【調査結果】ジープ ラングラーアンリミテッドは買って後悔する車?

ジープ・ラングラー・アンリミテッド・後悔




ジープ ラングラーアンリミテッドは買って後悔する車?

※トップ画像は現行型である4代目ラングラーのアンリミテッド(wikipedia様より)

「ジープ(Jeep)」はクライスラーのブランドです。

近年のクライスラーはとても目まぐるしい資本主義の荒波にさらされています。

2014年にはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)という持ち株会社の下にぶら下がる会社となりましたが、2021年1月にフランス系列のPSAと経営統合して、その結果ステランティス N.V.というグループの一員になっています。

つまり、FCAというイタリア・アメリカ連合とPSAというフランス連合が合体した大きな組織の一員になっているということです。

資本関係を見ていると何だかよくわからなくなってくるので、車に戻ります。

ジープ・ラングラー・アンリミテッドです。

ラングラーのストレッチ版

日本市場におけるクライスラーのジープは、この記事を書いている2021年9月27日現在、以下の車種がラインナップされています。

  • ラングラー/ラングラー アンリミテッド
  • チェロキー
  • グランドチェロキー
  • コンパス
  • レネゲード
  • グラディエーター※2021年冬に日本で発売予定のピックアップトラック

上記の中で、ラングラーの注目度は最も高く、グーグルの検索数は他の車種の10倍あり、1年を通して実に多くの人が「ジープ ラングラー」で検索しているのです。

このラングラーのホイールベースを延ばした4ドア版がラングラーアンリミテッドです。

ベースとなるラングラーの現行型は4代目(JL)となりますが、ラングラーアンリミテッドが導入されたのは2代目(TJ)の途中からでした。2014年です。

その後、3代目(JK)にも4代目にもホイールベースを延長した4ドア版アンリミテッドが投入され、現在に至っています。

みなさんご存じのように、ラングラーアンリミテッドは、のびやかなスタイリングで超かっこいい車です。

※初代ラングラーはYJ型です

でも、買って後悔する車なの?

ロングホイールベースの超かっこいいラングラーアンリミテッドですが、この車を買った人は後で後悔することはないのでしょうか?

まず、お値段を確認しておきましょう。すべて2021年9月現在の価格です。

  • ラングラー・アンリミテッド・スポーツ 3.6ℓ:¥5,580,000
  • ラングラー・アンリミテッド・サハラ 3.6ℓ / 2.0ℓターボ:¥6,180,000 / ¥6,350,000
  • ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 3.6ℓ:¥6,580,000

これはラングラーアンリミテッドだけに限定された話ではありませんが、チェロキーやコンパスやレネゲードなどジープの各車種のリセール価格はこのところ常に高値安定しています。

なぜ中古車の取引相場が高いかと言うと、言うまでもなく、中古でジープを購入したい人が大勢いるからです。

人気があるのです。

すごく興味があって欲しい車だけれど、でも新車の値段ではちょっと・・・という多くの人がジープの中古車に注目しているわけです。

だからリセールバリューが高く推移しているのです。

この傾向はここ数年特に顕著になっています。

今後のことは誰にもわからないとはいえ、ジープという独特の個性がすぐに色褪せるということは考えにくいことです。

とりわけ、新型コロナウイルスに匹敵する全世界を巻き込んだSUVブーム拡散の折、ジープは超本格的SUVであり、そのへんに転がっている名ばかりのSUVとは素性が違います。

一見見た目だけのように見えるレネゲードでさえ中身は本格派です。ましてラングラーアンリミテッドとくれば超超超本格SUVです。

そして、中身が超超超本格SUVであるからこそ、逆説的に、普通の使い方をしたときにひときわ車の存在感が高まることになります。

ラングラーアンリミテッドで子供を幼稚園に送迎したり、近所のコンビニに一杯100円のコーヒーを飲みに立ち寄ったり、こうしたあまりに不釣り合いな使い方こそ周囲からはとんでもなくオシャレに映るはずです。

不必要な過剰さが存在感を嫌でも浮き立たせることになるからです。

また、実際に悪路走行に使用するオーナーさんもいらっしゃいます。

登山のために登山口までの悪路走行に重宝しているというオーナーさんもいらっしゃいますし、毎年キノコ狩りにラングラーアンリミテッドを繰り出すオーナーさんもいらっしゃいます。

ラングラーアンリミテッドで走る限り、たいていの悪路は単なる普通の道にすぎないようです。

私たちの脳の奥深くに潜む<野生>を呼び覚ますようなラングラーアンリミテッドの本物の触感に多くの人が魅了されつつあるのですが、では、こうした魅力・迫力満載のラングラーアンリミテッドのオーナーさんは、この車に不満を抱いていないのでしょうか?

ネットで調べたところ、「買って後悔した」というオーナーさんは少ないようですが、改善して欲しいところは当然あるようです。

以下、オーナーさんの声を集めてみました。ラングラーアンリミテッドに関するいいところ悪いところ様々な声がありますので是非参考になさってください。

オーナーさんの声

※以下の<声>は基本的に現行型(JL)に関するコメントです。旧型にも当てはまる内容もありますが、あくまでも現行型に対するコメントです。

  • 燃費はリッター5キロ~10キロのあいだ。これは仕方ないでしょう。2トンの車ですから。そのぶん燃料タンクは81ℓ入ります。※ラングラーアンリミテッドの車両重量は1970~2050kg
  • ラングラーアンリミテッドはとにかく子供受けがいい。キャンプに行くと近くの子供まで集まってくる。今まで乗り継いできた車の中でこんなに子供にモテる車は初めてです。
  • ボディー下部の防錆処理が甘いようで、新車購入後まだ数か月なのに部分的に錆が出ているところがある。新車なら保証の対象となると思いますが、中古車で購入する時は注意が必要かも。ドアの近辺やマフラーも錆が出やすい。
  • リヤシートがリクライニングしないのには驚いた。
  • レギュラーガソリン仕様なのが何気にうれしい。
  • 純正のカーナビがかなりおバカです。使い勝手がいまいちだし謎のルート案内が多い。それと、「次の信号を右折してください」といったガイダンスの声が大きすぎで、音量調整もできないので、いつも「うるさいぞ」って文句言いながら走っています。でも言っても小さな声になりません。当たり前ですが。
  • 当然右ハンドル仕様ですが、運転席の足元に左足を置くフットレストがないのは実に不便。長距離で疲れる。何とかして欲しい。
  • 初回車検の費用が総額で20万前後かかった。他の人もだいたい似たようなものらしい。重量税が高いし、部品代や工賃が国産車より割高です。ある程度の出費は覚悟すべきですね。
  • 後部ラゲッジスペースは普通の車より荷物は積めるが、ただ外観の大きさから想像するほどスペースは大きくない。これは補強用のロールバーがあるからで、これがかなり車内の空間を占有していて、狭いな、という感じを与えている。
  • 乗り心地はランドクルーザープラドのほうがいいです。ただ、矛盾するようだけれど、それでも運転してとても楽しい車だと思う。
  • ラングラーアンリミテッドの最小回転半径は6.2mで、小回りがきかない。細い道での転回とか駐車場など数回の切り返しが必要になることが多い。※6.2mは現行型の数値
  • ルーフ部分が3ピースモジュラーハードトップになっていて、ルーフが3つに分かれている。前の2つを取り外すことで運転席と助手席がオープンになり、後ろも外すことでフルオープンになる。これはかっこいいし爽快だ。
  • アンリミテッドはホイールベースが3010㎜ある。だから直進安定性が非常にいい・・・と言いたいところだが、実際はハンドルの遊びが多くてフラフラする感じがあり、矢のような直進性というわけではない。でも、なぜか運転していて楽しいと感じる不思議な車だ。
  • 車内が泥で汚れてしまっても、フロアーに排水溝がついているため、水でジャブジャブ洗うことができる。異次元の面白さだ。
  • ルーフ部分が取り外せるのだが、ボディとルーフの接続部分が緩んでいると、そこから雨漏りするのです。中古車の場合は、不具合が起こっている可能性があるので注意が必要です。

まとめ

まず、ジープ・ラングラー・アンリミテッドは日本のSUVやヨーロッパのSUVの延長線上でとらえると失敗する車です。

別物と思ったほうがいいです。

メルセデスベンツGクラスとは、外見上ちょっとだけ似た感じはあるものの、中身は決して類似性はなく、Gクラスと同様の品質感を期待すると必ずしっぺ返しを食らうと思います。

さらに、前の項目にあるように、ラングラーアンリミテッドには様々な弱点やデメリットがあり、維持費もかかりますし、あまり気軽にトライできる車でないことは確かです。

にもかかわらず、です。

アンリミテッドのオーナーさんのほとんどは、あれこれダメな点を散々あげつらいつつ、その一方で、

「これは唯一無二の車である」

「とにかく運転していて楽しくなる車」

「所有する喜びをこれほど感じさせてくれる車はそうめったにない」

「どこへ出かけても、必ずラングラーアンリミテッドを入れた写真を撮りたくなる」

こういった声のオンパレードなのですね。

恐らく、ダメな点をあっけらかんと指摘して見せるのは、こんな欠点が多くて面倒でお金のかかる車を所有して使いこなせるのはいろんな意味で余裕のある人間にしかできないことで、自分こそがその余裕のある人間なんだよ、と言うことを暗にひけらかしたい気持ちが潜んでいるのだと私は感じています。

みなさんも、いろんな意味で「余裕のある人間」であるなら、一度ジープ・ラングラー・アンリミテッドにトライしてみてはいかがでしょう。

【調査結果】ジープコンパスはダサい?不満多くて後悔する?

2021.09.07

【調査結果】ジープ レネゲードは後悔するから買ってはいけない車か?

2021.09.06

【徹底調査】ランクル300はダサい?ディスるコメントを集めてみました。

2021.08.26

ご覧いただきありがとうございました。