トリシティ300大解剖:後悔・欠点・ツーリングつらい・販売停止・高速道路・足つきを検証!

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【記事丸わかり】

  1. スペックと価格:
    • モデル: ヤマハ トリシティ300、292ccの液冷エンジン搭載。
    • パワー: 最大出力29ps、最大トルク29Nm。
    • 価格: 957,000円(2023年10月時点)、低排気量モデルと比べてかなり高価。
  2. 肯定的なレビュー:
    • LMW(リーニング・マルチ・ホイール)技術により、安定感と快適性を提供。
    • 2人乗りや重い荷物の運搬に適しており、市内通勤からツーリングまで幅広い用途に適する。
  3. 否定的なレビュー:
    • スタンディングアシスト機能に関して、信頼性に欠けると感じるユーザーが多く、使用が困難。
    • 長距離のライディングにおいてシートの快適性や乗り心地が不満。
    • 高額なコストと遭遇する問題点から購入を後悔する声も。
  4. 高速道路での性能:
    • 110km/hまでは良好だが、それ以上の速度では加速が鈍く、130km/hまで時間がかかる。
    • 90km/hを超える速度で風の抵抗を感じるというユーザーの声も。
  5. 足つき性:
    • シート高795mmで、背が低いライダーには地面に足が届きにくい。
    • 重量(237kg)があり、低速や停止時の取り扱いが難しい。
  6. スタンディングアシスト機能の問題:
    • 静止時の安定を助けるために設計されたこの機能が、常に意図した通りに機能しないことがあり、バイクの扱いをさらに難しくする。
  7. ツーリングの評価:
    • トリシティ300の重量と設計は長距離ツーリングを困難にし、不快な座席や不整地でのバイク管理に必要な体力的な負担が大きい。
  8. 燃費と環境性能:
    • 燃費は高評価で、WMTCモードで31.5 km/Lを実現し、実用的な範囲で33-35 km/Lを達成。
  9. 維持費:
    • 運用コストが高く、燃料消費だけでなく300ccエンジンの定期的な点検が必要であるため。
  10. 市場での評価:
    • 技術革新にもかかわらず、高価格と機能の信頼性に関する賛否両論が市場での評判を損ねている。

⇒⇒トリシティ300 ヤマハ バイク/スクーター試乗レビュー YAMAHA TRICITY300 (LMW) TEST RIDE

トリシティ300大解剖:後悔・欠点・ツーリングつらい・販売停止・高速道路・足つきを検証!

ヤマハ・トリシティ300:YAMAHA

こんにちは、バイク愛好者の皆様。今回は、多くの話題を呼ぶYAMAHAのトリシティ300に焦点を当てて、その魅力と課題を詳細に検証します。

この記事では、このバイクのスペックと価格から始め、否定的なレビューと肯定的なレビューをそれぞれご紹介し、それに対する分析結果を共有します。販売停止の噂が出る背景や高速道路での性能、足つきの善し悪しなど、多くの方が気になるポイントもしっかりと探求します。

さらに、平均評価点の分析、ライバル車との比較、このバイクがどのような人に合っているのかについても触れます。

多角的な視点からトリシティ300を解剖し、潜在的なバイクオーナーに有益な情報を提供できるよう努力しました。是非、最後までご覧ください。

どんなバイク?

ヤマハ・トリシティ300は、292ccの水冷単気筒エンジンを搭載した大型スクーターです。LMW(リーニング・マルチ・ホイール)と呼ばれる独自のフロントサスペンションにより、安定した走行性能と優れた取り回しを両立しています。

最高出力は29ps、最大トルクは29Nmを発揮します。WMTCモード値は31.5km/Lです。

街乗りからツーリングまで幅広い用途に適したモデルで、タンデム走行や荷物の積載が多い場合に活躍します。

免許は、普通二輪免許(AT含む)または大型二輪免許(AT含む)があれば乗れます。

スペック

トリシティ300のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目詳細
車名トリシティ300
型式2BL-SH15J/H344E
フレーム形式バックボーン
全長×全幅×全高2,250mm/815mm/1,470mm
最低地上高130mm
シート高795mm
エンジン種類水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
総排気量292cm³
最高出力21kW(29PS)/7,250r/min
最大トルク29N・m(3.0kgf・m)/5,750r/min
燃料タンク容量13L(無鉛レギュラーガソリン指定)
乗車定員2名
トランスミッション形式Vベルト式無段変速/オートマチック
車両重量237kg
燃料消費率(km/L)
  • 定地燃費値:38.4km/L
  • WMTCモード値:31.5km/L

※youtubeを数本見ましたが、実燃費は上記2種類の中間位のようです。つまり33~35キロくらいが多いようです。優秀です。

価格

ヤマハ・Tricity300 ABSの価格です。※2023年10月時点

957,000円(税込)

(参考)トリシティ125は495,000円、トリシティ155は566,500円です。300になるといきなりお値段が跳ね上がりますね笑。

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「トリシティ300大解剖:後悔・欠点・ツーリングつらい・販売停止・高速道路・足つきを検証!」です。

検証するには材料が必要です。

まず、トリシティ300に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • スタンディングアシスト(自立補助機構)が2人乗りの際に固定力が不足
  • 奥さんの足が届かないというサイズ問題
  • いったん重い車体が傾くとほとんどの人が支えきれない
  • 90km/h以上で風が背中を押し始める現象が起きる
  • 130km/hくらいまでの加速がジリジリと遅い
  • シートの段差の衝撃が腰に来る
  • 信号待ちでの立ちゴケが気持ちを凹ませる
  • レバーが折れやすい設計
  • 信号での足つかず停車には高度な技術が要求される

※「スタンディングアシスト機構」とは、スイッチ操作によりLMW機構上部のアームに設置したディスクを電動キャリパーでロックし、車両の自立をアシストするという機構です。

  • シート高が795mmだが、シート形状もあって背が低い・足が短い人には足つきが悪い。
  • シート幅も太く、跨ぐとさらに足つきが悪く感じる。
  • スタンディングアシストがないと手押しが困難。
  • 125よりも70kg重く、取り回しに注意が必要。
  • 重いが故にブレーキの効きが弱い。
  • ハンドル入力からの反応が遅い。
  • 高速道路などで外乱を受けやすく、コントロールが難しい。
  • アクセサリーの取り付け場所が限られる。
  • 段差で突き上げ感がある。
  • 車検が必要な300ccエンジンで維持費が高い。
  • 価格が高い。
  • 見た目が大きく、一部の人には不評。
  • 転倒しやすく、特にスタンディングアシスト解除時は危険。

 

  • カラー選択が難しい。
  • エンジン性能にパワー不足を感じる。
  • 取り回しが悪い、スタンディングアシストが無いと不安。
  • ローダウンシート装着時の乗り心地が良くない。
  • 価格が高い。
  • メーターの時計が全く使えず、すぐに時刻が遅れる。
  • スタンディングアシストは発表時のイメージと異なり、完全な安全性はない。
  • 車体が斜めの状態でスタンディングアシストをONすると、立ちごけしそうになる。

 

  • 240キロ近い車重によって加速や最高速がしょうもない。
  • 足付きの劣悪さがある。
  • 足の置き場が狭くなる。
  • 都内のバイク駐車場で利用制限される。
  • タイヤ代金が高い。
  • スタンディングアシストのリコール対策が解決していない。
  • スクリーンが高くて視線を遮る。
  • スタンディングアシストの作動音が大きい。
  • ローダウンシートを付けるとラゲッジスペースが狭くなる。
  • 外装を外すのが大変。
  • バッテリーやヒューズにアクセスするのが大変。
  • 市街地で左前の輪が縁石に擦ることがある。
  • 排気量の割に重い。
  • ウインドシールドのプロテクション効果が物足りない。

 

  • 重くて取り回しが難しい。
  • 足つきが悪い、背が低い人には不向き。
  • 足つき悪い⇒⇒ローダウンシートやアンコ抜きが必要⇒⇒そうすると乗り心地が低下する。
  • スタンディングアシストに頼りすぎると危険。
  • 車重に対するパワーが不足している。
  • スマートーキーが1つしかない。
  • 高い価格で期待外れの場合も。
  • 腰に負担がかかる可能性がある。
  • 素人には乗りにくい。
  • 自立機構を誤用すると事故が起こる可能性がある。
  • すり抜けに不向き。
  • 車体が重いので駆け抜ける喜びが少ない。

 

  • 足着きが悪く、坂道で不安定に感じる。
  • スタンディング・アシストのON/OFFスイッチが2択で、解除時にアナログ的な操作ができない。
  • 小物を入れるスペースが全くない。
  • シート下の収納スペースが広いが、それだけで小物入れが不要になるわけではない。
  • パーキングブレーキの位置が不便。
  • 後方視界が悪い。
  • 高速走行でのGIVIデカシールドは加速や伸びに影響。

 

  • ハンドルが遠いため、腕が伸びっぱなしになる。
  • シートを奥まで座ると前傾気味になる。
  • 足元が狭く感じる。
  • 斜めの場所や段差があると、取り回しで倒れやすい。
  • 通勤距離が短い場合、燃費が20km/Lしか出ない。
  • 300ccのバイクに100万円以上は高いと感じる人が多い。
  • 足付きが悪い。
  • スタンディングアシスト機能の使用は難しい。
  • スタンディングアシスト機能を使うと、音が大きい。

 

  • スタンディングアシスト機能使用時に転倒リスクが高い。
  • スタンディングアシスト機能のロック解除の瞬間にバランスを崩しやすい。
  • 長時間スタンディングアシストをロックしておくと固着する恐れあり。
  • クルーズコントロールがなく、高速道路で手が疲れる。
  • アクセサリーの取り付けが困難。
  • ハイスクリーンをつけると高速走行で後輪が不安定に感じる場面あり。
  • 段差を超える際にスタンディングアシストが逆に邪魔。
  • 価格帯に見合っていない装備が多い。
  • ユーロトップケースのワンキータイプが使えない。

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

トリシティ300に対するレビューから見える傾向はいくつかあります。

  1. 安全性と操作性の問題: スタンディングアシスト機能が多くの問題点として挙げられています。固定力が不足、操作が難しい、音が大きい、誤用や長時間の使用が危険など、安全性と操作性に対する懸念が多い。
  2. サイズと取り回し性: シート高やシート幅、車体の重さが足つきや取り回しに影響しています。このため、背が低い人や足が短い人には不向きな設計であると評されています。
  3. コスト面の不満: 高い価格帯にもかかわらず、装備や性能が見合っていないという意見が多い。維持費も高く、価格に見合った満足感が得られないという声がある。
  4. 乗り心地の問題: シートの段差や突き上げ感、腰への負担など、乗り心地に関する不満が多く見られます。
  5. 高速性能の限界: 高速道路での運転において、風圧やコントロールの難しさ、加速の遅さなどが指摘されています。
  6. 狭い使用環境: 都内の駐車場での制限、通勤距離が短い場合の燃費の悪さなど、使用環境が限られる点も指摘されています。
  7. アクセサリーとメンテナンス: アクセサリーの取り付け場所が限られる、バッテリーやヒューズへのアクセスが困難など、メンテナンスやカスタマイズに不便がある。
  8. 視界と情報表示: 後方視界が悪い、メーターの時計が使えない、スクリーンが視線を遮るなど、視界や情報表示に関する問題も指摘されています。

以上のような多様な問題点から、トリシティ300には操作性、乗り心地、コストパフォーマンスなど多くの面で改善の余地があるという評価が一定数見られます。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、トリシティ300に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 1人で使う分には問題なし
  • 110km/hまでの加速が良好
  • スタンディングアシストは基本的に非常に便利
  • パワーウェイトレシオが優れている
  • 300に乗り慣れると125が「小さく軽く心許ない」と感じるほど安定感がある
  • シートを加工することで座り心地が向上
  • 坂道での性能低下がほとんどない
  • 信号で足つかず停車が難しくない、前提としてスタンディングアシスト機能を把握している場合

 

  • 大型バイクのような安定感があり、道路の縦溝が気にならない。
  • スタンディングアシストが非常に便利で、手押しも楽。
  • 110km/hまでの加減速がスムーズ。
  • 燃費が32km/Lで、大きなタンクがあるため400km走行可能。
  • エンジンが静かでスムーズ。
  • 曲がり角での安心感があり、乗っていて楽しい。
  • いくつかのアクセサリーがXMAX用で流用可能。
  • パーキングブレーキがある。
  • 質感が上質で、デザインが一部の人々には好評。
  • 20代から還暦過ぎまで、幅広い年齢層に受け入れられている。
  • ハーレーと比較しても乗り心地が良い。
  • シートの段差が125よりも窮屈でない。
  • 友達や他人から良い意味で注目される。

 

  • デザインがカッコいい。
  • 走行安定性は非常に良い。
  • 悪路でも問題なく走れる。
  • ノーマルシートの乗り心地は良い(足付き以外)。
  • この重量にしては燃費が良い。
  • カスタムする楽しみがある。
  • メーターの不具合に対してメーカーが速やかに対応。
  • エンジンの静かさと滑らかな加速が心地よい。
  • 信号待ちのスタンディングアシストはポイントにハマれば楽。
  • 燃費が良く、航続距離が長い。

 

  • 荒れたキャンプ場の道も走りやすい。
  • スタンディングアシストが取り回しを助ける。
  • 13万キロ以上の走行キロ数でも安定。
  • 前輪が流れてしまいそうな路面や横風でも安心感がある。
  • ラゲッジスペースが広い。
  • 大きい車体でもコーナーが楽しい。
  • 静かなエンジン。
  • スクリーンで前からの風を感じない。
  • 通勤にも使えて、ツーリングにも適している。
  • 高速での安定性がある。
  • 見た目がかっこいい。
  • 高速道路では明らかにXMAXより余裕がある走行感。

 

  • 見た目の迫力があり、大型バイク並みの存在感。
  • 高速走行が非常に楽で疲労が少ない。
  • 荷物もたくさん積める。
  • 雨の日でも安心して乗れる。
  • スタンディングアシストで取り回しが楽。
  • 3輪の安定感が素晴らしい。
  • シートはお尻に優しい。
  • ツーリングに非常に向いている。
  • 日常使用でのパワーは問題ない。
  • 乗りこなせば非常に目立つ。
  • 田舎での使用には非常に向いている。

 

  • 高速でも安定しており、追い越しもストレスなし。
  • XMAXと比べても50ccの差で車重が増えた影響は感じられなかった。
  • 三輪の安心感があり、下手くそ&ビビリでも安心して乗れる。
  • ローダウンシートを導入して足着きの問題を解決。
  • 長距離走行でも燃費が納得できる。
  • マロッシを入れると遊び心が増す。
  • 年寄りでも楽しめる。
  • スタンディング・アシストはエンジン切った時に便利。
  • 押し引きが楽。

 

  • 重量と振動が軽減されたエンジンで乗り心地が良い。
  • シートが柔らかいため、長距離走行でも快適。
  • スタンディングアシスト機能によって、平地での取り回しが容易。
  • 燃費は速度に応じて良好。
  • メーター読みと実測値の差が1~2km/Lと少ない。
  • ドライ・雨・低温路面でも、三輪のメリットを感じられる。
  • 不安感をおぼえない足回り。

 

  • 旋回性能が高い。
  • 山登りでもエンジンが頑張る。
  • 長距離走行でも乗り心地が良い。
  • スタンディングアシストの存在が一般的な2輪バイクより取り回しを楽にする。
  • 燃費が良い。
  • パーキングブレーキが便利。
  • 家族がバイクに乗ることに納得している。
  • スクリーンを交換するだけで大きくデザインが変わる。
  • 常時通電コネクタの設置が便利。

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

トリシティ300に対する上記レビューから見て取れる主要なポイントは以下の通りです。

  1. 安定性と安心感: 三輪設計により、高速走行や悪路、坂道での走行も安定している。また、前輪が流れにくい、旋回性能が高いなど、運転の安心感が強調されています。
  2. 機能性: スタンディングアシスト機能やパーキングブレーキなど、便利な機能が豊富に装備されている。
  3. 快適性: シートの加工やローダウンシート導入により、座り心地が良く長距離走行でも快適。エンジンも静かで振動が少ない。
  4. 燃費と航続距離: 燃費が良く、大きな燃料タンクによって長い航続距離が可能。
  5. カスタマイズ: マロッシの導入で遊び心が増すなど、カスタマイズの楽しみもある。
  6. 年齢層と用途: 20代から還暦過ぎまで幅広い年齢層に受け入れられており、通勤からツーリング、田舎での使用にも適している。
  7. デザインと注目度: カッコいいデザインと大型バイク並みの存在感があり、友達や他人から注目される。
  8. パワーと性能: 125ccバイクと比較しても明らかな性能差がある。

以上の要点から、トリシティ300は安定性、機能性、快適性が高く評価されている多目的な三輪バイクであるという評価が一定数見られます。

「後悔」「欠点」「ツーリングつらい」「販売停止」「高速道路」「足つき」を重点的に分析

この記事のテーマは「トリシティ300大解剖:後悔・欠点・ツーリングつらい・販売停止・高速道路・足つきを検証!」というものです。

テーマの重点項目である「後悔」「欠点」「ツーリングつらい」「販売停止」「高速道路」「足つき」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目内容

後悔

高い価格で期待外れの場面も。スタンディングアシスト機能が不十分。

欠点

重い車体でブレーキの効きが弱い。ローダウンシート装着時乗り心地が悪い。メーターの時計が使えない。シートの段差が125よりも窮屈であることが指摘されている。

ツーリングつらい

段差で腰に衝撃が来る。高速走行で外乱を受けやすく、コントロールが難しい。

販売停止

スタンディングアシストのリコール対策が未解決。信号での足つかず停車に高度な技術が必要。※実際には「販売停止」はしていません。そうではなくて、スタンディングアシストの複数回のリコールがこうした噂が広まる要因になっているようです。

高速道路

  • 90km/h以上で風が背中を押し、130km/hまでの加速が遅い。高速道路での外乱を受けやすい。
  • 110km/hまでの加速が良好で、高速でも安定している。

足つき

  • 背が低い・足が短い人には不向き。スタンディングアシストがないと手押しが困難。シート高が795mmで足つきが悪い。
  • 信号での足つかず停車が難しくない、スタンディングアシストで取り回しが楽というレビューも。

※トリシティ300のシート高は795mmで、数値的にはそこそこだが、シートの幅があるので、結果的に足つきが悪い。170~175センチの男性でも足つきに不安が残る。これもすべてシート下の収納スペースを確保するためと思われる。座面を低くするためのローダウンシートもあるが、これをつけるとクッション性が失われ乗り心地が悪化する。トリシティが目指すのは3輪にすることで転倒しないバイクにすることだったはず。だが、皮肉なことにこの理想はトリシティ300で実現している。なぜなら、足つきの悪さから、「これ、乗れないな」と購入をためらう人が多く、購入しない人はこのバイクで転倒することがないからだ。

レビューサイトの平均評価点のご案内

トリシティ300が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

※2023年10月9日時点

上記平均評価点の分析結果

各レビューサイトにおけるトリシティ300の平均評価点を見ると、3サイトすべてで4点を下回っています。これまでバイク記事を書いてきたなかで初めての経験です。ウェビックは比較的手厳しい評価が多く、3点台はごく普通の点数ですが、その場合でも、価格コムやみんカラは4点台半ばだったりするのが通例です。

しかし、どのレビューサイトでも3点台です。スタンディングアシストのリコール問題が影響しているという見方もあるでしょうが、それはまったくの見当違いだと思います。

本質はそこではないと思います。

メーカーのうたい文句通りに機能しないものなどほかにいくらでも実例はあります。たとえスタンディングアシスト機能が使えなくても、もしも足つき性がまともなバイクだったら、「まあ、この機能は使わなければいいだけのこと」とやんわり受け流して、評価をする際も、ちょっと点数を差し引く程度で済むはずです。

しかし、トリシティ300の場合、スタンディングアシストと足つきがトレードオフの関係になってしまっています。この機能がないと乗れない人がいるということです。この機能を当てにして購入した人がいるということです。

「いや、それは本来の使い方とは違うんです。荷物を載せた時などに安定させるのがスタンディングアシストの本来の使い方です。」

などといくら言っても、多くのユーザーは足つきの悪さをカバーするための機能として受け取っているはず。

こんな現象が起きたのも、そもそもトリシティ300が、いったん走り出すと間違いなく他にはない安定と安心をもたらす本物の乗り物であるからでしょう。上記肯定的評価の数々を見ればそれは明白です。本質的にすごいバイクなのです。

試乗して、これはいいバイクだ、でも足つきが・・・、いや、そこはスタンディングアシストで何とかなるだろう、と言うことで購入したユーザーが相当数いると思います。

それにしても、シート下収納スペースって、開発サイドにとって、それほど必須で動かせない要素なのですか?足つき性を犠牲にしてでもこれだけは確保しなければならないほどの機能なのですか?リア部分を膨らませてスペースを創出するとか、他に方法はないのでしょうか?こんなにいいバイクなのに、もったいないと思います。ここまで書くのは、私も欲しいからです。でも、わたし、171センチで、足が長くなくて‥・いや、もうやめとこう。実際、私より背の低い人はもっと悔しがっているはずです。

⇒⇒わたしは、この動画を見て、本気でトリシティ300が欲しくなりました。動画の主は170センチほどで、足つき性は何とかなる、とおっしゃっていますが、私はそこだけがちょっと不安です。

ライバル車とその特徴

トリシティ300のライバル車とその特徴をまとめました。ライバル車は通常なら他社のモデルを取り上げるのですが、3輪バイク自体がほとんどありません。たとえばイタリアのピアジオMP3 250FLも同じ3輪ですが、市場にほとんど流通しておらず、レビューもほぼないバイクです。そこで、ここでは同じトリシティの125と155を取り上げています。この3車のあいだで迷っている人も多いと思います。

車名特徴
トリシティ125排気量124cc。価格495,000円。⇒⇒レビュー記事

トリシティ155 排気量155cc。価格566,500円。⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ?

トリシティ300がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物理由
通勤者狭い道でも安定した走行が可能な三輪設計。交通渋滞でも疲れにくい。
初心者ドライバー安定性が高く、二輪車に比べて取り回しが容易。
長距離走行者燃費が良く、快適なシート設計により長時間の運転でも疲れにくい。
アウトドア好き荷物を多く積むことが可能なので、キャンピングやアウトドア活動に便利。
高齢者三輪設計による安定性で安心感がある。

上記以外に付け加えるとしたら、「シートにまたがった時に両足が余裕でつく程度に足が長い人」にこそ、このバイクはおすすめです。

まとめ

「トリシティ300大解剖:後悔・欠点・ツーリングつらい・販売停止・高速道路・足つきを検証!」のテーマで解説してきました。

本記事で、YAMAHAのトリシティ300について幅広く解説しました。スペックと価格はもちろん、販売停止の噂について、高速道路での使い勝手、そして足つき性といった多くの点について触れました。

肯定的なレビューと否定的なレビューも平等に取り上げ、その分析結果を共有しました。このバイクの平均評価点についても説明し、さらには競合するライバル車との比較も行いました。トリシティ300が特に向いている人物像についても言及しました。

情報が多いため、購入を検討している方は各セクションを参照して、総合的な判断をしていただければと思います。何より重要なのは、各人のニーズに合ったバイクを選ぶことです。ご覧いただきありがとうございました。

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Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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