【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
タイヤのパンクに気づかない3つの要因を解説!!
JAFの統計によると、車のタイヤがパンクして出動する件数は年を追うごとに少しずつ増えています。タイヤのパンクは私たち車のドライバーにとって特に珍しいトラブルではありません。
けれども、実際はパンクしているのに、それに気づかずに運転し続ける事例も数多く報告されています。もしかしたらみなさんも身に覚えがあるかもしれません。
パンクに気づかないという場合、空気が少しずつ漏れているために気づかないケースもあるのですが、そうではなくて、端から見れば明らかにタイヤがパンクしているにもかかわらず、それでもドライバーは普通に車を走らせている、といったケースがあるのです。
パンクに気づかない3つの要因
実際には完全にパンク状態なのに、それでもパンクに気づかずに運転してしまう要因は、主に3つあると思います。
- FF(前輪駆動)の車が増えているから
- タイヤの扁平率が低くなっているのでパンクしても車体の傾きが少ないから
- ガソリンスタンド等で空気圧のチェックをする機会が激減しているから
①のケース。FF(前輪駆動)の場合、エンジンの動力は車の前輪だけを回すので、後輪は単なる補助輪の働きになり、パンクしていても大きな支障となりにくいケースが多いと思います。
②の扁平率ですが、これは主にスタイル重視からきているのだと思いますが、車を横から見た場合、タイヤ部分の面積が少ない車が増えています。もともとタイヤのゴムの部分が少ないので、パンクしてぺしゃんこになっても車体の沈み込みが少なく、ドライバーはこうした変化に気づきにくいと思われます。
③の空気圧チェックですが、セルフのガソリンスタンドが増えていて、昔のように店員さんが空気圧のチェックをサービスでやってくれるところが少なくなっています。そのため、パンクの初期症状を察知する機会が激減しているのだと思います。
タイヤがパンクしていることに気づかないなんて、車好きの人には信じられない現象だと思いますが、実際には決して珍しいことではなくなってきています。
けれども、言うまでもなく、パンクしたタイヤで走行することは危険極まりない行為です。それが高速道路上のことであったら、空恐ろしい話です。
免許を取って何年も経つと、もう忘れているかもしれませんが、道路交通法では車を運転すること自体が「業務」とみなされ、車に乗る前にタイヤその他を点検することは義務です。
タイヤの状態を確認することは、基本中の基本ですから、ぜひ乗車前点検をお忘れないように。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒タイヤのパンク保証は必要?いらない?|メリット・デメリット
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