【プチ調査】ミニクーパーやめとけ?維持費・故障率・耐久性・乗り心地

ミニクーパー・やめとけ

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【記事丸わかり】

  1. 維持費が高い
    • ほとんどのモデルがハイオク仕様のため、燃料費が割高です。
    • 修理部品は海外からの取り寄せとなり、割高になります。
    • ブレーキパーツなどの交換サイクルが早く、維持費が高くなります。
    • 車検整備や通常の修理工賃が国産車の1.5倍前後になります。
  2. 故障率
    • 第1世代(2002-2007年)は故障率が高かったですが、第2世代以降は大幅に改善されています。
    • 故障しやすい箇所として、ドアミラーやウインドーのモーター、エアコンの不具合などがあります。
  3. 小回りが利かない
    • クロスオーバーは最小回転半径が5.8mで、日本の狭い道路や駐車場での取り回しが難しいです。
  4. 運転の楽しさ
    • 全グレードが「チューニングカー」のような走りの味付けがされています。
    • 高速道路や峠道での運転が楽しく、スポーツカー感覚が味わえます。
  5. 走行安定性
    • 乗り心地は固めですが、走行中の安定性が高く、車体がふらつくことが少ないです。
  6. カスタムの楽しみ
    • 専用のカスタムパーツが豊富で、外観や性能を自分好みにカスタマイズできます。
  7. エンジン音
    • ドライバーをかき立てるエンジン音にチューニングされています。
  8. 内装のデザイン
    • デザイン性が非常に高く、素材の善し悪しだけでなくデザインで勝負している車です。
  9. 維持費の対策
    • メンテナンスパックを利用すれば、オイル交換や部品代、工賃などがサービスになります。
  10. 長く乗れる
  • 専門店で購入し、適切なメンテナンスを行えば長く乗り続けることができます。

ミニクーパーは、その魅力的なデザインと運転の楽しさから、多くの人に愛されていますが、維持費や乗り心地の面で注意が必要です。

⇒⇒知らないと後悔!ミニクーパーのデメリットを正直にぶっちゃけます。

目次

【プチ調査】ミニクーパーやめとけ?維持費・故障率・耐久性・乗り心地

※このページでは、クラシックミニから現行のBMWミニまで、全てのミニの総称として「ミニクーパー」という名称を使用しています。

【2023年6月29日追記】次世代クロスオーバーEV「MINI CONCEPT ACEMAN」提案…グッドウッド2023出展へ(速報)

カテゴリ詳細
車名MINI CONCEPT ACEMAN
リリース情報2023年7月、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展
セグメントプレミアム小型車
形式クロスオーバーEV
ボディサイズ全長4050mm、全幅1990mm、全高1590mm
新デザイン言語内外装に最新のLEDテクノロジー
フロントグリル八角形、イルミネーテッドサラウンド
ヘッドライトマトリクスLEDユニット、独自の輪郭
テールライト縦長、マトリクスLEDユニット
内装特徴新設計のトグルスイッチ、ダッシュボードに地図やイメージを投影可能
インターフェース丸型有機ELディスプレイ「セントラルインターフェース」、デジタルとアナログの組み合わせの操作体系

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ここから記事本文)

日本自動車輸入組合の2023年1月11日の発表によると、ミニクーパーは7年連続輸入車販売台数1位です(2022年通年:19,207台)。<日刊自動車新聞

圧倒的注目度を誇る超絶人気車種であるミニクーパーに対して、

ミニクーパーはやめとけ!

という声があります。

なぜこんな声があるのか、私がプチ調査した結果がこのページです。参考になさってください。

まずミニクーパーの「ミニ歴史」

まず最初に、ミニクーパーの歴史を簡単にご紹介しておきます。

世代による分類

クラシックミニ:1959年~2000年

41年間一度もモデルチェンジをしないで継続生産された。メーカーはブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)。最後の数年間はローバー、BMWなど資本の入れ替わりあり。

「クラシックミニ」「BMCミニ」「ローバーミニ」と呼ばれる。

なお、ミニのスポーツグレードである「ミニクーパー」が世界的に突出した知名度を誇ったために、ミニの総称として「ミニクーパー」が使われるようになった。

第1世代:2002年~2007年

第1世代ミニ(Wikipedia

ここから「BMWミニ」となる。2001年からイギリスのオックスフォード工場(旧ローバーの工場)で生産を開始。※日本導入は2002年から。

基本グレードは「ワン」「クーパー」「クーパーS」の3つ。

第2世代:2007年~2014年

第2世代ミニ(Wikipedia

外観はあまり初代と変わらない。中古車の流通量が多く、ここ最近は相場もずいぶん手頃。

基本グレードは、やはり「ワン」「クーパー」「クーパーS」。

第3世代(現行モデル):2014年~

第3世代ミニ(Wikipedia

デザインは、やや大きく、ややゴツい感じになった。「BMW 0シリーズ」なんて呼ばれることも。

現行ミニのグレードは後述します。

ボディタイプによる分類

  • ハッチバック:3ドア。第3世代から5ドアも。(現行ミニのモデルナンバー:3ドアF56 / 5ドアF55)

画像:MINI JAPAN(以下同様)

  • コンバーチブル:ハッチバックの屋根を取っ払ったオープンカー(同F57)
  • クラブマン:ステーションワゴン風ミニ。ボディーがちょっと長い。第2世代から追加された。「ミニじゃないミニ」(同F54)
  • クロスオーバー:SUV風ミニ。ボディがちょい大きめで背が高い。やはり第2世代から追加された。これも「ミニじゃないミニ」(同F60)

 

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その他希少タイプとして「ペースマン」「クーペ」「ロードスター」などがある。

ミニペースマン(Wikipedia)

ミニクーペ(Wikipedia)

ミニロードスター(Wikipedia)

グレードによる分類(現行ミニの場合)

  • ワン=ベースグレード
  • クーパー=パワフル。装備充実
  • クーパーS=超パワフル。豪華装備
  • ジョン・クーパー・ワークス=ウルトラ超パワフル。足も超硬め
  • クーパーD=ディーゼルエンジン。野太いトルク
  • クーパーSD=パワフルなディーゼルエンジン。超野太いトルク
  • ALL4=4輪駆動(4WD)。※普通のミニは全て前輪駆動(FF)

※このページでは上記グレードの全てを総称して「ミニクーパー」と呼んでいます。

ミニクーパーの中古車選び:【7つの大原則】

中古車検索サイトのグーネットやカーセンサーを見ると、当然のことですが、ミニクーパーの第1世代は安く、第2世代や第3世代は高めになってきます。

できるだけ安い値段で壊れにくい個体を購入したいのが万人の願いですが、そうはいかないのが中古車選びの実情でしょう。

そこで、ミニクーパーの中古車選びについて、世代を問わず、7つの大原則をご紹介します。この大原則はリサーチした内容をまとめたものではなく、これまで17台の新車・中古車を乗り継いできた私が中古車を購入する際に心がけている超実践的な内容です。

  1. 外観、内装がきれいな固体を選ぶ:中古車選びは「見た目」から入っていい分野です。キレイに使用してきた形跡が明らかな車は、エンジン等の内部も整備されている確率が高いです。
  2. 整備記録簿が備わった固体を選ぶ:どんなズボラなオーナーでも、意図的でない限り、整備記録簿を紛失することはまずありません。これがないということは、販売側にとって隠したいことがあると疑うべきです。「やめとけ」と言うべき車です。
  3. できるだけ保証期間の長い個体を選ぶ:年式が新しい車には、まだ「新車保証」や「延長保証」が残っていることがあります。最低でも「1年保証」は欲しいところです。※グーネットやカーセンサーを見ると、第1世代で総額50万前後でも「1年保証」が付いている個体があります。※2022年11月現在
  4. グーネットの「車両状態評価書(iD車両)」、カーセンサーの「車両品質評価書」が付いた固体を選ぶ:ネットで中古車検索する場合は、評価書による評価内容が確認できる固体を選んでください。安いけれど評価書がない個体は「やめとけ」となります。
  5. 無整備で安い個体より整備済みで高い個体を選ぶ:同年式・同走行距離の2車で迷った場合、安いけれど保証期間も少なく評価書もない個体はやめておいたほうがいいです。高くても保証期間が長くて評価書の付いた固体が安心です。
  6. 車買取店が無整備で販売している個体は避ける:CMで有名な車買取店の中古車は、同条件で比較した場合かなり値段が安いです。でも保証がなかったり整備されていないものが多く、購入後が心配なので「やめとけ」と断言します。
  7. 「認定中古車」が最も安心:言わずもがなですが、メーカーの「認定中古車」が最もおすすめです。値段は高いけれど、保証もしっかりついているし、購入後が安心です。ただし、第1世代や第2世代は年式が古いので「認定」はほぼないと思います。※第2世代の「認定中古車」が一部ありました(2022年11月現在のグーネットとカーセンサー)。

「やめとけ」と言われる理由

この章では、「ミニクーパーやめとけ」と言われる理由をまとめてみました。

維持費が高いから「やめとけ」

  • 一部ディーゼル車がありますが、ほぼすべてのモデルがハイオク仕様なので燃料費が割高になる
  • 修理部品は海外からの取り寄せになり割高になる
  • ブレーキのパーツを始め様々なパーツの交換サイクルが早いので維持費が割高になる
  • 車検整備や通常の修理工賃などが国産車の1.5倍前後はする。特に正規ディーラーの料金は高め

※ただし、車検時に必要な自賠責保険料、重量税、検査料などは国産車と同じ扱い

故障しやすいから「やめとけ」

ミニクーパーは故障率が高いからやめとけと言われることが多いのですが、実は、故障が多いのは過去の話です。

現行ミニクーパーであるBMWミニの世代は次のようになります。

  • 第1世代:2002年~2007年
  • 第2世代:2007年~20014年
  • 第3世代(現行モデル):2014年~

上記の中で「故障率が高い」のは第1世代のミニクーパーであり、第2世代以降は大幅に改善されているので、あまり故障の心配をする必要はありません。

ただ、第1世代の中古は今でも販売されていますから、中古購入を予定している方の参考になるよう、故障しやすい箇所をご案内しておきます。

  • ドアミラー:ドアミラーの作りが弱くて壊れやすい
  • ウインドー:ウインドー開閉時に電気モーターまたはスイッチの不良で開閉できない故障が多い
  • ドアロック:ドアロックのモーターがよく故障する
  • エアコン:エアコンガスの漏れ、コンプレッサーの不具合が多い

繰り返しますが、こうした故障は圧倒的に第1世代に多い故障です。第2世代以降は改善されています。故障しやすいから「やめとけ」という声は、第1世代のミニクーパーに向けられるべき言葉です。

※第1世代以前の、いわゆる「クラシックミニ」に関しては、これは文字通りクラシックカーの範疇になるので、ミニ専門店でスタッフとコミュニケーションを重ねて維持管理していくべきものです。故障率が高い低いを問題にするクルマではないと思います。

「故障」なのに保険が使える?自動車保険に新しい補償が出来ました!

2023年7月4日

見た目と違って小回りが利かないので「やめとけ」

クロスオーバー(最小回転半径5.8m)

画像:MINI公式

ミニクーパーはグレードによっては小回りが利きません。

ミニクーパーを中古で購入するとしたら、値段のこなれてきている第2世代を候補に挙げる人も多いでしょう。そこで、第2世代ミニクーパーの最小回転半径をご紹介します。※現行モデルもほぼ同じくらいの数値ですが

  • ハッチバック(R56):5.1m
  • クラブマン(R55):5.5m
  • クロスオーバー(R60):5.8m

※比較:スズキワゴンRの最小回転半径は4.4m~4.6m。日本の軽自動車の平均は4.4mです。

ハッチバックはまだいいのですが、クラブマンやクロスオーバーは車庫入れ時などはちょっと大変かもしれません。それだけエンジンルームに「身が詰まっている」ということだと思います。

※ミニクーパのエンジンルームを見て涙を流さないメカニックは存在しないでしょう。「どこにどうやって手を突っ込めばいいんだ!」と言いたくなるはず。

ミニクーパーはとにかく運転が楽しい車!

画像:ミニ公式

さて、ここまで「ミニクーパーやめとけ?」をテーマにプチ調査の結果をご案内してきました。

維持費や乗り心地などを理由に「やめとけ」という声がある一方で、「ミニクーパー最高!」という声も数多くあり、しかもそうしたマイナスとプラスの評価を同じ人が下しているのも特徴です。

この章では、「ミニクーパー最高!」と言われる要因を探っていきたいと思います。

運転が楽しい

画像:ミニ公式

ミニクーパーは、他の輸入車との比較でいうなら、最初から全グレードが「チューニングカー」と言える走りの味付けがなされています

高速道路をただ真っ直ぐ走るだけであっても、峠道をくねくねキュルキュルと攻める走りをしても、ボディーやシートやハンドルから伝わってくる感触はスポーツカー感覚そのものです。

走行安定性が高い

「乗り心地」と「走行安定性」はトレードオフの関係になる側面があります。

ミニクーパーはどのグレードも乗り心地は固めですが、その分、どんな場面でも車体がフラついたりヒヤッとするようなシーンはまずない車です

エンジン音がチューニングされている

画像:MINI公式

車の「エンジン音」というのは、エンジン単体でいい悪いが決まるものではありません。

エンジンマウントの素材、エンジンルームとキャビンとの間に使用される遮音材の素材、マフラー内の構造・・・こういったパーツの総合的なチューニングでエンジン音の性質が方向付けられます

ミニクーパーは「走り」をウリにした車なので、ドライバーをかき立てるエンジン音となるよう、デフォルトの状態でファインチューニングが施されています

カスタムが無限大

画像:MINI公式

ミニクーパーは歴史がある車で、台数もたくさん生産されています。そのため、専用のカスタムパーツが豊富にあります

ホイールやバンパーのような外観をドレスアップするパーツはもちろん、ブレーキやマフラーなど走行性能に関わるパーツも幅広い選択肢が用意されています。

世界に1台だけのカスタムカーに仕上げる楽しさに満ちています

「ゴーカートフィーリング」について

ミニクーパーのホームページにも「ゴーカート・フィーリングが凝縮」という表現が使用されていますが、この「ゴーカートフィーリング」という表現はミニクーパーを語る際に常について回る言葉です

すでに触れたように、ミニクーパーはデフォルトの状態で、一般の車で言うところの「チューニング」が施されている車です。

たとえば、車にはさまざまなゴムのパーツが使われています。ボディーの上にエンジンを載せる際、直に取り付けたら振動が激しくて乗ってられません。そこでボディーとエンジンの間にゴムパッキンを咬ませます。

これを「ブッシュ」または「マウントブッシュ」と呼びますが、こうしたブッシュ類はハンドルにもサスペンションにも車の様々な場所に使われています。

ミニクーパーを製造しているBMWは、こうしたブッシュ類を明確な意図を持って硬質な素材に付け替えています

これにより、走行中の車に必ず発生する「遊び」の部分が極小化され、走りに<ダイレクト感>が生まれてきます

ブッシュ類のチューンアップは、ミニクーパーの「ゴーカートフィーリング」のほんの一例です。足回りのパーツであるショックアブソーバーやコイルスプリングがより硬質な素材となっていることは言うまでもないことです。

ミニクーパーの特徴であるこうした走りのダイレクト感は、走る楽しさを極大化させる反面、路面の凹凸を乗り越えた際の衝撃もまたダイレクトに伝えてくる傾向にあります。

ですが、ミニクーパーは公道を走る一般の乗用車です。レーシングカーのダイレクト感とは当然次元が異なり、普通の人が運転できるレベルのダイレクト感に収められています

ただ、この部分の評価は、実際に乗って確かめる以外に判断のしようがありません。

ミニクーパーはお金持ちしか乗れない車?

2022年現在、ミニクーパーは6年連続輸入車ナンバーワンの販売実績を誇ります。オーナーさんの多くはごく普通の人たちです

ミニクーパーがお金持ちしか乗れない車であるなら、多くのオーナーさんがすでに自己破産しているでしょう。しかし、そんな事実はありません。

ミニクーパーがお金持ちのセカンドカーやサードカーとして購入されているケースはもちろんあります。ですが、多くのオーナーさんは、新車や認定中古車を購入する際にメンテナンスパックを利用しています。

これに加入すれば、オイル交換や一部の部品代、工賃などがサービスになります。3年~5年の間、あるいは、2年の延長パッケージなどを利用することで、維持費は低く抑えることができます

車検費用や整備工賃やパーツ代が日本車の1.3倍~1.5倍するケースは確かにありますが、「大好きなミニクーパー」のためです。他の出費を削ることでなんとかなるはずです

ミニクーパーは運転しにくい?

ミニクーパーは「遊び」の部分が少ない車なので、ある意味、車の基本的な動きを学ぶのに最適な車種です。「運転しにくい」どころか、運転の基本を学ぶのにおすすめの車です

ただし、乗り心地は固めなので、この固さを「運転しにくい」と捉える人もいらっしゃるかもしれません。

ミニクーパーが似合う人とは?

ミニクーパーは男女を問わず、年代も問わず、多くの人に注目されている車ですが、「似合う人」となると人によって感じ方が異なると思います

「ミニクーパーが似合う人」に関してはこちらのページにまとめてあります。参考になさってください。⇒⇒【プチ調査】ミニクーパーが似合う人:どんな人が乗る車なの?

ミニクーパーは何年乗れる?

ミニクーパーの寿命は普通の輸入車と何ら変わりません。むしろ、人気車故に、他の輸入車ならとっくにスクラップされるような個体でも、手を入れて長く乗り継がれているケースもよく見られます

低年式、過走行になるにしたがって維持費は高くなりますが、これは他の輸入車と事情は全く同様です。

新車や認定中古車を購入し、メンテナンスパックを利用すれば、維持費もそれほどかからないので、安心して乗り続けることができます

いっぽうで、低年式のミニクーパーの中古をお手頃価格で購入するのであれば、全国に点在するミニクーパー専門店で購入することを強くおすすめします。

専門店ならミニクーパーの壊れやすい箇所などを熟知していますから、故障を未然に防ぐ術も知っていますし、その後長く乗り続けることができます

ミニクーパーは何年乗れる?

何年だっていくらでも乗り続けることができます。しっかり働いて維持費を工面してください

ミニクーパーの内装は世界一

画像:MINI公式

ミニクーパーは外観について語られることが多いのですが、実は、内装のデザイン性が異常に高く、私見ですが、思い切ったデザインの方向付けを含めて、量販車では世界一デザインコンシャスな車だと思います

ミニクーパーに比べたら、他のほとんどの車の内装は、ただ単に「素材の善し悪し」を競っているだけです。デザイン性で勝負をかけている車はミニクーパーだけでしょう。※異論はおありでしょうが

ミニクーパーの中古が安い理由?

画像:MINI公式

しばしば「ミニクーパーの中古は安い」という声を耳にしますが、まず事実を確認すべきです。

カーセンサーやグーネットで調べれば、まだ新車から年数がたっていない個体の中古車価格は、他の欧州車の傾向と特に変わりはありません。シトロエンなどと比べると十分「高い」部類です。

「中古が安い」と言われるのは、低年式過走行の個体であり、これは輸入車でも国産車でも全く同じ事でしょう。

「ミニクーパーの中古は安い」という口コミにはほとんど根拠がないと思います。

ミニクーパーの新車価格:現行モデル(2014年~)

※価格は2022年11月現在のもの(2022年に入って値上げされた後の価格)

ミニ3ドア:¥2,980,000~

「高速・低重心ハンドリングの刺激と、ゴーカート・フィーリングが凝縮。」(ミニHPから。以下同様)

ミニ5ドア:¥3,090,000~

「愛され続けるMINIらしさと広々とした空間を融合。ゴーカート・フィーリングは、もちろんそのままに。」

ミニコンバーチブル:¥3,960,000~

「MINIの4人乗りオープン・カー。電動ルーフの開閉時間は、たったの18秒。」※18秒はけっこう長いですが

ミニクラブマン:¥3,730,000~

「美しさと実用性が融合した6ドア。テールのスプリット・ドアを開けば大容量のラゲッジ・ルーム。」※スプリットドアとは観音開きドアのこと

ミニクロスオーバー:¥3,990,000~

「パワフルな4輪駆動により、道を選ばない自由な走りを実現。MINI史上最大サイズで、使い方も幅広く。」※「MINI史上最大サイズ」とはもはや形容矛盾です

ミニクロスオーバーPHEV(プラグインハイブリッド):¥5,160,000~

「電気とガソリンの長所を融合した、先進の走行性能。」※ハイブリッド王国の日本ではあまり刺さらない文言ですね

まとめ

以上、輸入車6年連続ナンバーワンのミニクーパーについて解説してきました。

「ミニクーパーやめとけ」という声は、主に維持費が割高であること、乗り心地が固めであることに向けられた言葉です

一方で、ミニクーパーに対する絶賛のコトバも止みません。スポーツカーとして売られている車ではないにもかかわらず、量販されている一般乗用車中で随一といえる「走りの楽しさ」を持つ車です

可愛くてかっこいい外観、「世界一」の内装を持つミニクーパーは、一生の間で一度はオーナーになるべき車であり、誰が似合うかではなく、乗っている人がいつの間にか「似合う人」になる車です。

それにしても、「ミニクーパーやめとけ」って、どこの誰が口にしているのでしょうね。

きっと、乗りたくても乗れない事情がある人が、悔し紛れに言いふらしているのでしょう。

本当は、「ミニクーパーやめとけ」と言っている人がこの世で一番ミニクーパーに乗りたがっている人に違いない、私はそう確信しています

【参考サイト】

ご覧いただきありがとうございました。

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