目次
【記事丸わかり】
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センチュリーは一般人は買えない?気になる購入条件とは?
3代目(現行)センチュリー:Wikipedia
センチュリーは、運転手付きで皇室や政府容認の公用車として使用されることが多く、一般人は買えないのでは?と疑問を抱く方もいるでしょう。本記事では、オーナーの声を通してセンチュリーの購入条件について迫ります。
また、21年ぶりにフルモデルチェンジした3代目センチュリーの魅力も解説します。
センチュリーは一般人は買えない?
運転手付きのショーファーカーであり、安全かつ快適な移動手段として開発されたセンチュリー。一部では、一般の人は買えないという噂もあります。
実際に乗っているオーナーの口コミから、購入条件を解説します。
センチュリーオーナーの声
センチュリーは実際にどんな人が乗っているのでしょうか?口コミサイトからセンチュリーオーナーの声を探ります。
「1997年のフルモデルチェンジ当時、当方は中学生でした。そのオリジナルワンの存在感を雑誌で読み、いつかは所有したいという気持ちを抱いたものです。それから四半世紀ほど経過し、ご縁に恵まれマイカーとすることができました。夢をかなえたという喜びの方が今は強いです」
「今まで様々な車に乗ってきましたが、自分が60代後半で、もう車を買い替えることはないだろうと思いセンチュリーを購入しました。最後に最高の車に乗れて良かった。」
「運転していて幸せな気持ちになれました。法人ではなく家族が所有するのも良いと思っています。他の車にはない静粛な時間です。」
小さい頃から憧れだったセンチュリーを手に入れた方、法人利用ではなく家族で所有しているという方が見受けられています。
センチュリーの購入条件
オーナーの口コミから分かるように、センチュリーは一般の方も購入が可能です。元トヨタディーラーの営業マンによると、
「私の勤務していたトヨタ店では、センチュリー販売に関しては、特別な条件は規定されていなかった」
という情報もありました。また、実際に訪れたトヨタの販売店でも、
「どなたにも購入していただけます」
との回答が報告されています。このことから、センチュリーは、誰でも普通に購入できる車と言えるでしょう。
前払いが必要な場合も
現行の3代目センチュリーは2008万円です。※2023年8月時点
元営業マンの情報によると、契約時には車両購入代金の1割程度の前払い金をお願いするケースもあるそうです。
しかし、これらはあくまでも一部の店舗の場合であり、必ずしも前払い金が購入条件というわけではありません。購入を検討している方は、ディーラーに直接出向いて正確な情報を確認しましょう。
カタログはもらえるの?
センチュリーのカタログは、ハードカバータイプでコストも高く、購入の意思を示さないともらえないという噂もあるようです。しかし、販売店ではカタログについても配布に制限はないとのこと。
また、トヨタ公式サイトでは、WEBカタログのダウンロードも可能です。カタログには、外観や内装、スペックだけではなくセンチュリーの歴史やコンセプトも紹介されていますので、興味がある方は、ぜひカタログを読んでみてください。
センチュリーの魅力とは
センチュリーにはどんな魅力が備わっているのでしょうか?
現行は2018年発売の3代目
トヨタセンチュリーは、トヨタの創業者・豊田佐吉氏の生誕1世紀を記念して1967年に登場しました。その後、1997年には2代目がデビューし、そして最新の3代目は2018年に21年ぶりのフルモデルチェンジを実施して新たな姿を披露しました。
初代センチュリー:Wikipedia
2代目センチュリー:Wikipedia
3代目センチュリー:Wikipedia
3代目センチュリーは、環境への配慮が進む現代の動向に合わせてハイブリッドシステムが採用されています。そのため、燃費向上と有害物質の低減に大きく貢献し、エコロジカルな面でも注目を集めています。
一方で、シンプルでありながら格式のある外観は、歴代のモデルから受け継いだ一貫性を保っており、古き良きセンチュリーの歴史を守りつつ、現代のテクノロジーと融合した洗練された一台に仕上がっています。
センチュリーならではの製造工程
センチュリーの製造工程は特殊であり、他のクルマとは一線を画します。センチュリーは完全受注生産であり、「クラフトマン」と称される少数精鋭の熟練作業者たちによって作られています。
このように「匠の技」が随所に感じられる製造工程は、センチュリーの高い品質と個性を生み出しています。
スペック
現行型である3代目トヨタ・センチュリーの主要諸元は以下の通りです。
現行センチュリーはハイブリッドカーです。
項目 | 数値 |
---|---|
車両型式 | 6AA-UWG60-AEXGH |
車両重量 | 2,370 kg |
最小回転半径 | 5.9 m |
燃料消費率(国土交通省審査値) | 12.4 km/L |
全長 | 5,335 mm |
全幅 | 1,930 mm |
全高 | 1,505 mm |
ホイールベース | 3,090 mm |
最低地上高 | 135 mm |
室内長 | 2,165 mm |
室内幅 | 1,605 mm |
室内高 | 1,185 mm |
乗車定員 | 5 名 |
エンジン型式 | 2UR-FSE |
総排気量 | 4.968 L |
種類 | V型8気筒 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
最高出力(ネット) | 280 kW(381 PS)/6,200 r.p.m. |
最大トルク(ネット) | 510 N・m(52.0 kgf・m)/4,000 r.p.m. |
燃料供給装置 | 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S) |
燃料タンク容量 | 82 L |
駆動方式 | 後輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
減速比 | 3.357 |
モーター型式 | 1KM |
種類 | 交流同期電動機 |
最高出力 | 165 kW(224 PS) |
最大トルク | 300 N・m(30.6 kgf・m) |
動力用主電池 | ニッケル水素電池 |
容量 | 6.5 Ah |
(トヨタ自動車)
車両重量2,370kgで燃費が12.4 km/Lというのは、なかなか立派だと思います。
まとめ
「センチュリーは一般人は買えない?気になる購入条件とは?」というテーマに基づき解説しました。
以下、記事のまとめです。
- 誰でも購入可能: センチュリーは特別な購入条件がなく、一般の方も購入できます。これまで販売してきたトヨタディーラーによると、特別な条件は規定されていなかったとのこと。
- 前払い金の有無: 契約時に車両購入代金の1割程度の前払い金を求める場合がありますが、これは全ての店舗での購入条件ではありません。
- カタログの取得: センチュリーのカタログはハードカバータイプで、一部では購入意志を示さないともらえないとの噂もありますが、原則、制限はなく誰でも入手可能です。
- 所有者の声: 多くの個人オーナーは60代後半で、家族で所有しているケースが多いです。多くの人々が最後に最高の車に乗りたいと考えて購入しています。
- センチュリーの特徴と製造工程: センチュリーは完全受注生産で、「クラフトマン」による製造が行われています。高い品質と個性を生み出す「匠の技」が特徴です。
ご覧いただきありがとうございます。