【超丁寧解説】売却や譲渡の際に自動車リサイクル券の名義変更は必要?

自治体の滞納処分

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このページのポイント
・新車購入と同時に自動車リサイクル券は新規に発行されます。

・この時、リサイクル券を管理している自動車リサイクルシステムのコンピュータ上では、「リサイクル券番号」と「車台番号」と「登録番号(ナンバープレートの番号)」が紐づけられて登録されます。

・その後、車の売却や譲渡に伴って「登録番号(ナンバープレートの番号)」が変更になった場合、陸運局(軽自動車は軽自動車検査協会)で変更手続きされた情報は2営業日ほどで自動車リサイクルシステムのコンピュータに送信され、当初紐づけられていた「登録番号(ナンバープレートの番号)」と入れ替わります。

・このようにして自動車リサイクル券の情報は更新されるシステムになっています。

・したがって車の売却や譲渡をした場合の自動車リサイクル券の名義変更は、私たちユーザーの側では一切ノータッチでOKです。

売却や譲渡の際に自動車リサイクル券の名義変更は必要?

Mr.乱視
Mr.乱視です。よろしくお願いします。
question豚子
豚子です。よろしくお願いします。
Mr.乱視
このページのテーマは、売却や譲渡の際に自動車リサイクル券の名義変更は必要か、という点です。
question豚子
自動車検査証(車検証)の名義変更の話ではないですよね。
Mr.乱視
はい、このページでは自動車リサイクル券の名義変更の話です。

ただし、車検証の名義変更とは一部関係しています。

車検証上の「所有者」とか「使用者」、あるいはそれらの「住所」などが変更になっても、自動車リサイクル券とは全く関係ありません。

しかし「登録番号(ナンバープレートの番号)」を変更した場合、自動車リサイクル券にも変更が必要です。

なぜなら自動車リサイクル券は、「リサイクル番号」と「車台番号」と「登録番号(ナンバープレートの番号)」の3つを紐づけて登録されているからです。

この3つのうち「リサイクル番号」と「車台番号」はその車が解体処分されてこの世から消えるまでずっと変わりません。

しかし「登録番号(ナンバープレートの番号)」は売却や譲渡などで変更されるのはごく普通のことです。

その際、結論から言いますと、わたしたちユーザーの側では何一つ手続きする必要はありません。

行政の側で勝手にやってくれます。

question豚子
行政の側と言うと、この場合、陸運局(軽自動車検査協会)と自動車リサイクルシステムの2つの組織ですね。
Mr.乱視
そうです。

車を業者に売却したり友人に譲渡したりした場合、車検証の名義変更をしますね。

「登録番号(ナンバープレートの番号)」はそのままにして、所有者とか使用者の欄を変更するだけなら、リサイクル券とは無関係です。

「登録番号(ナンバープレートの番号)」を変更する場合は、売り手が手続きするか買い手が手続きするかはともかく、とにかく普通に変更手続きをすればOKです。

陸運局(軽自動車検査協会)で変更手続きされた情報は、2営業日ほどで自動車リサイクルシステムに報告されます。

そしてその車に最初に自動車リサイクル券が発行されたときの情報が更新されます。

上でふれたように、「リサイクル券番号」と「車台番号」は最後まで不変ですから、更新されるのは「登録番号(ナンバープレートの番号)」です。

当初の紐づけが新しい紐づけに更新されるのです。

question豚子
あの、乱視さん。実物のリサイクル券を見ながらの方がいいんじゃないですか?
Mr.乱視
そうですね。ではリサイクル券のひな形画像を。
自動車リサイクル券

自動車リサイクル券

question豚子
全体は一枚の紙ですけど[A券][B券][C券][D券]と4つのパートに分かれていますね。
Mr.乱視
そうです。

重要なのは[A券]と[B券]です。

[C券]と[D券]はこの際無視していただいて結構です。
question豚子
文字がちょっと小さいんですけど・・・
Mr.乱視
では[A券]と[B券]の部分を拡大してみましょう。
自動車リサイクル券・A券B券拡大画像

自動車リサイクル券・[A券][B券]拡大画像

question豚子
このリサイクル券はひな型だから数字や番号の記載はないですね。
Mr.乱視
そうです。

例えばわたしが新車を購入した場合、[A券]と[B券]には新規に発行された「リサイクル券番号」とわたしの車の「車台番号」と「車名」と「リサイクル料金」が記載されます。

しかしわたしの氏名・住所などは一切記載されません。

自動車リサイクル券に関しては、車が問題で、所有者は関係ないんです。

question豚子
ちょっと待って、乱視さん。

そう言いますけど、[B券]の右側には、この画像はひな形だから何も入っていないけれど、ちゃんと氏名・住所などを書き込む欄がありますよね。

Mr.乱視
それはですね、[B券]というのは、例えばわたしがこの車を廃車処分する場合、業者さんに[A券]と[B券]のリサイクル券を渡すんです。

すると業者さんは[A券]は手元に残して、[B券]にわたしの氏名、業者さんの名称・住所・登録番号(ナンバープレートの番号)を記入して、わたしに返却してくれるんです。

[B券]のタイトルは「使用済自動車引取証明書」とありますね。

つまり「あなたの車は確かに私が引き取り、これから解体処分に回しますよ」という証明となる書類なんです。

question豚子
それと、あのですね、今ちょっと見ているんですけど、さっき乱視さんは「登録番号(ナンバープレートの番号)」がほかの2つと紐づけられて登録されていると言いましたね。廃車の時に業者さんが記入するところには「登録番号」とありますけど、それは今の話で、廃車手続きの際に記入するところですから、最初の登録とは別ですよね。

[A券]と[B券]の左側を見ても、「登録番号(ナンバープレートの番号)」はないですよ。

どういうことですか?

3つの要素が紐づけられていると言いましたけど、そうなっていませんよ。

Mr.乱視
リサイクル券に紐づけられる3つの要素のうち、「登録番号(ナンバープレートの番号)」だけは変更される可能性がある要素なんです。

だからリサイクル券には記載していないんです。

記載してはいないけれど、自動車リサイクルシステムの記憶装置にはちゃんとデータが入っていて、しっかり紐づけされているんです。

question豚子
ふ~ん、そういうことか。

何だか奥の深い話のような、どうでもいい話のような・・・

Mr.乱視
はは。確かにね。あまり知らなくても困らない情報ではありますが。
question豚子
ずいぶんマニアックな話です。

そんな情報、乱視さんはどこで仕入れたんですか?

わたし、ネットで探してみたけど、どこにもありませんでしたよ、そんな話。

Mr.乱視
自動車リサイクルシステムに電話して訊いたんです。
question豚子
あれまぁ!
Mr.乱視
わたしが乗っているトヨタのプレミオは、中古で買った車です。

わたしの前のオーナーさんは他県の人で、当然、登録番号(ナンバープレートの番号)は違っていました。

先日、わたしも自分の車のリサイクル料金を知りたいと思い、ダッシュボードの車検証入れを探したんですが、ないんです、リサイクル券が。

そこで、自動車リサイクルシステムのホームページでリサイクル料の預託状況を調べたわけですが、その際、わたしは「車両番号」と「登録番号(ナンバープレートの番号)」の2つを入力したんですね。

それでちゃんとリサイクル料の預託状況を確認できて、10,800円のリサイクル料がしっかり収められていることが確認できたんです。

question豚子
それはよかったですね。で、何が問題なんです?
Mr.乱視
わたしはハッとしたんです。

前のオーナーさんはプレミオの初代オーナーさんなんですけど、登録番号(ナンバープレートの番号)がいまのわたしの番号に変更したことを、いつだれが届け出したんだろう、と不思議な気持ちになってしまったんです。

誰も変更届を出していなかったら、どうして前のオーナーさんと違う登録番号(ナンバープレートの番号)を打ち込んだのに、ちゃんと預託状況がわかるのか?

question豚子
だからリサイクル券を管理している自動車リサイクルシステムに電話したんですね?
Mr.乱視
いてもたってもいられなくなったんです。

電話したら、女性のオペレーターが出て、あっさりカラクリを教えてくれたんです。

3つの要素が紐づけられていることをね。

しかも、そのうち登録番号(ナンバープレートの番号)だけは、表に出ないで、裏で紐づけされていることを。

question豚子
サスペンスですね。
Mr.乱視
大したサスペンスじゃないけれど、そうだったのかと電話を切ってから大声を上げちゃいましたけどね。

何と言っても、裏で紐づけられているところがなかなかおもしろい。

question豚子
というわけで、みなさん、お疲れさまでした。
Mr.乱視
そうですね。このあたりでお終いとしましょうか。
question豚子
当サイト「廃車のお手伝い」では廃車関連のお役立ち情報をたくさん揃えてみなさんをお待ちしています。

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ありがとうございました。

廃車手続きをご自分でやりたいという方は、下記のページを参照していただければ、どのタイミングでリサイクル券が必要になるのか、手順がわかると思います。ご活用ください。
⇒⇒⇒(普通車)廃車手続きを自分でやる
⇒⇒⇒(軽自動車)廃車手続きを自分でやる

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ご覧いただきありがとうございました。