【超実践解説】「タイヤの空気圧は高めがいい」⇒これには理由があります

タイヤ・空気圧・高め

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大原則は自動車メーカー指定の空気圧で走ること

まず、誤解のないように原則論を言いますが、タイヤの空気圧は自動車メーカー指定の空気圧にするのが正解です。タイヤメーカー指定ではなく、自動車メーカー指定の空気圧です。

ほとんどの車では、車の運転席ドアを開けると、ドアの裏側あたりに指定空気圧の一覧表が掲載されています。

たとえば、「2名乗車:230kPa」「4名乗車:260kPa」などと記載されているはずです。

これは自動車メーカーが各車種ごとに指定している空気圧です。

タイヤの空気圧は、たとえばブリヂストンのエコピアという銘柄のタイヤを履く場合でも、車によって指定空気圧は異なります。A車は230kPa、B車は250kPa、C車は270kPaというように違っています。

夏用タイヤでも冬用タイヤでも、この自動車メーカーが指定した空気圧で走るのが正しいやり方です。

この点を踏まえたうえで、以降の話をお聞きいただきたいと思います。

なぜ「高めがいい」と言われるのか

タイヤの空気圧に関しては、一般的に「ちょっと高めがいいよ」と言われることが多いと思います。

ここで高めというのは、「指定空気圧より高め」という意味です。ただ闇雲に空気圧を高めに設定するのがいいという意味ではありません。

なぜこういうことが言われるかというと、それは次のような要因があるからです。

  1. タイヤの空気圧は1か月に10kPa~20kPaくらい自然に減少する
  2. ガソリンスタンドで指定空気圧でエアー充填しても、家の駐車場でタイヤが冷え切ってから測定すると、やはり10kPa~20kPaくらい空気圧は少なくなっている

これが「高めがいい」と言われる理由です。

①は大事な点です。最近はセルフのガソリンスタンドが増えてきたので、以前のように給油の際にスタンドのスタッフさんが空気圧のチェックをする、という機会が激減しています。

その結果、1か月どころか、2か月も3ヶ月も空気圧のチェックを怠ったまま車を走らせるドライバーが増えているのです。その結果、指定空気圧より40kPaとか50kPaくらい減少したタイヤで高速道路を走行し、タイヤが変形してハンドルに振動が伝わってくるスタンディングウェーブ現象が起こり、タイヤのバーストで大事故に至る、というケースも発生しています。

空気圧が少ない車で走行することは、特に高速走行では、非常に危険です。

こうしたケースが発生しやすくなっているのも、やはり②のセルフスタンドの増加が大きな要因になっていると考えられます。

実際、皆さん、タイヤの空気圧をどれくらいの頻度でチェックしてますか?

半年チェックしてないという人も珍しくないのではないかと。

したがって、どうせまめに空気圧のチェックはしないのだから、たまに空気を充填するときは「ちょっと高めがいいですよ」という話になるのです。

逆にいえば、頻繁に空気圧のチェックを行っている人は、ごく当たり前に指定空気圧どおりでいいわけです。

近年は指定空気圧が高めになっている

今は2020年ですが、15年~20年くらい前を振り返ると、車に記載されている指定空気圧は今よりもっと低いのが普通でした。

わたしが2000年ころに乗っていたフォルクスワーゲン・ボーラは、2人乗り時の指定空気圧は190kPaでした。2020年の今乗っているフォルクスワーゲン・ゴルフは、2人乗り時の指定空気圧は250kPaです。

こうした傾向は、軽自動車でもハイブリッド車でも顕著です。

最近のミライース、アルト、ワゴンRなどの指定空気圧は270kPa~280kPaです。※グレードによって異なりますが

また、アクアの指定空気圧は270kPa前後です。※やはりグレードによって異なります

これらの車の指定空気圧が高くなっているのは、もちろん、燃費性能を稼ぐためです。空気圧が高い方が転がり抵抗が小さくなるので燃費性能が向上します。

さらに、これとは別の要因もあります。

それは、タイヤの扁平率です。最近の車は、横から眺めた時にタイヤのゴムの部分の面積が少ない車がたくさんあります。

タイヤの扁平率が下がって、ペタンとしたゴムの部分が薄いタイヤが大人気なのです。

こうなると、タイヤの空気圧を高めに設定しないと、急ブレーキやコーナリング、高速走行時の剛性を確保できません。

その結果、自動車メーカーは空気圧を高めに指定するようになっているのです。

空気圧の上限は350kPa?

日本タイヤ協会(JATMA)が推奨するタイヤの空気圧は180kPa~240kPaの範囲です。

しかし、そのいっぽうで、乗用車用に製造されたタイヤの許容最大空気圧は350kPaと言われています。

つまり、空気圧はいくら高くてもいいということはないものの、タイヤそのものの許容範囲は350kPaまでは何とか大丈夫だということです。

それゆえ、軽自動車やアクアなどが、日本タイヤ協会の推奨空気圧をオーバーした数値を指定空気圧としている現状があるわけです。

空気圧が高すぎる場合のデメリット

このページの柱となる論点は、指定空気圧で走るのがいい、ということです。「ちょっと高めがいい」というのは、実際的な理由によるもので、要は指定空気圧が守られればそれでいいわけです。

実際、タイヤの空気圧を必要以上に高めにすると、以下のようなデメリットが発生します。

  1. 路面との接地部分が一部に偏り、いわゆる偏減りが発生して、タイヤの寿命を縮める
  2. 乗り心地が悪くなる
  3. 路面との接地性が悪化するので、ブレーキ性能が悪くなる

とにかく、結論は、指定空気圧で走ること、これがすべてです。

下記の記事も参考にしていただけると幸いです。

⇒⇒タイヤの空気圧はどれくらいが目安?上限は?

⇒⇒タイヤのバーストとは|原因と前兆|修理か交換か|低空気圧で事故|JAF・ロードサービス

⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い

⇒⇒ゴムバルブの寿命は?純正タイヤのエアバルブの性能

⇒⇒タイヤの空気がゆっくり抜ける場合の原因と対処法

⇒⇒タイヤの空気圧が1本だけ減るのはパンク?原因は?

⇒⇒タイヤのパンク|イタズラ対策|被害防止の4つの方法

⇒⇒タイヤのパンク保証は必要?いらない?|メリット・デメリット

ご覧いただきありがとうございました。