【記事丸わかり】
|
チューリッヒのバイク保険の見積もり金額を出してみました。
125cc以下の原付バイク、125cc超~250cc以下、250cc超とそれぞれの料金を出しています。
比較のためにアクサダイレクトと三井ダイレクトの値段も出しています。
同じ条件で見積もりしているのでどこの保険料が一番安いか参考にしてください。
インズウェブ・バイク保険一括見積もり |
チューリッヒのバイク保険:125cc以下(原付バイク)の見積もり金額
まず最初にバイク保険について。
バイク保険には自賠責保険と任意保険があります。
このページで扱っているのは任意保険の方です。
また任意保険にも2つの種類があります。
125cc以下のバイクのことを保険では「原付バイク」と呼びます。※運転免許の「原付バイク」は50cc以下
この125cc以下のバイクに任意保険をつける場合、自動車保険の特約である「ファミリーバイク特約」を付けるか、それとも単体のバイク保険にするか、2つの方法から選ぶことができます。
しかし125cc超~250cc以下、250cc超のバイクについては単体のバイク保険だけになります。
|
|
|
|
補償内容と保険料から見て、125cc以下のバイク(原付バイク)についてはファミリーバイク特約の方がコスパがいいです。
チューリッヒのファミリーバイク特約(原付特約)の保険料は下記のとおりです。
チューリッヒ:原付特約(ファミリーバイク特約)年間保険料 | |
11,020円 |
(保険料は改定により変動している場合があります)
すでにチューリッヒの自動車保険に加入している方は上記金額を追加することでファミリーバイク特約に加入できます。
ファミリーバイク特約の保険料は「定額」です。
年齢条件や等級が異なる場合も保険料は変動しません。
また上記保険料は年額で出していますが、主契約の保険料と共に分割で支払うことももちろん可能です。
保険期間の途中でファミリーバイク特約を追加したり解約したりすることもできます。※保険期間の途中で追加した際の保険料は、満期日までの残りの期間分だけ徴収されるので、上の金額より少なくなります
いっぽうでチューリッヒの単独のバイク保険の保険料は下記のとおりです。
チューリッヒ:単独のバイク保険(125cc以下のバイク) | |
全年齢 | 64,110円 |
21才以上 | 39,760円 |
(保険料は改定により変動している場合があります)
※【保険料計算条件】新規—対人・無制限—対物・無制限—搭乗者傷害保険300万—自損事故傷害保険1500万—無保険者傷害保険2億円—ロードサービス付—インターネット割引3,000円
ご覧のようにファミリーバイク特約と比較するとだいぶ高いです。
ただしファミリーバイク特約にはロードサービスは付きませんが単独のバイク保険にはロードサービスが付きます。
いずれにしても、ファミリーバイク特約は家族のバイクは何台でも補償されますし、友人から借りたバイクも補償されますし、主契約の年齢条件や運転者限定にも制限されませんし、保険を使ってもノーカウント事故扱いになりますし、総合的に比較すると、単独のバイク保険よりかなり魅力的な内容だと思います。
参考までにファミリーバイク特約の保険料比較一覧をご紹介します。
ファミリーバイク特約:保険料比較一覧 | ||
保険会社 | 自損事故型 | 人身傷害型 |
ソニー損保 | 8,090円 | 21,820円 |
おとなの自動車保険(セゾン損保) | 6,520円 | 18,240円 |
アクサダイレクト | 7,300円 | なし |
チューリッヒ | 11,020円 | なし |
三井ダイレクト | 10,270円 | 14,130円 |
イーデザイン損保 | 10,540円 | なし |
SBI損保 | 7,950円 | 21,710円 |
損保ジャパン | 9,370円 | 29,690円 |
東京海上日動 | 9,960円 | 24,800円 |
三井住友海上 | 11,500円 | 38,480円 |
あいおいニッセイ | 10,750円 | 34,710円 |
JA共済(農協) | 4,380円 | なし |
全労済 | 不明 | 7,980円 |
(保険料は改定により変動している場合があります) ※三井ダイレクトのファミリーバイク特約は3タイプありますがウェブ見積の画面では自損型と人身傷害型しか選択できないので上の表では2タイプのみの表示です ※上記ファミリーバイク特約の保険料は「定額」です。つまり等級・年齢条件が変わっても保険料は変わりません ※全労済のホームページでの見積もり試算では主契約のマイカー共済に人身傷害が付いたプランしか計算できないので自損事故型の保険料は「不明」としました |
チューリッヒのバイク保険:125cc超~250cc / 250cc超の見積もり金額
125cc超のバイクに任意保険を付ける場合は単体のバイク保険を選ぶ以外にありません。
チューリッヒのホームページで見積もり金額を出しました。
チューリッヒのバイク保険では年齢条件を「全年齢」「21才以上」「26才以上」「30才以上」の4つから選べますが、ここでは全年齢と21才以上で見積もり料金を出しました。
チューリッヒ・バイク保険 | |||
125cc以下 | 125cc超~250cc以下 | 250cc超 | |
チューリッヒ | (全)64,110円 | (全)172,440円 | (全)172,440円 |
(21)39,760円 | (21)47,220円 | (21)47,220円 |
(保険料は改定により変動している場合があります)
【試算条件】新規 / 対人:無制限 / 対物:無制限 / 搭乗者傷害:300万 / 自損事故傷害保険1500万 / 無保険車傷害保険2億円 / ロードサービス付 / インターネット割引適用
チューリッヒは全年齢が高くなる傾向があります。
チューリッヒのバイク保険:競合他社と見積り金額を比較
わたしたちがインターネットでバイク保険を契約しようとした場合、簡単に見積が取れネット契約もスムースにできる保険会社は3社しかありません。
チューリッヒとアクサダイレクトと三井ダイレクトの3社です。
数多くの損害保険会社がある中で、たった3社と言うと、みなさん驚かれるかもしれません。
しかし、通販型のソニー損保・おとなの自動車保険・イーデザイン損保・SBI損保などはそもそもバイク保険を扱っていません。※自動車保険の特約のファミリーバイク特約はありますが
また大手代理店型の保険会社(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ)はすべてバイク保険を扱っていますが、しかしこれらの会社のどのホームページを開いても、そもそもバイク保険を扱っているのかよくわからない会社もありますし、またこれらの会社のホームページではバイク保険の見積もり(試算・シミュレーション)が取れません。
結局、チューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクトの3社しか満足にネット契約できないのです。
そこで、この3社のバイク保険の見積もり金額を比較してみました。
(全)は全年齢、(21)は21才以上のことです。
バイク保険比較表 | |||
保険会社 | 125cc以下 | 125cc超~250cc以下 | 250cc超 |
アクサダイレクト | (全)48,850円 | (全)87,690円 | (全)97,120円 |
(21)28,640円 | (21)47,310円 | (21)52,060円 | |
チューリッヒ | (全)64,110円 | (全)172,440円 | (全)172,440円 |
(21)39,760円 | (21)47,220円 | (21)47,220円 | |
三井ダイレクト | (全)52,150円 | (全)88,670円 | (全)88,670円 |
(21)26,950円 | (21)42,700円 | (21)42,700円 |
(保険料は改定により変動している場合があります)
【試算条件】新規 / 対人:無制限 / 対物:無制限 / 搭乗者傷害:300万 / 自損事故傷害保険1500万 / 無保険車傷害保険2億円 / ロードサービス付 / インターネット割引適用
年齢条件は3社に共通している全年齢と21才以上だけで比較しました。
上記比較表でおおよその保険料水準がわかると思います。
アクサダイレクトと三井ダイレクトはほぼ同水準です。
チューリッヒは全年齢が突出して高いです。
※このように突出して高い保険料を設定しているのは最初から他社と競合する意思がないからです。「ウチは免許取り立てで事故率が高いお客さんはパスします」という意思表示です。「全年齢は扱いません」と表示するとタクシーの乗車拒否みたいで印象が悪いので、こういう形で実質的に契約を抑制しているわけです。
チューリッヒのバイク保険:年齢条件を他社と比較
チューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクトでは設定できる年齢条件に違いがあります。
もっとも細分化されているのがチューリッヒです。
前の項目の保険料比較ではややチューリッヒの分が悪かったのですが、26才以上とか30才以上で加入する場合はチューリッヒが優位に立つかもしれません。
以下参考になさってください。
3社・年齢条件比較 | |||
保険会社 | 125cc以下 | 125cc超~250cc以下 | 250cc超 |
アクサダイレクト | 全年齢・21才 | 全年齢・21才 | 全年齢・21才 |
チューリッヒ | 全年齢・21才・26才・30才 | 全年齢・21才・26才・30才 | 全年齢・21才・26才・30才 |
三井ダイレクト | 全年齢・21才 | 全年齢・21才・26才 | 全年齢・21才・26才 |
(改定により変更になる場合があります)
チューリッヒのバイク保険:ロードサービスを他社と比較
チューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクトの3社のバイク保険(任意保険)にはロードサービスが自動セットされています。
ロードサービスは基本補償に組み込まれているので別途保険料は必要ありません。
4輪の自動車の場合は少々の事故では自力走行可能なケースもありますが、バイクの場合は自力走行不可になるケースも多く、そんな時にロードサービスは大いに頼りになるサービスです。
なお、ロードサービスの内容は細かい部分で各社異なる点がありますが、ここでは主な対象サービスを比較しています。
バイク保険・ロードサービス・3社比較 | |||
アクサダイレクト | チューリッヒ | 三井ダイレクト | |
バッテリー上がり | ◯ ※保険期間中1回まで | ◯ ※保険期間中1回まで | ◯ ※保険期間中1回まで |
キー閉じ込み | ◯ | ◯ | ◯ |
ガス欠 | ◯ ※保険期間中1回まで。1年目は有料 | ◯ ※保険期間中1回まで。10リットルまで無料 | ◯ ※保険期間中1回まで。有料(10リットル) |
タイヤのパンク | ◯ ※スペアタイアに交換 | ◯ ※スペアタイアに交換 | ◯ ※スペアタイアに交換 |
エンジンオイル・冷却水補充・バルブ交換等 | ◯ | ◯ | ◯ |
落輪引上げ | ◯ | ◯ | ◯ |
レッカー移動 | ◯ ※無料で距離無制限 | ◯ ※無料で100kmまで | ◯ ※無料で距離無制限 |
宿泊・帰宅費用 | ◯ | ◯ | なし |
ペット宿泊費用 | ◯ | ◯ | なし |
修理後車両引取費用 | ◯ | ◯ | なし |
ご覧のように、ロードサービスに関してはチューリッヒとアクサダイレクトがほぼ同等の内容です。
三井ダイレクトには宿泊費用や帰宅費用がなく、自宅から離れた場所で事故にあった場合のサービスがやや手薄です。※とは言えレッカー移動その他は付いているので大いに困るような内容ではありませんが
チューリッヒのバイク保険:補償内容を他社と比較
3社の補償内容比較 | |||
アクサダイレクト | チューリッヒ | 三井ダイレクト | |
対人賠償保険 | ◯ | ◯ | ◯ |
対物賠償保険 | ◯ | ◯ ※任意で対物超過特約を付帯可能 | ◯ |
自損事故保険 | 人身傷害補償特約をセットしている場合は人身傷害補償特約で補償 | 人身傷害保険の付帯がない契約に自動付帯 | 任意セット |
無保険者傷害保険 | 自動セット ※人身傷害補償特約をセットしている場合は人身傷害補償特約から優先して支払う | 自動セット ※2019年1月1日以降の契約から自動付帯 | 自動セット |
人身傷害保険 | 人身傷害保険と搭乗者傷害保険の両方あるいはいずれか1つを選択 | 任意セット ※全年齢と21歳以上には付帯できない。また原付バイクにも付帯できない | 任意セット |
搭乗者傷害保険 | 人身傷害保険と搭乗者傷害保険の両方あるいはいずれか1つを選択 | 任意セット | 任意セット |
車両保険 | ☓ | ◯ ※車対車事故のみ | ☓ |
弁護士費用特約 | ◯ | ◯ | ☓ |
基本補償に関しては3社とも大きな違いはありません。
車両保険はチューリッヒのみ付帯可能です。
チューリッヒの車両保険は車やバイクが相手の事故(車対車)に限定されます。
その際、相手の車と運転者または所有者が特定される場合のみ補償されます。
また盗難は対象外になるので注意してください。※盗難には「盗難時の臨時費用特約」を付けることで5万円まで補償されます(原付バイクには付帯できません)
人身傷害保険と搭乗者傷害保険はバイク運転者・同乗者が死傷した場合に保険金が出ますが、両方に入っている場合は両方の保険から保険金が出ます。
人身傷害保険は過失割合に関係なく治療費の全額・休業損害・精神的損害・逸失利益・後遺障害の介護料などが出る補償なので、保険料は高くなりますが加入をおすすめします。※人身傷害保険を付ければ搭乗者傷害保険はどっちでもいいと思います
チューリッヒとアクサダイレクトには弁護士費用特約が付けられますが、これは相手に100%の過失があるもらい事故などの被害にあった場合に役立ちます。
もらい事故では自分の保険会社は示談交渉してくれませんから(法的に不可)、弁護士に示談交渉を丸投げできます。
チューリッヒのバイク保険:比較すると結局どこがベストか?
自動車保険と同じようにバイク保険も年齢条件、等級、補償内容で保険料は大きく変動します。
ですが、大まかな傾向としては、年齢が若い人はアクサダイレクトか三井ダイレクトが安いと思います。
30才以上の方ならチューリッヒがいいかもしれません。
また250cc超のバイクの場合もチューリッヒがいいかもしれません。
いずれにしても、正確な保険料は実際に見積もりしてみないとわかりません。
基本補償やロードサービスに関しては3社とも大差ありませんから、やはり、決め手は保険料だと思います。
下記の一括見積もりサイトではチューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクトの3社の保険料を一度の入力で一括して比較できます。
インズウェブ・バイク保険一括見積もり |
その他バイク関連の記事も参考になさってください。
- ご覧いただきありがとうございました。