eサイクル保険|東京海上日動の自転車保険(ネット保険)は後継商品の「トータルアシストからだの保険(サイクル)」になった

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東京海上日動の自転車保険「eサイクル保険」について解説します。

ただし、最初に大切なお知らせがあります。

eサイクル保険は2025年9月30日をもって新規販売を終了しました。

2025年10月1日からは、後継商品の「トータルアシストからだの保険(サイクル)」に切り替わっています。

この記事では、まず販売終了の事実と既存契約者の扱いを整理します。

そのうえで、新しく自転車保険を検討する方に向けて、後継商品の中身を詳しくご案内します。

旧eサイクル保険からの変更点もしっかり比較します。

しばらくお付き合いいただけると幸いです。

区分内容
旧商品eサイクル保険(2025年9月30日 販売終了)
新商品トータルアシストからだの保険(サイクル)
切替時期2025年10月1日始期契約から
共通点ネット専用・自動更新・東京海上日動が引受

目次

1. eサイクル保険は2025年9月30日で販売終了

まず、いちばん重要な事実からお伝えします。

eサイクル保険の新規販売は、2025年9月30日で終了しました。

東京海上日動の公式サイトにも、販売を終了した旨が明記されています。

そのため、これから新しく「eサイクル保険」という商品名で加入することはできません。

eサイクル保険とはどんな保険だったか

eサイクル保険は、東京海上日動が提供していたネット専用の自転車保険でした。

自転車で人にケガをさせた場合の賠償責任と、自分自身がケガをした場合の両方を補償する内容でした。

パソコン・スマートフォン・タブレットで申し込みが完結する手軽さが特徴でした。

保険料の支払いは、クレジットカード払いとコンビニ払いの2種類でした。

口座振替には対応していませんでした。

すでに契約している人はどうなるのか

販売終了は、あくまで「新規の申し込み」ができなくなるという意味です。

すでにeサイクル保険を契約している人の補償は、そのまま継続します。

eサイクル保険には自動更新の特約が付いていました。

そのため、契約者から更新しない旨の申し出がなければ、満期日に自動で更新されます。

契約内容の確認や変更、解約などの手続きは、東京海上日動マイページや東京海上日動インターネットサポートで行えます。

立場これからどうするか
新規で入りたい人後継商品「からだの保険(サイクル)」を検討
すでに契約中の人自動更新で継続(手続き不要)
内容を変えたい人マイページ等で手続き

後継商品の名前を覚えておきましょう

これから自転車保険を探す方が向かう先は、後継商品です。

正式名称は「トータルアシストからだの保険(サイクル)」です。

これも東京海上日動が引き受けるネット専用の保険です。

自転車事故によるケガや賠償に備える、という基本的な役割は引き継がれています。

次の章から、この新商品の中身を詳しく見ていきます。

この章のまとめ
販売終了eサイクル保険は2025年9月30日で新規販売終了
既存契約自動更新で継続、手続きは不要
後継商品トータルアシストからだの保険(サイクル)
申込方法ネット完結、クレカ・コンビニ払い
引用元
東京海上日動火災保険「eサイクル保険(自転車利用者向け保険) | ネットで入れる保険」(公式サイト・販売終了告知)
東京海上日動火災保険「よくあるご質問(FAQ)eサイクル保険(始期日:2025年9月30日以前)」(公式サイト)

2. 後継「トータルアシストからだの保険(サイクル)」の補償内容

ここからは、新しい自転車保険の中身を見ていきます。

商品名は「トータルアシストからだの保険(サイクル)」です。

2025年10月1日以降に始まる契約が対象です。

東京海上日動の公式案内では、保険料は月々140円からと紹介されています。

2つの柱で構成されています

この保険は、大きく2つの補償で成り立っています。

1つ目は、自分のケガ等に関する補償です。

2つ目は、個人賠償責任に関する補償です。

2つ目はオプション(個人賠償責任補償特約)の扱いで、付けるかどうかを選べます。

補償の柱対象
ケガ等の補償本人のみ
個人賠償責任(オプション)本人+家族まとめて

自分のケガの補償|通院も1日目から

1つ目の柱は、本人のケガに対する補償です。

国内外を問わず、交通事故等によるケガを24時間365日補償します。

自転車で転んでケガをした場合はもちろん、自動車にはねられた場合も対象です。

電車や駅のホームでの事故によるケガも含まれます。

ここで旧eサイクル保険からの大きな進化があります。

入院だけでなく、通院も「1日目から」補償の対象になりました。

さらに、日射や熱射による熱中症も補償の対象に含まれます。

夏場の自転車利用が多い方には、心強い変更点です。

相手への賠償の補償|1億円・示談交渉付き

2つ目の柱は、個人賠償責任に関する補償です。

これは個人賠償責任補償特約をセットした場合の補償です。

自転車で他人にケガをさせてしまったときに備えられます。

補償額は国内・国外ともに1億円です。

自転車以外の日常生活の事故も対象になります。

たとえば、買い物中にお店の商品を壊した場合などです。

国内での事故については、示談交渉を原則として東京海上日動が代わりに行います。

ただし、相手が東京海上日動と直接の交渉に同意しない場合などは、示談交渉を引き受けられないこともあります。

補償される主な場面区分
自転車で転んでケガ本人のケガ
自動車にはねられてケガ本人のケガ
自転車で他人にケガをさせた賠償(オプション)
店の商品を壊した賠償(オプション)

無料の付帯サービスと申込条件

契約者向けに、無料の付帯サービスも用意されています。

24時間365日の医療相談ができるメディカルアシストなどです。

申し込みはインターネットで完結し、最短5分で手続きできます。

支払いはクレジットカード払いとコンビニ払いです

自動で更新されるため、更新時の手続きは不要です。

なお、本人(被保険者・本人)の年齢が満71歳以上の場合は、新規で加入できません。

また、同種のケガの補償をすでに他の保険で契約している場合も、新規加入できないことがあります。

この章のまとめ
補償の柱本人のケガ+個人賠償(オプション)
通院補償1日目から補償(新たに追加)
熱中症補償の対象に含まれる
個人賠償国内外1億円・示談交渉付き
年齢条件本人が満71歳以上は新規不可
引用元
東京海上日動火災保険「トータルアシストからだの保険(サイクル) | からだの保険」(公式サイト)
東京海上日動「自転車保険|月々140円から|東京海上日動」(商品公式サイト tmn-cycle.com)
東京海上日動「補償内容|自転車保険|東京海上日動」(公式サイト・熱中症補償の記載)

3. 3つのプランと保険料|月々140円から

新商品の保険料を、プランごとに整理します。

プランは「お手軽プラン」「基本プラン」「充実プラン」の3つです。

違いは、入院日額や死亡・後遺障害保険金額の大きさです。

通院日額は、どのプランも1,000円で共通です。

以下の保険料は、始期日が2025年10月1日以降の金額です。

個人賠償責任を付けた場合の保険料

まず、個人賠償責任(1億円)を付けた場合です。

相手への賠償にも備えたい方は、このタイプになります。

プラン月払一時払
お手軽360円4,120円
基本410円4,620円
充実450円5,220円

各プランのケガの補償内容は、次のとおりです。

プラン入院日額死亡・後遺障害
お手軽1,500円100万円
基本2,000円200万円
充実3,000円300万円

個人賠償責任を外した場合の保険料

次に、個人賠償責任を外した場合です。

これは、本人のケガだけを補償するタイプです。

すでに別の保険で個人賠償責任に加入している方に向いています。

この場合、保険料は月々140円からになります。

プラン月払一時払
お手軽140円1,610円
基本190円2,110円
充実230円2,710円

手術保険金も付いています

どのプランにも、手術保険金が付いています。

入院中に受けた手術は、入院保険金日額の10倍が支払われます。

入院中以外に受けた手術は、入院保険金日額の5倍が支払われます。

ただし、対象は1事故につき、事故の日から180日以内に受けた手術1回に限られます。

傷の処置や抜歯など、支払いの対象外となる手術もあります。

この章のまとめ
プラン数お手軽・基本・充実の3つ
賠償あり月360円〜450円
賠償なし月140円〜230円
通院日額全プラン共通で1,000円
手術保険金入院日額の10倍または5倍
引用元
東京海上日動「自転車保険|月々140円から|東京海上日動」(商品公式サイト・補償プランと保険料の項)
東京海上日動火災保険「トータルアシストからだの保険(サイクル)」(公式サイト)

4. 新旧の違い|eサイクル保険からどう変わったか

旧eサイクル保険から、何が変わったのかを整理します。

すでにeサイクル保険を知っていた方にとって、ここがいちばん気になる点だと思います。

契約タイプが「本人型のみ」に

旧eサイクル保険には、3つの契約タイプがありました。

「本人型」「夫婦型」「家族型」です。

家族のケガの補償を、1つの契約でまとめてカバーできました。

一方、新しい「からだの保険(サイクル)」は、本人型のみです。

ケガの補償の対象は、契約した本人だけになります。

家族それぞれのケガを補償したい場合は、家族1人ずつ本人型で契約する形になります。

ただし、個人賠償責任に関する補償は、本人型でも家族まとめて対象になります。

この点は旧商品と同じ考え方です。

通院補償と熱中症が加わった

補償の中身も変わりました。

旧eサイクル保険のケガの補償は、入院と手術が中心でした。

通院に対する補償はありませんでした。

新商品では、通院も1日目から補償されるようになりました。

さらに、熱中症も補償の対象に加わりました。

日常的に自転車を使う方にとって、守備範囲が広がっています。

項目旧・eサイクル保険新・からだの保険(サイクル)
契約タイプ本人/夫婦/家族本人型のみ
通院補償なし1日目から
熱中症明記なし補償対象
個人賠償1億円・家族まとめて1億円・家族まとめて

保険料の比較イメージ

保険料も比べてみます。

旧eサイクル保険の販売終了直前の本人型は、一時払4,590円、月払410円でした。

この本人型は、個人賠償1億円、死亡・後遺障害300万円、入院日額3,000円という内容でした。

新商品では、個人賠償を付けた基本プランが、月払410円です。

価格帯としては、近い水準が維持されています。

商品本人の月払(賠償あり)
旧・eサイクル保険(最終)410円
新・基本プラン410円
新・お手軽プラン360円

手続きがマイページ中心に

手続きの方法も変わりました。

新商品では、契約内容の変更や解約、更新停止などを、東京海上日動マイページで自分で行います

事故やケガの連絡、保険金請求もマイページから可能です。

ネットで完結する流れが、より徹底された形です。

この章のまとめ
契約タイプ3タイプから本人型のみへ
家族のケガ1人ずつ本人型で契約
補償拡大通院・熱中症が追加
手続きマイページで自己完結
引用元
東京海上日動「自転車保険|月々140円から」(商品公式サイト・よくあるご質問「夫婦型や家族型のプランはありますか?」)
東京海上日動火災保険「eサイクル保険(自転車利用者向け保険)」(公式サイト・旧商品の保険料)
東京海上日動火災保険「トータルアシストからだの保険(サイクル)」(公式サイト・マイページ手続き)

5. 補償の重複に注意|個人賠償責任は家族で1本

ここで、旧eサイクル保険の時代から変わらない大切な注意点を取り上げます。

それは個人賠償責任の補償の重複です。

知らないうちに二重に加入し、保険料をムダにしてしまう人が少なくありません。

個人賠償責任は家族でまとめて補償される

個人賠償責任に関する補償には、特徴があります。

契約した本人だけでなく、その家族もまとめて補償の対象になります

具体的な対象(被保険者)の範囲は、次のとおりです。

個人賠償責任の補償対象
本人(被保険者・本人)
本人の配偶者
本人または配偶者の同居の親族
本人または配偶者の別居の未婚の子

つまり、家族の誰か1人がこの補償に加入していれば、家族全員がカバーされます

「未婚」とは、これまでに婚姻歴がないという意味です。離婚して今は独身のケースは対象外です。

すでに別の保険で入っていないか確認しましょう

個人賠償責任の補償は、いろいろな保険に付いています。

火災保険や傷害保険、自動車保険の特約として付けることが多いです。

クレジットカードの特典として付いてくることもあります。

そのため、自分でも気づかないうちに加入していることがよくあります。

もし家族の誰かがすでに個人賠償責任に入っているなら、補償は重複します。

その場合は、新商品で個人賠償責任を外して申し込むほうが合理的です。

個人賠償責任を外せば、保険料は月々140円からに下がります。

家族構成が変わったら見直しを

もう1つ、見落としやすい注意点があります。

いまの家族構成が、ずっと続くとは限らないという点です。

たとえば、子どもが進学で一人暮らしを始めるケースです。

別居して結婚していない子は、引き続き個人賠償責任の対象になります。

しかし、本人が子ども側に変わると、実家の家族が対象から外れることがあります。

家族構成に変化があったら、補償の対象範囲を改めて確認することが大切です。

この章のまとめ
家族で1本個人賠償責任は1契約で家族全員が対象
重複注意火災保険やカード特典で加入済みのことも
外して節約重複なら個人賠償を外し月140円から
定期見直し家族構成が変わったら範囲を再確認
引用元
東京海上日動「自転車保険|月々140円から」(商品公式サイト・個人賠償責任補償特約の被保険者範囲)
東京海上日動火災保険「トータルアシストからだの保険(サイクル)」(公式サイト・補償の重複に関する注意)

6. 「車両保険はない」「賠償は無制限ではない」誤解しやすい点

自転車保険には、誤解されやすいポイントがあります。

旧eサイクル保険でも、新商品でも、共通する話です。

加入前に知っておくと、あとで「思っていたのと違う」を防げます。

自転車自体の損害や盗難は補償されない

1つ目は、自転車そのものの補償です。

この保険には、自動車保険の「車両保険」にあたる補償はありません。

つまり、自転車が壊れたり盗まれたりしても、保険金は出ません

補償されるのは、あくまで人のケガと、相手への賠償です。

自転車本体の損害を心配する方は、別の手段を検討する必要があります。

相手への賠償は「1億円」で無制限ではない

2つ目は、賠償額の上限です。

手への補償である個人賠償責任は、上限が1億円です

これは「無制限」ではありません。

他社の自転車保険では、賠償を無制限としている商品もあります。

東京海上日動でも、自動車保険の特約として付ける個人賠償責任は、国内事故が無制限になるタイプがあります。

賠償の上限を重視する方は、この違いを押さえておくとよいです。

誤解しやすい点実際は
自転車の故障・盗難補償対象外
相手への賠償1億円(無制限ではない)
補償の中心人のケガと賠償

高額賠償は現実に起きている

賠償額の話は、決して大げさではありません。

有名な事例が、神戸地方裁判所の判決です。

2013年(平成25年)7月4日の判決で、当時11歳の小学生が夜間に自転車で走行中、歩行中の女性(62歳)と正面衝突しました。

女性は頭蓋骨骨折(ずがいこつこっせつ)などの重い傷害を負い、意識が戻らない状態になりました。

このケースでは、約9,521万円という高額な賠償命令が出ています。

1億円という補償額は、こうした現実を踏まえて設定されています。

この章のまとめ
車両保険なし自転車の故障・盗難は補償されない
賠償1億円無制限ではない
補償の中心人のケガと相手への賠償
高額賠償神戸の事例で約9,521万円の命令
引用元
東京海上日動火災保険「よくあるご質問(FAQ)自分の自転車が破損したり盗難された場合に補償されますか?」(公式サイト)
東京海上日動火災保険「eサイクル保険」(公式サイト・神戸地方裁判所 平成25年7月4日判決の事例)
兵庫県警察「自転車の交通違反に青切符導入」(高額賠償事例・約9500万円の賠償命令)

7. 自転車保険の義務化と青切符制度(2026年4月〜)

最後に、自転車をめぐる最新の制度を整理します。

保険そのものではありませんが、加入を考えるうえで欠かせない背景です。

自転車保険の加入義務化が広がっている

いま、多くの自治体が自転車保険への加入を条例で義務づけています。

2025年10月時点で、34都府県が加入を義務化しています。

さらに10道県が努力義務としています。

合わせると44の都道府県が、条例で何らかの定めを置いている状況です。

義務づけられているのは、自転車事故で相手への賠償に備える「個人賠償責任保険」です

ただし、義務化されている地域でも、未加入に対する罰則は設けられていません。

区分都道府県数(2025年10月時点)
義務化34都府県
努力義務10道県
罰則なし

注意したいのは、住んでいる地域だけの問題ではない点です。

義務化された地域で自転車に乗る場合は、居住者かどうかに関係なく保険が必要とされます。

通勤・通学で県をまたぐ方や、旅行先で自転車に乗る方は、特に確認しておくと安心です。

2026年4月から自転車にも青切符

もう1つの大きな変化が、取り締まりの強化です。

2026年4月1日から、自転車の交通違反に「青切符」が導入されました。

正式には、交通反則通告制度といいます。

対象は16歳以上の自転車利用者です。

信号無視や一時不停止など、約113種類の違反行為が対象とされています。

反則金を納めれば、刑事手続きに移行せず、前科もつきません。

スマートフォンを手に持って運転する「ながらスマホ」などは、特に注意が必要です。

青切符のポイント内容
施行日2026年4月1日
対象年齢16歳以上
対象違反信号無視など約113種類
納付後前科はつかない

保険は「入っていれば終わり」ではない

義務化と青切符は、向いている方向が同じです。

どちらも、自転車事故を減らし、被害者と加害者の双方を守ろうとする流れです。

保険に入っていても、事故を起こせば相手も自分も傷つきます。

ヘルメットの着用は、すべての利用者の努力義務とされています。

保険で備えつつ、安全運転を心がけることが何より大切です。

この章のまとめ
義務化34都府県で義務、10道県で努力義務
必要な補償個人賠償責任保険
青切符2026年4月1日施行、16歳以上が対象
安全運転ヘルメット着用は全利用者の努力義務
引用元
国土交通省「自転車損害賠償責任保険等への加入促進 地方公共団体の条例の制定状況」(公的機関)
警察庁「自転車の新しい制度|自転車ポータルサイト」(公的機関・交通反則通告制度の導入)
政府広報オンライン「2026年4月から自転車の交通違反に『青切符』を導入!何が変わる?」(公的機関)

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