MT-03大解剖:後悔・最高速・ロングツーリング・足つき:メリット・デメリットを検証!

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MT-03大解剖:後悔・最高速・ロングツーリング・足つき:メリット・デメリットを検証!

ヤマハ:MT-03:BikesWiki

バイクには様々なタイプとブランドがありますが、今回注目するのはカマキリ顔のYamaha・MT-03です。この記事では、MT-03の詳細から長所・短所、ライバル車との比較に至るまで、幅広く分析を行います。

購入を検討されている方、既に所有しているが他のバイクと比較してみたいと思っている方、単純に興味をお持ちの方にも、この記事が有用な情報を提供できることを願っています。

MT-03のスペックと価格から始め、肯定的なレビューと否定的なレビューを分析します。その上で、「後悔」「最高速」「ロングツーリング」「足つき」といった具体的な観点からもMT-03を考察します。ライバル車との比較やMT-03がおすすめの人物像なども解説します。

どんなバイク?

ヤマハ MT-03は、320ccの直列2気筒エンジンを搭載したネイキッドバイクです。街乗りからワインディングまで幅広い用途に使用できる、扱いやすいスポーツバイクです。

320ccの水冷直列2気筒エンジン、最高出力は42ps、最大トルクは30Nmを発揮します。WMTCモード値は25.4km/Lです。

スペック

MT-03のスペック(主要諸元)を以下にまとめました。

項目MT-03
車名MT-03
型式8BL-RH21J/H406E
フレーム形式ダイヤモンド
全長×全幅×全高2,090mm/755mm/1,070mm
最低地上高160mm
シート高780mm
エンジン種類水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
総排気量320cm³
最高出力31kW(42PS)/10,750r/min
最大トルク30N・m(3.1kgf・m)/9,000r/min
燃料タンク容量14L(無鉛レギュラーガソリン指定)
乗車定員2名
トランスミッション形式常時噛合式6速/リターン式
車両重量167kg
燃料消費率(km/L)
  • 定地燃費値 41.6km/L
  • WMTCモード値 25.4km/L

MT-03は、総合的に高性能なバイクであり、最高出力と総排気量が注目されます。320cm³の排気量と42PSの最高出力は、このクラスのバイクとしては非常に優れています。

また、燃料消費率も高く、14Lのタンク容量と合わせて、ツーリングにも適したバイクです。

フレーム形式は「ダイヤモンド」となっており、バイクの安定性と操縦性に寄与しています。車両重量が167kgと比較的軽量であり、これも取り回しの良さに貢献しています。

全体的にバランスの取れたスペックとなっており、多くの用途で活躍しそうなモデルです。

価格

YAMAHA MT-03 ABS:687,500円

※2023年10月時点

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「MT-03大解剖:後悔・最高速・ロングツーリング・足つき:メリット・デメリットを検証!」です。

検証するには材料が必要です。

まず、MT-03に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • 正面からのデザインが特徴的過ぎる。
  • 高速道路での風圧が強い。
  • アシスト&スリッパークラッチがないため、渋滞時のクラッチ操作が辛い。
  • 切れ角が少なく、狭い場所での取り回しが難しい。
  • リヤシート下の収納スペースが狭い。
  • 高速での巡航が煩い。
  • 車重が軽いため、高速で飛ばされそうに感じる。
  • 荷重を意識しなければならない。

 

  • 高速走行での車体安定性が不足
  • 1時間乗ると尻が痛くなる
  • 前傾姿勢が長時間乗るには厳しい
  • 高速で風をモロに受け疲労が大きい
  • 回すと燃費が25km以下に落ちる
  • ハーフカウルがないので風圧が直接体に当たる
  • 夏場の排熱が気になる
  • 価格が高めで初心者にはハードルが高い
  • フロントフェイスのデザインが賛否が分かれる

 

  • 高速でのハンドルの振動が気になる
  • 6速で時速100km付近で振動が酷い
  • アジャスターのないレバー
  • 視界不良のミラー
  • 風を直接受けやすい
  • ヘッドライトの明るさが不足
  • 積載能力がほぼない
  • タンデムシート下のスペースが狭い
  • クラッチレバーが遠い
  • ウィンカー操作に慣れが必要
  • リアブレーキが踏みにくい
  • ハンドル切れ角が狭すぎて狭所での取り回しが難しい
  • 特定の回転数で尻に振動が来る
  • タイヤが細く、デザインがバランスを欠いている

 

  • 小回りが利かない。
  • ネイキッドタイプなので風の影響を受けやすい。
  • 高身長や足が長い人には窮屈。
  • 高速道路での長距離運転は回転数が高く、疲れる。
  • 積載性が低い、シートバッグやサイドバッグが必要。
  • 2気筒のエンジン音が気になる。
  • 高回転域でのトルクが不足。
  • 視認性が低い可能性があるヘッドライト。
  • 2020年以降のデザイン変更で対向車から見えにくくなった可能性がある。

 

  • ノーマルフェンダーがダサいと感じる。
  • 高速道路走ると風で疲労する。
  • 90km/hを超えるとハンドル振動が腕に効いてくる。
  • シートは固めで痛くなる。
  • リアブレーキの利きが甘い。
  • タンデムシート下の積載能力が皆無。
  • ウインカー、ホーンの配置が使いにくい。
  • クラッチの繋がりが唐突。
  • 自動車税が大型自動二輪と同じで高い。
  • 同車種が少なく寂しさを感じる。

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

MT-03に関する上記レビューを分析すると、以下のような主要な問題点が挙げられます。

  1. 操作性と取り回し: 切れ角が少ない、クラッチレバーが遠い、ウィンカー操作に慣れが必要といった点で、狭い場所や渋滞時の取り回しが難しい。
  2. 快適性: 1時間以上の乗車で尻が痛くなる、前傾姿勢が長時間乗車に適さない、シートが固いといった問題があり、長距離走行には不向きとの声。
  3. 高速性能と安定性: 高速道路での車体安定性が不足、ハンドルの振動が気になる、風圧が直接体に当たる等、高速走行時の快適性と安全性が問題です。
  4. デザインと機能: 正面からのデザインが特徴的過ぎると感じられ、フロントフェイスやノーマルフェンダーのデザインに賛否が分かれる。また、リヤシート下の収納スペースが狭い、視界不良のミラーなど、機能面でも改善の余地が指摘されている。
  5. 燃費と価格: 回すと燃費が25km以下に落ちるといった燃費の悪さや、価格が高めであるため初心者にはハードルが高い。
  6. その他: 夏場の排熱が気になる、高回転域でのトルク不足、ヘッドライトの明るさ不足など、細かい点でも多くの改善が求められている。

以上のような評価が一定数見られます。この情報から、MT-03は都市部や短距離走行には適しているが、長距離や高速走行、快適性を求めるユーザーには不向きである可能性が。また、デザインや機能性、価格についても賛否が分かれる点が多く、購入を検討する際にはこれらの要素をよく考慮する必要があります。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、MT-03に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。


  • ニーグリップがしやすく、運転姿勢が自然に安定する。
  • 320ccでも42psとパワーがあり、低回転性能が良い。
  • 軽量で取り回しも容易。
  • シート高が780mmで足つきが良く、立ちゴケしにくい。
  • 豊富なカスタムパーツが存在する。
  • コスパが高い。
  • ステップが高めでヘアピンでも安心。
  • LEDヘッドランプが明るく、実用性充分。
  • 低速からトルクがあり、振動が少ない。
  • 高速道路でもパワー不足を感じない。
  • 乗り心地が良く、長時間のツーリングに適している。
  • 燃費がまずまず。
  • 価格が手頃で、外観が高価に見える。

 

  • 排気量の割に十分なトルクとパワー
  • 軽量で取り回し易い
  • 街乗りで6000回転でスムーズに走れる
  • 程度良い中古で満足できる価格
  • 燃費が30km以上出る場合もある
  • 街乗り、峠で軽快で楽しい
  • デザインがセクシーで目を引く
  • ハンドルがタンクに接触しないので操作性が良い
  • 2輪免許の最初の一台目、リターンライダーにオススメ
  • バンバン200、PCX、R25と比べても燃費が良い

 

  • 操作がしやすい
  • 姿勢が楽
  • 半年点検を欠かさず頑丈
  • 燃費、パワー、車重のバランスが良い
  • レバーやミラーはカスタムで改善可能
  • 燃費が30km/Lを超える
  • 低回転でもトルクがある
  • 車体が軽く足つきが良い
  • 320ccエンジンで高速道路も十分
  • 風対策をすれば高速も快適
  • 軽い車体でワインディングも楽しい
  • デザインが好み
  • 5000回転から7000回転でエンジンが元気になる
  • 燃費が良い
  • 各人の技量で楽しめる
  • リッター30km以上の燃費

 

  • 乗りやすい、初心者やリターンライダーにおすすめ。
  • 高いトルク性能。
  • 振動が少ない。
  • 曲がりやすく、コーナーリングが楽しい。
  • 明るいヘッドライト。
  • 大きいタンクカバーで大型バイクとも遜色ない。
  • オールマイティな性能。
  • 低回転トルクが向上、低速走行が扱いやすくなった。
  • フェアリングのデザインが堂々として見え、風防性も向上。
  • 中古車が豊富で、価格も手頃。
  • 燃費がそこそこ良い。
  • 社外パーツが豊富でカスタムがしやすい。

 

  • 通勤、下道ツーリングにピッタリ。
  • 低速トルクがあり急な坂も普通に上がれる。
  • 車検の有無で25か03か迷う方には03がオススメ。
  • 維持が金かからなくて楽。
  • 視界がいい。
  • トルクがあるので頻繁にギヤチェンジしなくても良い。
  • リターンライダーに優しい。
  • シート高が780mmで小柄な方にも適している。
  • 足つき性が良い。
  • フロントマスクが個性的。
  • トルクフルで初心者でも扱いやすい。
  • 高速道路もしっかり走ってくれる。

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

MT-03に関する上記レビューを総合的に分析すると、以下のような特長や強みが挙げられます。

  1. バランスの取れた性能: 低回転から高回転まで安定したトルクとパワーがあり、高速道路でも快適に走れる。
  2. 取り回しやすさ: 車体が軽量で、シート高が低めなので、足つき性が良く、初心者やリターンライダーにも扱いやすい。
  3. カスタマイズ性: 豊富な社外パーツが存在し、レバーやミラーなどはカスタムで改善可能。
  4. コストパフォーマンス: 新車・中古車ともに価格が手頃で、維持費も控えめ。燃費もまずまず良く、30km/Lを超える場合もある。
  5. 多目的性: 街乗りからツーリング、峠走行まで楽しめるオールラウンダー。維持も手間がかからず、通勤にも適している。
  6. デザインと実用性: LEDヘッドランプが明るく、風防性も良い。外観が高価に見え、フロントマスクが個性的。
  7. 操作性と快適性: ハンドルとタンクが接触しない設計で、運転姿勢が自然に安定。長時間のツーリングにも適していると評価されている。

総じて、MT-03はバランスの良い性能、取り回しの容易さ、高いカスタマイズ性、優れたコストパフォーマンスを持つバイクという評価が多数見られます。

「後悔」「最高速」「ロングツーリング」「足つき」を重点的に分析

この記事のテーマは「MT-03大解剖:後悔・最高速・ロングツーリング・足つき:メリット・デメリットを検証!」というものです。

テーマの重点項目である「後悔」「最高速」「ロングツーリング」「足つき」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

項目内容

後悔

  • 初心者には価格が高く、クラッチ操作が辛い。

※全般的に、このバイクを買って後悔しているオーナーさんはほぼ見当たりません。

最高速

  • 90km/h以上でハンドル振動が顕著、高速での安定性不足。
  • 高速道路でもパワー不足を感じない。320ccエンジンで高速道路も十分。

※最高速に関する具体的な数値はありませんでした。高速道路でのスピードは満足のいくものだと思いますが、一部、振動などを指摘する声があります。

ロングツーリング

  • シートが固く、1時間後には尻が痛くなる。高速走行では疲労感が強い。
  • 乗り心地が良く、長時間のツーリングに適している。風対策をすれば高速も快適。

※ロングツーリングに関しては個人差が大きいようです。風の当たりがきつい点については複数の人が指摘していますが、対策もあるという声もいっぽうであります。

足つき

  • シート高が780mmで足つきが良く、立ちゴケしにくい。小柄な方にも適している。

※足つき性はシード高だけでは判断できません。シートの形状も大きな要素です。その点、MT-03は、足つき性は良好というレビューが大半です。

レビューサイトの平均評価点のご案内

MT-03が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

※2023年10月10日時点

上記平均評価点の分析結果

各レビューサイトでのMT-03の平均評価点を見ると、全体的に高評価であることが明らかです。具体的には、みんカラと価格コムでは4点以上の評価を得ており、ウェビックでも3.95点と高めの評価を受けています。

みんカラは、カーライフやバイクライフに特化したコミュニティサイトです。利用者は一般的に自分の車やバイクに対する愛着が深い傾向にあり、実際に所有しているか、所有したいと考えているユーザーが多いです。そのため、4.27点という評価は所有者または興味を持つ人たちからの高い評価を反映していると言えます。

価格コムは、商品の比較・購入を目的としたサイトであり、購入前の情報収集に使われることが多いです。4.24点という高評価は、機能や性能、価格帯など総合的に良いと感じるユーザーが多いと解釈できます。

ウェビックは、バイク専門のオンラインショップで、レビューもその製品に特化しています。評価が3.95点とやや低めであることから、専門的な観点や特定の用途において改善点が指摘されている可能性が考えられます。

総じて、MT-03は多くのユーザーから高評価を受けていますが、用途や視点によっては改善の余地もあると考えられます。それでも、どのサイトでも評価は平均以上であり、多くの人々に推奨できるバイクであると言えるでしょう。

ライバル車とその特徴

MT-03のライバル車とその特徴をまとめました。

車名特徴
Kawasaki Z400398㏄。726,000円。ミドルクラスの本格的スーパーネイキッドマシン

⇒⇒レビュー記事

Honda GB350348cc。561,000円。クラシカルテイストのスポーツバイク。

⇒⇒レビュー記事

Suzuki ジクサー250249cc。481,800円。軽快なミドルスポーツネイキッド。

⇒⇒レビュー記事

BMW G310R312cc。740,000円。プレミアムブランドのミドルスポーツネイキッド。

どんな人におすすめ?

MT-03がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物理由・特徴
初心者ライダー取り回しやすく、価格も手頃。教習所からのステップアップに適しています。
コミューター燃費が良く、都市部での走行が多い場合に便利。ストップ&ゴーでも快適に運転できます。
短距離トラベラー乗り心地が良いため、日帰りや短期間のツーリングに適しています。
カフェレーサー好きちょっと手を加えるとカフェレーサースタイルに変身します。たとえば、丸目ライトとカウルを付け、バーエンドミラーに交換など。カマキリからの大変身です。
予算を重視する人高性能ながら価格が手頃で、高いコストパフォーマンスが期待できます。

MT-03に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないYamahaの他の車種があるとしたら、それは何?

思わず目移りしてしまうかもしれないYamahaの他の車種をまとめました。

車名特徴
MT-25
  • 249cc。632,500円。
  • MT-03と同じボディです。排気量以外は同じ。兄弟車と言うよりほぼコピーモデルです。

⇒⇒レビュー記事

YZF-R25
  • 249cc。690,800円。
  • 軽2輪のスーパースポーツモデル。
YZF-R3
  • 320cc。726,000円。
  • スーパースポーツバイク。YZF-R25をベースに排気量を70ccアップしたモデル。

⇒⇒レビュー記事

まとめ

「MT-03大解剖:後悔・最高速・ロングツーリング・足つき:メリット・デメリットを検証!」のテーマで解説してきました。

本記事では、Yamaha MT-03の多角的な評価を行いました。スペックと価格の紹介から始め、否定的なレビューと肯定的なレビューについて分析しました。さらに、「後悔」「最高速」「ロングツーリング」「足つき」などの観点から詳細な検証も行いました。

ライバル車との比較や、MT-03が特に適しているユーザー層についても触れました。また、Yamahaの他の車種にも目を向けることで、より多角的な視点からバイク選びができると思います。

ご覧いただきありがとうございました。

Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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