目次
- 1 アウディA6大解剖レビュー・口コミ・評価:「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に検証!
- 2 どんなクルマ?
- 3 否定的・ネガティブなレビューをご紹介
- 4 上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
- 5 肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
- 6 上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
- 7 総合的・全般的なレビューをご紹介
- 8 「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に分析
- 9 レビューサイトの平均評価点のご案内
- 10 ライバル車とその特徴
- 11 どんな人におすすめ?
- 12 アウディA6に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないアウディの他の車種があるとしたら、それは何?
- 13 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒これぞベストA6!といえる超絶バランスに惚れ惚れ! アウディA6 45TFSIクワトロスポーツにLOVECARS!TV!河口まなぶが試乗した |
アウディA6大解剖レビュー・口コミ・評価:「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に検証!
アウディA6(2019年3月~):Wikipedia
アウディA6、その名はプレミアムセダンの世界で高い評価を得ています。本記事では、アウディA6の魅力と課題を多角的に解析します。
クルマのスペックや価格、ライバル車との比較はもちろん、ユーザーレビューから見えるリアルな声にも焦点を当てます。A6を検討する際の中古車選びのポイント、車のサイズや故障に関する注意点も詳しく掘り下げます。
さらに、A6に興味を持つ方々にとって、他のアウディ車種がどのように映るかも考察します。この記事を通して、アウディA6の全貌を深く理解していただければ幸いです。
どんなクルマ?
アウディA6は、ミドルクラスのA4よりも上位のセダン/ワゴンです。メルセデスのEクラスやBMWの5シリーズに相当するモデルです。
A6は、SUVに対して乗り心地の面で圧倒的に優れており、広くて走りも楽しめるモデルです。
いまや世界全体でのSUVのシェア(新車販売)は、2021年の39.7%から2022年は41.3%に上昇しているのですが(※)、A6やEクラスや5シリーズといったドイツ勢のセダンたちは、やや日陰に陣取っているものの、隠然と眼を光らせている状況です。
(※https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000055373.html)
アウディA6とほぼ同じサイズのクルマ
アウディA6のサイズは、全長4940mm×全幅1885mm×全高1430mmです。この車と同じくらいのサイズの車は下記の通りです。A6のおおよそのサイズ感がわかると思います。
車種 | 特徴 |
---|---|
メルセデス・ベンツEクラス | アウディA6のライバル車。先進的な安全技術や快適装備が充実。 |
BMW5シリーズ | アウディA6とメルセデス・ベンツEクラスと並ぶ、ドイツ御三家のミドルクラスセダン。 |
レクサスES | ラグジュアリーな内装と上質な乗り心地を特徴とする、和製セダンの代表格。 |
ボルボS90 | 安全性と先進技術を重視した、スウェーデンのプレミアムセダン。 |
スペック
アウディA6「40 TDI quattro sport」のスペックです。
新車価格 | 795万円 |
駆動方式 | 4WD |
燃料 | ディーゼル(マイルドハイブリッド) |
燃料タンク容量 | 63L |
排気量 | 1,968cc |
トランスミッション | 7DCT |
乗車定員 | 5名 |
燃費(WLTCモード) | 16.1km/L |
最小回転半径 | 5.7m |
全長 | 4,940mm |
全幅 | 1,885mm |
全高 | 1,430mm |
ホイールベース | 2,925mm |
最低地上高(未積載時) | 140mm |
車両重量 | 1,810kg |
荷室容量(リアシート立) | 530L |
価格
アウディA6の価格帯です。
795~1140 万円
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは『アウディA6大解剖レビュー・口コミ・評価:「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に検証!』です。
検証するには材料が必要です。
まず、アウディA6に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- オルタネーターが突然故障することがある
- アイドリングストップが効かなくなる前兆がある
- ディーラーで修理に時間がかかることがある
- ガソリンエンジン搭載モデルではハイブリッドバッテリーの故障でエンジンが始動しなくなることがある
- 通信機器がヨーロッパ仕様で日本の通信システムに適合しない
- MMI関連の通信機能が使えない
- 車の細かい部分が故障することが多い
- 日本向けナビゲーションが使いづらい
- トップギアが110km/hにならないと入らない。
- 価格が高い。
- 上蓋付きの収納があるが、通常物を置く場所がない。
- 半年くらい乗っていると、まれに変な故障メッセージが出る。
- 進行方向の正面に交通整理の人がいると、急ブレーキが自動でかかる。
- フロントのダイナミックインジケーターが普通の点滅に見える。
- テールライトアニメーションが暗くならないと実施されないため、ほとんど見ることができない。
- 収納スペースが少なく、ドリンクホルダーが縦置きで使いづらい。
- SDカードからの音楽再生が使いづらい。フォルダ内の再生設定が面倒で、次のフォルダへの自動再生がない。
- ルート検索が単一のルートしか提示されない。
- 初期トラブルが多い。
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
アウディA6のレビューに基づく分析を以下のようにまとめます。
機能と故障の問題: アウディA6には、オルタネーターの突然の故障やアイドリングストップの不具合、ハイブリッドバッテリーの問題など、機能的な面での懸念が指摘されています。加えて、故障時のディーラーにおける修理時間の長さも問題とされています。
通信システムの互換性: 車内の通信機器がヨーロッパ仕様であり、日本の通信システムに適合しないことが指摘されています。また、MMI関連の通信機能が利用できないという問題があります。
細かい部分の故障: 車の細かい部分での故障が多いという声もあります。また、日本向けナビゲーションの使いづらさも挙げられています。
変速ギア比の問題: トップギアが110km/hに達しないと入らないという指摘があります。
内装と安全機能の問題: 収納スペースの少なさ、ドリンクホルダーの使いづらさ、SDカードからの音楽再生の不便さ、ルート検索の限定性など、内装や機能面での問題点が指摘されています。また、進行方向の正面に交通整理の人がいると、自動で急ブレーキがかかるという安全機能に関する問題も挙げられています。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はアウディA6に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、アウディA6に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 渋く落ち着いた外観が魅力的。内装は高級レザーで快適
- ダッシュボードのバーチャルコックピットとタッチディスプレイが使いやすい
- 40TDIエンジンは力強く、遮音性能も高い。静かに走り出し、アクセルに素直に反応
- 良い乗り心地とダンピングコントロールサスペンションの動きが適切
- 燃費が良い
- オールホイールステアリングで小回りが利く
- quattroシステムが優れている
- ドライビングパッケージやコンフォートパッケージ、アシスタントパッケージが揃っており、快適・安全なドライビング体験を提供
- 現行A6はラグジュアリーカーとしての格が上がっている
- 静かさ、加速性能が良い。
- インテリアと外観が良い。
- 燃費が良い。
- 評論家が軒並み絶賛しているが、その通りのクルマ。
- 穏やかながらしっかりした走り、燃費良好なディーゼルエンジン。
- 快適な室内環境、高い遮音性能。落ち着いた上品なスタイリング。
- 内装がスッキリしていて未来的。
- グリルのセンサーが目立たなくなるデザインでいい。
- デザインが控え目で洗練されていて、時を重ねても変わらない感覚を味わえる。
- 伝統の半月型シックスライトのデザインを継承。
- 走行性能や静粛性が大幅に向上している。
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
アウディA6のレビュー分析
- 外観とデザイン: アウディA6の外観は、洗練されていて時代を超越したデザインが特徴です。特に、伝統の半月型シックスライトのデザインが継承されており、スポーティーな外観でブラックスタイリングパッケージも高評価。
- 内装の質感と快適性: 内装は高級レザーで仕立てられ、快適な乗り心地を提供しています。ダッシュボードには使いやすいバーチャルコックピットとタッチディスプレイが装備されている点も評価されています。
- 走行性能とエンジン: 40TDIエンジンによる力強い走りと、静かに走り出しアクセルに素直に反応する点が強調されています。また、遮音性能の高さもレビューで言及されています。
- 燃費と環境性能: アウディA6は燃費が良く、特に穏やかながらしっかりした走りを提供するディーゼルエンジンが評価されています。
- ハンドリングと操縦性: オールホイールステアリングにより、小回りが利くといった意見があります。また、quattroシステムの優れた性能がドライビング体験を高めています。
- 安全性と快適性: ドライビングパッケージ、コンフォートパッケージ、アシスタントパッケージの組み合わせが、快適で安全なドライビング体験を提供していると評されています。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はアウディA6に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、アウディA6に関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところアウディA6のことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- アウディA6はデザイン、内装、走行性能などで高く評価できるが、一方で、特定の機械的問題や通信システムの問題があり、改善が望まれる
- 良い点と悪い点を総合的に考慮すると、認定中古車など整備履歴がある車を選ぶことが推奨される場合もある。つまり、前のオーナーが問題点をつぶしてくれているクルマの方がいい場合もある
- 普通に使う車としては最高。BMW、ベンツ、ポルシェ、レクサスなど数十台の車を乗り換えた経験からも満足度が高い。
- 伝統のデザインを継承しつつ、走行性能や静粛性の面で大幅な向上を遂げた良い車。
「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に分析
この記事のテーマは『アウディA6大解剖レビュー・口コミ・評価:「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に検証!』というものです。
テーマの重点項目である「中古の注意点」「でかい」「故障」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
中古の注意点 | レビューの中には、新車より中古購入をすすめる声があり、一定の説得力があると感じました。つまり、初期トラブルがそれなりにあるので、そうした不具合を前のオーナーに対策してもらっている車両であれば、当面安心して乗れるだろう、というものです。 また、これは中古購入に関する一般的な注意点になりますが、整備記録簿がない車両は絶対的に避けてください。何か隠している証拠です。記録簿は、通常、車検証といっしょにグローブボックス等に保管しているものであり、不注意で紛失する可能性は極めて低いものです。 その記録簿が付いていない中古車とは何か?それは、前のオーナーが何かを隠したいために意図的に処分したか、あるいは中古車販売店がやはり何かを隠したいために意図的に処分したか、この二つしか考えようがありません。 したがって、整備記録簿は必須です。付いていない車両はパスしてください。 |
でかい | A6は確かに「でかい」車ですが、オーナーレビューからはでかくて取り回しが大変だという声は聞こえてきません。 車の大きさは購入前にわかっていることとはいえ、いざマイカーとして使用しているうちに、わかってはいたけれどやはり「でかい」と実感することがあると思います。 けれども、これは車種にもよると思います。 A6に関しては、恐らく前車も同様のサイズの車に乗っていたオーナーさんが多いのだと思います。購入後にあらためて「でかい」と感じる人は少ないようです。 サイズ感を承知した上で購入し、思った通りのサイズ感として受け止めているという感じです。 A6のような歴史あるクルマではなく、最近出たばかりの車種の場合は、購入後に「でかい」「でかい」と愚痴を漏らすオーナーさんがそれなりにいらっしゃいます。SUVに多いです。 |
故障 | オルタネーターの突然の故障、通信機器が日本のシステムに不適合、MMI関連の通信機能が使えない、初期トラブルが多い……等々がレビューで言及されています。 とりわけ、新車購入して間もない時期の、文字通りの「初期トラブル」がそれなりに発生しているようです。 でも、こんなにいいクルマに乗れる身分なのですから、ある程度のトラブルは鷹揚に構えていただきたいと思います。それが高級車のオーナーの品格というものです。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
アウディA6が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
※2023年11月25日時点
ライバル車とその特徴
アウディA6のライバル車とその特徴をまとめました。
車種 | 特徴 |
---|---|
メルセデス・ベンツEクラス | アウディA6のライバル車。先進的な安全技術や快適装備を充実。 ⇒⇒レビュー記事 |
BMW5シリーズ | アウディA6とメルセデス・ベンツEクラスと並ぶ、ドイツ御三家のミドルクラスセダン。 ⇒⇒レビュー記事 |
レクサスES | ラグジュアリーな内装と上質な乗り心地を特徴とする、和製セダンの代表格。 ⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
ボルボS90 | 安全性と先進技術を重視した、スウェーデンのプレミアムセダン。 |
どんな人におすすめ?
アウディA6がおすすめの人物像をまとめました。
対象者 | 理由 |
---|---|
ビジネスプロフェッショナル | 高級感と洗練されたデザインがビジネスシーンに適している。 |
ロングドライブが好きな人 | 快適な乗り心地と優れた燃費効率が長距離運転に最適。 |
技術愛好者 | 先進的な運転支援システムやインフォテインメント機能が豊富。 |
ファミリーカーを求める人 | 広々とした室内空間と安全性が家族連れに優しい。 |
アウディのイメージが好きな人 | プレミアムブランドなら何でもいいというわけではなく、あくまでもアウディの持つイメージが好きな人に。では、アウディのイメージとは?それは、経済力があって、普段の態度や仕草、運転の仕方などの面で「余裕がある人」というイメージでしょう。私は箱根でアウディに追い越されるケースは少ないです。B〇〇にはしょっちゅう抜かれますが笑。もっとも、アウディのオーナーさんもけっこう飛ばし屋が多いです。ただ、それは飛ばしてもいい場所・場面で飛ばすということであり、所かまわずぶっ飛ばすのとは違います。所かまわずぶっ飛ばす車は・・・いや、やめときます。差し障りがあるので…..。 |
アウディA6に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないアウディの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないアウディの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
アウディA6アバント |
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アウディS6アバント |
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まとめ
『アウディA6大解剖レビュー・口コミ・評価:「中古の注意点」「でかい」「故障」を重点的に検証!』のテーマで解説してきました。
アウディA6に関する深掘りの旅はここで一旦終わりです。この記事を通じて、A6の多面的な魅力と、潜在的な課題点をご理解いただけたことと思います。
スペックや価格、ユーザーレビューからの洞察、中古車購入時の注意点、そして他のアウディ車種との比較に至るまで、A6に興味を持つすべての方に有益な情報を提供できたことを願っています。
今回の記事が、あなたの自動車選びの参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。