遅い?寿命は?スーパーカブC125のデメリットを徹底解説

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遅い?寿命は?スーパーカブC125のデメリットを徹底解説

スーパーカブC125:Wikipedia

ホンダ・スーパーカブC125は、初代スーパーカブC100発売から60周年を迎える2018年に発売されたモデルです。

この時点でホンダのスーパーカブは、世界累計1億台を超えていました。※スゴイ、バケモノ!

スーパーカブC125は、いわゆる「原付二種(ゲンニ)」で、125ccの空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載しています。

スーパーカブC125は、日本国内のみならず、世界中で販売されています。

その理由は、燃費がよく、走行性能が優れていることに加え、カスタマイズがしやすいことも人気の理由の一つです。

そんなスーパーなC125ですが、「遅い」とか「寿命はどうなのか」とか「デメリットもあるだろう」といった声も聞こえてきます。

このページでは、そうした声をリサーチするとともに、名車の遺伝子を持つC125の全貌を明らかにしたいと思います(と、ちょっと大きく出てしまった)。

スーパーカブC125の仕様を確認

スーパーカブC125の仕様は以下の通りです。※2023年6月時点

項目内容
メーカーホンダ
価格44万円
モデル名スーパーカブC125
エンジン種類4ストローク、空冷、SOHC、単気筒
排気量123cc
最大出力7.1kW(9.7PS)/7500rpm
最大トルク10Nm(1.0kgf・m)/5000rpm
燃料供給燃料噴射(PGM-FI)
燃費68.8km/ℓ〈1名乗車時〉※WMTCモード
スタート方式セルフスタート
トランスミッション4速
フレームモノコック
サスペンション(前)テレスコピック
サスペンション(後)ツインショック
ブレーキ(前)ディスク
ブレーキ(後)ドラム
タイヤサイズ(前)70/90-17M/C 38P
タイヤサイズ(後)80/90-17M/C 50P
燃料タンク容量3.7リットル
乾燥重量110kg
シート高780mm

ライバル車たち

スーパーカブC125のライバル車たちをご紹介します。すべて125㏄クラスの「原付二種」です。

価格コムのレビュー評価もつけます。

バイク名メーカーレビュー評価※5点満点価格
スーパーカブ C125ホンダ4.2644万円
モンキー125ホンダ4.5644万円
グロムホンダ4.3939万500円
GSX-S125スズキ4.6242万200円
CB125Rホンダ4.2547万3000円

※2023年6月時点

上記5車はタイプが異なるバイクも含まれますが、購入する際は、どれも気になる存在だと思います。

ご覧のように、C125の価格は平均値よりやや高め、レビューは4点を超えているのでいい部類ですが、上記5車の中では下の方です。

「原付二種」の人気が上昇中

スーカーカブC125は「原付二種(ゲンニ)」です。

(やや古いですが、傾向は変わらないのでご紹介します)総務省が発表した「原付モデルの全国保有台数」18年4月1日現在のデータによると、原付一種(50㏄)が32年連続減少の535万台だったのに対し、原付二種(51〜125㏄)は15年連続増加の175万台です。

日本のオートバイ保有総台数は1073万台で、そのうち原付一種がほぼ50%を占め、原付二種は約16%です。(二輪車新聞)

原付二種は、高速道路は走れませんが、250㏄や400㏄やビッグバイクに比べると維持費が安く、一方で、交通法規の面で原付一種のような制限が少ないので、保有しやすく使い勝手がいいバイクとして注目度が右肩上がりです。

【一種と二種の交通法規の違い】

原付一種(50cc以下)原付二種(50cc超~125cc以下)
制限速度30km60km
2段階右折義務不要
複数車線一番左側の車線を走行どの車線もOK
2人乗りダメOK
高速道路ダメダメ

※2段階右折はすべての交差点に適用されるものではなく、標識がある交差点または片側3車線以上ある交差点に適用されます。

※高速道路を走行できるのは125cc超(126cc~)です。

原付二種・免許・交通法規・維持費・購入・登録・魅力・最強説・保険・おすすめ

原付二種の魅力|免許・交通法規・維持費・保険・おすすめ車種

2019年11月13日

「遅い」という声を分析

たとえば、他のスポーツタイプのバイクと比較して、スーパーカブC125が遅いという評価はあるでしょうが、このバイクの性質を分かった上で購入した人の中で、「遅い」「もたついてイライラする」「加速が悪いから怖い思いをした」といった声はほぼ皆無です。

ですが、まずは「最高速度」を一覧で確認したいと思います。

※125ccモデルに関しては、メーカーから公称値としてスペックが公表されていない場合がほとんどなので、実際に最高速度チャレンジをしている動画の結果をもとに集計しています。(Rioblog

※スーパーカブC125の数値のみlifewithmotorcyclesから。

バイク名最高速度
スーパーカブC125105km/h
モンキー125124km/h
GROM100km/h
GSX-S125131km/h
CB125R138km/h

上記は、サーキットなどで目いっぱい出した数値です。公道上で実際に使用する場合の動力性能に関して、C125は何ら不満なく、満足度の高いバイクであることは明白です。

以下、走行性能やエンジン性能に関する、オーナーさん、動画サイトなどの声をご紹介します。

  • スロットルの反応も良好で、加速時のレスポンスが素晴らしいです。(価格コム
  • C125は、低速から中速まで非常にスムーズに加速します。これは、街中での移動を快適にします。また、エンジンは静かで、振動も少ないです。(youtube
  • クラッチの操作も軽く、シフトチェンジがスムーズです。(価格コム
  • 全体的に高品質な走行性能を持っており、長時間のドライブでも快適です。(価格コム

なお、ABSが標準でついている点を高く評価する声が複数ありました。

要するに、「スーパーカブC125 遅い」という声は、実態として皆無であり、検索エンジンのサジェストワード欄にのみ存在するゴーストのようなものにすぎないということです。

「寿命」に関する声を分析

「スーパーカブC125 寿命」という検索語。

これも検索エンジンのサジェストワード欄にのみ存在するゴーストであり、ネット上に寿命(耐久性)を心配する声などありません。

でも、これは当然のことです。

スーパーカブC125がデビューした2018年の時点で、スーパーカブシリーズの世界累計販売台数は1億台を超えているのです。

C125はそうした歴代のスーパーカブの遺伝子を受け継ぐバイクであり、「寿命」や「耐久性」を問題にする人がいるはずはなく、むしろ「いつになったら壊れるんだ」と言いたくなるほどのバイクです。

「遅い」のワード同様、ゴーストワードに過ぎません。

「デメリット」は存在する?

スーパーカブC125にデメリットはあるのでしょうか?

致命的なデメリットを指摘する声はありませんが、オーナーとして使用してみて、ここはちょっと、と感じるデメリットはあるようです。

デメリットを指摘する声

以下のように、様々な声が挙がっています。

  • 価格が高い
  • タンク容量が小さい
  • 最高速が低い
  • 加速が悪い
  • シートが固い
  • 足つきが悪い
  • 積載量が少ない
  • 燃費が悪い
  • メンテナンスが面倒
  • カスタムパーツが少ない

やはり、感じ方は人それぞれのようです。

「価格が高い」の声がありますが、すでにライバル比較したように、他のバイクとあまり変わらないと思います。

「加速が悪い」という声も、ごく少数だけ、ネットの隅っこの方にありました。

「燃費が悪い」という声がありすが、どのバイクと比較しているのでしょう?C125よりさらに燃費のいい同クラスのバイクがあるのでしょうか?

C125のWMTCモード値は68.8km/Lです。以下のバイクとほぼ同レベルであり、何の遜色もありません。

バイク名燃費(WMTCモード値)
スーパーカブ11067.9 km/L
モンキー12570.0 km/L
GROM68.5 km/L
アクシスZ67.9 km/L

もっとも、燃費に関しては、乗り方でずいぶん変わりますから、何とも言えない部分はあります。

「メンテナンスが面倒」という声がありますが、みんカラの整備手帳には952件(2023年6月時点)のメンテナンス記録が登録されていて、みなさん楽しんで整備されているようです。

「カスタムパーツが少ない」という声がありますが、これは不思議です。C125専用パーツがアマゾンや楽天にあふれかえっているのですが。

ほんの一例ですが、下記のようなパーツがたくさんあります。

メディアのレビューをご紹介

ここではスーパーカブC125に関するメディアの声をご紹介します。

  1. バイクブロス:「重厚感がありつつもカブらしい軽やかな走り。C125は自動遠心クラッチを採用しているので半クラッチの必要がなく、それでいてギアチェンジを楽しめる。この独特の操作感はスーパーカブならではのものだ。」
  2. webCG:「久しぶりにバイクの世界に触れた方は「たかが125ccにそんな価格はあり得ん」と驚くかもしれないが、排気量や馬力のヒエラキーはあまり意味を成さず、このクラスだからといって役に立つかどうかも絶対的な基準ではない。そう、C125が他のスーパーカブと一線を画するのはそこだ。」
  3. みんカラ:「満足できる逸品ですよ。カブの最高峰なのではっきり言って高級車ですよ。C125」
  4. Webikeバイク選び:「スマートキーは便利だしアラーム標準などワンランク上の装備や見た目の豪華さは所有欲を満たしてくれます。人気車種なんでカスタムパーツも多い。」

C125はどんな人におすすめ?

ホンダスーパーカブC125は以下のような人々に特におすすめです。

  1. 都市部での通勤・通学に使用する人:スーパーカブC125は、そのコンパクトなサイズと軽量な設計により、都市部の混雑した道路でも簡単に取り回すことができます。また、燃費が良いため、日々の通勤・通学に使用するには非常に経済的です。
  2. 初めてバイクを購入する人:操作が簡単で、乗り心地が良いため、バイクの初心者にも扱いやすいです。また、安全性に優れているため、初めてのバイクとしては理想的です。※前輪にABSが標準装備です!※MTですが自動遠心クラッチは楽チンで楽しい!
  3. デザインを重視する人:スーパーカブC125は、クラシックなデザインを現代風にアップデートしたスタイリッシュな外観が特徴です。見た目にこだわる人にもおすすめです。
  4. 信頼性と耐久性を求める人:ホンダのスーパーカブシリーズは、その信頼性と耐久性で知られています。長期間にわたって問題なく使用できるため、メンテナンスが苦手な人にも適しています。
  5. カスタマイズを楽しみたい人:スーパーカブC125は、パーツが豊富に揃っているため、自分だけのオリジナルバイクを作りたいという人にもおすすめです。
  6. ツーリングを楽しみたい人:何と言ってもですね、「蕎麦屋の出前」みたいなバイクです!このバイクで遠乗りに出かける異様な感動は、絶対他のバイクでは味わえないものです!

以上のような特性から、スーパーカブC125は幅広いユーザーに対応できるバイクであることは間違いないと思います。

ただし、販売台数はちょっと・・・

ホンダスーパーカブC125について、どちらかという推し気味に話を進めてきましたが、販売台数はちょっと、というところです。

とは言え、C125は「スーパーカブ」ですから、一時的な人気ではなく長期的な販売を見込んだ車種であり、5年、10年といったスパンで見るべきモデルでしょう。

以下は、2022年の原付二種(51~125cc)の国内出荷台数上位18機種のランキングですが、C125は入っていません。フン、それがどうした笑。

順位メーカー機種名台数
1ホンダPCX17300
2ホンダCT125ハンターカブ11400
3ヤマハシグナス6900
4ホンダクロスカブ1106600
5ホンダリード1256500
6スズキアドレス1105200
6ヤマハアクシスZ5200
8ホンダディオ1104700
9ホンダモンキー1253100
10ホンダダックス1251900
11ヤマハNMAX1500
12ホンダグロム1400
13スズキアドレス1251000
14ヤマハトリシティ125900
15ヤマハジョグ125800
16スズキアヴェニス125700
17ホンダCB125R500
18スズキGSX-R125 ABS(※2022年上半期のみ集計)300

なお、このデータは2022年1月~11月の推定出荷台数をカウントしています。

二輪車新聞

※それにしてもホンダは強いですね(全二輪車の国内シェア約46%!)。四輪はトヨタ一強ですが、(このクラスの)二輪はホンダ独り勝ちです。※401㏄~のクラスではカワサキZ900RSが5年連続1位です。

まとめ

「遅い?寿命は?スーパーカブC125のデメリットを徹底解説」のテーマで解説しました。

個人的には、このバイクでちょっと遠乗りしたいです。

遠乗りと言っても中距離ですが、地元山梨から長野県の山岳道路をあちこち探索したいです。

「町中華の出前」であちこちに出没するのです。

お腹がすいたら昼食はタンメン、夕食はレバニラ炒めですね。←←お前、何の話だ。

ご覧いただきありがとうございました。

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