【超丁寧解説】車を廃車する時リサイクル券は必要?

自動車リサイクル券

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【記事丸わかり】

  • 車を廃車(永久抹消・解体返納)する際には、リサイクル券が必要です。
  • 解体業者にリサイクル券を渡します。
  • リサイクル券を紛失している場合でも、対処法があります。
  • 廃車には永久抹消一時抹消の2種類があります。
  • 永久抹消の場合は、リサイクル券が必要です。
  • 一時抹消の場合は、リサイクル券は必要ありません。
  • リサイクル券は車検証入れの中に保管されています。
  • リサイクル券がない場合、再発行はできませんが、代用品を入手可能です。
  • 自動車リサイクルシステムのウェブサイトから代用品を取得できます。
  • 解体業者にリサイクル券がないことを伝えると、業者が手続きを代行してくれます。

⇒⇒下取り諸費用や廃車で損しない方法!どんなクルマでも金額付きます!【車査定】

こちらの記事も参考になさってください。

 

このページのポイント

・車を廃車(永久抹消・解体返納)する際はリサイクル券が必要です。

・解体業者に渡してください。

・リサイクル券が紛失している場合でも対処法があるので大丈夫。

車を廃車する時リサイクル券は必要?

Mr.乱視
というわけで、みなさん、こんんちは。Mr.乱視です。
question豚子
question豚子です。よろしくお願いします。
Mr.乱視
このページはリサイクル券の話ですね。

廃車の時はリサイクル券が必要か、というテーマですが、必要なんですね。

リサイクル券がないと車を解体処分できませんから。

question豚子
廃車っていっても、2種類あったと思うんだけど、どちらの廃車でもリサイクル券が必要なんですか?
Mr.乱視
そうか。まずそこから始めないといけませんね。

確かに、一般に「廃車」という時、大きく分けて2種類の廃車があって、一つは車を解体処分して2度と乗れないような処置をする<永久抹消>という手続きですね。

軽自動車の場合、<永久抹消>のことを<解体返納>と呼ぶこともあって、この呼び方の方がわかりやすいですね。

「解体」して「返納」するっていうんですから。

さて、もう一つの「廃車」ですが、これは<一時抹消>と呼ばれるものです。

文字通り一時的に登録を抹消することですけど、例えば、数年間の海外出張を命じられた場合とか、長期の病気療養をしなければならないとか、そういう理由で一定期間車に乗らないでいる期間が生じた場合に、国への登録状態を一時的に抹消するための手続きです。

question豚子
ということは、一時抹消ならリサイクル券はいらないんですね。

だって、車そのものはまだ残っていて解体するわけじゃないから。

Mr.乱視
はい、その通りです。

リサイクル券は車を解体処分する時にだけ必要になるので、永久抹消(解体返納)の時だけ必要になる書類です。

question豚子
そもそもリサイクル券って、どこにあるんですか?

車検証ならダッシュボードの中にあると思うんだけど、わたしの場合、今すぐに思い当たらないんですけど・・・

Mr.乱視
たぶんダッシュボードの中の車検証入れの中に車検証と一緒に入っていると思いますよ。

リサイクル券って、トン子ちゃんと同じように、ほとんどの人がまったく意識していない書類なんですね。

実際、新車を買う場合も、中古車を買う場合も、車検を受ける場合も、ほとんどだれもリサイクル券のことは意識しないで過ごしているのではないでしょうか。

でも、今言った新車、中古車、車検のどの機会にも、明細書などを見れば必ずどこかに「自動車リサイクル券」あるいは「自動車リサイクル料」の記述があるはずです。

だから、ほぼ間違いなく、車検証入れの中にじっと黙って挟まっていると思いますよ。

question豚子
そうなんですね。

そういうことなら心配ないんですけど。

でも、もし探しても見つからなかったらマズいんですか?

リサイクル券がない場合、紛失した場合、他のものといっしょに盗難にあった場合など、そういう場合はどうしたらいいんですか?

Mr.乱視

もしリサイクル券が見当たらなかったら、すぐに再発行・・・はできません。

「リサイクル券」そのものを再発行することはできない決まりになっています。

けれども、リサイクル券の代わり(代用品)を入手すれば、それで解決です。

まったく問題ありません。

それは、自動車リサイクルシステムというところのホームページから代用となる書類をダウンロードすればいいのです。

⇒⇒⇒紛失?車を廃車しようと思ったらリサイクル券がない!(画像付)

(※)車検証を手元に用意してください。「車台番号」と「登録ナンバー」を入力するので。

question豚子
乱視さんはそう言いますけど、わたしが調べたところでは、リサイクル券は再発行できるようですよ。

陸運局とかちょっと大きな自動車修理工場なんかにリサイクル券の発行機が設置してあって、再発行もこれに入力すれば・・・

Mr.乱視
残念ながら、それ、ちょっと情報が古いです。

自動車リサイクル法は2005年1月1日にスタートした法律ですが、確かに最初の数年間は陸運局などにリサイクル券の発行機が設置されていました。

法律がスタートした時点では、すべての車がリサイクル券のない状態にありますから、すぐに発行できる体制が必要だったからです。

でも、リサイクル券は新車購入時、中古車購入時、車検の時などに必ず必要になる書類なので、法律がスタートして数年が経過すると、その辺に放置してあるものすごく古い車以外は、日本中の道路を走るほとんどの車がリサイクル料を支払い済み、という状態になったんですね。

そうなるともうリサイクル発行機は歴史的使命を果たしたことになり、すべて引退することになったのです。

現在では、さっきご案内したように、ネットでリサイクル券の代用となる書類をダウンロードする方式に変わっています。

行政のネット依存・・・とわたしは呼んでいますけど、そういう状況です。

question豚子
そうなんですね。古い情報だったのかあ。

それで・・・いま思ったことですが、自動車リサイクルシステムというところのホームページで「車台番号」と「登録ナンバー」を入力すればOKということのようですけど、それなら、リサイクル券を紛失した人がやらなくても、車の解体処分をお願いする業者さんだって簡単にできることですよね。

なにもリサイクル券をなくした人がそういう手続きをしなくてもいいんじゃないんですか?

Mr.乱視
実務の世界では、トン子ちゃんの言う通りです。

車を解体に出す際、業者さんに「リサイクル券が見当たらないんですけど、このままでいいですか?」と聞けば、業者さんは「いいですよ。うちで調べますから」と答えてくれるはず。

現場ではそういうやり取りが行われています。

question豚子
そういうことなら、はじめからそう言ってほしいんですけど。

余計な手間をかけなくてもいいわけですからね。

Mr.乱視

ただですね、トン子ちゃん。いろんな人がいるんですよ。

自分の車にはいくらリサイクル料が支払われているのか、この際知っておきたい、と思う人も結構いらっしゃるんです。

さっきご紹介した自動車リサイクルシステムでは、リサイクル券の番号以外に、支払い済みのリサイクル料もわかるんです。

それを見て、「そうか、ぼくの車は12,000円かかるんだな」と納得する人もいるわけです。

それから、ここは大事なところですけど、リサイクル券を紛失しても業者さんに頼めば手続きしてくれます。

けれど、原則として、リサイクル券はその車のオーナーが解体業者さんに手渡しするのが本来の姿なんです。

だから手続きを業者さんにやってもらう場合でも、あくまで「お願いする」という姿勢を忘れないでほしいです。

「そんなこと、業者にやらせればいい」という態度は厳禁です。

あくまでも「お願いする」というスタンスを忘れずに。

question豚子
そこは心配ご無用。

こう見えても、わたし、愛想がいいんです、ほほほ。

Mr.乱視
なお、あなたが自分で永久抹消の手続きをやる場合、どのタイミングでリサイクル券が必要になるのか、こちらのページを参考にするとスムーズに手続きが進むと思います。ご活用ください。

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ご覧いただきありがとうございました。