格が機能内容に対して適正と評されている。
デザイン、性能、快適性がバランス良く融合している。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、ルノー新型ルーテシアに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところルノー新型ルーテシアのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

デザインや一部機能に改善の余地があるものの、全体的にはコストパフォーマンスや走行性能が高く、運転を楽しめる車である
ハイブリッドシステムやインテリアの質感など、多くのポジティブな面がネガティブな面を上回る

コンパクトながら一クラス上の品格とパワーを兼ね備えている
多機能でコストパフォーマンスが良い。操作や走行の慣れが必要だが、慣れれば楽しめる
都市部での運転や短中距離移動に適している。全体的には満足度が高い

スポーツカーの素性を持ちながら日常の足としても優れたパフォーマンス。
純ガソリン車でありながら最新安全装備を備え、価格もリーズナブル。
デザイン、走行性能、快適性のバランスが良い。
将来的にはこのタイプの車が手に入りにくくなる可能性があるため、今購入して良かった

「欠点ある？」「故障多い？」を重点的に分析

この記事のテーマは「ルノー新型ルーテシア大解剖：「欠点ある？」「故障多い？」を重点的に検証！」を重点的に検証！」というものです。

テーマの重点項目である「欠点ある？」「故障多い？」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

「欠点ある？」

デザインによるリアドアとリアハッチの操作性の犠牲。
スイッチ類の形状の同一性による操作の混乱。
白のソフトパッドが明るすぎる印象。
シートのホールド感不足。
低速での扁平タイヤとエコタイヤによる路面感と突き上げ。
ブレーキオートホールドのアイドリングストップ時のタイムラグ。
暗いルームミラー。
フロントナンバープレートの位置が低くて擦る。

レビューの中では上記のような欠点・短所・デメリットが指摘されています。気になる部分があれば、ディーラーでご確認ください。

「故障多い？」

レビュー中には、故障に言及したものはほとんどなく、一部に、ディスプレイオーディオのUSB認識不良と点灯しない問題が指摘されているだけです。

現行ルーテシアも先代ルーテシアも、定期点検をしっかり行っていれば、故障するリスクは非常に少ない部類のクルマだと思います。

いずれにしても、ルノーはフランス勢の中では故障が少ないメーカーです。ただし、低年式の格安ルーテシアは注意してください。

故障を心配する方は、しっかり保証が付いた新車または認定中古車を購入してください。

レビューサイトの平均評価点のご案内

ルノー新型ルーテシアが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：4.17（5点満点）
価格コム：4.06点（5点満点）

※2023年11月17日時点

ライバル車とその特徴

ルノールーテシアのライバル車とその特徴をまとめました。

車名	特徴
プジョー 208	個性的なデザイン、軽快な走り、充実した先進安全装備 ⇒⇒レビュー記事
フォルクスワーゲンポロ	実用性と質感のバランスが取れたクルマ ⇒⇒レビュー記事
シトロエン C3	個性的なデザインと快適な乗り心地が特徴 ⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事②

車名

特徴

プジョー 208

個性的なデザイン、軽快な走り、充実した先進安全装備

⇒⇒レビュー記事

フォルクスワーゲンポロ

実用性と質感のバランスが取れたクルマ

⇒⇒レビュー記事

シトロエン C3

個性的なデザインと快適な乗り心地が特徴

⇒⇒レビュー記事①

⇒⇒レビュー記事②

どんな人におすすめ？

ルノー新型ルーテシアがおすすめの人物像をまとめました。

人物像	理由
市街地を頻繁に利用するドライバー	コンパクトで取り回しが良い
環境意識の高い人	燃費効率が良く、エコフレンドリー
スタイリッシュなデザインを好む人	モダンで洗練された外観
最新技術に興味がある人	先進的な安全機能やインフォテインメントシステム搭載
初めてフランス車に乗る人	ルノー、プジョー、シトロエンと魅力的な車が揃っていますが、初めてのフランス車にはルノーが一番安心かも

ルノー新型ルーテシアに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないルノーの他の車種があるとしたら、それは何？

ルノーの新型ルーテシアに興味を持ってディーラーを訪れた人が目移りする可能性のある他のルノー車を以下にまとめました。

車名	特徴
トゥインゴ	軽快な走りと取り回しの良さ、充実した装備 ⇒⇒レビュー記事
キャプチャー	高い視点と走破性、スタイリッシュなデザイン ⇒⇒レビュー記事
アルカナ	スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、多彩なシートアレンジ
カングー	高い積載性と使い勝手の良さ、アウトドアや仕事にも活躍 ⇒⇒レビュー記事①※3代目（現行） ⇒⇒レビュー記事②※2代目 ⇒⇒レビュー記事③※初代