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【記事丸わかり】
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レブル1100を完全解剖:後悔する点・欠点などメリット・デメリットを総ざらい
ホンダ・レブル1100:HONDA
バイク愛好者、特にリッターバイクに興味がある方々にとって、レブル1100は避けて通れない一台と言えるでしょう。この記事では、レブル1100の総合的な評価を行います。スペックや価格から始め、否定的なレビュー、肯定的なレビューまで幅広く取り上げます。
エルゴノミクス、パフォーマンス、デザイン、信頼性など、多角的な観点からレブル1100を紹介します。総合評価点によるレビューサイトの評価も合わせてご紹介します。皆さんがレブル1100に対する判断材料を得られるよう、多面的かつ客観的な情報を提供することを目指しています。
ですから、タイトルの「レブル1100を完全解剖:後悔する点・欠点などメリット・デメリットを総ざらい」は言葉通りに受け取っていただきたいと思います。
どんなバイク?
レブル1100は、レブルシリーズの最上級モデルです。レブルシリーズは2017年にデビューし、国内では250ccと500cc、1100ccがあり、海外では300cc版もラインナップされています。アメリカのデザインスタジオで生まれ、乗車時のバランスを重視したプロポーションになっています。
レブル1100は、6速マニュアルとデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の2種類のミッションが用意されています。DCTは、クラッチ操作が不要な自動変速機です。
1082cc水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒のエンジンを積み、最高出力87ps、最大トルク98n・mです。車両重量は223kg(DCTモデルは233kg)です。
燃料タンク容量は13Lで、レギュラーガソリンを使用します。WMTCモード19.4kmなので、計算上の航続距離は約252kmです。
「レブル1100」と「レブル1100T」があり、Tはレブル1100のツーリングエディションです。レブル1100Tは、大型フロントカウルと、旅の荷物を収納できるサドルバッグを標準装備しています。
スペック
ホンダ・レブル1100とレブル1100Tのスペック(主要諸元)を以下にまとめました。
項目 | Rebel 1100 | Rebel 1100 T |
---|---|---|
車名・型式 | ホンダ・8BL-SC83 | ホンダ・8BL-SC83 |
フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 2,240×850×1,115 | 2,240×850×1,180 |
最低地上高 | 120 mm | 120 mm |
シート高 | 700 mm | 700 mm |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC 4バルブ直列2気筒 | 水冷4ストロークOHC 4バルブ直列2気筒 |
総排気量 | 1,082 cm³ | 1,082 cm³ |
最高出力 | 64 kW(87 PS)/ 7,000 rpm | 64 kW(87 PS)/ 7,000 rpm |
最大トルク | 98 N・m(10.0 kgf・m)/ 4,750 rpm | 98 N・m(10.0 kgf・m)/ 4,750 rpm |
燃料タンク容量 | 13 L | 13 L |
乗車定員 | 2 人 | 2 人 |
トランスミッション形式 |
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|
車両重量 | 223 kg(DCT: 233 kg) | 238 kg(DCT: 248 kg) |
燃料消費率(km/L) |
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|
最小回転半径 | 2.9 m | 2.9 m |
Rebel 1100とRebel 1100 Tは、基本的に非常に似た仕様で、特にエンジン性能、総排気量、最高出力、最大トルクに違いはありません。
Rebel 1100 Tは全高が少しだけ高く、車両重量もわずかに重いです。両モデルともに同じフレーム形式(ダイヤモンド)を採用しています。燃料消費率にも大きな差はありませんが、Rebel 1100がわずかに良い数値を示しています。
価格
Honda Rebel 1100の4タイプの価格を以下にまとめました。
タイプ | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|
Rebel 1100 | 1,138,500円 |
Rebel 1100<DCT> | 1,248,500円 |
Rebel 1100 T | 1,314,500円 |
Rebel 1100 T<DCT> | 1,424,500円 |
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
まず、レブル1100に関するネガティブなレビューをご紹介し、その後でレビュー内容を分析します。
- 燃費が悪い:レブル1100はリッター25km/hで、250ccクラスと比較すると燃費が悪い。
- 最高速が遅い:排気量の割に最高速はそこまで伸びない。
- お尻が痛くなる:シートが薄く、直立した乗車姿勢になるため、お尻が痛くなりやすい。
- 高い:税込1,138,500円で、ヤマハのボルトよりも高い。
- DCTモデルに後悔:DCTは楽だが、バイクを操る面白みが減る。
- 燃費が悪い。特に街中で15-17km/L程度。
- タンク燃料容量が少ない。
- マフラーの形状が野暮ったい。
- 高速道路でガソリンの心配が必須。
- 取り回しが重い。
- ハンドル位置が遠く、操作がしんどい。
- 荷物入れがない。
- 小石などがラジエーターに巻き上がりやすい。
- 汚れが落としにくい。
- 体型や腕の長さによっては乗車姿勢が窮屈。
- 高速での風圧が強い。
- ハンドル周りにアクセサリーを取り付けるスペースが少ない。
- 全長が長く、小回りが利かない。
- シンプルが好きな人には操作ボタンが多すぎる。
- 燃費がリッター30に近かった以前のモデルと比べ、20km/l程度と低い。
- エンストが不意に来ることがあり、そのたびに怖さが倍増。
- タンデム用のシートが硬く、パセンジャーのお尻が痛くなる。
- シートをカスタムしても、1時間以上の乗車は厳しい。
- サスペンションのストロークが短く、乗り心地が良くない。
- 右のステップが張り出しており、右のコーナーリング中に踵が地面に触れる。
- 樹脂製のパーツが多く、チープ感がある。
- エンジンが滑らかでない場合があり、DCTのシフトもギクシャクする。
- ギア選択が不自然なタイミングで行われることがある。
- ハンドルバーが遠いと感じる。
- ベルトドライブがない(チェーングリスで汚れる、メンテが面倒)。
- 純正マフラーの形状がもっさりしている。
- パワーが足りないと感じる、特にGSX-S1000Fからの乗り換えでは物足りなさがある。
- 高速でのギアチェンジが少し面倒。
- スロットルが重く、長時間の走行で右手が疲れる。
- 走行距離が150kmを超えるとお尻が痛くなる。
- 足を置く位置が微妙で、股関節が痛くなることがある。
- シートの角が硬く、股の部分が窮屈に感じる。
- 燃料タンクが小さく、こまめな燃料補給が必要。
- やりにくい取り回し、特に降りた状態での押し引き。
- 他のバイクに比べてヤエー(バイク乗り同士の挨拶)をしてくれる機会が減った。
- レブル1100は意外と倒せるが、そのせいでマフラーを擦ることがある。
- 重量感はレブル250よりもあるので、小柄な人には初めは少し取り回しにくいかもしれない。
- キジマのフロントリーチシートなど、シートやサスペンションの加工が必要な場合もある。
- 身長が高い人には、足の位置が低くて窮屈かもしれない。
- ノーマルハンドルは、手前に調整するとハンドル幅が広く感じる。
- オプションやカスタムによって、価格が1.5倍程度になる可能性もある。
上記の否定的・ネガティブなレビューを分析する
上記のホンダ・レブル1100に関するレビューでは、以下のポイントが指摘されています。
エルゴノミクスとコンフォート
- シートが硬く、お尻が痛くなる。
- シートやサスペンションにカスタムが必要。
- 股関節や体型によっては乗車姿勢が窮屈。
パフォーマンスとハンドリング
- 燃費が悪い。
- 最高速度が低い。
- パワー不足。
- DCTモデルではバイクの操縦が面白くない。
- ステップやハンドル位置が遠く、操作が困難。
価格とカスタム
- 高価。
- カスタムやオプションによって価格がさらに上がる。
デザインとビジュアル
- マフラーの形状が不評。
- 樹脂製のパーツが多く、チープ感がある。
信頼性とメンテナンス
- エンストが起こることがある。
- ギア選択が不自然。
- チェーンドライブでメンテナンスが面倒。
その他
- タンク容量が少なく、頻繁な燃料補給が必要。
- 高速道路での風圧が強い。
- 荷物入れがない。
- 小石がラジエーターに巻き上がりやすい。
これらのレビューを総合すると、レブル1100はエルゴノミクス、性能、価格などで多くの課題を抱えているようです。特に、燃費やコンフォートに関する問題は長距離を頻繁に走るユーザーにとって大きなデメリットでしょう。また、高価でありながら細かなカスタムが必要な点も、コストパフォーマンスに疑問符が付く部分です。 これらの情報を元に、購入を検討している方は自分の用途や好み、そして何を最も重視するのか(例:コンフォート、パフォーマンス、価格)を考慮して、他のバイクと比較検討することが重要だと言えます。 |
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、レブル1100に関する肯定的なレビューをご紹介します。その後でレビュー内容を分析します。
- 初速や荷物を積んだ時の加速は良い。
- トルクが高い:100kgf·mとかなり高い。
- ユーザーによっては、大型アメリカンの新車が少ない中で、大型国産アメリカンとしておすすめ。
- DCTによる操作が楽ちん。
- ETCとグリップヒーターが標準装備。
- 高速走行が非常に安定。
- 低身長でもベタ足つきで安心。
- 跨ったままバックできる。
- 走行性能がマフラーやチェーンの交換で格段に向上。
- 乗りやすく、足つきが良い。
- シートが快適で長時間の走行も可能。
- 冬場のグリップヒーターが有用。
- エンジン音が心地よい。
- 段差や突風に強い安定感。
- クルーズコントロールで高速道路が楽。
- 立ちゴケの心配が少ない。
- 車体が大きく、安定感がある。
- 通勤やツーリングに適している。
- バイクのデザインと厚みが好みで、乗る人の個性が出る。
- カスタムパーツが豊富で、個性を出しやすい。
- 足付き性が良く、安心感がある。
- AT(DCT)が楽であり、加速性能も予想以上。
- スタイルがアメリカン・クルーザータイプで、気に入っている。
- 両足がしっかりと地面につく。
- マニュアルモードを利用すれば、コーナーでも楽しい。
- 車重が比較的軽く、取り回しやすい。
- 車両価格と質感のバランスが良い。
- 長距離ライドでも疲労感が少ない。
- DCTはMTのようなギアチェンジ感が残っており、ダルさがない。
- SPORTモードで峠道でも安全に楽しく走れる。
- デザイン的にもリアタイヤとフェンダーがファットで迫力がある。
- 重心が中央に集まっているため、取り回しは楽。
- ビキニカウルとパニアケースがついており、デザインがかっこいい。
- レブル250や500からの乗り換えには満足できる性能。
- 倒しやすく、特にタイヤの慣らしは無意識に行える。
- クラッチは軽い。
- DCTの試乗も良かったが、MTも悪くない。
- 乗り心地は一般的に良く、特に振動は気にならない。
- 高速での風の影響は胸以上で、ビキニカウルが有用。
- 取り回しは跨ったままでは楽。
- 価格は手頃で、グリップヒーター、ETC、クルコンが付いている。
- ガソリンはレギュラーで良く、燃費も20km/Lは走る。
- 270クランク2気筒エンジンのドコドコ感は、特に250からのステップアップとして非常に気持ちがいい。
- DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の存在で、運転が楽である。
- NITRONのステルスサスを装備することで、乗り心地が大幅に向上。
- 価格はこの排気量でDCTを含めても安い。
- デザインはハーレーなどよりもシンプルで使いやすい。
- 小柄な女性でも取り回せる程度に低重心設計。
- ハンドルやシートの交換で、小柄な人でも楽に乗れる。
- 付き合いや憧れで無理に大きなバイクに乗るよりも、このバイクがおすすめ。
上記の肯定的・ポジティブなレビューを分析する
上記のレビューから読み取れる情報は多岐にわたり、ホンダ・レブル1100には多くの優れた特徴と評価があることが明らかです。以下に主要なポイントをまとめます。
性能・操作性
- 初速や荷物を積んだ際の加速が良いと評価されています。
- 高いトルクを持ち、特にDCT(デュアルクラッチトランスミッション)により操作が容易。
- SPORTモードで峠道でも楽しく走れるなど、性能のバランスが良い。
乗り心地・安全性
- シートが快適で長時間の走行も可能。
- 高速走行が安定し、風の影響も少ない。
- 低身長の方でも安心して乗れる設計。
デザイン・カスタム
- アメリカン・クルーザータイプのスタイルで、個性が出しやすい。
- カスタムパーツも豊富にあり、さらなる個性を出せる。
- バイクのデザインが多くの人々に好評。
便利機能・装備
- ETCとグリップヒーターが標準装備。
- クルーズコントロール機能があり、長距離走行が楽になる。
価格・燃費
- 燃費は20km/Lで、ガソリンはレギュラーでよい。
- 価格も手頃で、装備が豊富。
その他
- 小柄な人や女性でも乗りやすい設計。
- 様々なアフターパーツで乗り心地や性能が向上する。
総合的に見て、ホンダ・レブル1100は性能、乗り心地、デザイン、価格など多くの面でバランスが良く、多くのユーザーから高評価を受けているようです。特に、DCTによる操作の容易さや、標準装備が充実している点は、多くの人々にとって魅力的な要素と言えるでしょう。 |
いい評価と悪い評価が錯綜するのは健全で自然なこと
ここまで、否定的なレビューと肯定的なレビューを見てきました。これこそ本来のレビューのあるべき姿でしょう。
足つき性一つとっても、190センチの人と145センチの人で評価が割れるのは当然であり、健全な言論です。何かの力で無理やり一方に結論付ける言論が世に多すぎるだけです。
これら交錯し合うレビューを参考に、ぜひご自分の頭でご判断ください。また、まずはレブル1100を見て・触れて・いじって・試乗してみてください。
そこで感じたことがあなたにとって最も信用できる事柄です。この記事を含めて、その他の情報はあくまでも「補足的なもの」に過ぎません。
レビューサイトの平均評価点
代表的なレビューサイトにおけるレブル1100の評価点をご紹介します。
分析
各レビューサイトによるホンダ・レブル1100の評価を見ると、評価点にはバラつきが存在します。
- みんカラ:4.78点(レブル1100DCT)、4.29点(レブル1100MT)
- 性質・利用者層: みんカラは主にカーライフやバイクライフに特化したレビューサイトで、愛用者や専門家が多く参加しています。
- 分析: みんカラの評価が最も高いのは、そのユーザー層が比較的熟練者や愛用者である可能性が高いからです。DCT(デュアルクラッチトランスミッション)モデルはMT(マニュアルトランスミッション)よりも高評価であり、これはDCTの使い勝手やパフォーマンスが高く評価されている可能性があります。
- 価格コム: 4.39点
- 性質・利用者層: 価格.comは商品の価格比較を主としたサイトで、多種多様なユーザーが利用します。
- 分析: 評価が高いが、みんカラほどではありません。これは、価格コムのユーザー層がコストパフォーマンスを重視している可能性が高いです。
- ウェビック: 3.91点
- 性質・利用者層: ウェビックはバイク専門のオンラインショッピングサイトであり、レビューも存在します。
- 分析: ウェビックの評価が最も低いのは、こちらは比較的専門的なバイク愛好者が多いため、詳細な要素に対する厳しい評価が多い可能性があります。
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まとめ
「レブル1100を完全解剖:後悔する点・欠点などメリット・デメリットを総ざらい」のテーマで解説してきました。
この記事を通じて、レブル1100の多面的な側面に触れることができたと思います。エルゴノミクス、パフォーマンス、信頼性など、いくつかの要素で評価が分かれる点も明らかになりました。
肯定的なレビューと否定的なレビュー、両方が存在するのはバイク選びにおいて健全かつ自然なことです。価格やスペックに対する期待、用途や個々の好みが影響するため、一概に良い悪いと評価することは困難です。
しかし、それだけにバイク選びは楽しく、また一台一台に独自の個性や魅力があるのだと感じています。レビューサイトでの平均評価点も参考に、皆さん自身の最適な選択をしていただければと思います。ご覧いただきありがとうございました。