目次
【記事丸わかり】
スズキ・バーグマン200はコンパクトなサイズと軽快なハンドリングで市街地での使用に適していますが、高速道路でのパフォーマンスや装備の現代性、安全性には改善の余地があることが明らかになりました。 ⇒⇒SUZUKI バーグマン200 ABS の試乗インプレッション! |
バーグマン200大解剖:後悔・欠点・最高速・最強・後継・走行距離・寿命を検証!
Suzuki Burgman200:SUZUKI
バイクには多くの種類があり、それぞれが持つ特性や特長によって、人々の期待や要求に応えようとしています。今回は、Suzukiが製造するバーグマン200に焦点を当て、多面的な特性を徹底的に解剖します。
スペックや価格はもちろん、ユーザーからの肯定的なレビューと否定的なレビューに至るまで、幅広い観点から検証を行います。ライバル車との比較や、どんな人にこのバイクがおすすめなのかも考察します。
今回の記事は、これからバーグマン200(の中古)を購入しようと考えている人はもちろん、単にバイクに興味がある人にも有用な情報となるよう頑張ります!
どんなバイク?
※バーグマン200は2022年に生産終了しています。ただし、在庫分を新車で販売している店舗も一部あるようです(2023年10月時点)。
スズキ・バーグマン200は、199ccの軽二輪スクーターです。コンパクトな車体とゆとりのあるライディングポジションが特徴で、街乗りからツーリングまで幅広い用途に使えるバイクです。
199ccの水冷単気筒エンジンは、最高出力は18ps、最大トルクは16Nmを発揮します。
WMTCモード値は30.3km/Lで、燃料タンクは10Lなので、計算上は満タンで約303km走ります。
スペック
バーグマン200のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 仕様 |
---|---|
車名 | バーグマン200 |
型式 | 2BK-CH41A |
フレーム形式 | パイプアンダーボーン |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,055mm / 740mm / 1,355mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 735mm |
エンジン種類 | 水冷4サイクル単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 199cm³ |
最高出力 | 13kW〈18PS〉 / 8,000rpm |
最大トルク | 16N・m〈1.6kgf・m〉 / 6,000rpm |
燃料タンク容量 | 10L |
乗車定員 | 2名 |
トランスミッション形式 | Vベルト無段変速 |
車両重量 | 165kg |
燃料消費率(国土交通省届出値 / WMTCモード値) |
|
最小回転半径 | 2.5m |
価格
スズキ・バーグマン200の価格です。※生産終了時点
571,340円(税込) |
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「バーグマン200大解剖:後悔・欠点・最高速・最強・後継・走行距離・寿命を検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、バーグマン200に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 初めて見たデザインに「うーん」と感じた。
- 車体が大きく見え、最初は違和感があった。
- 低速での安定性に問題あり、停止→短距離進む場面が不安定。
- 渋滞は苦手、低速で回転数が上がると疲れる。
- 登坂性能や発進時の音質がビクスクなどに比べて劣る場合がある。
- 高速道路で追い越し時にややパワー不足を感じる場面も。
- 燃費は町中で27km/L、高速で31km/Lと高いとは言えない。
- スクリーンが短いので、高速道路での風切り音が気になる場合も。
- 荷室が熱くなるので、冷たい飲み物を長時間持っている場合は注意が必要。
- 高速道路の繋ぎ目で乗り心地が硬く感じる。
- ETCが故障しやすい。
- 価格は安いとは言えない。
- タンデム時に少しパワー不足。
- 高速での乗り心地が気になる場合がある。
- 雨天時に純正のIRCタイヤが滑りやすい。
- キーシャッターがなく、防犯面で不安。
- 低速トルクが少なく、街中でのスタートがもっさり。
- メーター交換などリコールが多い。
- 長いフロントスクリーンで顔面に風が当たり、呼吸困難になることがある。
- 高速道路での加速がやや不足感がある。
- 急な坂道や急発進時にはパフォーマンスがやや不安定。
- 高速道路での安定性が、大型バイクに比べると劣る。
- シートの設計ポジションがやや小さく、身長が高い人には適していない。
- 足つきのためにアンコの量が少なく、長時間のライディングには不快感がある。
- 低速域でのエンジンブレーキの効きがキツめ
- 燃費が良くない、25km/Lは少し残念
- 4500rpm以下での振動がある
- クラッチミート回転数が主因で、市街地走行での扱いやすさに課題あり
- 装備が古臭い、ハロゲンのヘッドライトとウインカー
- キーレスがない
- 必要最低限の装備しかない
- プラグ交換が面倒
- 半年で生産終了になった
- アイドリング振動が気になる
- ハンドル周辺から共振音がする
- ウェイトローラーとクラッチスプリングのバランスが悪い
- 渋滞での低速走行がしづらい
- エンジン騒音が気になる
- 振動は改善しない
- 信号待ちで振動が大きい
- カスタムパーツが少ない
- 人気がない
- ABSがない
- サスペンションが硬く乗り心地がイマイチ
- 燃費がよくない
- 設計が他のスクーターに比べて古い
- 前照灯など全て電球
- 2020年モデルにはABSが付いていない
- 大きさが中途半端で全長をもう少し小さくできなかったか
- 若い人にはデザインが古くさい
- シートが大きすぎてフルカバータイプのメッシュシートカバーが選べない
- シートが猫にマーキングされやすい
- ゴムバンドを使ってシートカバーを固定するのが面倒
- ノーマルスクリーン使用時に乱気流が発生して耳障り
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
バーグマン200に関するこれらのレビューを分析すると、いくつかの要点が浮かび上がります。
- 走行性能: 低速での安定性が不足し、高速道路でも加速とパワーが不足感がある。また、登坂性能も不安定です。
- 燃費: 燃費は町中で27km/L、高速で31km/Lとの報告があり、他の燃費報告も特に優れているわけではありません。
- 装備・設計: 装備が古臭く、ハロゲンのヘッドライトとウインカー、キーレスがないなど、現代の基準にはやや見劣りする部分が多いです。
- 乗り心地: 高速道路での乗り心地が硬く、シートの設計も不快感をもたらす可能性があります。
- 安全性: ABSがないモデルがあるという点と、純正タイヤが滑りやすいという報告があるため、安全性に課題があります。
- メンテナンス: プラグ交換が面倒で、メーター交換などリコールが多いという報告があります。
- 価格: 安いとは言えない価格帯であるにもかかわらず、多くの問題点が指摘されています。
- 人気・カスタマイズ: カスタムパーツが少なく、人気も低いようです。
- その他: 荷室が熱くなる、防犯面での不安、振動やエンジン騒音が気になるなど、細かい指摘が多数あります。
総まとめとして、バーグマン200は走行性能、装備、乗り心地、安全性、メンテナンスにおいて多くの課題が指摘されています。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、バーグマン200に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- デザインが成熟してきて、ライト周りがお気に入り。
- タコメーターなどの計器類は非常に見やすい。
- エンジン性能は満足で、中速域以上で力強い。
- ハンドルと座席のポジションが原付と似ており、すぐに慣れる。
- 高速道路では110kmで巡航も可能で、安定している。
- ブレーキとエンジンブレーキが効果的。
- 地形追従性が高く、不整地でも安定して走れる。
- 足つきが良く、原付き並みの軽さで取り回しやすい。
- 収納スペースが広く、通勤や買い物、ツーリングにも適している。
- 価格が妥当。
- デザインが飽きがこなく長く付き合える。
- 160キロ台で軽い、取り回しが容易。
- 都市部での燃費が28前後、高速で35前後と優れている。
- 街乗りにおいてはエンジン性能がパーフェクト。
- 2泊3日のロングツーリングでも問題なし。
- 狭い山道でもハンドリングが効く。
- 燃費が距離が伸びるほど向上する。
- 低重心でカーブや急旋回、急制動も安定。
- シートが広く、乗り心地はゆったり。
- 200ccで適切なパワーと軽さを兼ね備えている。
- コンパクトなサイズと軽量で取り回しが非常に楽。
- 街乗りからツーリングまで幅広い用途に対応。
- エンジン性能は排気量に対して優れており、中回転以降は振動が少ない。
- スクーターのタイヤサイズにも関わらず、乗り心地がしっとりとしていて快適。
- 燃費が良く、エンジンパワーとのバランスが取れている。
- 価格が妥当で、コストパフォーマンスが高い。
- 乗り手によっては、日常のあらゆるシーンで便利で実用的なバイクとして評価できる。
- 低身長でも無理なく足がつく
- メット入れが広い
- 通勤用としては燃費が十分(リッター26〜27キロ)
- 加速が素晴らしい
- 盗難の可能性が低い
- デザインがかっこいい
- サイズ感が完璧
- 高速域でのストレスが少ない、ロングツーリングに適している
- 取り回しに気を使わなくてもよい適度な車格
- オールマイティに活躍できる力量感
- 走りが結構いい
- 排気量を考えれば加速が十分すぎる
- コーナリングが軽快
- 荷室が広い
- トップボックスで多くの荷物が積める
- 通勤距離が伸びても快適
- 初回1,000kmのオイル・オイルエレメント交換は必須とのアドバイス
- フルフェイスヘルメット2つ収納可能
- サイドスタンドとセンタースタンドが両方ある
- 走りだせば安定して乗れる
- 片目一灯が標準で格好良い
- GIVIのリアキャリアが車種専用である
- 取り回しが楽
- 価格が安い
- 150ccよりは力がある
- 故障が少ない
- 通勤に便利な価格設定
- 足つきが良い
- 出足が良い
- 割と軽量
- 価格がまぁまぁ安い
- 高速道路での安定性が高い
- 250ccスクーターより少し小さい
- 取り回しが楽
- 高速の安定性がSV650より優れている
- 純正OPのスクリーンと組み合わせると100km/h走行も安定
- イソッタの大きなスクリーンでさらに快適
- 低重心で乗りやすい
- シート下収納が広い
- リターンライダーにも気軽に乗れる
- 純正OPのロングスクリーンがおすすめで乱気流を抑制
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
バーグマン200に関するレビューから、いくつかの共通点と特性が明確になります。
- デザインと計器類: デザインは長期間の使用でも飽きがこないと評されています。計器類も見やすく配置されている。
- エンジン性能: 加速と燃費のバランスが良いと評されており、都市部から高速道路までの使用に適しています。
- 取り回しと安定性: バイク軽量で低重心もあって、取り回しや急なカーブでも安定した走行が可能です。
- 快適性: シートは広く、乗り心地が良い。高速道路でも安定性が高く、ロングツーリングにも適しています。
- 用途の多様性: 通勤からツーリングまで対応可能で、収納スペースも豊富です。
- 価格とオプション: 価格が妥当であり、オプションを追加しても手頃な価格で購入できる。
- 安全性: ブレーキやエンジンブレーキが効果的で、狭い道や不整地でも安定した走行が可能です。
- 独自のオプションとアクセサリ: 純正のスクリーンオプションやGIVIのリアキャリアなど、専用のオプションが充実しています。
- 故障率と盗難の可能性: 故障が少なく、盗難の可能性も低いとされています。
総合的に見て、バーグマン200は多用途でコストパフォーマンスが高く、快適性と安全性に優れたバイクという評価が相当数見られます。
「後悔」「欠点」「最高速」「最強」「後継」「走行距離 寿命」を重点的に分析
この記事のテーマは「バーグマン200大解剖:後悔・欠点・最高速・最強・後継・走行距離・寿命を検証!」というものです。
テーマの重点項目である「後悔」「欠点」「最高速」「最強」「後継」「走行距離 寿命」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
後悔 | ※細かな不満は多数ありますが、買って後悔したという声はほぼありません。 |
欠点 |
※否定的レビューにあるような多種多様な欠点・不満点が挙げられています。目を通しておいてください。 |
最高速 |
※具体的な数値で最高速は報告されていませんが、おおむね高速域でのパワーや安定性に満足している人の方が多数派です。 |
最強 |
※「バーグマン200が最強」と記述している例はほとんど見当たりません。ただ、ある程度パワーがあって万能性の高いスクーターに乗ると、もうこれしか乗れなくなる、とよく言われることがあり、そういう意味で、バーグマン200が気に入った人はこのバイクを「最強」と思っている可能性は高いと思います。 |
後継 | ※バーグマン200は、排ガス規制に対応できずに2022年11月に生産終了しています。この記事を書いている2023年10月現在、後継車種は発表されていません。バーグマン400は今でも購入できますが、200cc前後のスクーターはまだ発表されていませんし、今後発売されるのか現時点では不明です。他社になりますが、ヤマハXMAX(249cc)、ホンダ・フォルツァ(249cc)などが近いところでしょうか。ホンダには156㏄のADV160とPCX160などもあります。いや、スズキのバイクがいい、という方は、バーグマン200の中古も狙い目では。⇒⇒2023年10月14日現在、まだ新車で購入できるお店があるようです。ネットで検索してみてください。 |
走行距離と寿命 |
※走行距離と寿命の関係について明確なデータやレビューはありませんでした。でも、たぶん寿命は長いと思います。スズキなので。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
バーグマン200が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。
バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年10月13日時点
上記平均評価点の分析結果
バーグマン200が各レビューサイトで得ている平均評価点には若干の差が見られます。具体的には、みんカラでは4.68点、価格コムでは4.46点、ウェビックでは4.01点となっています。しかし、いずれも高得点です。
まず、みんカラの評価が最も高い4.68点となっています。みんカラは車・バイクのオーナーが集まるコミュニティサイトで、レビューや日記、写真などを共有する場です。利用者は一般的にバイクや車に深い興味を持っており、自分自身で乗っているか、または興味を持っている人たちが多いと考えられます。そのため、評価が高いということは、実際にバーグマン200を所有している人々が高く評価している可能性が高いです。
次に、価格コムの4.46点です。価格コムは製品の価格比較を主体としたサイトで、多くの種類の製品に対してレビューがあります。利用者層は広く、価格に敏感な人々も多いと考えられます。こちらの評価も高いですが、コストパフォーマンスの高さが評価に反映されている可能性があります。
最後に、ウェビックの4.01点です。ウェビックはバイク専門のショッピングサイトであり、多くのバイク関連商品が取り扱われています。一般的には、バイクに関する専門的な知識や情報を求める人々が多く利用します。評価が他のサイトよりも低い理由は、専門的な観点からの評価が厳しくなっている可能性があります。※ウェビックで4点越えのバイクはごく少数です。
以上の点を考慮すると、バーグマン200は広く高評価を受けていますが、専門的な観点から見るといくつかの改善点も存在する可能性があります。それでも、どのサイトも4点以上の高評価を得ているため、一般的には非常に好評なバイクであると言えます。
ライバル車とその特徴
バーグマン200のライバル車とその特徴をまとめました。200㏄という排気量は希少種であり、これよりちょっと上か、ちょっと下か、の選択肢になります。
車名 | 特徴 |
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Yamaha XMAX |
⇒⇒レビュー記事 |
Yamaha トリシティ300 | 292cc。957,000円。 天上天下唯我独尊の3輪スクーター。 ⇒⇒レビュー記事 |
Honda PCX160 |
⇒⇒レビュー記事 |
Honda フォルツァ |
⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
バーグマン200がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 説明 |
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通勤・通学者 | 燃費の良さと快適な座席が長距離の通勤に適しています。 |
週末のツーリング愛好者 | 広い収納スペースと高い走行性能が長距離のドライブを快適にします。 |
初心者ライダー | 取り回しの良さと直感的な操作性が、運転の学習に有用です。 |
都市部の住民 | コンパクトなサイズで駐車や狭い道路での運転が容易です。 |
バーグマン200に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないSuzukiの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
バーグマンストリート125EX |
⇒⇒レビュー記事 |
バーグマン400 |
⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
「バーグマン200大解剖:後悔・欠点・最高速・最強・後継・走行距離・寿命を検証!」のテーマで解説してきました。
今回の記事で、バーグマン200の多角的な側面について詳しく解説してきました。スペックと価格から始め、否定的なレビューや肯定的なレビューについても検証を行いました。その上で、重要なキーワードである「後悔」「欠点」「最高速」「最強」「後継」「走行距離」「寿命」について特に詳しく分析しました。
さらに、ライバル車との比較やおすすめの人物像についても触れ、バーグマン200に興味をもった人が他のSuzuki車種に目を向ける可能性についても考察しました。
この情報が、バーグマン200に関する購入判断や興味を深める一助となれば幸いです。最後になりましたが、ご覧いただきありがとうございました。