目次
【記事丸わかり】
⇒⇒ホンダ レブル1100 DCT 箱根 フル加速 試乗レビュー!【高音質】レブル250からの乗り換えに最高!ハーレーとの違いも解説 |
【海外の評価】ホンダ・レブル1100:海外メディア試乗レビュー・HONDA Rebelの口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
Honda Rebel 1100 : HONDA
バイクという乗り物は、ただの交通手段以上のものを多くの人々に提供しています。風を切りながら走る爽快感、機械と一体となる喜び、そして道を選ばない自由。
今回は、そのような魅力を更に広げる存在として注目されている「ホンダ・レブル1100」とそのバリエーション「Rebel 1100 T」について詳しく見ていきます。
この記事では、ホンダ・レブル1100のスペックから、海外の評判や専門家のレビュー、さらにはそのライバル車についても触れています。タンク容量や価格など、購入を検討されている方々にとって重要な情報もしっかりと取り扱います。
ホンダ・レブル1100がどんな人におすすめなのか、そしてもしディーラーで他のホンダ車種に目移りする可能性があるなら、それは一体どのモデルなのか。すべての疑問が解決するよう、網羅的な情報を提供することを心がけています。
どんなバイク?
ホンダ・レブル1100は、2020年12月にレブル250やレブル500の上位モデルとして日本市場にも導入されました。スタイルは、クラシックアメリカンではなく、近年新しく出てきたネオアメリカンのバイクです。
ホンダ・レブル1100は、1082ccの水冷4ストローク直列2気筒エンジンを搭載した大型クルーザーです。最高出力は87馬力で、最大トルクは10.0kgf・mです。ベースとなったアフリカツインから最大トルク発生回転数が1500回転ほど低くなっており、よりトルクフルな走りが期待できます。
Honda Rebel 1100は、1100ccクラスの大型バイクですが、コンパクトで足つきが良いのが特徴です。シートの高さは700mmと低く、小柄な女性でも足つきに不安を感じることはないでしょう。
デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を搭載しており、AT車よりもMTに近い感覚で乗ることができます。また、クルーズコントロールやグリップヒーターも装備しています。
「Rebel 1100」と「Rebel 1100 T」の違い
Honda Rebel 1100とRebel 1100 Tの違いは、フロントカウルとサドルバッグです。
Rebel 1100 Tは、大型フロントカウルとサドルバッグを装備したツアラーモデルです。バガースタイルと呼ばれるスタイルで、荷物を収納できるサドルバッグを標準装備しています。
Rebel 1100 Tは、Rebel 1100をベースにしており、全長と全幅は同じですが、全高は65mm高くなっています。また、フェアリングやケースなどの装備により、車重は15kg増えています。
スペック
ホンダ・レブル1100とレブル1100Tのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | Rebel 1100 | Rebel 1100 T |
---|---|---|
車名・型式 | ホンダ・8BL-SC83 | ホンダ・8BL-SC83 |
フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 2,240×850×1,115 | 2,240×850×1,180 |
最低地上高 | 120 mm | 120 mm |
シート高 | 700 mm | 700 mm |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC 4バルブ直列2気筒 | 水冷4ストロークOHC 4バルブ直列2気筒 |
総排気量 | 1,082 cm³ | 1,082 cm³ |
最高出力 | 64 kW(87 PS)/ 7,000 rpm | 64 kW(87 PS)/ 7,000 rpm |
最大トルク | 98 N・m(10.0 kgf・m)/ 4,750 rpm | 98 N・m(10.0 kgf・m)/ 4,750 rpm |
燃料タンク容量 | 13 L | 13 L |
乗車定員 | 2 人 | 2 人 |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン | 電子式6段変速(DCT) |
車両重量 | 223 kg(DCT: 233 kg) | 238 kg(DCT: 248 kg) |
燃料消費率(km/L) | 31.5(2名乗車時) | 31.0(2名乗車時) |
最小回転半径 | 2.9 m | 2.9 m |
Rebel 1100とRebel 1100 Tは、基本的に非常に似た仕様で、特にエンジン性能、総排気量、最高出力、最大トルクに違いはありません。
Rebel 1100 Tは全高が少しだけ高く、車両重量もわずかに重いです。両モデルともに同じフレーム形式(ダイヤモンド)を採用しています。燃料消費率にも大きな差はありませんが、Rebel 1100がわずかに良い数値を示しています。
耳を疑うタンク容量
レブル1100の燃料タンク容量は13Lです。一瞬、見間違えか、聞き間違えか、と思うほどの少なさです。製造する側にはそれなりの要因があったのだと思いますが、かなり残念な点ですね。もちろん、この1点をもってこのバイクを否定するものではありません。素晴らしいバイクだと思います。次は何とかして欲しいです。
価格
Honda Rebel 1100の4タイプの価格を以下にまとめました。
タイプ | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|
Rebel 1100 | 1,138,500円 |
Rebel 1100<DCT> | 1,248,500円 |
Rebel 1100 T | 1,314,500円 |
Rebel 1100 T<DCT> | 1,424,500円 |
海外レビュー:Road Dirt Review: 2023 Honda Rebel 1100T
Road Dirt TV様のレビューから。英語の動画です。下記内容はレビュー動画のほんの一部に触れているものであり、全体を網羅したものではありません。ホンダ・レブル1100のレビュー。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 乗り心地は快適で、ロングツーリングでも快適に過ごせる。 |
走行感覚 | スポーツモードでのパワー特性が良い。加速がスムーズで、パワーが十分に感じられる。 |
ハンドル感覚 | ハンドルの位置が少し奇妙で、もう少し引き戻しハンドルがあれば良いかもしれない。特に高速道路での安定性に影響。 |
トランスミッション | DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が効果的で、カスタマイズ可能。マニュアルモードも選べる。 |
鼓動感 | クルーザーらしい鼓動感がある。 |
パドルシフト | マニュアルモードでパドルシフトを使用すると、曲がりくねった道で効果的。操作は左ハンドルで行う。 |
ブレーキ | ブレーキ性能が高く、効果的。急な減速や緊急時でも安定している。 |
燃料噴射 | 燃料噴射がスムーズ。スロットルのオン・オフが自然で、エンジンの反応が良い。 |
ライダーの多様性 | 複数のライダーが試乗したが、体格が異なっていても乗り心地が良いと評価。ただし、ハンドル位置は改善の余地あり。 |
用途の多様性 | 都市部から山間部、高速道路まで多様な環境での走行が可能。 |
バイクの完成度 | ホンダらしい完成度の高さがあり、燃料噴射やブレーキ、トランスミッションの精度が高い。 |
動画のレビューでは、DCTトランスミッションの効果や、スポーツモードでの走行感覚が評価されています。ハンドルの位置については改善の余地があるとの意見もありました。
ライバル車とその特徴
ホンダ・レブル1100のライバル車と特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
Harley-Davidson Sportster S |
|
Indian Scout Bobber |
|
Triumph Bonneville Bobber |
|
BMW R nineT |
|
ボバースタイルは、1930年代から1940年代にアメリカで流行したダートトラックレースで活躍したバイクをモデルとしたカスタム手法です。
ボバースタイルの特徴は、前後フェンダーを短く切り落とし、無駄な装備や余分なパーツを削ぎ落とすことです。また、低めのハンドルが特徴です。
名前の由来は「短く切り落とす=BOB」や「揺れる=BOBBING」など、いくつかの説があります。
どんな人におすすめ?
ホンダ・レブル1100がおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 特徴 | 理由 |
---|---|---|
クルージング愛好者 | 長距離走行に適した快適性 | レブル1100は座席が快適でサスペンションも良好、長い距離でも疲れにくい |
ビッグバイク初心者 | ハンドリングが容易 | 重心が低く設計されているため、初心者でも扱いやすい |
スタイリッシュに乗りたい人 | デザインに優れる | レトロで洗練されたデザインが多くの人に受け入れられる |
テクノロジー好き | 先進の機能 | アプリ連動型のデジタルメーターやトラクションコントロールなどが搭載されている |
デイリーユーザー | 燃費が良く維持費も抑えられる | 経済性が高く、日常使用にも適している |
ホンダ・レブル1100に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないHondaの他の車種をまとめました。
車種 | 特徴 | ターゲット層 | 価格帯 |
---|---|---|---|
CBR1000RR-R Fireblade | スーパースポーツバイクであり、高性能エンジンと先進の電子制御技術を備える。 ⇒⇒レビュー記事 | レーシング志向の人々 | 高価 |
CRF1100L Africa Twin | アドベンチャー向けのオフロード性能が高く、耐久性もある。 ⇒⇒レビュー記事 | アドベンチャー好きなライダー | 中~高価 |
NC750X | 低燃費で都市走行に適しており、多目的な使用が可能。 ⇒⇒レビュー記事 | 通勤・ツーリング両方を望むライダー | 中価 |
Gold Wing Tour | 高級感があり、長距離ツーリング向けの快適な装備が揃っている。 ⇒⇒レビュー記事 | 長距離ツーリング愛好者 | 高価 |
各車種は特定のライダー層に特化しており、それぞれ独自の魅力を持っています。高性能エンジンを好む人はCBR1000RR-R Firebladeに、アドベンチャーを楽しみたい人はAfrica Twinに、快適な長距離ツーリングを求める人はGold Wingに目を向けるでしょう。
そして、多目的な使用や低燃費を重視する人はNC750Xが良い選択かもしれません。
まとめ
記事を通じて、ホンダ・レブル1100とその特徴について多角的に探ってきました。スペックや価格、さらには評価やおすすめのユーザー像まで、購入を考える際に必要な情報を総覧いただくことができたかと思います。
特に「Rebel 1100」と「Rebel 1100 T」の違いについては、機能や価格面での差異を明確にしましたので、自身の用途に合った選択が可能です。海外レビューによっても、このバイクが多くの専門家や愛好者から高い評価を受けていることがわかりました。
ライバル車との比較では、レブル1100がどのような点で一歩リードしているのか、また逆に気を付けるべき点は何か、明らかになったと思います。
ディーラーで他のホンダ車に目移りする可能性についても触れ、最適な選択をサポートしています。情報が多いため、じっくりと検討する時間を持つことをおすすめします。ご覧いただきありがとうございました。