【記事丸わかり】
⇒⇒【解説】自動車の「リサイクル券」について |
こちらの記事も参考になさってください。
・「リサイクル預託金」は、通常その車の新車購入時に支払い済みで、その際「自動車リサイクル券」が発行されています。
・廃車に出す際は、廃車業者に「自動車リサイクル券」を渡してください。
ですが、わたしがプレミオを購入した際、初代オーナーさんが支払ったリサイクル料金と同額を、ちゃんと支払っていますよ。
厳密に言うと、車屋さんに支払ったんですけどね(あいだに車屋さんが入っているから、より正確に言うと、わたしは3オーナー目ということになりますが)。
その車屋さんは初代オーナーさんからプレミオを買い取ったときに、ちゃんと初代オーナーさんにリサイクル料金を支払っているはずです。
リサイクル券そのものは、最初のオーナーが発行してもらい、車のオーナーが入れ替わったら、駅伝のたすきみたいに次のオーナーに引き継がれていきます(新たに発行されるわけではない)。
そしてリサイクル券を受け取った側がリサイクル券を差し出した側にリサイクル預託金を支払うんです。
それで、たとえばわたしがトヨタプレミオを乗り続け、最後に廃車に出すとします。
そしてわたしは廃車業者さんにリサイクル券をお渡しします。
それで終わりです。
その車の「最終所有者」がリサイクル預託金を負担する決まりになっています。
乱視さんのプレミオの場合、初代オーナーさんや車屋さんもいったんはリサイクル預託金を支払っていますけど、次のオーナーに車を引き渡す際に預託金の返還を受けているから、結局はリサイクル預託金を支払っていないことになりますよね。
わたしが乗っているプレミオという車のリサイクル預託金の実質的負担者は、わたしということになります。
「最終所有者」であるわたし。
乱視さんからプレミオ本体とリサイクル券を受け取った廃車業者さんのその後ですけど、どうなるんですか?
これら解体の工程はいくつもあるんですが、1社で全工程をやってしまう会社もあれば、複数社で分担することもあります。
いずれにしても、最終的に解体処分が完了したら、その業者が、さっき触れた資金管理団体である自動車リサイクル促進センターに解体完了の報告をするんです。
解体完了の報告を受けた自動車リサイクル促進センターでは、プレミオが新車購入されたときに預かってそれまで管理していたリサイクル預託金を、その解体業者さんに支払うわけですね。
そういうカラクリになっているんです。
その資金管理団体が解体業者さんにプレミオの新車のときに預かったリサイクル預託金を支払うとしたら、何も残らないというか、いえ、残らないのはいいんだけれど、管理費です。
資金管理団体には職員の人が複数いるでしょうし、大型のコンピュータ装置もしっかりあるでしょうし、どこかのビルを借りてやっているんでしょうから、管理費が必要ですね。
この管理費はどこから出るんですか?
管理費の問題。
まず、自動車リサイクル券のひな形画像を見てください。
ただ、より厳密に言うと、一番上の[A券]ですね。これが狭い意味のリサイクル券です。
広い意味ではこの1枚の書類全体をリサイクル券と呼びますけどね。
さて、この画像の[C券]のところを見てください。
だから、人件費や光熱費、コンピューター設備費などはこれら管理費でまかなわれているんです。
安心ですね。
資金運用もしていますから。
株とかFXなんかにつぎ込んでいるんですか、わたしたちの預託金を?
年金の場合は、近い将来年金資金が不足することがわかっているから、リスクを承知で株式にも手を出しているところがあると思いますが、リサイクル預託金の場合、そんなに無理する必要はないと思いますから、国債でいくんじゃないでしょうか。
こういうお金を前にすると、人間というのは、普通考えないようなことをいろいろ考えるものだとわたしは思うんですけどね。
しっかりウォッチしていく必要がありますね。
皆さん、ありがとうございました。
他のページでもまた会いましょうね。
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