【記事丸わかり】
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インズウェブ・バイク保険一括見積もり |
バイク保険のロードサービス:「バイク保険御三家」と呼ばれる理由
わたしたちネットユーザーがバイク保険を検討する際、ホームページで簡単に見積もり試算ができたりダイレクト契約ができたりする保険会社は限定されています。
まず、バイク保険(単体のバイク任意保険)を扱っている会社を確認しておきます。※全ての保険会社を網羅していませんが主要な会社を取り上げています
単体のバイク任意保険:取扱有無 | |
保険会社 | バイク保険 |
アクサダイレクト | ◯ |
チューリッヒ | ◯ |
三井ダイレクト | ◯ |
ソニー損保 | × |
おとなの自動車保険 | × |
イーデザイン損保 | × |
SBI損保 | × |
損保ジャパン | ◯ |
東京海上日動 | ◯ |
三井住友海上 | ◯ |
あいおいニッセイ | ◯ |
JA共済(農協) | 〇 |
全労済 | 〇 |
ご覧のように単体のバイク保険を扱っているのは通販型保険会社ではアクサダイレクト・チューリッヒ・三井ダイレクトの3社だけです。
この3社は自社のホームページで見積もり試算ができます。
「見積もり試算ができるなんて当たり前でしょ?」
と思うかもしれません。
しかしそうではないのです。
上の表で「御三家」以外でバイク保険を扱っているのは6社ありますが、この6社のうち自社のホームページで見積もり試算ができるのは全労済だけです。
他の5社はできません。※4輪の自動車保険はできますが
では、この5社で見積もりを取るにはどうするか電話で問い合わせたところ、
「代理店にお問い合わせください」(大手代理店型保険会社)
「最寄の店舗に行くか電話で問い合わせてください」(JA共済)
という返答でした。
この5社の中には見積もり試算ができないだけでなく、ホームページ上に「バイク保険」の記載がない会社さえあります。
みなさんはこんな会社でバイク保険の契約をしますか?
以上の理由から、わたしたちネットユーザーが真剣にバイク保険を検討して契約までできる会社となると、実質的に「バイク保険御三家」しか残りません。※全労済はネットでダイレクト契約するのではなく店頭で契約する形になります
以下、アクサダイレクト・チューリッヒ・三井ダイレクトのロードサービスについて見ていきます。
バイク保険のロードサービス:「バイク保険御三家」を比較する
「バイク保険御三家」:ロードサービス比較 | |||
アクサダイレクト | チューリッヒ | 三井ダイレクト | |
バッテリー上がり | ◯ ※保険期間中1回のみ・ケーブルを接続するジャンピング作業 | ◯ ※保険期間中1回まで無料・ケーブルを接続するジャンピング作業 | ◯ ※保険期間中1回まで・ケーブルを接続するジャンピング作業 |
キー閉じ込み | ◯ | ◯ ※保険期間中1回まで無料 | ◯ |
ガス欠 | ◯ ※保険期間中1回のみ。1年目は有料 | ◯ ※保険期間中1回まで無料。10リットルまで無料 | ◯ ※保険期間中1回まで。有料(10リットル) |
タイヤのパンク | ◯ ※スペアタイアに交換 | ◯ ※スペアタイアに交換 | ◯ ※スペアタイアに交換 |
エンジンオイル・冷却水補充・バルブ交換等 | ◯ | ◯ ※エンジンオイル代・冷却水代・バルブ代無料 | ◯ ※オイル代や部品代は有償 |
落輪引上げ | ◯ ※落差1mまで無料・全車輪の落輪は有償 | ◯ ※落差1mまで無料・クレーン作業は無料サービス対象外(有償) | ◯ ※2万円分まで・超過する分は有償 |
レッカー移動 | ◯ ※指定の工場までは無料で距離無制限・利用者指定の工場までは50kmまで無料 | ◯ ※無料で100kmまで | ◯ ※指定の工場までは無料で距離無制限・利用者指定の工場までは50kmまで無料 |
宿泊・帰宅費用 | ◯ ※宿泊は原則ビジネスホテルに1泊分(搭乗者全員)・帰宅費用はグリーン車等の利用はダメ | ◯ ※宿泊費用は1泊分を搭乗者全員・帰宅費用は搭乗者全員分を全額・目的地到着費用は搭乗者全員分を全額・キャンセル費用は搭乗者全員分を50,000円まで | なし |
ペット宿泊費用 | ◯ ※バイクに同乗していたペットの1泊分の宿泊費 | ◯ ※同伴していたペットのペットホテル代や帰宅費用・同伴していないペットのペットシッターやホテル代の延長費用も | なし |
修理後車両引取費用 | ◯ ※5万円限度 | ◯ ※片道1名分の交通費を全額補償 | なし |
※その他2年目以降に追加されるサービスなどもありますが、主要なサービスは上記のとおりです
ご覧のように細かな部分で違いはありますが主要なサービスは3社ほぼ横並びです。
ただし、「宿泊・帰宅費用」「ペット宿泊費用」「修理後車両引取費用」は三井ダイレクトでは提供していません。
この点は判断が分かれるところかもしれません。
とは言え、トラブルが発生した場合の初期対応に関しては3社に大きな違いはないので、後は保険料の問題になるかもしれません。
「バイク保険御三家」の保険料を比較する
そこで、この項目では保険料の比較をします。
ほぼ同じ条件で保険料の試算をした結果が下記の表です。
(全)は全年齢、(21)は21才以上のことです。
バイク保険御三家:保険料比較表 | |||
保険会社 | 125cc以下(原付) | 125cc超~250cc以下 | 250cc超 |
アクサダイレクト | (全)48,850円 | (全)87,690円 | (全)97,120円 |
(21)28,640円 | (21)47,310円 | (21)52,060円 | |
チューリッヒ | (全)64,110円 | (全)172,440円 | (全)172,440円 |
(21)39,760円 | (21)47,220円 | (21)47,220円 | |
三井ダイレクト | (全)52,150円 | (全)88,670円 | (全)88,670円 |
(21)26,950円 | (21)42,700円 | (21)42,700円 |
(保険料は改定により変更されている場合があります)
【試算条件】新規6等級 / 対人:無制限 / 対物:無制限 / 搭乗者傷害:300万 / 自損事故傷害保険1500万 / 無保険車傷害保険2億円 / ロードサービス付 / インターネット割引適用
年齢条件は30才以上を選べる会社※チューリッヒもありますが、3社に共通している全年齢と21才以上だけで比較しました。
上記比較表でおおよその保険料水準がわかると思います。
アクサダイレクトと三井ダイレクトはほぼ同水準です。
チューリッヒは全年齢が突出して高いです。
※このように突出して高い保険料を設定しているのは最初から他社と競合する意思がないからです。「ウチは免許取り立てで事故率が高いお客さんはパスします」という意思表示です。「全年齢は扱いません」と表示するとタクシーの乗車拒否みたいで印象が悪いので、こういう形で実質的に契約を抑制しているわけです。
一方で、チューリッヒは30歳以上も選べるので、年齢の高い方の場合は結果が違ってくる可能性があります。
やはり保険料は個別具体的な条件で試算しないと実際の金額はわからないところがあります。
「バイク保険御三家」の保険料は各社のホームページで試算できますが、下記の一括見積もりサイトを利用すると一度の入力で一括比較できます。
インズウェブ・バイク保険一括見積もり |
※このサイトでは大手代理店型保険会社のバイク保険も扱っていますが見積もり結果がすぐに返ってくるのではなく後日代理店から電話が来ます。また契約もダイレクト契約ではなく代理店経由の契約になります。しかしアクサダイレクト・チューリッヒ・三井ダイレクトの3社は即座に見積もり結果がわかり契約もダイレクト契約です
ファミリーバイク特約にはロードサービスが付かない
このページのテーマはバイク保険のロードサービスです。
ところで、バイク保険(バイク任意保険)には2種類あって、単独のバイク保険とファミリーバイク特約の2つから選択できます。
あなたがお乗りのバイクが125cc以下の原付バイクならファミリーバイク特約も選択肢に入ります。
ファミリーバイク特約は自動車保険の特約なので、まず自動車保険の契約があることが前提になります。
保険料や使い勝手の面でファミリーバイク特約はかなりおすすめなのですが、唯一の弱点はロードサービスが対象外になる点です。
たとえ主契約の自動車保険にロードサービスが付いていたとしても、特約であるファミリーバイク特約は対象外になってしまいます。※ファミリーバイク特約はほぼ全ての保険会社で扱っていますが、ロードサービスが対象外になるのは全社共通の規定です
したがって、バイク保険の様々な補償のなかで特にロードサービスを重視する方はファミリーバイク特約はパスすべきだと思います。
単体のバイク保険をお選びください。
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