クーラント補充の方法|色違いや水を混ぜるのはOK?

クーラント補充・混ぜる

クーラント補充の方法|色違いや水を混ぜるのはOK?

水冷式エンジン車にはエンジン冷却装置であるラジエーターが付いています。ラジエーターに必要な冷却水がクーラントと呼ばれる液体で、一般的にはロングライフクーラント(LLC)の名で通っています。

さて、このクーラントですが、そうめったに減るものではなく、車検から車検のあいだに一度も補充しないでいることも珍しくありません。

ただ、わずかな量なら自然減することもあります。つまり、蒸発です。

もしも減り方が激しい場合は、クーラントの循環経路のいずれかに亀裂や穴が開いていて、そこから漏れている可能性が高いと思います。

クーラントが漏れ出している場合、駐車場の地面にシミができるのでわかります。

また、そこまではっきり漏れていない場合でも、エンジンルームから薬品めいた甘いニオイが車内に入ってくることがあります。

これは漏れ出したクーラントがエンジンの熱で蒸発する際に発する特有のニオイです。とにかく甘いニオイがします。

補充の方法

クーラントを補充する場合は、ラジエーター本体の上にあるラジエーターキャップを外して入れるのではなく、クーラントリザーブタンクから入れたほうが簡単であり、また正確です。

なぜなら、クーラントリザーブタンクにはFULLとLOWあるいはMAXとMINあるいはHIGHとLOWなどの2つのラインが付いています。

クーラントはこの2本のラインのあいだにあるのが正常です。

だから、もしも2本のうちの下のラインであるLOWやMINより下にクーラントがあれば、これは補充が必要です。

補充の際に注意すべきことは、エンジンが冷えているときに補充しなければいけない、という点です。

クーラントはクーラントリザーブタンクとラジエーター本体のあいだで常時行き来しています。エンジンが過熱したら一時的にラジエーター本体からリザーブタンクにクーラントが移動し、エンジンが冷えればまた戻る、といったことを繰り返します。

したがって、エンジンが完全に冷え切った状態でクーラントの量を確認しないと、本来あるべき量であるかどうかが判断できないのです。

補充するクーラントは2本のラインの中間点くらいがベストです。多すぎても少なすぎてもよくないと思います。

クーラントの色は?色違いを混ぜるのはダメ?

クーラントには赤・青・緑・ピンク・黄などの色があり、メーカーによって異なるだけでなく、同一メーカー内にも色違いがあったりします。

しかし、成分はどれもほぼ同じです。

  • エチレングリコール:凍結防止剤として
  • 防錆剤:ラジエーターや配管内部の錆を防止する
  • 消泡剤:冷却効率を高める

こうした成分が入っています。

したがって、「エンジンを冷却する」という本来の目的だけを考えると、色違いのクーラントを混ぜても問題ありません。

しかし、色を混ぜると何とも言えないヘンな色に変色します。すると、冷却経路で錆が混じったり、エンジンオイルが混入したりした場合に、クーラントの色でそうした不具合の診断ができなくなります。

そういう意味で、やはり同じ色のクーラントを補充すべきです。

水道水を混ぜてもOKか?

上記のように、クーラントには凍結防止剤や防錆剤などの成分が入っているので、ただの水道水を混ぜるとそうした効果が薄れます。

とは言え、ほんの少しだけ減ったので、その分だけ補充するというのであれば、水道水でも大丈夫でしょう。

また、もはや完全に液漏れしていることが明らかで、補充で何とかなるレベルではなく、すぐにディーラーや整備工場で修理してもらう必要がある、というようなケースでは、いずれクーラントは総入れ替えするのですから、店舗に移動するまでのあいだは水道水を入れて一時しのぎをするというのは大いにありだと思います。問題ありません。

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒クーラントリザーブタンクが空|正常な量は?補充でOK?

⇒⇒クーラント(冷却水)に水混ぜる|水道水or精製水どっち?

⇒⇒ロングライフクーラント(LLC)とはラジエーター液|交換時期と費用|色・成分・廃棄方法・車検

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元保険代理店代表です。現在はブログ記事作成を日課にしています。自動車保険の記事が中心ですが、その他クルマに関するお役立ち記事に取り組んでいます。今月も「役に立つ記事」だけを目指して頑張ります。