GSX250Rが安い理由:そもそも本当に安いのか真相を調査し分析結果を報告

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【記事丸わかり】

  1. モデル概要: スズキ・GSX250Rは248ccの2気筒エンジンを搭載したスポーツバイクで、最高出力24psと最大トルク22Nmを提供します。
  2. 価格: 新車価格は602,800円からと設定されており、競合する他の250ccスポーツバイクと比べて非常に安価です。
  3. 競合比較: GSX250Rの価格は、Ninja250の704,000円、CBR250RRの869,000円、YZF-R25の690,800円と比較して最も低く設定されています。
  4. 装備のシンプルさ: GSX250Rはトラコンやクイックシフターなどの高級装備が省かれているため、その分価格が抑えられています。
  5. 生産国: GSX250Rの生産は中国で行われていますが、この点は価格低減に直接影響しているわけではなく、競合他車も同様に国外で生産されています。
  6. 市場位置付け: このバイクは特に初心者やエントリーレベルのライダー向けに設計されており、そのため本格的なレース用バイクと比べると機能が制限されています。
  7. 中古市場での価格: 中古市場においてもGSX250Rは比較的安価で流通しており、新車価格が低いことが直接影響しています。
  8. タマ数が多い: 新車市場での価格設定と同様に、中古市場でもGSX250Rは供給が多いため、価格が低く抑えられています。
  9. 性能と価格のバランス: GSX250Rは価格を抑えるために一部の高性能装備を省略していますが、基本性能は充分に優れているため、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。
  10. 一般的な評価: GSX250Rは価格と機能のバランスから多くのバイク愛好家に選ばれており、予算を抑えたい初心者には最適なモデルです。

⇒⇒20台持ってるのに、GSX250Rを買ったのでレビュー

GSX250Rが安い理由:そもそも本当に安いのか真相を調査し分析結果を報告

スズキ・GSX250R:SUZUKI

バイクの選び方は人それぞれですが、価格は多くの人にとって重要な判断基準の一つです。GSX250Rが話題になっている理由の一つが、「価格の安さ」とされています。

しかし、「安い」と言われている理由は一体何なのでしょうか。そもそも本当に安いのか?この記事ではGSX250Rの新車価格、中古価格、スペックなどから、市場での位置付けや評価を分析します。

さらに、ネットでよく流れている安い理由の根拠となる「諸説」についても検証してみました。この記事を読めば、GSX250Rの価格設定に隠された真相が明らかになるでしょう。

どんなバイク?

スズキ・GSX250Rは、248ccの2気筒エンジンを搭載した軽二輪スポーツバイクです。スポーティなスタイルと扱いやすさを両立したバイクで、街乗りからワインディング走行まで幅広い用途に使用することができます。

最高出力は24ps、最大トルクは22Nmを発揮します。WMTCモード値は32.8km/Lです。

スペック

スズキ・GSX250Rのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目情報
車名スズキ・GSX250R
型式8BK-DN12B
フレーム形式セミダブルクレードル
全長×全幅×全高2,085mm / 740mm / 1,110mm
最低地上高160mm
シート高790mm
エンジン種類J517・水冷・4サイクル・2気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量248cc
最高出力18kW〈24PS〉 / 8,000rpm
最大トルク22N・m〈2.2kgf・m〉 / 6,500rpm
燃料タンク容量15L
乗車定員2名
トランスミッション形式常時噛合式6段リターン
車両重量181kg
燃料消費率(km/L)
  • 国土交通省届出値:41.0km/L
  • WMTCモード値:32.8km/L
最小回転半径2.9m

価格

GSX250Rの価格です。※2023年10月時点

  • GSX250R(BKJ・4CX):602,800円
  • GSX250R(CXX・CYX):614,900円

まず、「本当に安いのか」を調査

この記事のテーマは「GSX250Rが安い理由:そもそも本当に安いのか真相を調査し分析結果を報告」です。

まず、スズキGSX250Rの新車価格をライバル各車と比較し、本当に安いのかを確認したいと思います。

<新車価格比較>
バイク名排気量新車価格※2023年10月時点
GSX250R248cc602,800円
Ninja250248cc704,000円
CBR250RR249cc869,000円
YZF-R25249cc690,800円

値引き等の要素は除外してみると、確かに、GSX250Rが最も安価です。

結論

GSX250Rの新車価格をライバル各車と比較すると、確かに安いことがわかります。

中古車価格はどうか?いや、中古車に関しては、年式や程度によってまさにピンキリなのですが、一般的には、新車価格が高ければ相場も高く、低ければ相場も低いのが通例です。もちろん、その他の要因もありますが。

「安い理由」としてネットで流通している説を検証

次に、GSX250Rが「安い理由」としてネット上に流通している様々な説があるので、それをご紹介したいと思います。


諸説①:新車価格が安い理由

GSX250Rは、メーターがモノクロ液晶一枚で、トラコン、クイックシフター、スロットルバイワイヤ、ライディングモードの選択などがない。つまり装備がシンプルで、特定の高級装備が省かれているため、新車価格が価格が安く設定されている。

検証結果:上記の指摘は一応その通りですが、しかし、それが新車価格が安く設定されている理由であるかどうかは断定できません。新車価格はあくまでもメーカー希望価格であり、販売地域や販売店によって異なるため、一概に言えません。また、新車価格は他の要因も影響するため、上記の要因だけでは断定できません。


諸説②中古車価格が安い理由

  1. タマ数が多い: GSX250Rはエントリーレベルのバイクとして多くのライダーに選ばれています。そのため、大型バイクにステップアップする際に下取りされるケースが多く、中古車市場での供給が多い。つまり、中古車相場は低めになる。
  2. ライバル車の存在: 250ccスポーツバイクは各メーカーが力を入れているカテゴリーであり、GSX250Rは初心者が乗りやすいように設計されています。そのため、本格的なレーシングバイクを求める人には第一候補から外れる可能性が高く、これが中古車相場を押し下げる要因となる。

検証結果:上記はある程度正確な分析だと思います。250ccスポーツバイクは、ホンダCBR250RR、ヤマハYZF-R25、カワサキNinja250などの人気車種がひしめくカテゴリーです。これらの車種は、GSX250Rよりも高性能なモデルと見なされていて、本格的なレーシングバイクを求める人に人気があります。そのため、GSX250Rは中古車市場において、これらの車種と競争しなければならず、相場が押し下げられる要因となっているのはある程度その通りかもしれません。


諸説③新車価格が安い理由

  • GSX250Rの生産は中国で行われており、それゆえ新車価格が安い。

検証結果:生産国が中国であることはその通りですが、それを言うならライバル車たちも国外で生産されています。ニンジャ250はタイ、CBR250RRはインドネシア(その後日本仕様は熊本県)、YZF-R25はインドネシアです。したがって、GSX250Rが国外生産だから安いというのは理由になっていません。安いのはまた別の要因です。

本当の「安い理由」は何か?

スズキGSX250Rが他のライバル車より安い理由をいくつか見てきました。上記で取り上げた「諸説」の中で有力なのは、諸説②かもしれません。つまり、

  • 中古市場でのタマ数が多い
  • 比較的初心者向けなので、より高性能なライバル他車の人気が高く、その結果売れ残る確率が高まり、相場を下げている

という説です。

恐らく、これに、そもそもの新車価格が低めであることが加わり、「GSX250Rは安い」というイメージが流通しているのかもしれません。


いずれにしても、スズキGSX250Rの新車価格と中古車価格がライバルと比較して安いことは、ある程度その通りであると言えそうです。

では、人気はどうなのでしょう?

口コミ・評判・レビュー評価はどうなっているのでしょう?

次は、有名なレビューサイトの総合評価点をライバルと比較してみたいと思います。

レビューサイトの「平均評価点」を比較する

有名なレビューサイト3つの「平均評価点」を比較します。すべて5点満点中の点数です。※2023年10月7日時点

バイク名みんカラ価格コムウェビック
GSX250R4.76点4.43点3.84点
Ninja2504.60点4.48点3.87点
CBR250RR4.74点4.69点3.84点
YZF-R254.58点4.36点3.87点

このように集計してみて私が一番驚いていますが、これはもうライバル4車横一線と言っていい結果でしょう。少々数字が異なりますが、統計上の「誤差」の範囲です。

傾向としては、ウェビックが最も手厳しい点数を出すのが通例ですが、4車共にほぼ同じ点数です。

結論として、一般のユーザーは、スズキGSX250Rとその他のライバル車をほぼ同じレベルにある甲乙つけがたい文字通りの競合車種と見なしているようです。

販売台数を確認する

最後に、GSX250Rがどの程度売れているバイクなのか、販売台数ランキングを確認したいと思います。

「2022年軽二輪(126~250cc)国内販売台数ランキング」

順位車名台数
1ホンダ レブル25010501
2ホンダ PCX1605603
3スズキ Vストローム2504007
4カワサキ ニンジャZX-25R3942
5スズキ ジクサーSF250/2503064
6ホンダ CBR250RR2829
7ホンダ ADV1502709
8カワサキ ニンジャ250/Z2502514
9スズキ GSX250R2243
10ホンダ CRF250L/ラリー1898

ヤングマシン

上記のように、GSX250Rは第9位で2243台です。

ライバル比較をすると、CBR250RRが6位、Ninja250が8位、YZF-R25は12位(ベスト10圏外)です。つまり、ライバル4車の中では3番目ということになります。

ただし、台数的には、レブル250の圧倒的な台数を前にしてしまうと、差はあってないようなもの。

要するに、GSX250RとCBR250RRとNinja250とYZF-R25の4台は、レビューサイトの評価も、販売台数も、ほぼ仲良く横並びであり、いずれかが突出した存在ではないということです。これがこの記事の結論のようなものかもしれませんね笑。

まとめ

「GSX250Rが安い理由:そもそも本当に安いのか真相を調査し分析結果を報告」のテーマで解説してきました。

GSX250Rが安い理由について幾つかの説がありましたが、それぞれに一長一短があることがわかりました。新車価格や中古価格が低い背景には、この記事では論じなかった、製造コストや、ブランド戦略や、更には目指す市場まで、多くの要素が関わっています。

名車GSX250Rの購入を検討している方、興味を持っている方は、この記事を参考に総合的な判断を下していただければと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

GSX250R大解剖:高速道路・ツーリング・後悔・足つき・壊れやすい・おじさん・積載を検証!

2023年10月7日
Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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