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ハイラックスの牽引能力は?ヒッチメンバーの人気おすすめをご紹介!

画像:ハイラックスに取り付けたヒッチメンバー(アマゾン通販)

ハイラックスでトレーラーをけん引して遠くへ出かける。想像しただけで楽しくなる光景ですね。

このページでは、ハイラックスの牽引能力と、おすすめのヒッチメンバーをご紹介します。参考になさってください。
ハイラックスの牽引能力
ネットでハイラックスの諸元を調べても、牽引能力についての記載はありません。さらにネットで調べているうちに、次の記述が見つかりました。
同じハイラックスのオーストラリア仕様(同じく2400ccエンジン搭載のダブルキャブ・タイ工場生産)にはブレーキなしのトレーラーなら750kgまで、ブレーキ付きのトレーラーなら3200kgまで、と記載されており・・・(朝日新聞デジタル)
もっとも、この「牽引能力」というのは、車自体の能力というより、取り付けるヒッチメンバーの耐荷重能力によって数値が左右されるものだと思います。
後ほど個々の製品をご紹介しますが、アマゾン通販などでヒッチメンバーを検索すると、日本規格とアメリカ規格の2種類のクラス分けがあるようです。
日本規格
アメリカ規格
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といった規格があって、それぞれの製品に記載されています。
上記の重量は、牽引される側のトレーラー車両総重量です。朝日新聞デジタルの記述にあるように、トレーラーにブレーキがついていないタイプなら、一般的に750kg未満のトレーラーがほとんどだと思います。
いずれにしても、ハイラックス自体の牽引能力が問題になるのではなく、ヒッチメンバーとトレーラーとの関係が問題のようです。
【追記:牽引の法的規定】
キャンピングトレーラー等の牽引には法的な規定がありました。上記記事を書いているときはそれを知らずにいました。失礼しました。
以下が牽引の法的規定です。
トレーラーの牽引には許可が必要
トレーラーは道路運送車両法で自動車(「被けん引自動車」)と規定されています。そのため、車検を受けてナンバープレートを取り付けなければ公道は走れません。
トレーラー牽引は普通免許でOK
- トレーラーの総重量(車両重量+最大積載量)が750kg以下であること。
- また、牽引車両(引っ張る側の車)+トレーラー+積載物の全長の合計が12m未満、高さ3.8m未満、全幅2.5m未満であること。
上記①と②を満たせば普通免許でトレーラーの牽引運転が可能です。
車両総重量が750kgを超えるトレーラー等をけん引する場合は牽引免許が必要です。ただし、車両総重量750kgを超えるトレーラーをけん引する場合、トレーラー自体にブレーキシステムが付いていないと、たとえ牽引免許があっても運転できません。
また、牽引免許があり、なおかつトレーラー自体にブレーキシステムが装着してあれば、普通車なら最大で1990kgのトレーラーが牽引できます。※前の章で「3200kgまで」という記載がありましたが、あれはオーストラリアの話ですね、たぶん。
950登録:車検証に「けん引可能なトレーラーの車両総重量の範囲を登録」
上記の条件を満たせば普通免許でトレーラーをけん引できます。ですが、もう1ステップ必要です。
たとえば、ハイラックスでトレーラーをけん引する場合、ハイラックスの車検証に「けん引可能なトレーラーの車両総重量の範囲」を記載する必要があります。
これを「950登録」(きゅーごーまるとうろく)と呼びます。※軽自動車の場合は「302登録」と呼びます。
950登録は陸運支局で自分でできます。
ただし、950登録には「牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量計算書」という書類の提出が必要で、この書類を作成するには、車検証と自動車メーカーから取得した諸元表を基に、厳密に計算した数値を記入しなければなりません。
こういう事務作業が面倒な人は、行政書士に代行してもらえます。その際、上記の計算書の作成のみを依頼した場合の料金は6,000円~8,000円が相場です。陸運支局で車検証に記載するまでのフルサービスの場合は、15,000円~20,000円が相場です。
行政書士に依頼する場合は、たとえば大阪市在住の方なら、「行政書士 トレーラー 大阪市」でグーグル検索すれば行政書士事務所がヒットします。
ハイラックスの「牽引能力」の目安
ハイラックスで牽引可能なトレーラーは何kgまでか?免許の関係で言えば、車両総重量750kgまでのトレーラー(ブレーキ無し)なら牽引可能です。
具体的には以下の計算式が目安となります。(参照:RV4ワイルドグース)
トレーラーの総重量×2 ≦ 牽引車両の車両重量+55Kg
(計算例)
1)トレーラー総重量750㎏×2=1,500kg
2)ハイラックスの車両重量2,100kg(Z)+55kg=2,155㎏
3)上記計算により、方程式が成立します。したがって、ハイラックスは750kgまでのトレーラーを牽引可能です。
ハイラックスは重い車なので上記計算は楽にクリアーしますが、たとえば軽自動車のジムニーは車両重量が1,040kgなので、上記計算式に当てはめると、牽引できるトレーラーの重量の上限は750kgよりかなり低い数字になります。
ただし、実際の登録事務では、厳密な計算書の作成が必要です。
計算書に必要な基礎的数値として、①車両総重量②車両重量③駆動軸の軸重④制動停止距離⑤初速⑥最高出力⑦駐車ブレーキ制動力⑧駐車ブレーキ操作力・・・の8つの数値があります。
上記①と②は車検証に記載されています。でも、その他の数値は自動車メーカーから諸元表を取り寄せないとわかりません。(参考:自動車・ボート手続き代行サービス)
私は行政書士さんの手先ではありませんが、まさにこういう面倒な計算をするためにプロの行政書士さんがいるわけです。
一度「950登録」すると自己所有もレンタルも自由に
950登録すると、ハイラックスの車検証に「けん引可能なトレーラーの車両総重量」が記載されます。
そうなると、記載された重量の範囲内であれば、自己所有のトレーラーでもレンタルのトレーラーでも友人から借りたトレーラーでも、何でも牽引可能になります。
そもそも「ヒッチメンバー」とは

ヒッチメンバー(アマゾン通販)
ヒッチメンバーとは、トレーラーを牽引するのに必要な上記画像のような装置のことです。
これを牽引車(ハイラックス)に取付けます。すでに触れたように、ヒッチメンバーは強度によって等級分けされていて、等級によって牽引可能なトレーラーの重量が決まってきます。
呼び名ですが、アメリカタイプのものを「ヒッチメンバー」、ヨーロッパタイプのものを「トーバー」と呼ぶようです。
人気おすすめヒッチメンバーをランキングでご紹介!
では、通販サイトで販売されているハイラックス用のヒッチメンバーを人気おすすめランキングでご紹介します。参考になさってください。
【第1位】
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【第2位】
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【第3位】
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【第4位】
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【第5位】
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まとめ
「ハイラックスの牽引能力は?ヒッチメンバーの人気おすすめをご紹介!」のテーマで解説してきました。
トレーラー等の牽引には様々な法的規制があります。陸運支局での登録手続きは自分でもできますが、かなり面倒な作業なので、行政書士に代行してもらう方法がおすすめです。
法律とは別に、実際にトレーラー等を牽引する場合の牽引能力は、取り付けるヒッチメンバーの強度によって決まります。どのくらいの重量物をけん引するかでヒッチメンバーを使い分ければいいと思います。
具体的なヒッチメンバーの商品を選ぶ際には、日本規格とアメリカ規格があるので、それぞれの規格でどのクラスの強度を持つ製品か、確認する必要があります。
(日本規格)
(アメリカ規格)
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ご覧いただきありがとうございました。