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ホンダ・レブル500大解剖：後悔・不人気・売れない・不満・遅いを検証！
ホンダ・レブル500：HONDA
バイクというと、それぞれに独自の魅力や特徴、さらには欠点もあります。特に話題となっているモデルについては、一体何がその人気を支え、またどういった点で改善が望まれているのか。今回、私たちはホンダ・レブル500にスポットライトを当て、魅力と課題を徹底的に解剖します。
この記事では、ホンダ・レブル500のスペックや価格、肯定的なレビューから否定的なレビューまで、幅広く分析を行っています。ライバル車との比較や、このバイクが最も活きるシナリオについても考察。是非とも、ホンダ・レブル500に興味を持つ方、または次に何を買うべきか検討中の方は最後までご一読いただければと思います。
どんなバイク？
ホンダ・レブル500は、2017年に発売されたミドルクラスのクルーザーバイクです。アメリカンクルーザーの伝統的なスタイルを踏襲しながらも、現代的なデザインと性能を兼ね備えたモデルとして、世界中で人気を博しています。
471ccのDOHC直列2気筒エンジンを搭載しています。最高出力は46馬力で、WMTCモード燃費は1リッターあたり27.9キロです。
レブル250とレブル500は、ほぼ同じ車体を使用しており、シルエットもよく似ています。ただし、レブル250は単気筒エンジンを搭載しているのに対し、レブル500はツインエンジンを搭載しています。
レブル500は、女性や年齢や体格に関係なく幅広い人が楽しめるように設計されています。シート高は690mmと低く、スポーツバイクと比較して圧倒的に低いため、女性でも気軽に乗ることができます。
また、車両重量は191kgと軽く、両足カカトまでベッタリ接地でき、膝にも余裕があります。ツーリングだけでなく普段の足としてもごく普通に使用できるところが魅力のバイクです。
スペック
ホンダ・レブル500のスペック（主要諸元）を以下にまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 車名・型式 | ホンダ・8BL-PC60 |
| フレーム形式 | ダイヤモンド |
| 全長×全幅×全高 (mm) | 2,205 × 820 × 1,090 |
| 最低地上高 (mm) | 125 |
| シート高 (mm) | 690 |
| エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 |
| 総排気量 (cm³) | 471 |
| 最高出力 (kW[PS]/rpm) | 34[46]/8,500 |
| 最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 43[4.4]/6,000 |
| 燃料タンク容量 (L) | 11 |
| 乗車定員 (人) | 2 |
| トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
| 車両重量 (kg) | 191 |
| 燃料消費率 (ｋｍ/L) |
|
| 最小回転半径 (m) | 2.8 |
このテーブルから、ホンダ・レブル500は多くの面で優れた性能を持つモーターサイクルであることがわかります。最高出力46PSと最大トルク4.4kgf・mを発生する471ccのエンジンは十分なパワーを持ち、ダイヤモンド型のフレームはしっかりとしたハンドリングを可能にします。
車両重量は191kgとなっており、一般的なバイクに比べても扱いやすいレベルです。燃料消費率も国土交通省届出値で45.0km/L、WMTCモード値で27.9km/Lと燃費面でも優れています。総じて、このバイクは都市部での短距離移動からロングツーリングまで幅広く対応できる一台と言えるでしょう。
価格
ホンダ・レブル500の価格は以下の通りです。※2023年10月時点
| カラー | 価格（税込） |
|---|---|
| パールディープマッドグレー | 836,000円 |
| マットジーンズブルーメタリック | 836,000円 |
※価格はメーカー希望小売価格（消費税10%込み）で参考価格です。販売価格は販売店が独自に定めております。
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「ホンダ・レブル500大解剖：後悔・不人気・売れない・不満・遅いを検証！」です。
検証するには材料が必要です。
まず、ホンダ・レブル500に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- タコメーターがないため、エンジンの回転数がわかりにくい。
- ブレーキのフィーリングが甘く、攻めて走る際に不安を感じる。
- ハンドルが遠く、ポジションの自由度が少ない。
- サスペンションがバランスが取れていない。リアが固く、フロントがフワフワ。
- ウインカーとホーンボタンの配置が直感的でない。
- ハンドルロックが別に付いているのが煩わしい。
- 右足クランクケースが突出している。
- シートが硬いと感じる人が多い。
- シート高は低いが、そのために身長が高い人は不快に感じることがある。
- リアのショックの追従性が不足している。
- Uターンが少し取りづらい。
- 大きなギャップを乗り越える際に、下から突き上げがある。
- ステップが早く擦るため、バンク角がもう少し取れると良い。
- リアブレーキがもう少し効いても良い。
- 納車までの期間が長い。
- ホンダドリームでの新車購入時に値引きが全くない。
- 高回転域での伸びが期待ほどではない。
- ブレーキは特に優れているわけではない。
- ２時間乗ると座席が痛くなる。
- シートのクッションがそれほど厚くない。
- 価格が少し割高。
- 重量が250に比べて20キロ程度重い
- 中低速のコーナーでセルフステアが250よりしっかり出る
- 同世代から「なぜ1100にしなかったのか」とよく聞かれる、説明が難しい
- 車体価格が250より高い
- 燃費が250より若干悪い可能性がある
- カスタムパーツが250と共通でない場合がある
- 500と言えども高回転域でのパワーはそれほど大きくない
- ウインカーとホーンスイッチが上下逆
- ウインカー操作時に引っ掛かる感じがある
- サスペンションがやわらかく、フワフワした感じ
- ハンドルとステップの位置が遠く、ポジションがイマイチ
- 若干パワーが不足している
- 低速トルクが足りない
- 前輪タイヤが太すぎる
- チープな部分が多い割に値段が高い
- エンジンが非常に熱くなる、特に信号待ちの際に不快。
- 低速トルクが少なく、前のバイク（W650）と比較して物足りない。
- ハンドルが少し遠く、身長165cmの身には不便。
- ウインカーとホーンボタンの位置が上下逆で、最初に間違えやすい。
- 右側のクランクケースが突出していて気になる。
- 走行中の突き上げ感がある、悪路では顕著。
- 価格が高く感じる、コスト削減が行き過ぎている箇所が多い（例：メーターのショボさ）。
上記の否定的・ネガティブなレビューを分析する
ホンダ・レブル500に関するこれらのレビューから得られる情報は多岐に渡りますが、主要なポイントは次のように要約できます。
エルゴノミクスとコントロール
- ハンドル位置、シート高、右側のクランクケースの突出など、様々な身長や体型の人々にとって快適ではない場合がある。
- ウインカーとホーンボタンの配置が直感的でない。
- ハンドルロックが別体であることによる不便性。
性能とフィーリング
- エンジンの低速トルクが不足しており、高回転域での伸びも期待ほどではない。
- ブレーキの効きが甘く、特に優れた点がない。
- サスペンションはフロントとリアでバランスがとれていない。
コストと価値
- 車体価格や燃費が250ccモデルよりも不利であり、納車までの期間も長い。
- 一部のコンポーネント（例：メーター）でコスト削減が感じられ、価格に対する価値が低いと感じる。
その他
- シートの硬さや短いバンク角、Uターンの取りづらさなど、使用上の不便性がいくつか指摘されている。
全体として、レブル500は多くの面で改善の余地があり、特にエルゴノミクス、性能、コストに関連する問題が多く挙げられています。このような多数の欠点が指摘されているにも関わらず、価格が割高であると感じられていることから、価格に対する満足度が低いと感じるレビュアーが一定数存在するようです。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、ホンダ・レブル500に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- 登坂トルクとフィーリングが良い。下り坂でもハンドリングがしっかりしている。
- 200kg以下の車重で、取り回しや脚付きが良い。
- 車格がクオーターバイク並みで、初心者にも扱いやすい。
- ソロツーリングで重宝。特に山間地帯や高速での性能が良い。
- デザインが美しく、一目惚れする人も多い。
- 馬力は少ないが街乗りでのトルクは十分。
- フロントブレーキは見た目よりも強力。
- 両足が地面にしっかりつくので、安心感がある。
- 13000キロ走行後もノントラブル。
- デザインが美しく、見ているだけで満足感がある。
- 低回転でもトルクがあり、加速が楽しい。
- 高速道路での追い越しも楽々。
- 車重は軽めで、取り回しやすい。
- 燃費が良い。30km/Lを下回ることがなく、長距離も安心。
- ブレーキの効きが非常に良い。
- ２５０と比較して振動が気持ちよく、不快に感じない。
- 全回転域で十分なパワーがあり、とても楽しい。
- ２５０と５００で違った楽しみ方ができる。
- 低回転でよく粘るエンジン。
- 良いトルク特性。
- モリワキのスリッポンによる良い排気音。
- エンジンが冷えた時にエンストを防ぐ制御がある。
- 乗り心地が非常によい。
- LEDヘッドライトが明るい。
- 重心が低く、取り回しやすい。
- 身長178cmで乗車姿勢が快適。
- 燃費が良い（28km/L程度）。
- バランスが取れた設計。
- 車体デザインがカッコいい
- 排気量が大きいが車体の重量は軽い
- 足付きが良く、取り回し易い
- 街乗りのトルク感が250に比べて1.7倍
- 高速道路でのパワー感が250に比べて1.5倍
- コーナー立ち上がりの加速感が非常に快感
- 高速道路を多く走るにはパワーのある500が良い
- 下道では250と500で走りやすさがほぼ変わらない
- 不満点が特にない
- スタイルがシンプルでシュッとしたデザイン
- 足着きが良く、乗り出すのが億劫にならない
- 車体が軽く、取り回し易い
- 中速からの加速が気持ち良い
- 長距離ツーリングでもお尻が痛くならない
- 一目惚れで購入、満足している
- 万人向け、女性や短足の人にも適している
- 500ccでありながら、そこそこトルクフルで満足
- 日帰り、長距離ツーリングにも適している
- スタイルがスマートで見た目も良い
- 足つきが良く、取り回しが楽
- 高速走行が快適、5速で90km/hが心地よい。
- 排気音が気持ちいい、特に低速走行時。
- 乗り心地が良く、サスペンションがしっかり吸収。
- 取り回しが楽で、女性や初心者でも問題なく操作できる。
- 座高が低く、両足がしっかり地面につく。
- 燃費が良い、どんな状況でも30km/L以上。
- デザインが魅力的で、一目惚れで購入。
- エンジンの高回転域での性能が良い、特に4速以上での走り。
- 全体的な走行性能が高く、ワインディングでも楽しめる。
上記の肯定的・ポジティブなレビューを分析する
ホンダ・レブル500に対するレビューから明らかな点は以下の通りです。
性能と安全性
- エンジンは低回転から高回転まで頼りになる性能を発揮し、トルクに優れています。これは山間部や高速道路での走行にも適しています。
- ブレーキの効きが強く、フロントブレーキは見た目以上に力強いです。
- 乗車姿勢や取り回し、ハンドリングが容易で、初心者や女性にも扱いやすいと評されています。
燃費と耐久性
- 燃費は一般的に良好で、長距離走行でも信頼性が高い。
- 走行距離が13000キロを超えてもトラブルが少ないという評価あり。
デザインと快適性
- デザインは美しいと評されており、一目惚れする人も多いようです。
- 乗り心地が良く、長距離ツーリングでも疲れにくい。
- LEDヘッドライトの明るさや、座高の低さなど、日常使いにも便利な機能が評価されています。
全体的に、ホンダ・レブル500は性能、燃費、デザイン、快適性など多くの面でバランスが良く、多様なユーザーに対して高い満足度を提供していると言えるでしょう。初心者からベテランまで幅広い層に受け入れられる特性があり、多目的に使える汎用性の高いバイクと評価されています。
レビューサイトの平均評価点のご案内
ホンダ・レブル500が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。個別のレビューなどいくら並べ立てても、実はあまり意味はありません。「神は細部に宿る」といいますが、細部の寄せ集めが全体とは限りません。
バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるけれど、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。
※2023年10月1日時点
上記平均評価点の分析
ホンダ・レブル500のレビューサイト別の平均評価点にはいくつかの違いが見られます。以下、各サイトの特性や利用者層を考慮に入れつつ、分析を行います。
みんカラ：4.80点（5点満点）
- 特性: みんカラはカーライフやバイクライフに特化したコミュニティサイトです。ユーザーは自分の愛車について詳細なレビューを書きます。
- 利用者層: 比較的熟練したバイク愛好者が多い。
- 分析: 高評価が多いことから、レブル500は熟練者にも受け入れられていると言えます。また、みんカラのユーザーは自分の愛車に対する情熱が高いため、評価が厳しいことも多い。それを考慮すると、この高得点は非常に信頼性があると言えるでしょう。
価格コム：4.08点（5点満点）
- 特性: 価格比較や製品仕様がメインのサイトですが、ユーザーレビューもあります。
- 利用者層: 購入検討者が多く、新規購入者や初心者も多い。
- 分析: 評価が4点以上と高いが、みんカラに比べてやや低め。新規購入者や初心者が多いため、熟練者ほど厳しい評価はしない可能性があります。それでも4点以上というのは、初心者にも比較的満足度が高いことを示しています。
ウェビック：3.91点（5点満点）
- 特性: バイクのパーツ販売等がメインのサイト。レビューはその補完的な要素。
- 利用者層: バイクのメンテナンスやカスタムに興味がある層が多い。
- 分析: この点数は他の2つに比べてやや低い。しかし、ウェビックのユーザーはパーツやメンテナンスに精通しているため、評価が厳しい可能性があります。
「後悔」「不人気」「売れない」「不満」「遅い」を重点的に分析
この記事のテーマは「ホンダ・レブル500大解剖：後悔・不人気・売れない・不満・遅いを検証！」というものです。
テーマの重点項目である「後悔」「不人気」「売れない」「不満」「遅い」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
後悔 | エンジン回転数不明、価格高い、納車遅い |
不人気 | シート硬い、低速トルク不足、高回転域での伸び不足 |
売れない | 価格が割高、値引きなし、納車期間長い |
不満 | ブレーキフィーリング甘い、サスペンションバランス不良、ホーンとウインカースイッチ逆 |
遅い | パワー不足、低速トルク不足 |
「不人気」「売れない」に関して、実際に、レブル250ほど人気の広がりはないようです。
レブル250とレブル1100のレビュー記事も参考になさってください。
ライバル車とその特徴
ホンダ・レブル500のライバル車と特徴をまとめました。
| 車名 | 特徴 |
|---|---|
| Yamaha XSR700 |
⇒⇒レビュー記事 |
| Suzuki Vストローム650 |
⇒⇒レビュー記事 |
| Ducati スクランブラー アイコン |
|
どんな人におすすめ？
ホンダ・レブル500がおすすめの人物像をまとめました。
| おすすめの人物 | 理由 | 特長 |
|---|---|---|
| 初心者ライダー | 操作性が高く、扱いやすい | 軽量フレーム、低重心設計 |
| 通勤・通学者 | 燃費が良く、維持費が低い | 燃費効率の良いエンジン、シンプルな構造 |
| カスタム好き | 多くのアフターパーツが存在 | シンプルなデザイン、拡張性 |
| ツーリング愛好者 | 快適な乗り心地 | ゆったりとした座席、優れたサスペンション |
| スタイリッシュを求める人 | モダンなデザイン | クリーンなライン、高級感のある仕上げ |
ホンダ・レブル500は、初心者から経験者まで多くの人に適しています。操作性が高く初心者にも扱いやすい設計になっています。
通勤や通学で使用するにも燃費が良く維持費も抑えられるため、経済的な選択と言えます。カスタムが好きな人にも多くのアフターパーツが存在するので楽しめます。
また、長距離のツーリングにも適しており、座席が快適であり、サスペンションも優れています。デザインもモダンでスタイリッシュなため、見た目にこだわる人にもおすすめです。
ホンダ・レブル500に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないHONDAの他の車種があるとしたら、それは何？
思わず目移りしてしまうかもしれないHONDAの他の車種をまとめました。
| 車名 | 特徴 |
|---|---|
| CB650R |
⇒⇒レビュー記事 |
| CL500 |
|
| X-ADV |
⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
本記事を通して、ホンダ・レブル500の多角的な評価ができたかと思います。スペック、価格、ユーザーからの評価など、総合的に考慮することで、このバイクの真の価値が見えてきたのではないでしょうか。
具体的には、エルゴノミクス、性能、コスト、デザインといった多くの側面での解析を行いました。それと同時に、肯定的な側面だけでなく、「後悔」「不人気」「売れない」「不満」「遅い」といった課題点もしっかりと捉え、その要因を探る試みをしました。
最後に、ライバル車との比較や、どのような人にこのバイクが最適なのかも見てきました。全てを総合して、ホンダ・レブル500があなたにとって最良の選択であるかどうか、少しでも参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
