【5分記事】車のハンドルが重いと感じるときの原因は何?

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車のハンドルが重いと感じるときの原因は何?

車のハンドルを切る際の重さ(軽さ)は、メーカーや車種によって異なります。一般の乗用車は比較的軽い感触のものが多く、スポーツタイプの車はやや重めの感触のものが多いのが普通です。

このページでは、そうしたそれぞれの車に固有のハンドルの重さについてではなく、ある時にふっと、

あれ、ハンドルが重くなったな

と感じた場合の原因について解説したいと思います。

車のハンドルがいつもより重くなる原因としては、主に次の4つが考えられます。

  1. パワーステアリング機構の不具合・故障
  2. タイヤの空気圧が低い
  3. タイヤのパンク
  4. タイヤ交換した

以下、順を追って解説します。

パワーステアリング機構の不具合・故障でハンドルが重くなる

近年の多くの乗用車は電動式のパワーステアリングを採用しています。バッテリー電源によりモーターを回してハンドルの操舵をアシストします。

電動式のパワステの機構はとても単純で、電動モーターと制御ROMだけです。したがって、ハンドルが重くなったとしたらモーターが故障したか制御ROMに不具合が発生している可能性大です。

あるいは、電動パワステはけっこう電力の消費量が大きいので、バッテリーが弱っていることも考えられます。

一方、やや旧式の車に多いのが油圧式のパワーステアリングです。油圧式はパワステフルードと呼ばれるオイルの圧力でハンドルの操舵をアシストします。

オイルの圧力はパワステポンプと呼ばれる装置で作り出します。このパワステポンプを作動させるのはエンジンの動力です。クランクの回転力をベルトを介してポンプの作動に転換しています。

したがって、油圧式のパワステが故障するとしたら、パワステフルードの劣化、パワステフルードの容量不足(漏れなど)、パワステポンプの故障、ベルトの劣化、ベルト切れなどが原因です。

タイヤの空気圧が低いためにハンドルが重い

たとえば2.5キロが指定空気圧であるのに、長期間空気圧のチェックをしてないと、1.7キロとか1.8キロくらいに落ちることはごく普通にあります。

こうなるとタイヤと路面との接触面積が増えるのでハンドルは重くなります。

タイヤの空気圧は徐々に減っていくので、しばらくはハンドルの重さを意識しないのですが、ある時にふと「やけにハンドルが重くなったな」と気づくわけです。

タイヤのパンクでハンドルが重い

また、タイヤがパンクした時もハンドルが重くなります。パンクして次第に空気が抜けていくと、ある限界を超えたところで、やはり「あれ、なんかおかしいな」と異変を感知します。

パンクの場合は、ハンドルが重くなるだけでなく、ヘンな振動や音がするのが普通です。

(※)意外に思われるかもしれませんが、タイヤがパンクしていても気づかずに走っているドライバーは非常に多いそうです。前輪だと比較的早期に気づきますが、後輪のパンクは端から見れば明らかにペシャンコなのにそれでも気づかずに走っているケースが相当数あるようです。なんか変だなと思ったら、車から降りて目視確認するようにしてください。

タイヤ交換でハンドルが重くなる

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるとハンドルが軽くなるのが普通です。これはスタッドレスのトレッド部分が柔らかくできているからです。

そのため、冬の終わりにスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替えると、今度はハンドルが重く感じられます。

このように、今までと別の種類のタイヤに履き替えるとハンドルが重くなることはよくあることです。

純正タイヤからグリップ力の強い幅広タイヤに交換した場合もハンドルが重くなるのが普通です。

ただし、タイヤが太くなれば必ずハンドルが重くなるとも限りません。タイヤの種類にもよりますし、交換後のホイールの重量にも左右されることです。

私の経験では、15インチの純正ホイールとタイヤのセットを17インチの社外ホイールとタイヤのセットに交換した際、ハンドルがふわふわ軽くなって困ったことがあります。

あまりに軽くて集中力が散漫になり、履き替えたその日の車庫入れの際に後部を擦ってしまったほどです。今でも悔しくて仕方がない苦い思い出です。

異常に重い場合はJAFか自動車保険のロードサービスを呼ぶ

ハンドルが重くなったと感じ、原因を探ったところ、それがタイヤの空気圧であるなら、すぐにガソリンスタンドに行けば問題は解決します。

しかし、原因がパンクであったり、パワステの故障であったりする場合は、そのまま走行することは危険です。

すぐに、JAFを呼ぶか自動車保険のロードサービスを利用してください。

JAFの会員なら無料でレッカー搬送してくれます。非会員であってもその場で入会できます。ただしその場で入会した場合は13,340円支払う必要があります。無料になるのは次回サービス提供時からです。

一方、自動車保険(任意保険)に加入している人ならロードサービスを無料で利用できます。ロードサービスを利用しても翌年度の等級には影響を与えません。ノーカウント事故として扱われるからです。また保険料も上がりません。

自走出来ずに困ったら、特に自動車保険のロードサービスを私はおすすめします。

(※)油圧式であれ電動式であれパワステが故障するとハンドルは「とんでもなく」重くなります。昔の車にはパワステが付いていませんでしたが、そういう車はパワステがなくてもハンドルが切れるように細めのタイヤを履いたりハンドルの径が大きかったり(テコの原理)、それ相応の工夫がありました。しかし、最初からパワステが付いている車にはそうした工夫はないので、いざパワステが故障すると腕っぷしのいい男性でも音を上げるオモリのようなハンドルになります。車庫入れなどではハンドルの付け根が折れるのではないかと思うほどの力が必要です(経験済み)。

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ご覧いただきありがとうございました。

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元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります!