スーパーカブ110大解剖:最高速・二人乗り・ツーリング・壊れやすい・デメリットを検証!

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スーパーカブ110大解剖:最高速・二人乗り・ツーリング・壊れやすい・デメリットを検証!

ホンダ・スーパーカブ110:HONDA

ホンダのスーパーカブ110は、日本国内外で非常に高い評価を受けているバイクです。今回はこのバイクについて、様々な角度から徹底解剖を試みます。スペックや価格、肯定的・否定的なレビューから始め、最高速、二人乗り、ツーリング、壊れやすいかどうか、そしてデメリットまで幅広く分析していきます。

さらに、このバイクがどのような人々に適しているのか、ライバル車との比較、そして興味を持ってディーラーを訪れた際に目移りしてしまうかもしれない他のホンダ車種についても触れていきます。

この記事がスーパーカブ110に関心を持つあなたにとって、有用な情報となることを期待します。

※ホンダのカブは全世界の道路を走っています。「すべての国」とは断言できませんが、ほぼすべての国で走っています。

どんなバイク?

ホンダ・スーパーカブ110は、109ccの原付2種バイクです。シリーズ累計1億台以上が生産され、Hondaを代表するバイクのひとつです。

始まりは1958年です。スーパーカブ C100として誕生し、半世紀後となる2008年に、それまで原付二種クラスでは90ccだった排気量を110ccに拡大して新たに誕生したバイク、それがスーパーカブ110です。

エンジン性能は、空冷単気筒4ストロークエンジンで、最高出力は8.0ps/7,500rpm、最大トルクは8.8N・m/5,500rpmを発揮します。

WMTCモード値は67.9km/Lで、燃料タンクは4.1Lなので、計算上は満タンで約278km走ります。

スペック

スーパーカブ110のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目スーパーカブ110
車名・型式ホンダ・8BJ-JA59
フレーム形式バックボーン
全長×全幅×全高1,860mm×705mm×1,040mm
最低地上高138mm
シート高738mm
エンジン種類空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量109cm³
最高出力5.9[8.0]/7,500
最大トルク8.8[0.90]/5,500
燃料タンク容量4.1L
乗車定員2人
トランスミッション形式常時噛合式4段リターン
車両重量101kg
燃料消費率(km/L)
  • 定地燃費値: 68.0(60)〈2名乗車時〉
  • WMTCモード値: 67.9(クラス 1)〈1名乗車時〉
最小回転半径1.9m

スーパーカブ110は、総排気量が109cm³とスーパーカブ50よりも大きく、最高出力や最大トルクも高いです。車両重量は101kgとやや重めですが、乗車定員が2人となっており、より多くの用途に適応しています。

燃料消費率はWMTCモード値で67.9km/Lとなっており、性能を考慮すると非常に効率的です。トランスミッションは常時噛合式4段リターンを採用しており、操作性にも優れていますし、操作する楽しさもあります。

最小回転半径は1.9mと、狭い場所での取り回しも容易です。全体として、スーパーカブ110は多機能かつ高性能なバイクといえるでしょう。

価格

ホンダ・スーパーカブ110の価格です。

302,500円(税込)

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「スーパーカブ110大解剖:最高速・二人乗り・ツーリング・壊れやすい・デメリットを検証!」です。

検証するには材料が必要です。

まず、スーパーカブ110に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 動力性能が低い。
  • LEDヘッドライトが暗い。
  • ブレーキ性能がプア。
  • 積載性が基本的には低い。
  • 燃料タンク容量が少ない。
  • サイドカバーを開けるためにプラスドライバーが必要。
  • ヘルメットロックが使いづらい。
  • 5速目が欲しいと感じる。
  • 排気量に対してパワーが不足している。
  • 上り坂で前向きに停めると後退する可能性がある。
  • ヘルメットホルダーの位置が低く、腰痛持ちには不便。

 

  • サスペンションが硬く、段差の乗り越えが不快
  • 50キロ以上でエンジン音が大きくなる
  • 見た目が銀行のバイクになる場合がある(純正の箱やバスケットをつけた場合)
  • 125ccモデルは値段が高すぎると感じる
  • スマートキーは必要ないと感じる

 

  • 高速道路や各地のバイパスに乗れない。
  • 鍵がショボイ。
  • 鍵の差し込みが難しい、ストレスになる。
  • よく煽られる。

 

  • 低速時にハンドルがふらふらする。
  • 荷物を乗せるスペースが意外と少ない。
  • センターキャリアがまたがり時にキズを防止できるものがない。
  • 排気量110ccである必要はない、125ccで統一しても良い。
  • パーキングブレーキが付いていないモデルもあり、坂道での安定性が不足。
  • シーソーペダルは靴によって操作がしにくい。
  • 車体横の小さな物入れが昔より小さくなっている。

 

  • 幹線道路でのパワー不足が感じられる
  • スタートダッシュが遅い
  • 停止状態から高速な流れに合流する際、エンジンパワーが不足する
  • タンク容量が少ない
  • 初期費用が海外生産のスクーターに比べて高い
  • 段差やマンホールの蓋で跳ねやすい
  • スポーツ走行している気になるが、実際にはそうではない

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

スーパーカブ110に関するレビューから、いくつかの重要な課題が浮かび上がります。

  1. 性能不足: エンジンの動力性能が低く、パワーが不足していると指摘されています。5速目の追加や排気量の拡大も求められています。
  2. 安全性の問題: ブレーキ性能が不足しており、幹線道路での運転に不安がある。LEDヘッドライトの明るさも気になる点です。
  3. 使い勝手: 積載性が低い。荷物のスペースが少ない。さらに、鍵の操作性やヘルメットロックの使い勝手が悪いとされています。
  4. 快適性: サスペンションの硬さやエンジン音、シートの高さなど、長時間の運転で不快に感じる要素が多い。
  5. 価格とオプション: ひとつ上のモデルである125ccモデルの価格が高いから手が出ない。スマートキーなど必要ないオプションがあると感じられています。
  6. 外観とスタイリング: 純正の箱やバスケットをつけると見た目が好ましくないという意見があります。
  7. その他の機能性: センターキャリアの設計、パーキングブレーキの有無、シーソーペダルの操作性など、細かい部分でも改善が求められています。

総まとめとして、スーパーカブ110には性能不足、安全性の問題、使い勝手の悪さ、快適性の不足といった評価が一定数見られます。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、スーパーカブ110に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 高燃費で経済的。
  • 取り回しが楽。
  • ギアチェンジで加速が容易。
  • 豊富な社外パーツが存在。
  • 通勤からツーリングまで対応。
  • チューブレスタイヤでパンクに強い。
  • メーターの時計が便利。
  • 出だしがスムーズでストレスがない。
  • 70km/hまで問題なく走れる。
  • コーナリングが楽しい。
  • 豊富なカスタムパーツ。

 

  • 乗りやすい
  • 燃費が良い
  • 鮮やかなブルーの車体がお気に入り
  • 液晶パネルのメーターでシフトポジションがわかる
  • 燃費計や時計が便利
  • カブシリーズはコスパが良い
  • 110ccはコスパ最良と感じる
  • 誰が見てもカブと分かる伝統的なスタイリング
  • LEDライトがモダンな雰囲気を与える
  • メンテナンスが簡単
  • ガソリン残量やリッターあたりの走行距離、時間も表示される

 

  • 流れには充分乗れる。
  • キャンプ道具の積載もバッチリ。
  • 維持費が低い。
  • 速度が出ないので、無駄に急がない。
  • 燃費が良い。
  • 見た目がかわいい。
  • 液晶の情報表示が便利。
  • 自由度の高いカスタマイズ可能。
  • 家族を乗せることもできる。
  • 燃費が70km/L以上で経済的。

 

  • 前輪にABS付きディスクブレーキ。
  • ギア位置表示があり、初心者にも優しい。
  • 街中でリッター70、長距離で80と燃費が良い。
  • お尻も痛くなりにくい、長時間の乗車にも適している。
  • 走りが穏やかで、乗っているだけで心地よい。
  • キックスタートもあり、伝統的なカブの要素を残している。
  • チューブレスタイヤとフロントディスクブレーキがありがたい。
  • エンジンの粘りが増して走りやすい。

 

  • 信頼性と実績がある
  • デザインと機能美が優れている
  • エンジンが静かで振動が少ない
  • 軽快な走行性能
  • 乗り心地が良い
  • 取り回しが容易で、車体が軽い
  • 燃費が非常に良い
  • 維持費用が低い
  • 市街地での運転がしやすい

 

  • 燃費が優秀で、60km以上出る。
  • カスタムが容易で、前歯車の交換などが簡単。
  • 部品代と工賃が安価。
  • 都内の駐輪場で小型二輪限定が多いため便利。
  • 1泊や日帰りのツーリングにも使い勝手が良い。
  • プラグやオイルの交換で運転感が向上する。
  • 自分で後輪タイヤ、チューブ、リムバンドを交換できる。

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

スーパーカブ110に関するレビューから多くの強みが明らかになります。

まず、経済性が高い点が多くの人々に評価されています。燃費は非常に良く、70km/L以上も可能であり、維持費も低いという声が多数あります。さらに、部品代と工賃も安く、カスタムも容易なので、長期的にもコストパフォーマンスが良いとされています。

次に、取り回しやすさと多機能性も高く評価されています。市街地での運転がしやすく、車体が軽いため、通勤からツーリング、キャンプ道具の積載まで多目的に使用することができるようです。また、液晶パネルのメーターでシフトポジションや燃費計、時計なども表示され、日常使用に非常に便利であるという意見が多いです。

安全性についても、前輪にABS付きディスクブレーキがあり、チューブレスタイヤを採用しているためパンクに強いとされています。初心者にも取り回しが容易であると評価されています。

走行性能に関しては、加速が容易でコーナリングが楽しく、エンジンの粘りも良いとされています。長距離でもお尻が痛くなりにくく、長時間の乗車にも適していると評価されています。

デザインとスタイリングにおいては、伝統的なカブの要素を残しつつ、LEDライトや鮮やかなブルーの車体など、モダンな要素も取り入れられています。

総まとめとして、スーパーカブ110は経済性、多機能性、安全性、走行性能、デザインといった多角的な面で高い評価を受けているようです。

「最高速」「二人乗り」「ツーリング」「壊れやすい」「デメリット」を重点的に分析

この記事のテーマは「スーパーカブ110大解剖:最高速・二人乗り・ツーリング・壊れやすい・デメリットを検証!」というものです。

テーマの重点項目である「最高速」「二人乗り」「ツーリング」「壊れやすい」「デメリット」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目内容

最高速

  • 幹線道路でのパワー不足が感じられる。スタートダッシュが遅い。
  • 70km/hまで問題なく走れる。

※制限速度60キロの原付2種として、十分な性能を発揮するバイクと見なす人が多数派です。

二人乗り

  • 車体が小さく、積載性が低い。排気量110ccでは二人乗りにはパワーが不足している。
  • 家族を乗せることも可能。

※短時間の緊急使用ならいいでしょうが、長時間の二人乗りはちょっと苦しいところではないでしょうか。第一、後ろの席はシートではなく「荷台」ですから笑。

ツーリング

  • 燃料タンク容量が少なく、長距離の走行には不向き。5速目が欲しいと感じる場合がある。
  • 1泊や日帰りのツーリングに使い勝手が良く、キャンプ道具も積載可。

※このバイクは、最初からツーリング用に購入されるケースが多いです。そして、そういう人はこのバイクに高度な走行性能や過度な積載性を期待していません。のんびりとことこゆっくり走れる寿命の長いバイクとして長く愛用する人が数多くいます。ただし、リッター当たりの燃費はいいけれど、タンク容量が小さい点は、確かに不便だと思います。なぜ4.1Lなのか、意味不明であり、もったいない話だと思います。10L入れば文字通り「最強」でしょう。

壊れやすい

※「壊れやすい」とか「故障」といったワードはレビュー中にほぼ見当たりません。ホンダのスーパーカブが壊れやすかったら、その他すべてのバイクは壊れっぱなしのバイクになるでしょう。有り得ない。

デメリット

  • LEDヘッドライトが暗い。ブレーキ性能がプア。ヘルメットロックやサイドカバーの設計が使いづらい。

※一部に上記のような指摘があります。より完璧を目指して改善していただきたいと思います。

※銀行のバイク、蕎麦屋の出前バイクと見られることもあるでしょうが、そこを逆手にとって、通勤・通学やツーリングに使ってしまうところにこのバイクの醍醐味があると思います。デメリットがメリットになる瞬間です。

レビューサイトの平均評価点のご案内

スーパーカブ110が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

※2023年10月17日時点

上記平均評価点の分析結果

スーパーカブ110は各レビューサイトで高い評価を受けています。具体的には、みんカラでは4.60点、価格コムでは4.35点、ウェビックでは4.38点と、いずれも5点満点中4点以上を獲得しています。

この数値から、スーパーカブ110は多くの人々に好評であり、全体的なパフォーマンス、価格、耐久性などが高く評価されていることが伺えます

(とりわけ、常に他より厳しいウェビックの評価点が価格コムを上回っていて、私はびっくりしました。こういうケースは初めてです。)

みんカラは車やバイクの愛好者が多く、より専門的な観点での評価が多いとされています。そのため、4.60点という高評価は、スーパーカブ110がエンスージアストからも高く評価されていることを意味します。

価格コムは一般消費者がよく利用するサイトであり、価格と性能のバランスが重視される傾向があります。4.35点という評価は、スーパーカブ110がコストパフォーマンスに優れていると感じられていることを示しています。

ウェビックはバイク専門のオンラインショップであり、製品のスペックや性能について知識が豊富な消費者が多いです。4.38点という評価は、専門家や熟練者からも一定の評価を受けていることを示しています。

ライバル車とその特徴

ホンダ以外に、スーパーカブ110のライバルと見なされる車両は存在しないようです。「カブ」シリーズが、まったく独自の存在であることが改めて認識させられるところです。

どんな人におすすめ?

スーパーカブ110がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物詳細
通勤・通学者ガソリン代の節約が可能。耐久性も高く、長期間安定して使用できる。ガソリンがリッター300円になっても大きな影響を受けないでしょう
ビジネスオーナー小型でも十分な荷物スペースがあり、ビジネスでの配達や移動に便利。
初心者ライダーシンプルな設計であり、最初の1台に最適。自動クラッチやわかりやすい操作パネルが装備されている。
地方の住人道路状況が悪くても高い耐久性があり、メンテナンスも簡単。
ソロキャンプ愛好者これ目的で購入している人も多いバイクです。リアキャリアが大活躍します。

スーパーカブ110に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないホンダの他の車種があるとしたら、それは何?

思わず目移りしてしまうかもしれないホンダの他の車種をまとめました。実際、スーパーカブ110のライバルはホンダにしかありません。

車名特徴
スーパーカブ110プロ
  • 109cc。346,500円
  • フレームマウントの大型フロントバスケットを標準装備。リアキャリアも大型。文字通りプロ仕様。でも、素人が使っても道交法違反にはなりませんが。
スーパーカブC125
  • 123cc。440,000円。
  • 110よりエンジンやサスペンションの性能が向上しています。ただ、シートは110より42mm高く、タンク容量は3.7Lでむしろ小さくなっていて、値段が137,500円高いです。どちらがいいかは、まさに乗ってみての判断ですね。

⇒⇒レビュー①

⇒⇒レビュー②

C125・ハンターカブ
  • 123cc。440,000円。
  • スーパーカブ C125のフレームをベースにリアフレームを延長したモデルです。キャンプツーリングに適しており、特に荷物をたくさん積んだときやタンデム(二人乗り)でも剛性がプラスに働きます。

⇒⇒レビュー記事

クロスカブ110
  • 109cc。363,000円。
  • オンロード用のスーパーカブと、オフロード用のハンターカブの中間的存在、それがクロスカブです。とは言え、何をどう使おうがそれはユーザーの自由ですけどね笑。

⇒⇒レビュー記事

まとめ

「スーパーカブ110大解剖:最高速・二人乗り・ツーリング・壊れやすい・デメリットを検証!」のテーマで解説してきました。

スーパーカブ110は多くの面で優れたバイクであり、特に燃費効率や耐久性には定評があります。しかし、一方で最高速がそれほど高くない、二人乗りには不向きなどのデメリットも指摘されています。それでも、このバイクが提供する多くのメリットは、デメリットを上回ると多くのユーザーが高く評価しています。

スーパーカブ110に興味を持ち、ホンダのディーラーに足を運ぶ際には、同じく興味を引くかもしれない他の車種にも目を向けてみてください。楽しく悩んで欲しいです。ご覧いただきありがとうございました。

Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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