目次
【記事丸わかり】
⇒⇒通勤最強と言われるリード125、その魅力が言い足りなくて再試乗 |
リード125は最強か?メリット・デメリットを分析してよく考えましょう。
ホンダ・リード125:HONDA
バイクの世界には多くの選択肢がありますが、一台のバイクがすべての人に合うわけではありません。今回は、ホンダのリード125に焦点を当てて、その特性や評価、対象となる利用者について詳しく分析します。
本記事では、ネガティブなレビューからポジティブなレビューまで幅広く取り上げます。さらに、レビューサイトでの評価点を元に、このバイクがどれほど信頼性があるのか、またどんな人におすすめなのかを考察します。
ホンダ・リード125が気になる方、購入を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。果たして最強のバイクなのでしょうか?
どんなバイク?
ホンダのリード125は、ホンダの原付二種スクーターです。124ccの排気量で、高出力かつ軽量、車両価格もリーズナブルです。
2022年3月にフルモデルチェンジされ、エンジンの始動時やシートの解錠/施錠に便利なスマートキーを採用しています。また、前作でも好評の大容量シート下スペース(37L)やアクセサリーソケットを装備しています。
リード125の燃費は、ガソリン1リットルあたり49km(WMTCモード)で、燃料タンク容量は6.0Lなので、ガソリン満タンで計算上は294km走れます。
水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒、最高出力11馬力、最大トルク12n・m、車両重量116kg、2人乗りです。
スペック
ホンダ・リード125のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | 仕様 |
---|---|
車名・型式 | ホンダ・8BJ-JK12 |
フレーム形式 | アンダーボーン |
全長×全幅×全高 (mm) | 1,845 × 680 × 1,130 |
最低地上高 (mm) | 140 |
シート高 (mm) | 760 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 (cm³) | 124 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 8.3[11]/8,750 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 12[1.2]/5,250 |
燃料タンク容量 (L) | 6.0 |
乗車定員 (人) | 2 |
トランスミッション形式 | 無段変速式(Vマチック) |
車両重量 (kg) | 116 |
燃料消費率 (km/L) |
|
最小回転半径 (m) | 2.0 |
このバイクは一般的な都市移動や短距離の移動に適した設計となっており、エンジン性能や燃料消費率も合理的です。総排気量が124cm³となっており、最高出力は11PSで、日常使用に十分なパワーを提供しています。
また、乗車定員が2人となっている点や、無段変速式(Vマチック)を採用している点も、使い勝手に優れた特長と言えるでしょう。特に、最小回転半径が2.0mと非常に小さいため、狭い場所でも取り回しやすいです。
価格
リード125のカラーと価格です。※2023年9月時点
カラー | メーカー希望小売価格(消費税込) |
---|---|
マットギャラクシーブラックメタリック | 330,000円 |
キャンディーノーブルレッド | 324,500円 |
ポセイドンブラックメタリック | 324,500円 |
パールジャスミンホワイト | 324,500円 |
ネガティブなレビューをご紹介
このページのテーマは「リード125は最強か?メリット・デメリットを分析してよく考えましょう。」というものです。考えるには材料が必要です。
まず、リード125に関するネガティブなレビューをご紹介します。
- 高速域での使用には不安がある。
- ホイールが小さいため、長距離移動には不向き。
- シートが硬いかもしれない。
- サスペンションが柔らかく、大きな段差で突き上げ感がある。
- 燃費がリッターあたり44キロで、連続航行距離が250km前後と短い。
- 腰と尻にダメージが来るような感じがする。
- 1時間ちょっと乗るとお尻が痛くなりそう。
- 超低速走行が苦手で、駆動が突然切れることがある。
- メットインスペースが狭くなった感じがあり、以前のモデルで収納できたメットが上部に引っかかる。
- 前機種からの流用ができるパーツが非常に少ない。
- IC不足により生産台数が不足しており、希望の車体色やオプションパーツをすぐに手に入れられない。
- 新型エンジンとシステムの導入により、前モデルの知識や修理経験がほとんど役に立たない。
- 黒の無塗装部分の艶出しが必須、手入れが面倒
- 前後ともサスペンションが固く、路面の凸凹を拾いやすい
- いわゆる「バイクに乗ってる」という優越感は少ない
- デザインが少し「おじさんぽい」
- ブレーキのタッチに違和感がある
- フロントディスクブレーキの効きが少し甘い
- コンビブレーキの仕様でコーナリング中に少し違和感を感じる
- 足回りが硬めであり、一部のユーザーには合わない可能性がある
- 価格が高いと感じる
- リアブレーキがドラム式であることに一部批判がある
- 外観が一部のユーザーには「オッサン臭い」と感じられる可能性がある
- バッテリーが何回か上がり、原因不明。
- 制振性能がイマイチで、揺れがダイレクトに感じられる。
- ミラーが見づらい。
- ホンダの正規店で新品を購入しても問題があった。
- ハンドルロックをかけると電源が流れっぱなしになる可能性がある。
- キックがなく、バッテリーが上がると非常に不便。
- JAFを呼ばないといけない場面がある。
- 金額が高すぎる。
- DIO110と10万違いで性能がそこまで変わらない。
上記ネガティブなレビューの分析
ホンダ・リード125に関する上記のレビューを分析した結果、以下のようなことが言えると思います。
性能・操作性
- 高速域での使用には不適当であり、ホイールのサイズも長距離走行には向かない。
- ブレーキのタッチや効きに違和感があり、コンビブレーキの仕様がコーナリング中に違和感を与える。
快適性
- シートが硬く、長時間の使用で尻や腰に負担がかかる。
- 制振性能が不足しており、道路の凸凹をダイレクトに感じる。
デザイン・収納
- デザインが「おじさんぽい」と感じる人もいる。
- メットインスペースがやや狭く、収納に問題がある。
信頼性・メンテナンス
- バッテリーの信頼性が低く、JAFを呼ぶ可能性がある。
- 新型エンジンとシステムの導入により、既存の知識や修理経験があまり役に立たない。
価格
- 価格が高く、性能面でDIO110と大きな違いがないにもかかわらず、10万円の価格差がある。
以上のように、ホンダ・リード125は価格が高い割に多くの欠点が指摘されています。特に快適性や信頼性、性能面での不満が散見されます。
ポジティブなレビューをご紹介
次に、リード125に関するポジティブなレビューをご紹介します。果たして最強でしょうか?
- 小回りが利いて走りやすい。
- ハンドリングが軽い。
- 加速が非常に滑らか。
- 乗り心地は悪くない。
- シート下の容量が大きく、買い物に便利。
- 街中特化型で足つきがいい。
- アップデートされて乗りやすくなった印象。
- 125ccの水冷エンジンでパワーがある。
- 高い実用性(シート下にヘルメット2個分のスペース、フラットボード、コンビニフック、リアキャリア取り付け可能)。
- 車体が軽い。
- 燃費が良い。
- スマートキー、USB Type-C、アイドリングストップなどの最新機能が搭載。
- グリップヒーターなどのオプションが豊富。
- 4バルブエンジンが力強く、トルクも増している。
- 排気音が心地よく、走りが楽しい。
- 連動プレーキが一新され、よりシンプルで効果的な構造になっている。
- LEDライトが非常に明るく、夜間の走行が容易になった。
- USBコネクターが便利で、充電しながら走行が可能。
- ドリンクホルダーのスペースが拡大し、収納性が向上している。
- 燃費性能が非常に良い。
- スマートキーの導入で、より便利な使い勝手が楽しめる。
- 価格がPCXよりも安価で、コストパフォーマンスが高い。
- シート下のスペースが広く、多くの荷物を積める
- 低燃費で経済的
- 取り回しや維持費、安心感が高い
- 初めての原付II種スクーターでもパワーがあり、安定して走れる
- 高速域でも安定した走りが楽しめる
- カスタムパーツが豊富で、PCXと共通部品が多い
- 通勤からツーリングまでオールラウンドに使える
- デザインが飽きが来ない
- 低速からトルクが非常に強い
- 2人乗りでも十分なパワーがある
- 水冷エンジンで夏場でも安心して長距離移動が可能
- 直進安定性が良い
- 燃費が良く、リッター約45キロ前後を実現
- 外観がスクーターらしく、またリードとしてのアイデンティティを保っている
- スマートキーの便利さ
- ライトがLEDで非常に明るい
- ブランドが40年近く続いており、信頼性が高い
- 地元の登り坂でも他のスクーターに負けないパワー
- メーター読みで120キロ超えのスピードが出る
- 新車で買って良かった
- 車重が軽く、取り回しが簡単。
- 4バルブになったため、街乗りでのトルクが良い。
- メットインの容量が大きく、フルフェイス(XL)とカッパが余裕で入る。
- 高速を使わず、通勤で片道30キロならリード125がオススメ。
- 疲労感が少ない。
- このトルクと取り回しの良さは流石ホンダ。
- メーター周りの充実、クラス最高級の質感。
上記ポジティブなレビューの分析
上記ポジティブなレビューを分析し、以下に分析結果を記します。
性能
- 小回りが利き、走りやすい。
- 加速が滑らかで、4バルブエンジンが力強い。
- 高速域でも安定した走りが可能。
- 連動ブレーキの効果が良好。
便利機能・装備
- シート下の容量が大きく、またメットインの容量も十分。
- スマートキー、USB Type-C、アイドリングストップなどの最新機能。
- グリップヒーターやリアキャリアといったオプションも豊富。
燃費・経済性
- 燃費が良く、リッター約45キロ前後。
- 価格がPCXよりも安く、コストパフォーマンスが高い。
使い勝手・収納性
- 車体が軽く、取り回しが容易。
- 街乗りからツーリングまで幅広く使える。
- シート下やフラットボード、コンビニフックなどの収納スペースが豊富。
信頼性・ブランド力
- ブランドが40年近く続いており、信頼性が高い。
- カスタムパーツが豊富で、PCXと共通部品が多い。
デザイン・質感
- 外観デザインがスタイリッシュで、質感も高い。
- メーター周りの充実感やLEDライトの明るさなど。
その他
- 2人乗りでも十分なパワー。
- 直進安定性が良い。
- 初めての原付II種スクーターでも扱いやすい。
総合的に見て、ホンダ・リード125は多機能で高性能、かつ使い勝手が良いスクーターと言えるでしょう。燃費やコストパフォーマンスも高く、初心者から経験者まで幅広い層に推奨できるモデルです。
いずれにしても、最強のバイクかどうかは選ぶ人により答えが異なると思います。ポジティブなレビューのみを見た人なら、まさに最強のバイクと感じるでしょうが、ネガティブなレビューも見た人なら、「人によって見方が違うんだな」と改めて感じるはず。
けれども、同じバイクでも人によって評価が異なることは健全であり当たり前です。足つき性ひとつとっても、190センチの人と145センチの人では評価が異なるのが自然です。
どうか皆さんご自分の感覚を信頼し、よくお考えになって決断してください。
レビューサイトの評価点
ホンダ・リード125のレビューサイトでの平均評価点です。※2023年9月時点
分析
これらのレビューサイト(みんカラ、価格コム、ウェビック)でのホンダ・リード125の平均評価点は、全体的に高めですが、サイトごとにわずかな違いが見られます。以下は各サイトの性質や特徴を考慮した上での分析です。
みんカラ(4.55点)
- 性質・特徴: みんカラはカーライフやバイクライフを楽しむユーザーが集まるコミュニティーサイトです。多くの利用者が愛車に深い情熱を持っています。
- 分析: 4.55点という高評価は、ユーザーが多くの面でリード125に満足していることを示しています。特に、エンジョイして乗っている愛用者が評価している点数ですから、趣味の一環としての評価が高いと言えそうです。
価格コム(4.18点)
- 性質・特徴: 価格コムは商品の価格比較が主体のサイトで、一般的な消費者からの評価が多いです。
- 分析: 4.18点はやはり高評価ですが、みんカラよりは若干低めです。価格や燃費、機能面での期待値が高い一般消費者が多いため、細かな点での不満が反映されている可能性があります。
ウェビック(4.11点)
- 性質・特徴: ウェビックはバイク専門のECサイトであり、バイクに関する専門的なレビューが多く、評価点が他より厳しいのが特徴です。
- 分析: 4.11点という評価は高いものの、専門的な観点からの評価の厳しさにより、他よりやや低くなっていると思われます。性能や機能、耐久性などに特に注目しているユーザーが多いため、そのような点での不満がある可能性が考えられます。
このように、全体的にホンダ・リード125は高評価を受けており、多くのユーザーが満足していることがわかります。しかし、各サイトの性質や利用者層によっては、評価にわずかなばらつきが見られます。
ライバル車とその特徴
ホンダ・リード125のライバル車と特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
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スズキ・バーグマンストリート125EX |
⇒⇒レビュー記事 |
キムコ・Downtown 125i |
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ヤマハ・NMAX125 |
⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめのバイク?
ホンダ・リード125がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
通勤・通学者 | 利便性と燃費効率が高く、毎日の移動に適している。 |
初心者ライダー | 扱いやすい設計であり、乗り始めに不安が少ない。 |
短距離を頻繁に移動する人 | 軽量で取り回しが良いため、短距離の移動に便利。収納力も高い。 |
街乗りを楽しみたい人 | スタイリッシュなデザインがあり、都市部での乗り回しに適している。 |
価格を重視する人 | 購入価格が比較的リーズナブルで、維持費も低い。 |
ホンダ・リード125は多様なニーズに対応する設計となっています。通勤・通学者には高い利便性と燃費効率が、初心者ライダーには扱いやすさが魅力です。
短距離の移動を頻繁にする人には軽量さと取り回しの良さが利点です。収納スペースが大きいので買い物にも便利。コストパフォーマンスの高さも評価されています。
ホンダ・リード125に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
ホンダ・PCX125 |
⇒⇒レビュー記事 |
ホンダ・Dio 110 |
⇒⇒レビュー記事 |
ホンダ・スーパーカブC125 |
⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
ホンダ・リード125は、多くの点でバランスの取れたバイクと言えるでしょう。性能や操作性、快適性においては大きな問題点がなく、特に信頼性やメンテナンス性に優れています。
しかし、完璧なバイクというわけではありません。一部のレビューで指摘されているように、燃費や航続距離、デザインに関する意見もありました。レビューサイトの評価も総じて高いのですが、それぞれの点数にはばらつきがあります。
ライバル車と比較しても、リード125が優れている点と劣っている点があります。このバイクは特定の用途や特定の人物に特化しているわけではなく、幅広いニーズに応えることができるバイクです。
いずれにしても、リード125が最強のバイクかどうか、当サイトでは強引な結論付けは行いません。
最後に、ホンダの他の車種も捨てがたい魅力があることも確かです。リード125に興味を持ってディーラーを訪れた際に、他の車種に目移りしてしまう可能性も考慮に入れてください。
ご覧いただきありがとうございました。